元カレは天才詐欺師~38師機動隊~
【主な登場人物】
ヤン・ジョンド:天才詐欺師/ソ・イングク
ペク・ソンイル:市庁税金徴収3課課長/マ・ドンソク
チョン・ソンヒ:ソンイルの部下/スヨン(少女時代)
ノ・バンシル:38師機動隊、財布/ソン・オクスク
チャン・ハクチュ:38師機動隊、飛ばし/ホ・ジェホ
チョン・ジャワン:38師機動隊、キーボード/コ・ギュピル
チョ・ミジュ:38師機動隊、花/イ・ソンビン
チョン・ガプス:市長/アン・ネサン
サ・ジェソン・刑事/チョン・インギ
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第2話
ソンイルが友達と飲みながら詐欺被害について語る。
手口が巧妙だったのだとソンイルは言うが、友達は簡単に引っかかったソンイルを面白そうにからかっていた。
友達はパク・ドクペという強力班の刑事だ。
ドクペは最近の詐欺事件は市庁の公務員を狙っているのかもと言い、捕まえてやろうかとも言ってくれた。
相手の電話番号を教えるソンイル。
ジョンドが刑務所へ面会に行く。
相手はジョンドの父らしい。
父はジョンドを見ようともせず、目を伏せたまま、生気のない顔をしていた。
話せないわけではないらしいが、一言も言葉を発しない。
刑事のジェソンがジョンドを呼び出す。
2人の会話から、ジェソンがジョンド父の後輩であることが分かりました。
ジョンド父は口数の多い人だったらしいです。
何があったのかしらね。
ちなみに、ジョンドを逮捕したのもジェソンのようです。
ジェソンはわざわざ1人の犯罪者がジョンドの目の前で逮捕される現場を見せながら、「また詐欺を働いたら終わりだぞ」とジョンドに苦言を呈してました。
捕まった男は妻の手術費用を工面するため、お金持ちの家で盗みを働いたんですって。
同情はするけれど、見逃したりは絶対にしない。
だからこそジョンドのことも捕まえたのだと言ってました。
ジョンドが刑務所行きになった背景には何があるのかしら?
まだまだ奥が深そうで楽しみです。
チョ・サンジンという男が税金徴収課へやってきた。
彼もかつては市庁にいたようで、現在は税理事務所の所長をしている様子。
何やらクセモノの臭いがします。
彼はソンイルがジンソンを殴った件を解決する方法があると言い、ソンイルを連れ出した。
行ってみると、そこにいたのはジンソン当人。
ジンソンは笑顔で車のキーを差し出し、「先日の件は忘れましょう」と言ってきた。
この状況の意味を察したソンイルは帰ろうとしたが、サンジンが必死で引き留める。
局長には話をつけてあるから、マ社長に協力しよう、と。
サンジンは税金など大物から取らずに、貧乏人から取ればいいという考えの人。
そうやって裏金や脱税の手伝いをして私腹を肥やしているようです。
最低野郎め!
「貧乏人に払わせろ。それが彼らの宿命だ」と言ったサンジンに、「彼らの宿命を決めるのは先輩じゃない」と言い放ち、ソンイルは帰って行った。
刑事のドクペから呼び出され、ソンイルは怖そうな輩で溢れる事務所に連れて行かれた。
奥からますます怖そうな男が出てきて、凄みを利かす。
2人しかいないこちらは断然不利だと思われたわけですが、乱闘シーンが音だけ聞こえて、次のシーンになったら、その強面連中がぼこぼこに殴られた顔になってました。
ドクペ最強(笑)
彼らはドクペに不正に流通する携帯電話の情報を提供した。
ミジュに車を数台用意させたジョンド。
目的については語らなかった。
輩から聞いた情報を元にある肉の加工所を訪ねたソンイル。
キム社長からの紹介だと言うと、奥に案内された。
刑事だと名乗り、情報提供を求めるが、向こうからの質問に敬語で答えるソンイルを偽刑事だと見破り、あざ笑う連中。
すると、ジンソクのとき同様、突然怒りのスイッチが入ったソンイルが連中に激怒。
「公務員を甘く見るな」とイスを持ち上げ、襲いかかってきた。
その迫力に恐れをなした男たちは携帯電話の情報を暴露した。
無事情報を持ち帰ったソンイルは、その武勇伝をドクペに語る。
