第1話の視聴率1.7%から、
話題が話題を呼び、
最終回は、
非地上波チャンネルで
「トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016~2017)」が
持っていた歴代最高視聴率を塗り替え、
23.8%という大記録を叩き出したドラマ。
もう我慢できない。
最初に言っちゃう。
私がこれまで10年以上に渡り、
数々観てきた韓国ドラマの中で、
ベスト5に入るぐらいの面白さでした。
母という立場で観ているから、
余計にのめり込めたんだろうな。
……ということで、
まずは登場人物を紹介しつつ、
ストーリーを追っていきたいと思います。
ラストの大事な部分はネタバレしていないので、
どうぞご安心を。
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大学病院の医師や、
ロースクールの教授など、
韓国の上位0.1%の富裕層しか住むことのできない
高級住宅街「SKYキャッスル」。
ここがこのドラマの舞台です。
SKYというのは、
「ソウル大(S)」「高麗/コリョ大(K)」「延世/ヨンセ大(Y)」
という韓国の名門大学の頭文字。
ここに住むセレブたちは、
子どもたちを名門大学に入学させるため、
幼いころから私教育に莫大なお金と時間を費やしていました。
物語は、
ハン・ソジン↓↓↓が、
親しくしている3家族を招き、
パーティを開くところから始まります。
ちなみに、ソジンの夫はカン・ジュンサン↓↓↓
ジュナム大学病院の整形外科教授です。
医者の父と名門出身の母を持ち、
母が導くまま、
エリート街道まっしぐらに生きてきた人。
長女イェソ↓↓↓は、
名門高校に首席入学したばかりの高校1年生。
ソウル大学医学部に入ることが目標の負けず嫌いな秀才です。
次女イェビン↓↓↓は中学生。
出来の良い姉と違い勉強は苦手です。
で。
ソジンが開いたこのパーティというのは、
ソジンが姉のように慕っているイ・ミョンジュ↓↓↓の一人息子ヨンジェが、
ソウル大学医学部に合格したことを祝う会でした。
こちらはミョンジュの夫パク・スチャン↓↓↓
ジュナム大学病院の神経外科長で、
ソジンの夫ジュンサンの先輩です。
で、彼がヨンジェ↓↓↓
ソジンが大金を使って豪勢なパーティを開いたのも、
実は、
ヨンジェのポートフォリオを
譲り受けたいという下心があったから。
今や大学受験は筆記試験がすべてではなく、
内申点も重視されるため、
ボランティアや読書、インターンなどの活動が不可欠。
ソジンは、
ヨンジェと同じソウル大医学部を目指す長女イェソのため、
ヨンジェの学習や活動について
詳しくまとめたポートフォリオを
何としてでも見せてほしいと思っていました。
その思いは、
イェソと同い年の息子を持つノ・スンヘ↓↓↓も同じ。
彼女は博士課程を修了した才女。
気難しくて口やかましい夫と対象的に、
穏やかでエレガントなおとなしい人です。
夫のチャ・ミニョク↓↓↓は、
ジュナム大ロースクールの教授。
何よりも階級ピラミッドの頂点に立つことが至上の喜びだと信じていて、
子どもたちに独自の教育理論と勉強法を強要し、
がんじがらめに支配しています。
双子の兄ソジュン↓↓↓と、
弟のギジュン↓↓↓。
威圧的な父に逆らうことのできない高校1年生です。
ちなみに、
双子の上にはハーバード大に通うセリ↓↓↓というお姉ちゃんがいまして、
父ミニョクの自慢の種です。
(後々、爆弾を放り込んでくるんだけどねw)
で、ポートフォリオの話。
欲しがるソジンとスンヘに、
ミョンジュはヨンジェのポートフォリオを
公開しないと宣言するんです。
そのかわりに、
銀行のVVIPだけが招待される
入試コーディネーターとの極秘会合の存在を
明かしてくれました。
そこで見事ヨンジェと同じコーディネーターと
契約することに成功したソジン。
彼女の名前は、キム・ジュヨン↓↓↓
ソウル大医学部の合格率100%という
絶対的な実績を持つコーディネーターです。
そんな中、
ヨンジェの合格祝いとして、
夫からプレゼントされた2ヶ月間のクルーズ船旅行に出かけたミョンジュが、
1か月も経たず帰宅します。
驚くソジンとジニ。
おっと!まだ紹介してなかったね。
彼女がチン・ジニ↓↓↓
ソジンをロールモデルとしているが、
元ヤンなので、
ちょいちょい下品な言葉が出てしまう。
ただ、正直でかわいらしい人です。
彼女の夫ウ・ヤンウ↓↓↓は、
ジュナム大学病院の整形外科教授。
ジュンサンの直属の後輩で、
彼に忠誠を誓っています。
2人の一人息子スハン↓↓↓は中学生。
イェビンの子分のような存在です。
彼も勉強は苦手。
で。
ミョンジュはいつもと変わらぬ笑顔で、
ソジンとジニにお土産を渡したのですが、
なんとその夜、
夫の猟銃で自殺を図ります。
ソジンたちは思い当たる理由があるはずもなく、
ただただ驚くばかり。
しかも、
院長目前だった夫のスチャンは病院を辞め、
家も引き払ってしまいました。
(ヨンジェもソウル大に入学すらせず……。)
その後、
この家に越してきたのは、
イ・スイム↓↓↓という童話作家の家族。
彼女は、
児童養護施設を運営していた両親の元で育った思いやりのある女性。
夫の前妻の子ウジュのことも、
実の息子のように愛しています。
夫のファン・チヨン↓↓↓は、
ジュナム大学病院の神経外科教授。
病院長から直々にスカウトされてやってきた彼は、
スイムの両親の養護施設で育った慈悲深く、
正義感の強い人です。
しかも、この家の息子ウジュ↓↓↓は、
イェソと同じ高校に、
イェソとともに首席で入学してきた生徒でした。
で。
挨拶に来たスイムは、
ソジンを見るなり、
