町の弁護士チョ・ドゥルホ|第19話 あらすじ&感想

町の弁護士チョ・ドゥルホ

【主な登場人物】

チョ・ドゥルホ:弁護士、元検事/パク・シニャン

イ・ウンジョ:クムサン法律事務所の弁護士/カン・ソラ

シン・ジウク:検事、ヨンイルの息子/リュ・スヨン

チャン・ヘギョン:ドゥルホの元妻、クムサン法律事務所の弁護士/パク・ソルミ

シン・ヨンイル:ドゥルホの元上司、ジウクの父、ソウル中央地検検事長/キム・ガプス

チャン・シヌ:クムサン法律事務所代表/カン・シニル

チョン・グンモ:テファグループ会長/チョン・ウォンジュン

ファン・エラ:ドゥルホの事務所の事務長/ファン・ソクチョン

ペ・デス:DS金融社長/パク・ウォンサン

マイケル・チョン:チョン会長の息子/イ・ジェウ

キム・テジョン:クムサン法律事務所の弁護士、シヌの忠実な部下/チョ・ハンチョル
__________

第19話

突然事務所に警察が押しかけ、エラやデスらが逮捕される。
ウンジョから知らせを受けたドゥルホが病室の義父に検事長の攻撃が始まったことを伝える。
部屋を出るドゥルホに、シヌは「用心しろ。ヘギョンやスビンのためにも」と声をかけた。
お。
この言葉はつまりドゥルホに娘と孫を返すという意味だよね。
2人が復縁を希望するなら、父は許すぞと、ね。

検察のデスたちの元へ向かったドゥルホが検事長に会う。
「聴聞会の準備は?」と聞くと、「余計なマネはやめておとなしくしてろ」とヨンイル。
お互いに容赦はしないと宣言し合った。

ジウクがデスたちの逮捕を父の指示なのかと聞きにやってきた。
ヨンイルは無関係であるかのように振る舞い、知らせを受けたから解放しろと命じたところだと答える。
自分の指示ではないと答えた父を全く信用できないジウクは、ついに父に言った。
「ドゥルホに弱みでも握られてますか?」と。
父は弱みなどないと答えたが、ジウクは元家政婦に会って、借名口座のことを聞いたことを伝えた。
口座を借りたことは認めるが、犯罪に使ってはいないと答えた父。
ジウクは「信じたいから説明してほしいんだ」と悲痛な声で叫んだ。

ドゥルホの事務所に何者かが侵入し、盗聴器を仕掛ける。
もちろん検事長の差し金だった。

検事長は密かにある男性と会い、「また仕事を頼む」と依頼した。
なんとその男はカン・イルグを引いたトラック運転手だった!
おおお、やっぱりそうだったのね!!!
事故なのかヨンイルの指示なのか今日まであやふやなままでした。

デスたちが無事釈放されたが、ドゥルホはこれ以上みんなを巻き込みたくないからと事務所を出て行くと言い出した。
デスもエラもウンジョも認めないと怒る。

ヨンイルが検事総長になる前に何としてでも倒さねば。
ドゥルホたちが事務所で作戦会議を立てるが、その内容はすべて盗聴器から筒抜け。
元家政婦を聴聞会まで見つからないよう安全な場所に隠しておくはずが、そこへヨンイルの使いが現れ、あっさり奪われてしまう。
この女性もヨンイルには恩があるから、証言することそのものをためらってはいたんですよね。

尾行もなく、携帯は電源を切っていたので追跡されるはずもないのに、なぜ場所がバレたのだろう?
ピンと来たドゥルホは平然を装ったまま盗聴器を探し、デスクの裏にあったそれを外した。

シヌに弁護士法違反の罪で実刑判決が下った。
覚悟の上ではあるが、さすがに落胆の色は隠せない。
心配するヘギョンとドゥルホに「大丈夫だ」と力なく笑って見せた。

裏帳簿だけではヨンイルを倒せない。
借名口座を証言してくれるはずだった元家政婦は連れ去られた。
聴聞会の日までに決定的な証拠を見つけなくては。

ドゥルホがチョン会長の病室を訪れる。
会長は目を開けたまま、じっと天上を見つめ、ドゥルホが何を言ってもまるで反応がない。
悔しくないですか?
情けなくないですか?
悔しければ、立ち上がって「私はまだ健在だ」と言ってください。
ドゥルホは寝たきりの会長にそう怒鳴った。

亡くなる直前のイルグがドゥルホに手渡した鍵。
ドゥルホはこの鍵がどこの鍵なのか今もなお分からずにいた。

そんな中、スビンからの電話でスビンが習い事で毎日忙しいという話を聞き、ふとイルグが予備校に通っていると話してくれたことを思い出したドゥルホ。
早速イルグが通っていた予備校を訪れる。

ロッカーを見て回っていると、「カン・イルグ」と書かれた鍵付きのロッカーを発見。
持っていた鍵で開けることができた。
そこにあったUSBを持ち帰り、映像を見たドゥルホは激しく動揺し、怒りに震えた。

そこへヨンイルからドゥルホに電話。
気持ちを鎮めようと努力しながら話をする。
ヨンイルは明日の聴聞会での証人を辞退するなら、チャン代表の罪を軽減してやると取引を持ちかけてきた。
当然断ったドゥルホ。
そして、イルグの話を切り出した。
「イルグのことで話すことはないですか?何か思い当たることがあるでしょう?」と言うと、ヨンイルの顔色が明らかに変わった。
会おうと提案してきたヨンイル。
例の男に電話し、「今日だ、準備しろ」と命じてました。
ドゥルホを今日殺せという意味ですね(TωT)

