第29話 ファンソの危機の始まり
ソル会長にウンソンを紹介するチャン会長。
父と高校時代の同級生だった人だから、父親同然に思えと言うチャン会長。
ソル会長は会社を攻撃していることなどおくびにも出さず「おめでとう」とにこやかに握手を交わす。
そして、息子を紹介したいと言って、ドヒョンを部屋に招き入れる。
仲良くしなさいと言うチャン会長に、実はもう親しい間柄なのだと言うドヒョン。
ドヒョンはウンソンとルームメイトであることを2人に話す。
ルームメイト?
では、ドヒョンが心を奪われた男性とはウンソンのことだったのか?
息子2人の心を奪ったウンソンを憮然とした顔で見つめるソル会長。
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冊封式に欠席したのは、チョンラン母子だけでなくラゴンもだった。
当然激怒するチャン会長。
ラゴンを探すように指示を出す。
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ユンチャンに、ウンソンがそんなに大事かと聞くソル会長。
「決定的な状況で俺とウンソンのどちらかを選ぶことになったら、どうする?答えろ。まさかおまえ・・・」
ユンチャンは、「ほかのことはともかくウンソンには手を出せません」と言う。
「俺に背を向けるのか?後悔しないな?」と、なおも迫る会長。
ユンチャンは「お許しください」と頭を下げて、その場を立ち去る。
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仕事を覚えているウンソンをそっと見ているユンチャン。
心に思う。
初めて会ったときからおまえを愛していた。
それはすべてを捨てられるという意味だ。
おまえはそんな存在だ。
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ラヒがドヒョンに腕を絡ませてくる。
それをそっとはずすドヒョン。
そして、「恋人ならスキンシップもしたくなるはずなのに、ラヒさんにはそういう気持ちにならない」と正直な気持ちを話す。
「付き合えば、悩みが消えると思った」と言うドヒョンに、悩みとは何なのか聞くラヒ。
それについては答えなかったが、好きな女性はいないと言うドヒョン。
でも、ラヒは誰かがいる気がすると感じていた。
さすが女の勘は鋭いわ(笑)
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寮の部屋でラヒの話をするドヒョン。
ラヒを怒らせたのはおまえのせいだと文句を言う。
「僕は女性が好きなのに、おまえといて変になった」と言うドヒョンは、自分の感情をどう理解すべきなのか混乱しまくっていた。
そんなドヒョンに「解決してやるよ」と答えるウンソン。
短くて1日、長くて2日ですっきりさせてやるから待ってろ、と。
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冊封式に出なかったラゴンたち3人に激怒している会長。
チョンラン母子は、牡蛎にあたったのだと言い、お手伝いさんを謝らせる。
自分たちは点滴をし、ラゴンは救命救急室に運ばれたと大嘘をつく。
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チョンランはソル会長に助けを求める。
会長はウンソンについてはよく知らないので何とも言えないが、チャン会長が急いでいる理由は知っていると話し始める。
経営権を狙われていて、ファンソは危険な状況だと知るチョンラン。
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ドヒョンのことで聞きたいことがあると言ってウンソンを呼び出したラヒ。
ラヒはウンソンとドヒョンに、ルームメイト以上の何かがあることを感じ取っていた。
「ドヒョンさんを惑わせないで」と言うラヒ。
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沈んだ顔をしているウンソンの元へユンチャンがやってくる。
ウンソンはいざ秘密を打ち明けるとなると不安だと言う。
でも、もう延ばせないから言わなくちゃ。
ユンチャンは手を広げ、そこにウンソンの手を置かせる。
ユンチャンのおっきな手の上に置かれたウンソンの手はまるで子どもの手のように小さい。
ユンチャンはウンソンの手を握り、「チケットだ。目には見えないが3枚受け取ったと思え」と言う。
辛いとき、誰かが必要なとき、そして怖いと感じたときは俺を呼べ。
何も聞かずにおまえのためにできることをする。
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経営権が危ういことをラゴンに知らせるチョンラン。
だから、後継者を急いで決めたのかと納得する。
覚書の存在。
チャン会長に目をつけられている現状。
これらを何とかするためには、ラゴンがおじいさまを思うフリで経営について探りを入れるのがいいのではと考えるチョンラン母子。
すると、ラゴンは言う。
各色掌になれるか考えてみたが、死んでも嫌だ。
ウンソンの味方をするなら、おじいさまの敵に回る。