だいぶ話を盛ってました(笑)
ドクペが捜査の中で、人物情報が書かれたファイルを見つけたと言う。
ジョンドがコンビニである兄妹を目にする。
妹にだけカップラーメンを食べさせ、自分は我慢している様子の兄。
兄へのラーメンとお菓子を買ってやったジョンドです。
ジョンドの次の標的は、さっきも登場したチョ・サンジンだった。
弱者には威張り、強者にはへりくだる、まさに最低な男。
部下にはパワハラ、セクハラやりたい放題だ。
そこへ国税庁から来たと偽り、ジョンドがやってきた。
賄賂をもらって脱税に協力していることを指摘すると、慣例だと答えたサンジン。
ジョンドは「巨額の賄賂を独占してるのに見逃せると思いますか?」と言いつつ、「先輩、慣例はほかにもありますよね?」とにやついて見せた。
若い芽に水を下さいよ、と。
ジョンドの要求を理解したサンジンは、「おまえも悪じゃのう」的な顔で「小遣いをやろう」と答える。
ドクペから「ヤツの居場所が分かった」とソンイルに電話が入る。
教えられた場所へ向かい、辺りをキョロキョロしていると、サンジンへの詐欺の仕事を終えたジョンドにぶつかった。
中古車の詐欺に遭ったあの日、「火を貸してくれ」と言ってきた男だと気付いたソンイル。
こいつだったのか!
ソンイルがそう思った瞬間、ジョンドはにやりと笑い、一目散に逃げ出した。
ソンイルも追いかけるが、その差は広がるばかり。
ジョンドは停めてあった車に乗り、行ってしまったが、そこへドクペが到着し、ソンイルを乗せて、ジョンドの車を追いかけた。
激しい逃走劇が始まる。
途中、ジョンドは別の車に乗り換えたりしながら逃走したが、最終的にはドクペに追い込まれ、壁に激突。
逮捕されてしまった。
ジョンドは出所してまだ1週間だと訴え、ジンソクが滞納している税金の金額を聞いてきた。
60億だと刑事が答えると、任せてくれれば一発で解決できるとソンイルに言った。
ここで1課のペク・ソンイルの方と間違えたことをドクペに指摘されてました。
ソンイルが市庁に入ると、なぜか雰囲気が妙だった。
1課のペク課長のところにソンイルが賄賂をもらって滞納者を逃したというタレコミがあったらしい。
当然ソンイルはそんなものをもらったりしていない。
アン局長から呼び出しがあり、駆けつけると局長はゴルフ中だった。
ソンイルはジンソクの仕業だと訴えるが、局長は「最低でも停職処分、ともすれば逮捕だ」と言う。
そして、謝る相手が違うとも言った。
謝る相手が違う?
視線の先にいたのはなんとジンソクだった。
「またコネか」と呆れるソンイル。
局長はミンシク先輩があんなことになったのは、頑固すぎたからだと言った。
ミンシク先輩とは、自殺した先輩公務員のこと。
ソンイルは「同じ手を?」局長に言い、結局謝ることなく帰って行った。
3課の人間が滞納者宅へ行く。
日々の食事も満足に取れていないような貧しい家だ。
ジンソクのように贅沢な暮らしをしながら脱税している人間は守られ、力のない貧乏人は容赦なく吸い上げられる。
ソンイルはソンヒに「法はむごいな。俺たちも同類だよな」と世の中の矛盾を嘆いた。
ソンヒはこの家の女の子におこづかいを握らせていました。
ジョンドが「ジンソクを騙してみせる。刑務所行きはご勘弁を」と訴える。
「本当にできるのか?」とソンイルが聞くと、ジョンドは「協力してくれれば、簡単なことだ」と答えた。
第2話の感想
ジンソクのような人間がのうのうと税金から逃れ、貧しい者だけが苦しめられている世の中。
周りは強い者に弱く、弱い者には強い連中だらけ。
ソンイルはそんな現実に直面するごとに、ジンソクに滞納金を払わせてやるというジョンドの言葉が頭の中で甦っていました。
恐らくソンイルはジョンドを頼るという選択をするのでしょう。
彼が詐欺師だということが分かった上で。
それでもなお。
ジョンドがどんな手を使って、あの強敵からカネを騙し取るのかめちゃめちゃ興味津々です。
ではでは。
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