第77話 ユンチャンの肩
カメが割れる音が聞こえるたびに、恐怖でユンチャンにしがみつくハナ。
ユンチャンはハナをしっかりと抱きしめる。
手下を引き連れてハナを探し回るグァンチョル。
見つかりそうになるが、危機一髪グァンチョルたちは別の方向へ向かう。
怖かっただろうと心配するユンチャンにハナは、幼いころ夜の発酵場に一人きりになった話をし、今は守ってくれる人がいるから怖くないと笑う。
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グァンチョルからの連絡がなく、苛立つソル議員。
ドヒョンは、グァンチョルとは無関係で、事件にも関わっていないはずの父がなぜそんなに慌てているのかと父を問い詰める。
ソル議員は黙って俺の力になれと言う。
会社の心臓部をユンチャンに任せたのに、ユンチャンがハナと組んでいるなんて絶体絶命の事態なのだと。
ドヒョンはそんな父の背中を見つめながら、敵はユンチャンとハナだけではなく、自分もなのだと心の中でつぶやいていた。
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ハナがユンチャンの肩に頭を乗せて眠っている。
ユンチャンは俺を頼り、そばで安心してくれてありがとうと心の中でつぶやいた。
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ハナに逃げられたというグァンチョルからの電話に怒り狂い、電話を叩きつけるソル議員。
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ハナはユンチャンにどうしていつも私に優しくしてくれるの?と聞く。
初めて会ったときからずっと。
ほかの人を愛していたときも変わらずに。
感謝してるからだと答えるユンチャン。
おまえに会うまで俺は孤独だった。
でも、おまえが孤独から引き戻してくれて、多くの幸せをもらった。
おまえがいてくれるだけで感謝している。
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ドウンがラゴンを呼び出し、キスをするフリで目を閉じさせ、その隙にDNA鑑定用の綿棒を口の中に突っ込む。
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ハナたちはソル議員を告訴する準備が整った。
1年前の殺人教唆、横領と背任行為、暴行などあらゆる資料を用意している。
ハナはおじいさまに話す時間が欲しいとユンチャンたちに申し出る。
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SSが今もファンソを狙っていること、ソル議員を告訴するつもりであることをチャン会長に報告するハナ。
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チャン会長がソル議員にすべて事実なのかと問いただす。
孫娘の戯言だと一蹴するソル議員。
そこへハナが現れ、謝罪の機会を与えると言う。
が、ソル議員はやましいことなどしていないと強気の態度を崩さない。
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ラゴンに、発酵場を売却しホテル業を計画したことをおじいさまに話すように言うハナ。
弁解の機会をあげると。
が、売却は経営的な戦略だと言い張るラゴン。
なら、あなたもおしまいねとハナ。
ソル議員は近いうちに検察に告発される。
あなたも運命を共にしなさい。
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ソル議員が訴えられた。
ハナとチャン会長だけでなく、ユンチャンからも訴えられたことを知り、驚愕の表情を浮かべるソル議員。
自宅に召喚状が届くが、無罪だから出向く必要などないとまだ強気でいた。
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倒す相手だとはいえ、実の父。
ユンチャンが召喚状のことで胸を痛めているのではないかと心配して、ハナがやってくる。
複雑だが大丈夫だと答えるユンチャン。
こうして来てくれた真心に報いるためにも沈んではいられないと笑う。
いつの間にか兄貴を頼り、心配している自分に気づくハナ。
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チョン委員長に会うハナとユンチャン。
ソル議員を告訴する人間は今後どんどん増える予定であること、党がソル議員をかばうならそれも問題にするつもりであることを話す。
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国会に逮捕同意案が提出され、可決された。
それを受け、ソル議員は強制連行される。
最後の最後まで悪あがきし、何とか逃げ道を作ろうとしたが、時すでに遅し。
手錠をかけられた姿でたくさんのフラッシュを浴びる。
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ラヒがハナに文句を言う。
ハナは、ソル議員に間違っていたと徹底的に教えてやると答える。
次はグァンチョル、次はラヒ、そしてその家族。
すべて暴いてやるからお楽しみに。
ラゴンもハナに食ってかかるが、ソル議員はホテル事業に転換させて買収する気だったのだと教えるハナ。
ソル議員が有罪になったら覚悟するのね。
ラヒはグァンチョルとの関係がばれ、捜査が及ぶ。
ラゴンはグァンチョルが父親だと明らかになれば、ファンソを永遠に追われる。
あがけばいい。
今度こそあなたたちを一掃する。
ハナの言葉にラヒもラゴンも青ざめる。
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テレビニュースでソル議員が強制連行されたことを知るチョンランと母。
帰宅したグァンチョルは荷物をまとめ海外逃亡をはかる。
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グァンチョルの家に警察が逮捕状を持って入ってくる。
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ハナがソル議員の尋問に呼ばれる。
検察へ向かうハナをつけ狙う人影が。
逃亡中のグァンチョルだった。
ユンチャンはハナを心配し、電話をかけ続けるが、検察に入ったハナは電話に出ることができない。
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ソル議員の政経癒着の核心資料をドヒョンに渡すヨンホ。
これが世に出回れば父はもうおしまいだ。
ドヒョンはこれを出すべきか迷い始めていた。
検察から出てきたハナの後ろ姿を見ながら、涙ぐむドヒョン。
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ついにソル議員が強制連行されました。
ここまで来たらもう言い逃れはできないでしょうね。
数々の悪事がすべて世間に露呈され、彼はすべてを失うことになるのでしょう。
それはそうと、今はグァンチョルに狙われているハナが心配です。
ドヒョンが見ているところでグァンチョルが登場してくれればいいのに。
でも、そうなったら、またハナは命がけで自分を守ってくれたドヒョンに・・・。
あー。
今はそんなことどうでもいいわ。
とにかく誰かハナをグァンチョルの魔の手から守ってやってくださーい!
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