嬉しそうに「クァク・ミヒャンでしょ?」と言い出します。
慌てて否定したソジン。
実はソジンの本名は、
クァク・ミヒャン。
子どもたちにも、
SKYキャッスルの人たちにも、
銀行頭取の娘で、
シドニーの大学で教育学を学んだと偽っていますが、
本当は飲んだくれの父を持つ精肉店の娘なんです。
スイムは、
そんなソジンの過去を知る高校時代の同級生でした。
ひた隠しにしている過去をバラされるかと動揺するソジンですが、
凛とした態度で別人面することに。
そんな中、
ソジンはスイムが開いたランチ会を訪れた際、
前の住人の忘れ物であるタブレットを受け取ったのですが、
その内容を見て衝撃を受けます。
それはヨンジェの日記でした。
医者になることを強要され、
好きな女の子とも引き離され、
ただただ勉強することだけを強いられる地獄の日々。
両親への不満が綴られたその日記には、
ソウル大医学部に合格するまで死ぬ気で勉強し、
そのあと親子の縁を切ろうと、
それが両親への復讐だと書いてありました。
親の言いなりに生き、
願いを叶え、
彼らが最も幸せな瞬間にすべてを粉々にする。
それが本当の復讐だとスンジェに教えたのは、
キム先生でした。
彼女の、
合格させるための汚いやり口を知り、
激怒したソジンは、
「あなたがミョンジュさんを殺した」と激しく非難。
契約も破棄すると宣言します。
が、全国1位のイェソを教えられる講師を見つけるのは、
容易なことではなく、
しかも、
周りの子をバカ呼ばわりする、
勝ち気でわがままなイェソは嫌われ者。
子どもたちの学習チームにも入れてもらえないんですね。
そうこうしている間に、
スンヘとミニョクがキム先生に猛アプローチ。
結局キム先生以外に娘を任せられる人がいないと悟ったソジンは、
土下座して許しを請います。
ヨンジェの家のような悲劇が起きても、
受け入れられるかと聞かれ、
「はい」と答えたソジン。
……と、まあこんなふうにして物語は進んでいくわけです。
その一方で、
SKYキャッスル内で行われてきた、
ミニョク主催の読書会。
ミニョクの解釈と違う感想を持った子どもには、
間違っていると激しく否定するような読書会だったのですが、
初めて参加したスイムが、
そのやり方に疑問を呈したことから、
彼女はソジンやジニの反感を買ってしまいます。
ただ、
それまで親たちから勉強だけを強いられてきた子どもたちは、
彼らの意見に耳を貸してくれるスイムに、
信頼を置くようになるわけ。
どれだけソジンたちに疎まれようと、
ストレスを抱えっぱなしの子どもたちのため、
親たちに問題点を指摘することをやめないスイム。
彼女はヨンジェの家族が崩壊したことについても、
調べて本にしようと立ち上がります。
ソジンとスイムら妻たちが対立する一方で、
ジュンサンとチヨンの間でも、
大学病院内のセンター長の座を巡り、
対立関係が勃発。
さらに。
イェソには大嫌いなキム・ヘナ↓↓↓というライバルがいるのですが、
この子を巡り、
物語はまた大きく動き始めます。
未婚の母が病気で入院中なので、
バイトや看病に追われながらも、
イェソに次いで第2位の成績をキープしている優秀なヘナ。
他の生徒たちからの信頼も厚く、
ウジュもヘナに恋心を抱いています。
ウジュのことが好きなイェソは、
余計にヘナを嫌うんだけど、
実は……。
ヘナの父は、
イェソの父ジュンサンなんです。
(母に別れさせられた恋人が、
自分の子どもを産んだことなど全く知らずに生きてきたジュンサンです。)
キム先生は、
イェソのライバル心を煽るため、
ヘナを利用し始め、
やがてとんでもない方向に、
物語は暴走していきます。
お受験を背景に、
親たちの欲望、
権力争い、
そして、巻き込まれ疲弊していく子どもたち……。
韓国の学歴社会、格差社会を、
謎解き要素を絡めつつ、
リアルに描いていて、
一度の中だるみもなく、
最後の最後まで、
ずっと最上級に面白かったです。
ヘナ役のキム・ボラちゃんも抜群にうまかったけれど、
なんてったってソジンの次女イェビン役イ・ジウォンちゃんの演技が、
びっくりするほどナチュラルで、
演技しているように見えないぐらいでした。
みんなの前で知識をひけらかす姉にうんざりしたような仕草を見せたり、
姉にばかりちやほやする両親を寂しそうな目で見たり、
とにかくいろんな表情や振る舞い方が、
まるでドキュメンタリーを見ているかのように生々しくて、
本物のカン・イェビンなんじゃないかと錯覚しちゃうほど(笑)
どのシーンでも、
ちゃんとイェビンそのものになりきってる彼女の細かい演技に、
ぜひ注目してほしいです。
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ウジュもイケメン♡
双子もイケメン(笑)↓↓↓
もちろん大人の俳優さんたちも、
全員めちゃめちゃキャラが立っていて、
迫真に迫る圧巻の演技でした。
親としていろいろ考えさせられるドラマ。
最後はきっとこんなふうに子どもを抱きしめてあげたくなるはず。
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子どもがいる人にも、
いない人にも、
絶対に見てほしいドラマです。
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画像と動画キャプチャは公式サイトよりお借りしました。
感謝。
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お帰りの際は応援ポチポチよろしくお願いいたします↓↓↓
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