ファンソを崩すのも辞さない。
トップがウンソンなら倒産した方がマシだ。
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おじいさまに明日真実を話すと母、姉に宣言するウンソン。
ここまで来たら、僕の能力を認めてくれるよ。
母も「賛成よ」と言ってくれる。
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ラゴンはウンソンから資格を奪うと言う。
そして、ファンソの危機を世間に知らせ、ウンソンを困らせようと企む。
さすがのチョンラン母子も息子の暴走に困った顔。
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ハミョンは、「ドヒョンの前で女性になれるのは幸せなことです」と言う。
女性に戻ったら、世界一きれいなドレスを着て、愛する男性と踊ってください。
その言葉を聞いて、ドヒョンからパーティに招待されたことを思い出すウンソン。
「ドレスを着ていけますね」と言うハミョン。
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ユンチャンにファンソの危機をマスコミに流すよう依頼するラゴン。
ユンチャンが「男らしくないじゃないか」と言うと、「人生がかかってる。簡単には引けません」と答える。
ファンソから手を引いたことを告げると、「なぜです?もしかしてウンソンの味方を?」と聞いてくるラゴン。
答えないユンチャン。
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夜中にキム秘書が訪ねてきて、ファンソの危機を知らせる記事が出たことを会長に知らせる。
「誰が仕掛けてるんだ!」と声を荒らげるチャン会長。
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会長がウンソンを呼び、こう話す。
初めて会ったときから、いつか私を助けてくれる存在になると感じていた。
後継者争いをさせたが、おまえの人柄を信じていた。
家族を思いやる姿を見て、その人間性が分かったと。
「僕はどうすればいいですか」と聞くウンソン。
「私の株式を譲渡する。ファンソを守ってくれ。おまえがファンソの希望だ」とウンソンの手を握るチャン会長。
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ユンチャンはウンソンが秘密を打ち明けたのかどうかが心配でたまらない。
そこへウンソンがやってきて、早速チケットを使いたいと言う。
ウンソンは記事をリークした人間をユンチャンに調べてもらう。
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会長がウンソンに株を譲渡すれば、ウンソンはファンソの筆頭株主になる。
そして、母親であるヒョソンは管理会計として最高の地位を与えられる。
「鯉のカギもお渡しします」と言うキム秘書と弁護士。
が、カギを返せと言われたチョンランの怒りは収まらない。
恐ろしい剣幕でわがままをがなり立て、秘書たちを困らせる。
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母が本妻の座を取り戻すことになり、喜ぶウンソンたち。
が、女性であることを打ち明けるのはどう考えても先送りしなくてはならない。
まずは、おじいさまを助けると言うウンソン。
そこへユンチャンがやってきて、リークした犯人がラゴンだと告げる。
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家に帰りラゴン、チョンラン、チョンラン母に話があると言うウンソン。
リークしたのがラゴンなのか確認する。
3人組は相変わらず自分たちの罪を認めず、陥れるつもりかと逆ギレし、ウンソンに水まで浴びせかける始末。
そこへヒョソンが登場し、一緒に来た会社の人間に「会長にすべてをお伝えして」と言う。
ウンソンはついに覚書の履行を宣言する。
ここまでするつもりはなかったが、意図的にファンソに害を及ぼしたラゴンたちを待令熟手としてこのままこの家に置いておくことはできない。
ヒョソンも「今までは真実を言える人がいなくて、ウソを言い張ってたわね。今はウンソンがトップよ。すべての悪事が明らかになるわ」と言う。
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ウンソンがドレスを着てパーティに行く日も近いのか?と思われましたが、やはりそうトントン拍子に事は運びませんでした。
ドヒョンも心のもやもやが解決するチャンスだったのに。
残念(笑)
ソル会長は息子たちの心を奪った魔性の男ウンソンへの腹立たしさを込め、さらに強い圧力をかけてきそうです。
記事をリークしたのがラゴンだと知ったら、チャン会長は怒りとともに悲しみを覚えるでしょうね。
そして、それを教えたのがソル会長だと知ったら。
チャン会長の心労をお察しいたします(TωT)
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