ざっくり言うと、
マフィアの世界で育ったヴィンチェンツォという弁護士が、
悪徳巨大企業バベルと闘うお話。
弁護士とはいえ、
法なんか通用しない連中を相手にするには、
命を奪うこともいとわないような、
かなりグロテスクで、
血なまぐさい内容なのかなと
想像していました。
だとしたら、
どんなに大ヒットしたドラマだとしても、
私は観なくていいな、
とスルーしかけたんです。
同じように思ってる人が
もしかしたらいるんじゃない?
はい、そんな方に朗報。
確かに残酷なシーンが
ないわけではありません。
でも、最初から最後までシリアスなアクションメインなストーリーではなく、
むしろコミカルで、
笑えるシーンが満載。
えーーーーーっ!
嘘でしょーーーーーーっ!!
と、大どんでん返しを食らうこともあれば、
そのさらに上を行く
どんでん返しもあったり、
すべての要素が一筋縄ではいかない、
何層にも何層にも仕掛けが用意された、
複雑で上質で濃厚なドラマでした。
笑いあり、
涙あり。
はらはらしたり、
すかっとしたり。
「太陽の末裔 Love Under The Sun」で、
あれだけ女子のハートを鷲づかみにした
ソン・ジュンギくんが、
またしてもあなたを夢中にさせてくれることをここに断言いたしますw
……と、いきなり感情のギアを上げ過ぎてしまったので、
この辺でまずは登場人物たちを紹介しつつ、
ドラマの内容について
触れていきたいと思います。
本編を観てほしいから、
もちろん大事な部分は書きません。
あくまでもプレゼン。
安心して読み進めていただいて大丈夫です。
ヴィンチェンツォ・カサノ
とは何者か?
さ、まずは主人公のこの人に登場してもらいましょう。
ヴィンチェンツォ・カサノ。
イタリアマフィア カサノ家の
コンシリエーレ。
幼いころに養父となった
ボスの右腕として仕える顧問弁護士です。
冒頭で、
ヴィンチェンツォは、
エミリオという広大な農園を汚い手で奪った男に制裁を下すため、
どこまでもどこまでも続くぶどう畑にヘリでオイルをまき、
火を放ちます。
みるみる火の海と化すぶどう畑。
その日はボスの葬儀がありまして、
エミリオへの制裁は、
亡きボスがヴィンチェンツォに
託したものでした。
やるときは徹底的にやる。
情け容赦などなく、
完膚なきまでに。
マフィアの中で生きるとは
こういうことなのかと、
見せつけられるようなエピソードから
始まるわけですね。
一方、
ボスからの信頼が絶大な
ヴィンチェンツォを疎ましく思う人物。
それはボスの実の息子パオロ。
パオロは、
自分を父の後継者として認めない
ヴィンチェンツォを殺そうと、
人を送り込みますが、
ヴィンチェンツォはいち早くそれに気づき、
殺し屋たちを躊躇なく射殺。
頭に銃を押し当て、
顔色一つ変えずに引き金を引く
ヴィンチェンツォの姿に、
またしてもマフィアの恐ろしさを
思い知らされるわけですわ。
そんなヴィンチェンツォですが、
自分を殺そうとしたパオロに
報復することはせず、
パオロの愛車を爆破するだけにとどめ、
「もうイタリアには戻らない」と言い残し、
韓国へと向かいます。
その目的とは……?
敵対する弁護士は父と娘!
一方、こちらはホン・チャヨン弁護士↓↓↓
韓国最大の法律事務所ウサンの
エース弁護士です。
彼女が今担当している裁判は、
バベル製薬に対する訴訟。
ウサンはバベルグループの顧問でして、
これまでも数々の悪事を
もみ消してきたようです。
チャヨンもウサンのエースとして、
証人を大金で買収したりと、
汚い手を使うことも少なくない様子。
ちなみに、彼はチャヨンのアシスタント
チャン・ジュヌ↓↓↓
ちょっぴり鈍臭くて、
チャヨンをはじめ上司たちから
怒られてばかりです。
こちらは、
バベル製薬によって健康被害を被った
被害者側の弁護士ホン・ユチャン↓↓↓
すべてを失った人たちが、
最後につかめる1本の藁(わら)のような
存在でいたいという思いから、
自らの法律事務所に藁という名前を
つけている、
正義の弁護士です。
しかも、彼はなんとチャヨンの父親。
ただ、熱き信条がゆえに、
家庭をないがしろにした過去があり、
チャヨンは母の死を父のせいだと
恨んでいました。
父もまた、
ウサンの中で毒にまみれていく娘を正したいと願いながらも、
父娘は衝突するばかりの日々でした。
帰国早々ひどい目に遭う
ヴィンチェンツォ!
