第61話 俺の愛し方
公園で話をするドヒョンとハナ。
1年前の僕たちは幼かったとドヒョンが言う。
僕は単純だったと。
1年前も単純ではなかったと言うハナ。
男のふりをして悩んでいたころ、ドヒョンが星は探すものだと言ってくれた。
空に星はある。
見えないだけだと。
その言葉で救われたのだと話すハナ。
ドヒョンは、今日はおまえが言ってくれたと笑う。
ハナの肩を抱き、ドヒョンは言う。
婚約を本物にしないか?
できると思いますか?とハナ。
できないでしょうという言葉を含んでの言葉ですよね。
せめて2人でいるときは幸せに過ごそうと言うドヒョン。
ドヒョンの肩に頭をのせるハナ。
ドヒョンはハナの肩を抱き、頭にキスをする。
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ドヒョンが家に帰る。
父がハナとカタをつけてきたか?と聞くが、いいえと答えるドヒョン。
明日の理事会に出て、俺に加勢しろと怒鳴るソル会長。
が、ドヒョンは僕は欠席した方がいいと答える。
なんだと?と殴りかからんばかりの勢いの父。
ドウンが泣きながら部屋に飛び込み、これ以上もめさせたくないと兄を部屋から連れ出す。
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ユンチャン側についた理事もいると聞かされたソル会長は、ドヒョンを何が何でも連れてこいと命じる。
理事会ではハナとユンチャンがソル会長の独裁を指摘し、持ち株会社への転換を却下する。
ここでラヒが発言する。
持ち株会社への転換に第2位の株主の同意は不要。
ハナがファンソの社長を下りれば、と。
そこへラゴンが登場する。
ファンソの社長は長男の役目という内規があり、私はそれに従い新ファンソ醤油を立ち上げますと宣言。
すると、第3位の株主であるドヒョンが立ち上がり、持ち株会社への転換には反対だと発言する。
ファンソは他人の会社なので、元の持ち主に返すのが道理だと。
激怒するソル会長。
会議終了後、ドヒョンを殴る。
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ハナは父に殴られるドヒョンを見て泣いていた。
こうなるのが心配でおまえたちの婚約を止めたんだと言うユンチャン。
俺にはおまえの苦しむ姿が一番辛い。
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ラヒがハナに言う。
ドヒョンは世間の笑い者。
女に血迷って、父と会社に背くなんて大馬鹿だと。
相手をダメにして何が婚約者よ。
2人の男を手玉に取って。
ラヒは、ユンチャンがドヒョンに、ハナを傷つけたら許さない、俺にはハナだけだと言っていたことを教える。
2人の命がけの気持ちを利用しているとハナを責めるラヒ。
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ユンチャンが自分に好意を持ってくれている?
ラヒの言葉で初めてそのことに気づいたハナ。
改めて思い返してみると、ユンチャンはいつだってハナを助けてくれていた。
常にハナを心配し、力になってくれていたユンチャン。
思い当たる場面が次々に浮かぶ。
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夜中にチョンランの携帯電話が鳴る。
相手はコ・グァンチョル。
そう、ラヒの実父からだった。
思いがけない人からの突然の電話に怯えるチョンランと母。
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ファンソジョンにいるユンチャンのところへ来たハナ。
日が当たるだろう、また倒れるぞとハナを日陰に連れて行くユンチャン。
なぜここで倒れたことを?とハナ。
そして、ユンチャンの机の引き出しにあった鯉のカギを見せる。
あのときここにいたの?
