第69話 ハナと兄貴
横城の発酵場でユンチャンは1年前のあの日を思い出す。
ユンチャンは、猟銃からハナを守ってやることはできたが、崖から落ちるほど追い詰められたハナを守れなかったことを悔やんでいた。
すべてを忘れたかのように笑っているハナ。
でも、ただ時を待っているだけだということをユンチャンは知っていた。
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チャン会長はラゴンがハナの失踪宣告を出すのを阻止しようとしたが、チョンランたちが邪魔する。
ラゴンは待令熟手になったら、醤油など造らず、ホテル事業を始めようと考えていた。
そのために発酵場を売却していたようです。
それを喜ぶソル前会長。
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ラゴンがドウンにプロポーズする。
ドウンはその言葉を聞き、ラゴンを蹴り飛ばす。
私と付き合いたければ、ハナさんを連れてきてと怒鳴るドウン。
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崖から落ちる夢を見て、飛び起きるハナ。
ハナの様子がおかしいことに気づき、声をかけるユンチャン。
アロマキャンドルでリラックスさせてくれる。
追い詰めた男の顔を覚えているかと聞くユンチャン。
ハナは頭の中を整理してから答えると言う。
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ユンチャンはあの事件以来1年ぶりにソル前会長と会う約束をする。
和解を申し入れたらしい。
もちろん本気ではないようです。
ユンチャンに会うことをドヒョンに話す父。
ドヒョンは会長になり、ソル前会長は政治家になった。
SSは安泰だし、ユンチャンはこちらに歩み寄ってきた。
すべてが望み通りだと満足そうな父を、不信感に満ちた目で見つめるドヒョン。
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勝手に2階に上がろうとしたラヒを止めたソさん(ソル家の家政婦さんです)に腹を立て、クビにするわよと怒鳴りつけるラヒ。
帰宅したドウンが何様のつもりなのかと食ってかかる。
ドウンとラヒの言い争いを聞きつけ、ドヒョンが出てくる。
ドウンはドヒョンに助けを求めるが、ドヒョンは何も言わない。
逆に、ドウンが父に叱られる。
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狩猟場でソル前会長と再会したユンチャン。
ソル前会長はユンチャンを抱きしめ、息子と狩りに出る夢を叶えてくれたととても嬉しそう。
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ずっと仕事を休んでいたハミョンが仕事復帰する。
ハミョンはもうすぐ完全復活するであろうハナのために、SSの内部情報を仕入れるつもりだった。
SSは今やラヒとラゴンの天下だと言うドウン。
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ラゴンが冊封式の招待状を姉の仕事部屋に隠しに来た。
発酵場の売却についても姉に口止めする。
とんとん拍子に事が進んでいることを喜ぶ姉弟。
そこへ怒鳴り込んできたのはハナの母、姉、ドウン。
ラヒは、ハナは罰が当たって死んだのだと言い、激怒したハナ母にビンタを食らう。
ラゴンがそれに怒り、ハナ母に手を上げようとするが、逆にドウンとハミョンにやられる。
SSを出ようとしたハナ母と姉は、偶然ドヒョンに会う。
ドヒョンは頭を下げることもせず、黙って母たちの前を通り過ぎる。
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そんなドヒョンを呼び出したハナ母。
そして、ハナが生きていることを告げる。
涙を流すドヒョン。
でも、その顔に笑顔はない。
結局僕とハナは結ばれない運命なのだから、今後は知らせてくれなくていいですと言うドヒョン。
気持ちを整理したから、ハナにもそのつもりでいてくれと伝えてほしいと。
ハナ母がその言葉に驚き、悲しむ。
こんなに簡単に気持ちを整理できるとは思わなかった。
もう二度と会いたくありませんと言い、席を立つハナ母。
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運命を受け入れるというドヒョンの言葉をハナに手紙で伝えた母。
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グァンチョルがチョンランにプロポーズする。
チョンランは1年前のハナの事件の犯人がグァンチョルだと知っているようです。
ハナのこともおまえやラヒと暮らしたいからやったのだと言う。
戸惑うチョンラン。
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ラヒが横城の発酵場を誰に売ったのかラゴンに聞きに来た。
大統領官邸の料理長が横城で造った醤油を納品してほしいと言ってきたのだ。
早く対処しないと売ったことがばれてしまうと慌てるラヒ。
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早速ここの持ち主が誰なのかを調べられる。
ユンチャンはここにハナがいることがばれるのは時間の問題だろうと言う。
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発酵場を売却したことを何としてでもチャン会長の耳に入れたくないチョンランと母。
2人はチャン会長を無理矢理入院させて、そこから出られないようにしようと企む。
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チョンランはプロポーズに舅が反対すると言い、舅を病院から一歩も出られないようにしてほしいとグァンチョルに頼む。
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課長たちがチャン会長に、横城の発酵場で醤油が造られていること、大統領官邸の料理長がそのおいしさに感動して買い求めてきたことを報告する。
彼らはハナではないかと言う。
ヒョソンの食堂で醤油の味を確かめ、ファンソの醤油に似ているが、ファンソのものではないと確信したチャン会長。
ハナが生きているのではないかとヒョソンに聞く。
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ラゴンに冊封式を勝手に行うことは絶対に許さないと釘を刺すチャン会長。
強気になった祖父に腹を立て、今日のうちに強制入院を決行すると宣言するラゴン。
チョンランがグァンチョルに連絡する。
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ラヒは家族の留守中にソル家に行き、ソさんをクビにしようとする。
そこへ帰宅したドウンとドヒョン。
ドヒョンがラヒの横暴ぶりに何も言わないのは意見がないからではなく、我慢しているだけだと言う。
忍耐力を失ったら何をするか分からないと冷ややかな視線で言い放つ。
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「緑の館」という本をハナにプレゼントするユンチャン。
最後の検査結果が明日出る。
完治したと分かったらここを出るとハナはユンチャンに宣言する。
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さあ、いよいよハナの反撃開始です。
いきなりの姿を現すのか、まずは息を潜めて相手の様子を探るのか。
犯人についてもハナはバッチリ覚えているはずだし、それをやったのがラヒの実父だと早くばれないかなー。
SSでもソル家でも偉そうにしてるラヒが憎たらしいったらありゃしないです。
ラゴンが発酵場を売却したこと、ホテル事業を始めようとしていることがチャン会長に知れたら、今度こそチャン会長は「長男」を優先することがどれほど愚かなことか気づくでしょうね。
ちなみに、ユンチャンはハナが自分を兄貴と呼ぶことに対し、友情の証なのだろうと感じているようです。
うーん。
やっぱりそれ以上の感情が芽生えることはないのかなー。
残念だわ・・・(笑)
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『大切に育てた娘ハナ』 あらすじ&感想 一覧はコチラからどうぞ。
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