そんな中、
韓国に到着したヴィンチェンツォは、
いきなりタクシー運転手を装った
強盗団のリムジンタクシーに
乗り込んでしまい、
荷物や現金や高級腕時計を
すべて奪われるというハプニング。
さっきまで冷徹に人を殺していた彼が、
しょうもない雑魚にやられて
怒り狂う姿に思わず笑っちゃいました。
クムガプラザに隠された
秘密とは?
強盗がお情けで指に巻いてくれた
5万ウォンを使い、
ヴィンチェンツォはバスで、
クムガプラザという古びた建物へ向かい、
そこで建物の所有者である
チョ・ヨンウン社長↓↓↓と合流します。
実はこのクムガプラザの地下には、
なんと1兆500億ウォン相当の金塊が
隠されていまして、
金塊の所有者であるワンという富豪に、
隠すノウハウを伝授したのが
ヴィンチェンツォだったんです。
疑われないよう、
建物は第三者であるチョ社長の名義に
してあったのですが、
1年前にそのワン氏が急死しまして。
恐らく家族にも内緒だったであろう
金塊の存在を知っているのは、
今やヴィンチェンツォと
チョ社長の2人だけ。
そう、ヴィンチェンツォが帰国した理由は、
この金塊を手に入れるためだったんです。
バベル建設が再開発のため、
この界隈の商店街を買収し、
クムガプラザも買収しようと
躍起になっているところだったので、
ヴィンチェンツォたちは
事を急ぐ必要がありました。
クムガプラザの住人たちは
個性派揃い!
ところが、
クムガプラザには
立ち退きを拒む手強い住人たちが。
質屋のイ・チョルウクと
チャン・ヨンジン夫婦↓↓↓
クリーニング店のタク・ホンシク↓↓↓
ピアノ学院院長のソ・ミリ↓↓↓
ヨンホ食堂のクァク・ヒスと
中学生の息子キム・ヨンホ↓↓↓
暖薬寺の住職ジョクハと
僧侶のチェシン↓↓↓
パスタ店のオーナーシェフ トト↓↓↓
ダンス教室院長のレリー・カン↓↓↓
さらに、
開発反対の会の会長は、
先程も登場したホン弁護士でして、
”藁”はこのクムガプラザに
事務所を構えていました。
とにかく速やかに建物から
出ていってもらいたいヴィンチェンツォは、
(ビルを壊して金塊を取り出し
↑ここは内緒)
ビルを建て直した後で、
住人たちの再入居を約束すると
訴えるんですが、
なかなか信用してもらえず。
ようやく合意書にサインをしてもらえることになった矢先、
チョ社長はバベルの手下に
妻と娘を人質に取られ、
クムガプラザの売買契約書に印鑑を押すよう強要されてしまいます。
さらに、チョ社長は乗っていた車に
トラックが突っ込んできて、
大怪我を負い入院。
(死んじゃったかと思ったけど、
生きててほっ!)
バベルの卑怯なやり方に憤る
ヴィンチェンツォですが、
元々ヴィンチェンツォを信用していない
住人たちは、
再契約なんて最初から嘘だったんだと
大騒ぎ。
ホン弁護士もチョ社長が脅迫されて、
やむを得ず売却のサインに応じたという
ヴィンチェンツォの言葉を信じず
激怒します。
ただ、その後、
奪われたクムガプラザを取り返そうと、
小気味いいほど強気な姿勢で
バベルに揺さぶりをかけ続ける
ヴィンチェンツォの姿に、
ホン弁護士は少しずつ彼の見方を
変えていくんですね。
ウサンにやり手な
検事がやってきた!
さて。
この人は、
バベルとズブズブの癒着関係にある
ウサン代表ハン・スンヒョク↓↓↓
彼はある日、
先輩であるチェ・ミョンヒという
ソウル南東部地検の検事を、
自分の事務所へ来ないかと
スカウトします。
ミョンヒは、
上司の不正のもみ消しや冤罪の捏造など、
汚いことを平気でやってのける、
ある意味”やり手な”検事。
ただ、尻拭いばかりを押し付けられる境遇に不満も募らせていました。
そんなわけで、ミョンヒは検事を辞め、
ウサンのシニア弁護士になるのですが、
現エースのチャヨンにとっては
嬉しくないニュース。
あからさまに反発するチャヨンを、
ミョンヒもまた気に入らず、
2人は最初から水と油のような関係でした。
バベル製薬が開発中の
新薬には麻薬成分が!