このカギをいつ拾ったの?と尋ねるハナ。
ユンチャンは、おまえが倒れたときだと答える。
ドヒョンより先に見つけて、無事を確認して隠れたのだと。
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ラゴンがチャン会長に一族を率いると宣言する。
ファンソを立て直すのか?とチャン会長。
もう一つのファンソ醤油を設立すると答えるラゴン。
長男は僕。
長老方も力を貸してくれる。
が、チャン会長はダメだと言う。
黙って見守るんだ。
公募の結果に従い、ハナが社長を1か月務め上げてからにしろと。
すると、ラゴンがチャン会長に大声で食ってかかる。
おじいさまの指図は受けません。
黙って僕に従ってください。
乱暴な口の利き方をたしなめたキム秘書に、うるさい、黙れと怒鳴るラゴン。
私に逆らうと言うのか?とチャン会長。
その通りだとラゴン。
だから、僕の邪魔をしないでください。
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ユンチャンが話があると言い、ハナに会いに来る。
ハナは私から先に話をさせてと言い、ユンチャンの気持ちを知らなかったと話す。
ファンソジョンで意識が戻ったときに出会ったドヒョンさんが私の命の恩人。
そして、彼が私の初恋。
今もドヒョンさんが好きなのと。
ユンチャンは知ってたよ、だから心配してたんだと言う。
私の気持ちを知りながら、心配してくれていたの?とハナ。
ユンチャンが自分の気持ちを初めてハナに伝える。
怖いときや辛いときはいつでも俺を頼れと言っただろう。
おまえが誰を思っていようと、おまえを守りたい気持ちは一生変わらない。
おまえの心にいるのが俺じゃないことは認めるよ。
ドヒョンとの恋は苦しい。
苦しい恋はうまくいかないといずれ気づくときが来る。
そのときは俺の元へ来い。
待っている。
これが俺の愛し方だ。
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ドヒョンが理事会の主要メンバーを説得しようとしていることを聞きつけたハナ。
これ以上会長を怒らせるわけにはいかない。
ハナは、この状況をうまく乗り切って、みんなが幸せになれる方法を考えてみるから時間をくださいとドヒョンに言う。
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ユンチャンに会いに行くハナ。
ハナはユンチャンへの正直な気持ちを伝える。
つまり、ドヒョンのことが好きだから、ユンチャンはごめんなさいということです。
正直に話してくれてよく分かったと答えるユンチャン。
心配するな。
今まで通りだと笑ってみせる。
その表情が本当に寂しそうで胸が痛みます。
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ユンチャンがブレスレットを眺めている。
これは母と別れるときに、母がお守りだと言ってくれたもの。
母は赤い糸で結ばれた運命の相手は、何があってもまた一緒になれるのよと言っていた。
そんな母をユンチャンは20年間探し続けている。
母とハナ。
俺たちが運命の相手なら、母は見つかるし、ハナとも離れることはないとユンチャンは信じていた。
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ハナは婚約が偽装だと打ち明ければ、ドヒョンさんは安全だと言う。
ハナの手を握り、一緒に賢明な方法を探そうと言うドヒョン。
偽装のまま終わらせたくないドヒョンです。
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SS物流の倉庫にソル会長やドヒョン、ラヒ、ラゴンらが集められる。
ユンチャンはアメリカとイタリアの食品会社の人間を紹介し、彼らがここにある醤油をすべて輸入したいと言っていると説明。
さらに、祭祀を経て醤油は新たに製造中。
予約販売を行うので、あと半月で立て直しは間に合うと言うハナ。
険しい顔になるソル会長。
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切羽詰まったソル会長。
阻止するために暴走しそうな予感です。
チャン会長と対立したラゴンはうまくいくんでしょうか。
さらに、ラヒの実父がどんなふうに絡んでくるのやら。
で、で、で。
ユンチャンが初めて自分の気持ちをハナに伝えました。
あの日ファンソジョンでハナを助けたのはドヒョンではなく、ユンチャンなのだということもハナに分かってもらえたので、私的にはもう満足。
命の恩人がユンチャンだと分かっていたら、ハナの初恋はもしかしたらユンチャンだったかもしれないけれど、「たられば」は言っても始まらないですからね。
ハナと赤い糸で結ばれている人はユンチャンではなくドヒョンだったのでしょう。
いや。
なんとなくまだユンチャンが運命の相手なのでは?という思いを捨てきれない部分も若干ありつつ(笑)今後の展開を楽しく見守りたいと思います。
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