第53話 社長選考
第1問目は、ファンソ醤油の100年後について。
400年続いてきた家業をこの先の100年でどのように導いていくか。
ファンソの社長として発展計画を24時間以内に書くというものだった。
休む間もなく、第2問目。
1本6000ウォンのファンソ醤油で最多額の収益を上げた者が勝者になるというものだった。
今回も24時間で行われる。
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ラヒはSS希望財団に行くと言って、荷物をまとめていた。
理事になるための研修を受けると言う。
標的はチャン・ハナ。
ラヒは打倒ハナを目標にすることで、以前よりさらにたくましさを増した様子。
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ハナはどうやって儲けようかいい考えが浮かばずにいた。
ユンチャンが幾つかアイディアを出す。
金儲けはラゴンの方が得意だと言うウン室長。
すると、ハナが何かに気づいたかのように、お金を儲ける必要はないと言う。
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ハナはこの醤油を元に薬膳醤油を造ろうと考えついたのだ。
母、ハミョン、ドウンがハナの応援にかけつける。
そうそう。
前回ドウンは父の卑怯な顔を知り、家出して、ハミョンの家に行くと言っていましたが、どうやらそれを実行していたみたいです。
常に味方になり力をくれる、これが家族かと言うユンチャン。
彼はハグし合うハナたちを感慨深そうに見つめていた。
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醤油を造りながら、疲れて眠ってしまったハナ。
ウン室長はユンチャンに告白すればいいのにと言う。
が、ユンチャンは負担になりたくないのだと答える。
2人で一緒に幸せになれるかもしれないから、いつか打ち明けてくださいと言うウン室長。
やっぱり彼女はユンチャンのことが好きみたいです。
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収益の最高額はラゴンの1500万ウォンだった。
どうやったのかとチャン会長に聞かれ、少年待令熟手の牌と醤油をオークションに出したのだと答えるラゴン。
逆に、ハナは収益がなく0円だと発表された。
脱落だと言われたハナだったが、お見せしたいものがありますと言い、予約注文書を見せる。
商品は新しい薬膳醤油。
醤油についてブログに掲載し、レシピを公開したと言う。
そして、その予約注文書は億単位もの額だった。
でも、通帳には記載されていないと文句を言うラゴン。
24時間以内には間に合わなかったが、今日中に全額が入る予定だと言うハナ。
他の審査員たちと話し合って決めるとチャン会長。
とりあえず、ハナも3問目を受けることになる。
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イタリア料理にファンソの醤油を加えて専門家に試食してもらった際のビデオが流れる。
顔をしかめ、最悪だと言っていた。
3問目の課題は、ファンソの醤油を使って、彼らの口に合うような外国料理を作るというものだった。
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部屋から出てきたハナに、社長になって父さんと対立するのを避けてくれと言うドヒョン。
ユンチャンが邪魔するなとドヒョンを牽制する。
ハナを危険にさらしているのはユンチャンの方だと言うドヒョン。
1年前、僕はハナを守るために結婚をした。
ユンチャンは何もできなかったくせに。
今もソル会長を攻撃するためにハナを利用しているだけだ。
ハナを愛してるなら止めるべきなんだ。
言い返すことができないユンチャン。
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ドヒョンは、父とユンチャンが働いた悪事についてヨンホに調べさせる。
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あと4時間。
ハナはまだアイディアが浮かばない。
が、ウン室長の何気ない言葉から、そうだ、あれこれ手を加えず、醤油をそのまま使えばいいのだと気づく。
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他の人は醤油を加工した。
ハナは、そのままで勝負に挑む。
結果、専門家たちが最高の料理だと評価したのは、ハナが作った料理だった。
彼らを満足させた秘訣を聞くチャン会長。
ハナはカメ磨きの経験から得た知恵だと答える。
13年間カメを磨いて、毎日醤油の味の変化を見続けていた。
それで気づいた。
風邪を引いたときだけは味の区別ができなかった。
なぜなら香りをかげなかったから。
味は香りで決まる。
外国の方の口に合わなかったのは、醤油が発酵するときに出る香りのせい。
なので、香りだけを消したのだと言うハナ。
香りを消すのは簡単。
乳酸菌が入ったヨーグルトを混ぜるだけ。
そう話すハナに、専門家や他の社長候補たちから拍手が沸き起こる。
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3日間の課題を終え、社長に選ばれたのは、もちろんハナだった!
