第46話 発酵場襲撃
チョンヨン館で醤油を味見するハナ。
これは発酵場の醤油に柳の枝を入れておいたもの。
味も香りもさっぱりしていて、渋みもないと満足気なハナ。
そこへ課長たちが待令熟手!と言いながら駆け寄ってくる。
戻ってきてくれたことに感無量の様子。
彼らは1年前、事実を知ってもなおウンソンを助けようとしたらしい。
無一文で追い出されたのに、逆境に打ち勝ち、こうして戻ってきたハナを誇らしく思っている2人。
ファンソを守るジャンヌ・ダルクのようだと話す。
課長たちはキム秘書にも知らせ、キム秘書も急いでハナに会いに来る。
万感の思いがこみ上げ、涙ぐむ2人。
キム秘書はチャン会長にウンソン待令熟手が戻ったことを伝える。
女性となり、再起をかけて奮闘していると嬉しそうに伝えたが、チャン会長の怒りは1年前のままだった。
やはり女性でありながら待令熟手になったことは先祖への裏切り行為であり、チャン会長には到底許すことのできない事実のようです。
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ハナはこの醤油をカメに入れて発売してはどうかと提案する。
早速ラゴンと打ち合わせするが、ラゴンは高価なカメに入れて売り出すなんて絶対にダメだと言う。
今後はJH食品の申し出にはすべてNOを突きつけるつもりのラゴン。
帰り際、今度はチョンランがやってきて、ハナを攻撃する。
チョンヨン館はラゴンの縄張りなので、ウンソンにうろうろされるのがイヤなのだ。
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ハナはユンチャンに、ラゴンは妨害するし、チョンランは出入りを嫌がるので、直接ドヒョンに決済を受けると言う。
それにより、ハナとドヒョンは毎日のように顔を合わせることになる。
ラゴンも加わろうとするが、ラゴンがいると仕事に支障を来すので、最終決済は僕がすると言うドヒョン。
チョンランは自分の行為がラヒの足を引っ張ることになってしまい大慌て。
ラヒにさんざん文句を言われ、立つ瀬がない。
ホントに浅はかなのよね、チョンランって。
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ラヒは最終兵器のソル会長にハナとドヒョンが毎日会うことになったと報告する。
何としてでも2人を会わせたくないラヒです。
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ハナとの打ち合わせ中、ドヒョンは事務的な態度でそっけないハナに文句を言う。
どうしてそんなに冷静なんだ?と。
答える前にこちらからも聞きます。
副会長も同じでは?とハナ。
寮にいたあなたは別人でしょう?
今はラヒと結婚している。
環境に合わせて気持ちも変化したのでは?
時と環境が変われば人も変わる。
今はウンソンではなくハナです。
副会長と同じように私も変わりました。
そう淡々と言い切るハナにドヒョンは涙ぐみ何も言えない。
部屋を出ると、そこには大きく掲げられたSSグループのマーク。
ハナはそれを見ながら、決意を新たにしたような表情で歩き出す。
部屋に残っていたドヒョンは、たった今、ハナに言われた言葉を噛みしめる。
そして、自分の正直な気持ちを伝えようと、ハナを追いかけた。
ドヒョンは言う。
確かに状況が変わった。
僕は副会長になり結婚もした。
でも、おまえは昔のままだ。
見た目が変わっても死ぬほど会いたかったウンソンに変わりはない。
ハナの腕をつかみ、ウンソンへの熱い思いをぶつけるドヒョン。
が、ハナはその手を振り払い、冷めた表情のまま、どう答えればいいですか?と言う。
ありがとう?
もしくは、諦めてと言いましょうか?
