第52話 ハナVSソル会長
ソル会長のテレビインタビューが始まる。
ファンソ醤油売却の理由や、福祉事業強化についての話などをした模様。
が、その番組に次のゲストとして、ファンソ再生基金主幹事の市民団体代表が登場する。
ハナだった。
ハナの登場に人の良さそうな笑顔を浮かべていたソル会長の顔色がみるみる険しくなる。
ハナは、ファンソ売却を反対する理由を具体的なデータとともに説明。
優秀な社長を選び、会社を再建すべきだと主張したハナの言葉は視聴者の心をつかみ、同時に、ソル会長の裏の顔が国民の知るところとなる。
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ソル会長はハナが社長になるのを阻止するようドヒョンに指示する。
ドヒョンはユンチャンの元を訪れる。
そして、何が狙いだ?と質問する。
ハナと手を組んでSSを攻撃する気か?
ハナがSSを攻撃する理由は分かるが、なぜユンチャンが父を攻撃するのかが分からないと言うドヒョン。
ユンチャンが答える。
裕福なおまえには経験がないかもしれないが、人生には解けない疑問もある。
おまえも答えのない問題に悩んでみろ。
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ドヒョンがハナに選考会のことで頼みがあると言う。
ソル会長が立候補をやめさせろと?とハナ。
そして、聞く前にお断りですと言い、部屋を出る。
駐車場で車に乗り込もうとしていたハナを強引に自分の車に乗せるドヒョン。
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なかなか戻ってこないハナを心配するユンチャンとウン室長。
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ドヒョンはハナを別荘に連れてきて、選考会が終わるまで出さないと言う。
こんなのは間違っていると言うハナ。
ドヒョンもそれは分かっていると言う。
そして、ハナをウンソンと呼ぶ。
お願いだ、行くな。
今日だけでいい。
僕の話を聞いてくれ。
SSグループの副会長ではなく、ルームメイトとして接してほしい。
今日だけ、前みたいに。
お願いだ、ウンソン。
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ハナの運転手から、ハナがドヒョンに連れて行かれたことを聞くウン室長とユンチャン。
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ドヒョンはハナに立候補を諦めてくれと頼む。
ハナは、私とあなたは無関係だと言う。
僕は愛してた。
同じ気持ちだったはず。
ハナの手を握り、こう続ける。
男のフリをしていたおまえが危険を顧みず、ドレスを着て僕の前に現れた。
あの夜、一緒に踊り、2人とも同じ気持ちを感じた。
愛だ。
僕たちは十分傷ついた。
これ以上傷つけたくない。
ハナ、父さんと対立するな。
が、ハナはすっと立ち上がり、私には通用しません。
無駄ですと言い、部屋を出て行こうとする。
ハナを後ろから抱きしめるドヒョン。
おまえを愛してる。
一度も忘れたことはなかった。
行くな。
これ以上父さんとの対立が深まれば、おまえを守れなくなってしまう。
お願いだ。
おまえに傷ついてほしくない。
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ハナがドヒョンの別荘にいることを突き止め、急いでそちらへ向かうユンチャン。
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私はあなたのように感傷的になれませんとハナ。
1年前は好きだったとしても今は違います。
そこへユンチャンが到着し、行こうとハナの手を取る。
その手を制し、離せとドヒョン。
にらみ合い、まさに一触即発の2人。
すると、ハナがドヒョンに話は終わったと言う。
ハナはドヒョンが呼ぶ声を無視し、ユンチャンと一緒に帰っていく。
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ユンチャンにドヒョンから立候補を止められたことを伝えるハナ。
もしかして心が揺れているのか?とユンチャン。
いいえ。
計画を変えるつもりはないときっぱり答えるハナ。
そして、ソル会長がこちらの動向をあれこれ想定しているはずだから先手を打とうと言う。
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部屋に帰り、別荘でのことを思い出すハナ。
ユンチャンとドヒョンはお互いに相手への敵対心をより一層強めていた。
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ソル会長にダイチョン社の存在を知らせろとウン室長に指示するユンチャン。
ハン代表のこともばれてしまいますよと答えるウン室長。
すべてはハナを守るためだと言うユンチャン。
俺が前面に出る。
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敵対勢力の存在を知るソル会長。
23のペーパーカンパニーが株を買い占めていると報告する秘書。
操っている会社が自ら株式所有の通知をしてきたと言う。
差出人はインベストPHS。
PHS?と首をかしげるソル会長に、パク・ヒソンの頭文字だと言う秘書。
パク・ヒソン?と青ざめた顔になるソル会長。
秘書はさらにそのPHSの親会社であるダイチョンの代表がユンチャンだと告げる。
衝撃の事実にショックを隠しきれないソル会長。
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パク・ヒソンというのはユンチャンの母の名前。
ユンチャンは自分とソル会長との関係も明らかにしようとしていた。
ユンチャンに会いに来るソル会長。
ユンチャンは聞く。
あなたは私にとって会長ですか?