正々堂々、娘として、女の姿で社長になれたことを喜ぶハナ。
母、姉と抱き合って幸せを噛みしめる。
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ラゴンはチャン会長に食ってかかる。
ついに女がわが社の社長になった。
女を選んだのは2度目。
しかも、今回は女と知って選んだ。
そんなふうに言うラゴンに激怒するチャン会長。
審査は名前を隠して行われたのだと言い、ラゴンが負けたことを責める。
ラゴンはチャン会長が試験問題を教えてくれなかったからだと逆ギレ。
チャン会長は自分の実力を磨こうともせず、いつも他人のせいにするラゴンにあきれ、出ていけと怒鳴る。
すると、言われなくても出ていくと言い、今後はおじいさまの言うことなど聞かないと宣言。
さらに、この家の家長であり長男は僕なので、この家にいたければそれなりの態度をと捨てゼリフを吐く。
その直後、会長が倒れてしまう。
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ハナがまたチョンヨン館に戻ってきた。
ずっとハナを応援してくれていた従業員たちは、お待ちしておりましたと涙ぐみながら頭を下げる。
みんな心からハナの社長就任を喜び、歓迎してくれている。
SSのマークが大きく掲げられていることに不満そうなハナだったが、再生手続き中は変更ができないとのこと。
ゆっくり考えましょうと言うハナに、またファンソの名が掲げられる日が待ち遠しそうな顔になる従業員たち。
ユンチャンが花束を持ってお祝いにやってきた。
後押しに感謝するハナ。
ユンチャンはハナの実力だと言う。
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父とユンチャンが行ってきた悪事を知るドヒョン。
あまりにも汚い手口の数々に憤る。
ユンチャン以外の手下にやらせている悪事についても調べさせる。
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チャン会長の体調を気遣うようにチョンランたちに言うキム秘書。
が、チョンランたちは、今はそれどころではないのだと反論。
小言を言うなら消えてくれとまで言うラゴン。
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ハナの次なる目標を尋ねる母と姉。
ハナは会社と家で1つずつだと答える。
1つは、ファンソの名前を取り戻すこと。
もう1つは、ラゴンたち一家の目を覚まさせてやること。
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チョンランたちは生活費の支給停止とカードの没収を命じられる。
ラゴンが会社のカードで生活費をまかなっていたことが指摘され、公金横領を阻止するためにそれらの措置がとられるとのこと。
生活費は働いて稼いでくださいと言われるチョンランたち。
わが社が支給する義務はない。
ハナの命令だと聞き、怒り狂うチョンランたち。
さらに、遺産相続に関する内規を見せられ、ファンソで1年間平社員をしなくては相続の資格がないことを知る。
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ハナの下で働くなんて死んでもできないと言うラゴン。
チャン会長に泣きつく。
チャン会長はそんなラゴンとチョンランたちにあきれかえり、娘でも息子でも関係ない、ハナが正しいと言う。
遺産が欲しければ働け。
目を覚ませ。
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ドウンがハミョンにラゴン家族とのことや、ハナが男として生きなければならなかった理由などすべてを聞かせてほしいと頼む。
全部話すのに1000年かかると言うハミョンだったが、ドウンは何日かかってもいいから聞かせてと聞く気マンマン。
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ファンソ醤油の社名を取り戻したいとユンチャンに相談するハナ。
ソル会長に公式に要求するつもりだと。
ユンチャンはドヒョンに言われた言葉を気にかけていた。
そして、ハナに言う。
つい男扱いしてしまうが、これだけの大きな会社の社長となり、ソル会長との真っ向勝負には危険も伴うが平気か?と。
ハナは答える。
確かにソル会長が相手なのは恐ろしくもある。
でも、母が希望のない人生こそ恐ろしいと言っていた。
希望さえあればあとは二の次。
不安なんて些細なこと。
希望が蹴散らしてくれる。
そう笑うハナを誇らしげに見つめるユンチャンだった。
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O(≧▽≦)O ワーイ♪
ようやくハナが社長の座を手にしました。
ソル会長が何らかの妨害をしてくるかと恐れていましたが、何もなくてほっ。
ま、これからが本当の勝負になるわけですけどね。
しっかし、ラゴンやチョンランたちが目を覚ます日なんて来るのかしら?
ちょっと楽しみです(笑)
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