ドヒョンはどこまでも冷淡なハナがどうしても理解できない。
ハナは言う。
あなたが覚えてるのは男の格好をしたルームメイトのウンソンです。
でも、私はハナ。
あなたが好きだと言っているのは、今の私ではありません。
混乱してるようなので早く解決をと言い、去って行くハナだった。
ドヒョンは切なくて涙を流す。
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チョンランの家へ弁護士を連れてやってきたウン室長。
ハナがダイチョンインターナショナルという会社の共同代表にもなっていることを伝える。
チョンランはハナに脅迫メールを送っていたようで、それらを法律違反、脅迫罪で訴えることができると言う弁護士。
さらに、ウン室長は恐ろしい言葉を口にする。
前科2犯になりますよと。
チョンランは20年以上隠し通してきた過去の汚点を指摘され、度肝を抜かれたかのような表情。
また刑務所に行きたくなければ、ハナ代表と関わらないでくださいと言うウン室長。
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ラヒがハナに条件は何なのかと聞く。
ドヒョンから離れてくれるなら何でも協力すると言うラヒ。
焦っているラヒを見ながら、ラヒに女だと見破られたときのことを思い出すハナ。
あのときはハナがラヒにすがる方の立場だった。
でも、なぜ焦るのか。
愛し合って結婚した夫婦なら、直接夫に言えばいいと言うハナに、
当然愛し合って結婚したと見栄を張るラヒ。
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弁護士がソル会長の遺言状を持ってユンチャンの元を訪れる。
そこにはドヒョンと同等に相続と書かれていた。
さらに、1年前から養子縁組の準備もしていたとのこと。
養子になれば、SSの株をドヒョンと同等に保有できると聞き、何やら企んでいるような表情のユンチャンだった。
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ラゴンはハナが戻ってきて以来、すっかり疲れ切っている。
見かねたチョンラン母子は、ラゴンを後ろ盾のある良家の娘と早く結婚させようと考える。
でも、お見合いをしたり、デートをしたりする時間的余裕はゼロ。
だったら、手っ取り早く知ってる娘とくっつけようとひらめくチョンラン母。
ちょうどいい娘がいるではないか。
そう、狙ったのはドウンだった。
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ラヒとドヒョンが愛のある結婚をしたかどうかについてハナは母、姉と話をする。
ハミョンは、絶対に汚い手を使ったに決まっていると言う。
そもそもラヒは血縁関係もないのに、チャン家の孫を名乗っていることからして間違っている。
何かを隠しているのだとしたら、それはすぐにばれると言うハナ。
隠し通せるものなどないのだからと、まるで自分自身に言っているかのような言葉を使っていました。
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ラゴンが、悪そうな男にJHの発酵場のカメを割るように依頼している。
発売を阻止したいソル会長からの指示だった。
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カメのまま発売することの効果についてドヒョンに説明するハナ。
ドヒョンは仕事の話もそこそこに、前回のハナの言葉を受け、自分も変わると宣言する。
そのくせ、良かったと答えたハナに憤慨するドヒョン。
そこへウン室長が来て発酵場に怪しい人間が来たことを伝える。
会議の途中だったが、急いで発酵場へ向かうハナ。
事情を聞いたドヒョンはすぐにラゴンを呼び出す。
すると、ソル会長に醤油の発売を止めるように指示されたと言う。
契約した以上、法的には不可能なので、違法な手段で止めるつもりだと平然と答えるラゴン。
ドヒョンはヨンホに発酵場の場所を調べさせる。
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夜になり、ハナが1人で発酵場にいると、ラゴンの指示でやってきた暴力グループがカメを割り始めた。
慌てて駆け寄ったハナはよろけて、ケガをしてしまう。
そこへやってきたドヒョン。
男たちはそれがSSの副会長だと気づき、慌てて逃げる。
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ラゴンからドヒョンがハナを助けるために飛んでいったと聞かされたラヒは、急いで発酵場へ向かう。
ユンチャンも秘書から発酵場のことを聞き、慌てて向かう。
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ハナのケガの手当をするドヒョン。
応援が来るまでここを守るというハナの姿に、以前のウンソンと変わっていないと言うドヒョン。
状況が変わって僕も変わろうと努力したが、助けようとしてここへ来てしまった。
ウンソンでもハナでも僕の気持ちは変わらない。
溢れる思いをハナにぶつけるドヒョン。
見つめ合う2人・・・。
ハナの心は揺れたのか?
そこへラヒが到着する。
続いて、ユンチャンも到着。
ユンチャンはそこにドヒョンがいたことに驚き、憮然とした表情になる。
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ドヒョンは妻帯者であるという立場を完全に忘れているようです。
さすがにラヒが気の毒にも思えてくるけれど、ドヒョンを罠にはめて結婚したんだから、仕方がないですよね。
隠し事があるから、堂々としていられない。
本当は女だということを隠していたハナには、ばらされたくなくて必死にあがくラヒがかつての自分と重なるようです。
ラヒがどうしても隠したい秘密は何なのか。
ハナが知る日も近そうです。
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