養父ですか?
それとも、実父ですか?
答えられないでしょう。
会長はユンチャンの母を愛していたと言い、でも、ユンチャンの存在を知ったときにはすでに家庭があり、それを壊すことができなかったのだと言う。
ユンチャンは言う。
数千回も息子に「会長」と呼ばせたソル会長の真意を考えたと。
会長は家柄のいい妻とカネ、そして事業が大事だったのだ。
あなたのせいで人生を台無しにされた。
一生許さない。
その言葉に対し、俺なりに最善を尽くしたのだと言うソル会長。
誰のために?
保身のためでしょう?とユンチャン。
ユンチャンはハナと自分には共通点が2つあると言う。
1つは、幼いころに過酷な境遇を強いられたということ。
もう1つは、ソル会長とソル会長が溺愛する息子ドヒョンを絶対に許さないということ。
憔悴しきったような顔のソル会長。
ソル会長のユンチャンを大切に思う気持ちは本物なのだと思います。
確かに、会社のために利用したことは事実だし、犬のような扱いだったことも否定はできないけれど、ソル会長はソル会長なりに最善を尽くしたつもりなんでしょうね。
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ソル会長の行方が分からないと心配するドヒョンたち。
会長はユンチャンの言葉に打ちひしがれ、その場から動けずにいた。
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社長選考会は3日間かけ、脱落方式にて行われるとのこと。
もし選考に負けたら、今度は女に負けたと言われるのだという不安で苛立つラゴン。
選考会の審査員であるチャン会長に、問題を教えてほしいと依頼する。
女が勝ったらどうするんですか?と。
机を拳で叩き、出ていけと怒鳴るチャン会長。
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帰宅したソル会長。
が、深く悩んでいる様子で部屋から出てくる気配もない。
心配するドウン。
彼女はハナがテレビで言ったことは本当なのかと兄に確認する。
ドヒョンはそれより今後が心配だと言う。
企業家としての父さんは恐ろしい人だ。
これからどう出るか、それが心配だ。
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チャン会長との決別を母と祖母に宣言するラゴン。
助けにならないならもう命令に従うもんか。
おまえの好きにしなさいとラゴンを指示するチョンランたち。
ラゴンは勝手に祭祀場に入り、先祖に小娘は絶対にダメだと言う。
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ハナに勝てなくても大丈夫だから気楽にねと言う母。
父の写真を見ながら、ハナに似ていると言う姉。
ハナは父と母に、私が娘として生まれたことを誇りに思ってほしいと心に思う。
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ついに迎えた選考会の日。
ユンチャンは、俺とおまえのために勝ってくれと言って送り出す。
ドヒョンは、ハナに声をかけたが、それ以上もう何も言わなかった。
ハナが去ったあと、ユンチャンに、ハナを危険にさらすのがあなたの愛し方か?と詰め寄るドヒョン。
それはおまえだろう?
僕は1年前も父さんから守ろうとした。
今も同じだ。
なのになぜ?
息子だからだとユンチャン。
おまえがハナに会うこと自体、危険なんだよ。
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ついに選考会が始まった。
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もちろんもちろんもちろんハナが社長に選ばれると信じていますが、ソル会長がハナを阻止するために何を企んでいるのかが非常に気になります。
ハナが社長を断念せざるを得ないような状況を作るのか。
とにかく卑怯な手口でハナを追い込むことでしょう。
ユンチャンはハナを守りきれるのか?
そして、ドヒョンは?
正式に離婚が決まったラヒも何かやりそうですしね。
ううう、怖い怖い。
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