第57話 再び訪れる危機
ドウン、ラゴン、ラヒがバーに現れる。
ドヒョンとハナが踊っている姿を見て、ドウンは喜び、ラヒはショックで倒れそうになる。
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ハナとドヒョンは初めて会った席で話をする。
ドヒョンが言う。
一緒にいるとすべて忘れられる。
父さんとおまえが敵対してること。
結婚していたことも。
頭に浮かぶのはただ一つ。
おまえを愛してる。
そう言いながら、ハナを熱く見つめ、手を握るドヒョン。
流されそうになる自分を振り切るかのように立ち上がり、帰ろうとするハナ。
ありがとう。
いい思い出を作ってくれてとドヒョン。
私こそありがとう。
社名を取り戻せましたとハナ。
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ドウンはさっき見たダンスを踊るドヒョンとハナがあまりにもお似合いだったことが嬉しくて、2人の結婚を後押ししようと浮かれていた。
そこへラヒ登場。
そんなドウンを罵るような言葉をぶつける。
それを聞きつけ、ラヒに怒鳴るドヒョン。
ラヒはドヒョンにハナと一緒にいるのを見たと言い、ショックだった、死にたい気分になると訴える。
ハナと婚約すると発表したのになぜ会いに来るのか?と責めるドヒョン。
離婚したばかりなのにとラヒ。
君とは終わったとドヒョン。
ラヒは関係を改善したくて離婚したのだと言う。
今でも愛してる。
チャンスをちょうだいと。
が、ドヒョンははっきりと言う。
1日でも男女の関係だったことがないのに、夫婦だったと言えるのかと。
愛はいくら努力しても作ることも消すこともできない。
僕たちには夫婦の縁なんて存在しない。
その言葉を聞いてしまい、驚くドウン。
早速ハミョンに報告する。
ハナと兄が結婚することを望むドウンに対し、ハミョンはあまり後押しする気持ちになっていない。
バツイチはイヤです。
ドウンはどれだけ2人がお似合いだったかを教えるため、ダンスを踊っている動画をハミョンに見せる。
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ドウンが社内のサイトにアップしたダンスを踊る動画を見つけるウン室長。
ユンチャンが入ってきたので、慌てて画面を閉じる。
その態度を怪しんだユンチャンは、結局その動画を見つけてしまう。
ショックを受けるユンチャン。
そこへハナ登場。
事情を知らないハナは、「帰ってきたファンソ醤油」という商品名で消費者たちに復活をアピールしようとアイデアを語り始める。
が、場の空気の重さを感じ、ユンチャンに何かあったのかと尋ねる。
別にと平静を装い、話を続けるように促すユンチャン。
ハナは薄口醤油が必要だけど足りないと言い、醤油を造るにはまず祭祀を執り行うのがファンソのしきたりであると話す。
私が行うべきだけど、おじいさまが許してくれるかどうかとハナ。
祭祀は長男だけに許される。
でも、チャン会長を説得しようとユンチャン。
俺も手を尽くす。
そんなユンチャンを切ない目で見つめるウン室長です。
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ユンチャンとチャン会長の元を訪れるハナ。
チャン会長はハナがファンソの名前を取り戻したことに対して、よくやったと褒めてくれた。
が、祭祀を行うことについては許さないと言う。
祭祀は400年間男が行ってきたのだと。
ハナは、会社の危機なのだから、臨機応変な対応も必要ではないかと訴える。
頑として首を縦に振らないチャン会長。
伝統というのは守り続けてこそ意味がある。
待令熟手は男だ。
女は許さん。
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計画を進めてから様子をみようと言うユンチャン。
まずは今ある醤油で新商品を出し、ブームを作る。
ハナはSSの販売網を利用するのはどうかという案を出す。
早速企画書をラヒに提示するハナ。
が、ラヒはその場で破り捨てる。
新商品は出せないと言うラヒ。
ラヒは品質管理の不備を理由に新商品の発売を禁止したとのこと。
品質管理は徹底していると訴えたハナだったが、在庫を回収検査し、確認したあとでなければ販売をさせないとほくそ笑むラヒ。
ラヒはすべてを失ったことをハナのせいにし、邪魔してやると息巻いた。
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物流倉庫が閉鎖されたことを報告するウン室長。
ユンチャンは急いでチョンヨン館へ向かう。
ハナはドヒョンに抗議書を提出する。
ドヒョンはラヒに閉鎖の取消を要求するが、あなたがハナをかばうほど、嫉妬で変になりそうだと答えるラヒ。
ラヒはほんの1か月前までは妻だったと主張し、ハナを妨害するのは当然だという訴えをする。
強引に手に入れるのが君のやり方か?とドヒョン。
本当の君を知れて良かった。
もう罪悪感は消えた。
父さんを後ろ盾にした君ととことんやり合おう。
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ハナが倉庫にいると見知らぬ男たちが入ってきて、すべての醤油を研究所に運ぶように言われたと言う。
指示したのはラヒ。
阻止しようとしたハナの腕をつかむ男にやってきたドヒョンが手を離せと怒鳴る。
男たちは副会長だと気づき、事情を説明。
そのまま何もせずに出ていく。
が、すでに業者がこちらに向かっていることをヨンホから聞き、持って行かれないよう、とりあえずカギをかけて倉庫に立てこもることにしたドヒョンとハナ。
ユンチャンはハナと連絡が取れずに気をもむ。