そんな中、裁判で不利な証言をしないよう、
チャヨンはバベル製薬の開発者たちを
バベル代表の別荘に隔離していたんですが、
その中の1人が逃げ出します。
バベル製薬が開発中の新薬PDU-90。
実は主成分にはなんと麻薬性があり、
バベルはそれを隠して
販売しようとしていました。
韓国に麻薬を蔓延させて
儲けようとするなんて恐ろしや恐ろしや。
しかも、その臨床実験は殺人も同然なほど
ずさんなもので。
ま、今の段階でバベルに非はないと主張するチャヨンも、
被害者側のホン弁護士も麻薬が絡んでいるなんて衝撃的な事実は知らないんですけどね。
とにかく。
チャヨンは1人が逃げ出したことを
知りつつ、
自分で何とかしようと
上には報告せずにいました。
極悪非道のバベルの会長ってどんな人?
さあ。
この辺で、ヴィンチェンツォに
”やくざかマフィアのようだ”と
例えられるほど、
極悪な組織バベルグループのトップに
登場してもらいましょうか。
はい、この人がチャン・ハンソ会長↓↓↓
えー、こんなに若い子が???
そんな悪そうに見えないけど……。
と、思いません?
若いということだけでなく、
会話の節々からも
「あらら、この人ちょっぴりおバカさん?」と分かってしまう、
知性もカリスマ性もかなり足りない人物。
彼がお飾りの代表で、
彼を操る本物のトップが別にいることは
かなり早い段階からにおわされます。
研究者の1人が逃げ出したことを知り、
怒り狂った本当のボスが、
彼をアイスホッケー場で
ぼこぼこにするシーンはとても残忍で、
その人物の狂気ぶりが
伺い知れるんですよね。
この恐ろしい人物は一体誰なのか?
それは後ほど明かされます。
クムガプラザをバベルから守り続けるヴィンチェンツォ!
では、話をクムガプラザに戻します。
バベル建設は住人たちを追い出すためなら、
死傷者が出ることも承知の上で
工事を始めたりと
荒手な手口を使うのですが、
ヴィンチェンツォは
自費で大体的なワインパーティを開き、
イタリア大使などの大物を招待することで
バベルが手を出せないようにしたり、
担当者の賄賂や浮気をネタに脅したりと、
奇想天外な様々な方法で
プラザを守るんですね。
少しずつヴィンチェンツォを
信頼し始める住人たち。
ホン弁護士もまた何かとヴィンチェンツォを酒に誘っては、
いがみ合ってばかりの娘チャヨンへの
本当の気持ちや、
弁護士としての信念などを
熱く語るようになります。
ホン弁護士が気にかける
服役中の女性は?
実は、ホン弁護士にはヴィンチェンツォに、
もう1つ大きな命題を抱えていました。
それはオ・ギョンジャという
殺人罪で服役している女性のこと。
家政婦として働いていた家の主人から
セクハラを受け、
彼女は結果的にその男を
死に至らしめてしまったのですが、
本当は助けようと思えば助けられたのに、
主人の妻はあえて放置して
助けなかったんです。
なぜなら、
女好きの夫に死んでほしかったから。
ホン弁護士は、
罪を被って服役しているギョンジャに
何度も再審を持ち掛けますが、
彼女は過去に幼い息子を
手放してしまったことの罰だと言い、
罪を受け入れ、
再審を断り続けていました。
身寄りもなく、
膵臓がんにも冒されているかわいそうな人。
ここまで読んでぴーんと来た方、
はい大正解です。
そう、彼女が手放してしまった
幼い息子というのは、
ヴィンチェンツォのことでした。
ホン弁護士は5年前、
彼女の裁判の際、
怒りに震えた様子で傍聴席にいた
ヴィンチェンツォの姿を
覚えていたようです。
つい最近も刑務所近くで彼を見かけ、
間違いないと確信。
こんな偶然あるかいな!って
思っちゃうけど、
そこは”運命”という言葉で
片付けることにしましょうw
とにかく、
ホン弁護士は最初は知らぬふりで、
事あるごとにヴィンチェンツォを連れて
ギョンジャの元へ行ったりしつつ、
知ってることを明かしたあとは、
息子だと名乗り出るよう
優しく諭したりしていました。
逃げた研究者の行方は?
