第59話 2人の距離の変化
ドヒョンとハナは、お互いに別の部屋にいる相手のことが気になって眠れない。
ドヒョンがハナの部屋の扉をノックし、眠れないなら、朝まで話をしようと誘う。
一緒にいるとルームメイトだったころのようだと言うドヒョン。
あのころは男同士だったけど、今は男と女。
インターンだったあなたは今では副会長だとハナ。
あのころに戻れる言葉を言ってみようかと言い、ハナを棒きれと呼ぶドヒョン。
ハナはドヒョンを命の恩人と呼ぶ。
当時は女だということを隠し通せるかひやひやだったと言うハナ。
少しずつ心の距離を縮めていく2人。
ドヒョンが聞く。
おまえは僕のことを愛していたか?
今は何とも思っていないと分かっている。
でも、1年前の気持ちが知りたい。
愛してくれてたと分かったら、生きる力が湧いてくる気がする。
ハナは答えない。
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ウン室長がユンチャンに言う。
無慈悲なソル会長の選択(ユンチャンを捨てたということですね)が、ユンチャンとドヒョンを苦しめることになったと。
ハナが事実を知れば、相当苦しむでしょう。
ユンチャンは、俺とドヒョンは仕方ないが、ただでさえ大変な人生を送ってきたハナのことは巻き込みたくなかったと言う。
ソル会長は大事な息子の苦境を見るんですねとウン室長。
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僕の肩にもたれていいよとドヒョン。
素直にもたれかかるハナ。
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翌朝、ドウンはドヒョンがハナの家に泊まったことをラヒに話す。
血相を変えてハミョンの元へ行き確認するラヒ。
祭祀の準備で一晩中忙しかったハミョンは、突っかかってきたラヒにブチ切れ寸前。
ラヒはドヒョンとハナが2人きりだったことを知る。
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早速ソル会長に報告するラヒ。
会長は激怒。
ドウンにドヒョンの居場所を聞く。
あさっては兄さんの誕生日だから、ハナさんの家で過ごさせてあげたら?と提案するが、父の怒りは収まらない。
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ソル会長は、理事会を招集する。
持ち株会社へ転換する件を主要メンバーだけで採決し、ファンソを一掃するつもりだった。
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ハナたちもそのことを知る。
完全な独裁だわとハナ。
ユンチャンは、婚約のせいで会長が牙をむいたと言う。
おまえとドヒョンの仲を裂こうとしている。
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ハナは自分とソル会長の対立にドヒョンを巻き込んでしまったことを申し訳なく感じていた。
ドヒョンはおまえの肩を持つと笑う。
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ドヒョンがハナの肩を持てば、ソル会長は憤慨し、親子の関係は悪化するだろうとユンチャン。
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ドウンが今日も兄をよろしくとハナに電話をかけてくる。
ドヒョンに行くところが見つかるまでどうぞと言うハナ。
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ラヒが母と祖母に祭祀を手伝わないことを責める。
そのおかげでハナとドヒョンが2人きりになっているのだとラヒに泣かれ、また自分たちの行動が裏目に出たことに頭を抱えるチョンランたち。
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ドヒョンはハナに花束を買ってくる。
エプソン姿のハナが初めて男性からもらった花束に喜ぶ。
もう完全に新婚夫婦です(〃∇〃)
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ソル会長は、婚約破棄をする気のないドヒョンを公式行事に出さないと宣言。
今日の理事会にも出させないとヨンホに言い渡す。
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ドヒョンが出ないなら、持ち株数の関係でこちらが有利。
が、ハナはドヒョンのことが心配でたまらなかった。
ユンチャンは言う。
ソル会長が本腰を入れてきた。
この状況で婚約が本物になったら、おまえが傷つくと。
本物になるわけないとハナ。
ユンチャンは、おまえが傷つくのを見たくないと言う。
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出席禁止だと聞かされたが、会場に向かうドヒョン。
が、やはり入口で止められてしまう。
ドヒョンの後ろ姿を見ながら、胸を痛めるハナ。
ラヒが、あなたのせいでドヒョンさんの人生はめちゃめちゃよと言う。
ユンチャンは罪悪感に苛まれているハナの気持ちを感じていた。
あいつが気がかりだろう。
でも、あの会場からおまえの大きな葛藤が始まるのだと言う。
昔、辛いとき、助けが必要なとき、怖いと感じたときは俺を頼れと言ったことを覚えているか?
俺はいつでもそばにいる。
忘れるな。
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理事会が始まる。
ソル会長は言葉巧みにファンソの破産手続きと、持ち株会社への転換の賛同を得ようとしていた。
大きな拍手。
そこへユンチャンが登場する。
怪訝そうな顔でユンチャンを見つめるソル会長。
ユンチャンは、ダイチョンの代表であることを名乗り、第2位の株主の権限により、ソル会長の提案をすべて再考すると発表する。
すると、会長は敵であるユンチャンを、さも自分の味方であるかのように紹介。
彼は私の協力者であり、法的な親子なのだと。
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事前に把握できなかった秘書を怒鳴りつけるソル会長。
ユンチャンがソル会長に呼ばれる。
俺を倒したら、良心が痛むぞと言う会長。
したくてするのではないと答えるユンチャン。
何度も止めようとしたが、ダメだった。
もう後戻りはできない。
大事な息子ドヒョンが苦しむ。
俺より会長の方が苦しむ道だから俺は進みます。
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ラヒがハナに言う。
あなたのせいで周りが不幸になっても喜べるの?と。
ドヒョンとユンチャン。
2人の男を破滅に導いている。
兄弟を二股にかけているとなじるラヒに、二股?とハナ。
とぼけるの?とラヒ。
2人を不幸にしてあなたも自滅すればいい。
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ハナの家の前でドヒョンを見かけ、声をかけるハナ。
心配するが、ドヒョンは理事会に出られなかったから、久しぶりにバスに乗ったと楽しそうに笑う。
そして、初めて会った日を思い出したと言う。
あの日、おまえは僕を盗み見ていた。
おまえが先に僕にほれたんだなと言うドヒョンに、違いますと全否定のハナ。
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ドウンがハナの家に兄の着替えを届けにくる。
新婚夫婦みたいだと冷やかし、明日は兄の誕生日だから祝ってあげてと言う。
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眠れないから散歩してくると言い、家を出るドヒョン。
時計は0時を回っていた。
ドヒョンが戻ってくると、家の中は灯りが消えてまっ暗。
すると、ハナがろうそくを立てたケーキを運んでくる。
誕生日を祝いましょう。
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2人は1年前に来た公園へ行く。
ろうそくの火を吹き消したドヒョンは、タイムマシーンに乗って1年前、ここへ来た日に戻りたいと願ったのだと言う。
ラヒに脅迫され、偽りの気持ちを伝えたあの日のハナ。
ドヒョンは、おまえに拒絶されて辛かったあの日に戻って、改めておまえの本音を聞きたいと言った。
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家への帰り道。
ドヒョンは、生まれてきて良かったとハナに言う。
おまえに祝ってもらえたと。
手をつなぎ、見つめ合う2人。
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もうね。
私、諦めました。
ユンチャンとハナがくっつくことは1000%ないでしょう。
いいのいいの。
ハナとドヒョンの方がお似合いだもの。
ハナが素直になる日が楽しみです。
ううう、ユンチャ~ン(TωT)
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