エラやデスたちが屋台で飲んでいて、ドゥルホにも早く来るようにと電話をかけてきた。
ドゥルホは「今まで助けてくれてありがとう」とお礼を言う。
「遠くへ行く人みたいだ」と笑われる。
死をも覚悟してる様子のドゥルホです。

ヘギョンにも電話。
「絶対弱気になるなよ」とヘギョンに言い、スビンとは遊園地に行く約束をする。

待ち合わせ場所は船の上。
ドゥルホが検事長を待っていると、ウェイター姿の男が突然ナイフで腹を刺し、ドゥルホは血を流したまま船から落ちた。
ドゥルホはこの男があの日イルグをひいたトラック運転手だと気づきました!

男からドゥルホを始末したという報告を受け、もう何も恐れるものはないと、喜びが体の奥底から湧き上がってくるような笑顔になるヨンイルだった。

ついに迎えた聴聞会の日。
時間になっても証人席にドゥルホの姿はない。

ヨンイルは噂されているようなチョン会長からの賄賂ももらっていないし、不正に関わったことも一切ないと潔白を主張した。

そこへドゥルホが入ってきた。
死んだはずのドゥルホの登場に驚くヨンイル。

あー、良かった。
来ないかと思って心配したよ(TωT)
死んじゃうはずはないと分かってはいたけれど、ここへ来れないほど重傷だったらどうしようかとドキドキでした。
ちなみに、ドゥルホは海に落ちたあと、ケガをしながらも自力で海から脱出してました。

シン検事総長候補とテファの癒着を証明できるかと聞かれ、ドゥルホはチョン会長の収賄者リストを見せた。
スクリーンに映し出されたリストにある3人の人間が何度もお金をもらっていることを指摘。
ドゥルホはこの3人がシン候補に名義を貸した人物だと訴えた。

が、当然のことながらヨンイルはこれを否定。
すると、ドゥルホは委員長にもう1人承認を申請すると申し出た。
委員長の権限で許可され、中に入ってきた人物を見て、誰もが驚いた。
なんとそれは車椅子に乗ったチョン会長だったのだ。

話すこともできず、まるで意志のない人間のようにさえ見える会長。
が、ドゥルホは医師の所見書を提示し、話すことができないだけで、精神状態に問題はないことを伝えた。
代理人として証言を手伝うことを許可されたドゥルホ。
実はドゥルホが会長の病室で怒鳴ったあの日、会長がまばたきで意志を伝えてきたことをドゥルホは見逃さなかったのです。

「はい」はまばたき1回。
「いいえ」はまばたき複数回。

ドゥルホが賄賂をシン候補に渡したか聞くと、会長はまばたきを1回だけした。
ヨンイルが反論し、すべて偽証だと訴えると、会長は何度もまばたきをして見せた。

ドゥルホが会長の息子マイケルの放火殺人について聞く。
交通事故を起こし、ひき殺したホームレスの遺体を燃やしたことの隠蔽をシン候補に頼み、謝礼として10億ウォンを渡したことを認めますか?
すると、会長はまばたきを1回だけした。
ざわつく会場。

ドゥルホは当時検事だった自分は、そのときシン候補から事件の隠蔽を命令され、控訴を取り消し、真実を闇に葬ったと語った。

デタラメだとヨンイル。

ドゥルホはある証拠映像を提出した。
それはシヌがドゥルホに渡してくれたもの。
かつてクムサンに奪われた監視カメラの映像だった。

マイケルがトランクから遺体を運び出す様子がスクリーンに映し出された。
チョン会長もそれをじっと見つめていました。

「賄賂をもらったシン候補は任命状ではなく、逮捕状をもらうべきだと私は主張します」と声高らかにドゥルホは訴えた。

「これは私を陥れるための陰謀です」と主張するヨンイル。

すると、ドゥルホは「ボーナス映像をごらんにいれます」と言い、新たな映像を映し出した。

そう、イルグのロッカーにあった映像だった。

チョン会長とヨンイルがイルグのことで話し合っている。
イルグが毎日のように金を要求してくることや、マスコミに暴露すると脅してくることを愚痴る会長。
すると、ヨンイルが「交通事故で消します」と提案した。
会長は見返りとして10億ウォンを渡すと約束した。

決定的な証拠を突きつけられ、ヨンイルもあまりの衝撃に口を開けたまま呆然とするばかり。

ドゥルホは高く突き上げた親指を一気に下に向けて見せた。

第19話の感想

決定的な証拠。
さすがのヨンイルももはや言い逃れはできないでしょう。
1%の可能性でもいいから父を信じようと、自分をだましだまし父に協力してきたジウクもまたKOを食らったような表情で呆然としていました。

会長とシヌを裏切ったヨンイルは、逆にこの2人によってどん底に突き落とされちゃいました。
罪は隠しきれないってことですね。
マイケルの罪も同時に立証されたけど、これが最終回じゃないというのが気になります。
あと1話。
まさか自暴自棄になったヨンイルがさらにドゥルホを攻撃してきたりするのかな。
ドゥルホを殺したりしないよね。

怖いから早く続きを見ることにします。
ではでは。
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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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