そんな中、
何者かの手により別荘がガス爆発を起こし、
隔離されていた開発者たち全員が
死亡します。
バベルに対して憤怒するホン弁護士。
ヴィンチェンツォは、
このままではホン弁護士の身にも
危険が及ぶと心配し、
手を引くよう説得しますが、
ホン弁護士は聞く耳を持ちません。
実は逃げた研究者は
ホン弁護士に助けを求め、
2人は既にコンタクトを取っていました。
ホン弁護士は治験者の命を
何とも思っていない新薬開発の実態を聞き、
裁判での証言を依頼したのですが、
研究者は自分と家族の安全が
保障されなければ無理だと拒否。
ただ、同僚たちが消されたことで
考えを改め、
証言するとホン弁護士に
連絡してきてくれました。
一方、ヴィンチェンツォは、
いつの間にかホン弁護士に随分と肩入れし、
心配までしている自分に
何をやっているのかと呆れ、
さっさと金塊を掘り起こし
韓国を発とうと決めます。
そして、クムガプラザの住人に、
隣の商業ビルを1つ買うので、
そこに入るようにと提案。
最初はただでビルを1つくれるなんてと
怪しみ、
いぶかっていた住人たちですが、
僧侶の「信頼の徳を積みませんか?」
という言葉に促され、
全員が同意することになります。
ミョンヒVSチャヨン
さて。
いまだ研究員を見つけることが
できないチャヨンは、
ハン代表とミョンヒに
隠していたことがバレ、
大目玉を食らいます。
その後、チャヨンは
ミョンヒの歓迎会の席で、
ミョンヒがズンバを踊るものまねをしたりと攻撃的な態度をとり、
ますます疎まれる存在に。
そんなある日、
チャヨンはミョンヒから、
父が被害者側の弁護人であることを理由に、
バベルに関わるすべての事件から
手を引くようにと告げられます。
父のせいで仕事を奪われたと
怒鳴り込んでくるチャヨン。
チャヨンは母の話まで持ち出し、
父にひどい言葉をぶつけました。
そんな中、
ミョンヒは、
”魔法の玉”と呼ぶ忠犬たちに
逃げた研究者を探させ、
見つけたあと「2人ともよ」と命じました。
「2人ともよ」とは???
ついに悲劇が……!
1人コンビニ前でビールを飲んでいる
チャヨンに、
ヴィンチェンツォは、
「親を責めると必ず後悔が残る。後悔はこの世で最も苦しい地獄だ」と言い、
「ホン先生と飲むから良ければどうぞ」と
声をかけて去っていきます。
酒を酌み交わしながら、
ヴィンチェンツォは
改めてホン弁護士に
手を引くよう説得しますが、
バベルと闘い続けると、
その姿勢を変えるつもりが全くない
ホン弁護士。
タバコを吸いに店の外に出たホン弁護士の
携帯電話が鳴り、
ヴィンチェンツォがふと見ると、
”PDU”というクレジットが
表示されていました。
そう、バベルが開発中の新薬の名前。
逃げた研究者からの電話だと確信した
ヴィンチェンツォは、
戻ってきたホン弁護士に確認し、
何度も電話がかかってきたことを告げます。
そのころ研究者は”魔法の玉”に追われ、
必死に逃走している最中でした。
ホン弁護士が、
慌てて折り返しの電話をかけたその瞬間。
トラックがものすごい勢いで
店に突っ込んできて、
ホン弁護士とヴィンチェンツォが
衝撃ではね飛ばされました。
血まみれで横たわる2人。
店に着いたチャヨンは
そのむごい光景を目にして言葉を失います。
悲しいことに
そのままホン弁護士は
亡くなってしまいました。
亡くなったとたん、
人権派弁護士として有名だった彼が、
実は裁判関係者に賄賂を送ったり、
証言者に偽証を強要したりと
裏の顔を持っていたという報道が
一斉になされ、
チャヨンや、
ホン弁護士の元で働いていたナム事務長らは悔しさに唇をかみます。
あ、ナム事務長を
まだご紹介していなかったかな。
この人です↓↓↓
それでもホン弁護士に助けられた
たくさんの人たちが花を手向けに
藁を訪れ、
彼らが感謝の気持ちを綴り貼っていった
メッセージカードは日々増え続け、