ユンチャンは倉庫のことよりハナのことが心配だった。
いつも俺は一歩遅れる。
すでにハナの心は別の男に向いているのではないかと不安が募ると、ウン室長に正直な気持ちを明かすユンチャンだった。
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業者はカギがかかっているので諦めて戻っていった。
ハナはドヒョンが会社の裏切り者になってしまったことを心配する。
ドヒョンはハナが心配してくれることの方が嬉しくて、そんなことは大した問題じゃないと笑う。
ドヒョンの手が血まみれなことに気づくハナ。
倉庫の扉を閉めるときに釘が刺さったのだ。
ハナは破傷風にでもなったら大変だと手当をする。
男のふりをしていたから殴り合いのケンカが絶えなかったが、病院には行けず、いつも自分で手当をしていたのだと言うハナ。
ハナの健気な身の上を思い、愛しさを爆発させるドヒョン。
たまらず、頬にキスしていいかと聞く。
何も答えないハナ。
そして、キス。
ハナも抵抗はしない。
手を握り合い、見つめ合う2人。
ドヒョンはおでこにもキス。
目を閉じるハナ。
そんな2人を・・・なんとユンチャンが見てしまう。
オーマイガー(TωT)(TωT)(TωT)
涙を流すユンチャン。
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ラヒがソル会長にドヒョンが倉庫を守ったことを報告する。
ラヒは、ハナがドヒョンをそそのかし、操っていると言葉巧みに訴える。
そして、婚約を阻止しようと必死でソル会長の怒りをあおる。
2人の会話をこっそり聞いているドウン。
帰宅したドヒョンに、ラヒが父と兄を仲違いさせる魂胆で、婚約を止めようと必死になっていることを伝える。
ラヒが本当はコ・ラヒであることも伝えようとするが、ドヒョンはそれを聞くことなく父の部屋へ向かっていった。
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父の部屋にいるラヒに文句を言うドヒョン。
ラヒを責めるなと父。
倉庫のことを叱りつけ、俺のメンツや会社の秩序はどうでもいいのかと怒鳴る。
ドヒョンは冷静に悩んだ末の決断だと答える。
反対されても父とラヒからハナを守るため、婚約を世間に発表すると宣言。
ドウンは兄がハナと婚約するために父と闘っていることをハミョンに報告する。
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ハナはドヒョンを心配し電話をかける。
心配してくれたことを喜ぶドヒョン。
ハナは明日からSSの店舗でファンソの醤油を販売することを報告する。
責任を問われるでしょうと申し訳なさそうなハナ。
心の準備をしておくよと明るく答えるドヒョン。
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秘書からファンソの新商品がSSの店舗に並んだことを聞くソル会長。
キム秘書もチャン会長にそのことを報告していた。
SSの新商品よりよく売れているとのこと。
祭祀を行って醤油を造れたら大成功なさるでしょうに。
性別の制限が残念でなりませんと言うキム秘書。
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怒り狂ったソル会長がハナとユンチャンの元を訪れる。
ここまでやるのかと怒鳴るソル会長。
1年前容赦なく攻撃されたのと同じようにしますと答えるハナ。
ドヒョンが父を迎えに来る。
ソル会長は、後悔するぞと捨てゼリフを残して去って行く。
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チャン会長はキム秘書にハナを助けるため、ハナの代わりに祭祀を行おうと思うと言う。
決して伝統に背いてはならないが、あの子が奮闘しているのに見て見ぬふりはできないと。
準備を進めるように指示するチャン会長。
キム秘書はその嬉しい報告を早速ハナに知らせる。
2人の思いは一緒。
まだ溝は埋まらないが、きっといい結果となるでしょうとハナを励ましてくれる。
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ドヒョンを心配し、彼のところへ行こうとするハナを呼び止めるユンチャン。
そして、恋人のふりをしているだけだと言っていたが、今も同じかと聞く。
心配する理由は2つ。
1つは、本当に付き合うことになったら前途多難であること。
ドヒョンも辛いだろうが、おまえが傷つく。
もう1つの理由は、今はまだ話す必要はないと言うユンチャン。
もちろんそれはユンチャン自身のこと。
彼はハナを失ったらどうなるのかと恐れていた。
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そうなのそうなの。
自分でも自覚している通り、ユンチャンはいつもタイミングが悪いんですよね。
ドヒョンより一歩遅い。
運も実力のうちというか、これもまた彼の運命なのかな。
ハナの気持ちは確実にドヒョンに向かっていますよね。
封印していた気持ちが抑えきれなくなったというか、ハミョンが言うように、再びドヒョンに恋をしたというか。
1年間のすれ違いを経て、新たに燃え上がり始めた2人の恋。
あー。
ユンチャンに入り込む隙はなさそうです。
ウン室長チャンス!(笑)
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『大切に育てた娘ハナ』 あらすじ&感想 一覧はコチラからどうぞ。
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