やがてドアも壁も覆い尽くすほどに。
ホン弁護士の人柄が忍ばれる光景に
泣いちゃう。
泣き暮らすチャヨンと
目覚めないヴィンチェンツォ
一方、邪魔者を排除したバベルは、
予定通りPDU-90を発売。
チャヨンは遺品整理をしながらも、
心の整理ができず、
泣いてばかりの日々を過ごしています。
ヴィンチェンツォは
あれから9日を過ぎても、
いまだ意識が戻らず。
リーダーだったホン弁護士が亡くなり、
ビルを用意してくれるはずの
ヴィンチェンツォは目を覚まさず、
クムガプラザの住人たちは
不安を募らせていましたが、
チャヨンが藁を畳むと決め、
ますます落胆します。
チャヨンは父の死が単なる事故とは思えず、
かといって証拠もなく、
その悶々とした胸の内を
ヴィンチェンツォの傍らで、
泣きながら吐露していたのですが、
なんとそのとき、
ヴィンチェンツォが突然目を覚まし、
何事もなかったかのように
起き上がりました。
いきなりの完全復活w
チャヨンがウサンと決別!
そんな中、逃げた研究員の遺体が見つかり、
自殺だと報道されます。
そのニュースを聞いたチャヨンは、
父の死と彼の死は
バベル製薬とウサンが仕組んだことだと
確信。
ウサンに怒鳴り込み、
退職願を叩きつけました。
あの日、ミョンヒが”魔法の玉”に指示した
「2人とも」は、
ホン弁護士と研究者どちらも
始末しろという意味だったわけですね。
元検事、現弁護士ともあろうお方が、
そこまでやるんかって。
で。
意識が戻り、
事態を把握したヴィンチェンツォは
怒りに震え、
チョ社長にあることを依頼します。
それはこんなこと↓↓↓
(チャン会長の枕に無数の注射針!)
恐怖におののくチャン会長に、
ウサンのハン代表は
チャヨンの仕業だろうと答え、
チャヨンは警察に連行されてしまいます。
藁を引き継ぐことにしたと、
クムガプラザの住人たちに
宣言をしているその最中に。
ヴィンチェンツォは、
事務長からチャヨンが連行されたので
助けてほしいと懇願されますが、
彼女は自力で何とかするだろうと
取り合わず。
ただ、朝になっても釈放されない
彼女のために、
彼女ではないという証拠を持って
警察署に来てくれました。
チャヨンが連行されたと知り、
大慌てで駆けつけたジュヌは、
噂のヴィンチェンツォと念願のご対面。
ついに手を組むチャヨンと
ヴィンチェンツォ!
その後、ヴィンチェンツォは、
ウサンとバベルには勝てないからと
事務所を畳むようチャヨンに言うんですが、
チャヨンは
クムガプラザを取り返すことに協力するから手を組もうと提案し、
ヴィンチェンツォもしぶしぶ同意します。
手を組んだ2人が最初に向かったのは、
ホン弁護士を死なせた
トラック運転手がいる留置場。
誰に命じられたのか教えないと、
今夜中に死ぬとヴィンチェンツォが脅すと、
運転手は”ピョ部長”という名前しか
知らないと言いながらも、
その連絡先を2人に教えます。
命じた人間が別にいるとはいえ、
父を殺した張本人に何もできない悔しさで
涙ぐむチャヨン。
ヴィンチェンツォはその姿を見て、
運転手に向かい、
大きな声で、
「ご協力に感謝します。あなたの証言に沿って調べ直して、黒幕を捕まえます」
と叫びました。
その日、運転手は留置場でケンカになり
殺されます。
こうなることを予想して、
大声でお礼を言い、
運転手が指示した人物について
漏らしたことを知らしめた
ヴィンチェンツォ。
チャヨンは複雑な気持ちで、
「何をやってもいいけど、殺しだけはしないこと」と彼に訴えました。
ナム事務長も仲間入り!
そこへピョ部長(魔法の玉、ね)が
見つかったとの連絡が入り、
ヴィンチェンツォとチャヨンが
手を組んだことを知った事務長も、
ホン弁護士の敵を討ちたいと
仲間入りすることに。
彼は秘技があると言い、
荷物を担いで立ち上がりました。
ホン弁護士殺害を
指示した人物を吐け!
ピストルを突きつけ、
指示した人物を吐かせようとする
ヴィンチェンツォでしたが、
”魔法の玉”たちは頑なに口を割ろうとせず、
ついにヴィンチェンツォは
片方の男に発砲します。
胸から血を吹き出し、
後ろに弾き飛ばされた相方の姿を見て、
男は指示したのが
ミョンヒであることを暴露しました。
ただね。
これにはおまけがありまして。
撃たれた男は、
実は生きていまして、
これこそが事務長の秘技。
なんと彼は前職で
特殊メイクの仕事をしていたんですってw
死んだと思った相棒が生きていて、
驚く男。
このあと”魔法の玉”2人は、
ヴィンチェンツォたちに
絶対服従の身となります。
ミョンヒに宣戦布告!
ヴィンチェンツォは、
コインランドリーでズンバを踊っていた
ミョンヒに電話をかけ、
”魔法の玉”が、
ホン弁護士と研究者の殺害を
指示した人物は、
ミョンヒだと吐いたことを伝えます。
トラックが猛スピードで
ランドリー目掛けて走ってくるのを見て、
悲鳴を上げながら部屋の隅に逃げ、
縮こまるミョンヒ。
誰が自分を脅しているのか分からず、
恐怖に震えながらも、
ヴィンチェンツォの、
ホン弁護士と被験者の名誉を
回復させろという要求には、
従う気がない様子です。
バベルグループの
本当のボスはあの人だった!
バベル製薬原料貯蔵庫に
定期消毒の業者が入ってきました。
例のPDU-90にもせっせと薬をかけています。
作業が終わり、
トラックに乗り込んだのは
なんとヴィンチェンツォとチャヨン、
そして事務長。
ヴィンチェンツォが去り際に、
火のついたライターを投げ捨てました。
瞬く間に火の海と化す貯蔵庫。
そう、消毒と偽ってまいたのは
オイルだったようです。
冒頭でぶどう畑を燃やし尽くしたのと
同じように、
貯蔵庫は、
手の施しようがないほどに
みるみる炎に包まれていきました。
この作業に協力した人物たちが、
その光景を見て満足そうに笑っています。
彼らはバベル製薬を訴えていた
被害者家族たち。
彼らもまたホン弁護士の敵を討ちたいと
集まってくれたのでした。
泣ける……。
爆発を繰り返しながら燃える貯蔵庫を
見ながら、
ヴィンチェンツォは、
「何であんなもの作るんだ。捕まってもいいから、全部燃やしてしまいたい」と、
憤っていたホン弁護士を思い出しています。
一方、
駆けつけたチャン会長が
この大惨事に慌てふためいていると、
到着した車から1人の男性が
降りてきました。
怯えた表情で「ボス」と
つぶやくチャン会長。
ボスと呼ばれた男。
バベルグループを動かしている本当の人物。
それは鈍臭くて、
いつもみんなに叱られているあの
チャン・ジュヌでした。
ひーーーーーーっ!!!
__________
以上が第4話までの流れです。
ここまでも様々なエピソードがあり、
かなり衝撃的な展開ではありますが、
いやいやいや、
こんなもんじゃないですから。
ここまではほんの序章。
ここから先にどんなことが起きるのかは、
何も書かないことにします。
余計なヒントが、
絶対邪魔になると思うから。
まっさらな気持ちで
わくわくしながら観てほしいです。
__________
ここまでも主軸のみを書いたので、
本当はもっといろんなサブストーリーが
あるんですよ。
特に面白いのは、
ヴィンチェンツォと
クムガプラザの人々との絡み。
例えば。
ヴィンチェンツォは、
トトの店に毎日やってきて、
料理を一口だけ口に入れたあとで吐き出し、
ひどい料理だったと
酷評して帰っていきますw
トトがイタリアで修行したと
嘘をついていることが、
ヴィンチェンツォにはバレバレ。
自信作をことごとくけなされ、
凹みまくるトトが面白くて面白くてね。
腹黒系の検事とか社長とか、
鼻持ちならない役が多い
キム・ヒョンムクさんに、
こんな笑わせられる日が
来るとは思わなかったです。
__________
クリーニング店のタク・ホンシクに、
高級なイタリアンブランドのスーツを、
つんつるてんにされて
怒り狂うくだりも笑える!
__________
↑では登場しなかったけれど、
彼は対外安全保障情報院
イタリア犯罪チームの
アン・ギソクチーム長↓↓↓
マフィアが韓国に入国したことを察知し、
トトに弟子入りする形で
クムガプラザに入り込み、
ヴィンチェンツォを見張っています。
「愛の不時着」で、
ソン・イェジンさん扮するセリの生存を
信じて、
粘り強くその痕跡を探し回った
保険会社職員役イム・チョルスさん。
ヴィンチェンツォが、
食堂の中学生の息子が、
悪い仲間たちとタバコを吸っているのを
厳しく叱ったり、
暖薬寺の住職のため、
ホットカーペットを敷いてやっているのも
しっかり見ていました。
金塊が埋まっているのは、
まさにこの寺の下。
僧侶が床暖房の工事を業者に
依頼したことを知り、
工事を阻止するため、
慌てて電気カーペットを
用意しただけなんですが、
アンチーム長は、
マフィアがこんなことまでするなんてと
感心していますw
そうそう。
質店のイ・チョルウク役は、
ヤン・ギョンウォンさん。
彼も「愛の不時着」に出ていましたね。
ヒョンビンさん扮するジョンヒョクの
部隊員、
ピョ・チス役でした。
となれば、この方のことにも
触れておかねば。
弱い者たちの味方ホン弁護士。
彼が、
この人だって気づきました?
「梨泰院クラス」のチャン会長!
ユ・ジェミョンさんなんですが、
あの憎たらしいチャンガの会長と
同じ人だとすぐに気づく方、
少ないんじゃないかな。
__________
クムガプラザのほかの住人たちとの絡みは、
このあともっともっとたくさん登場します。
バベルの手下である暴力団のボス
パク・ソクドも、
ずっと出てくる大事なキャラ↓↓↓
__________
ナム事務長役ユン・ビョンヒさんも、
めちゃめちゃいい仕事してます↓↓↓
「ストーブリーグ」で、
熱心なスカウトマン役だった人です。
メガネかけているせいか、
全然気がつかなかったw
__________
チャヨン役のチョン・ヨビンさんは、
私的には今回はじめましての女優さん
だったんですが、
一気に好きになっちゃいました。
切れ長の目が印象的な美人さんなのに、
とにかく顔芸と言ってもいいぐらいに、
表情がめちゃくちゃ豊か。
目を吊り上げて、
あごをしゃくらせて怒鳴ってる顔も、
自信満々なしたり顔も、
喜びを爆発させて笑う顔も、
どんな顔にも魂がこもっているように
感じられて、
めちゃめちゃ引き込まれたなー。
いや、顔だけじゃなく、
仕草や動き方全部が表現豊かで、
特にユーモラスなチャヨンには
何度も笑わせられました。
バベルの真のボス チャン・ジュヌ役は、
2PMのテギョンくん。
最初はいつもチャヨンの後ろをついて歩く、
頼りないけど、
愛嬌たっぷりのかわいいインターンとして
登場しているんですが、
5話以降はどんどん本性を
現していくんでね。
写真もヒントになっちゃうんで、
載せないことにします。
彼の豹変ぶりにぶったまげてくださいw
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ジュヌの操り人形的
チャン・ハンソ会長役は、
クァク・ドンヨンくん。
彼も終始すっごいいい芝居してます。
ハンソの震えおののく姿が
リアルであればあるほど、
ジュヌの狂気ぶりが際立つわけで。
あまりいろいろ書けないけれど、
ドンヨンくんの高い演技力には
感心させられっぱなしでした。
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人としての心が欠片も見当たらない
元検事ミョンヒ役は、
キム・ヨジンさん。
スタイリッシュな
ヴィンチェンツォとチャヨンとは、
徹底的に真逆な、
地方の食堂のおばちゃん的風貌
(↑イメージね 笑)なのに、
やってることは獣以下という
卑劣極まりない女。
いかにも悪女という
見た目じゃないからこそ、
そのギャップが超怖いです。
ヨジンさんだからできること。
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で。
最後はやっぱりこの人のことを
書かなくちゃね。
ヴィンチェンツォ役ソン・ジュンギくん。
この写真も4話までの分のみで
構成されております。
もっともっとかっこいいシーンは
山程あるけどね、
それは隠しておきますw
美しくクールなヴィンチェンツォが、
時にコミカルに、
時に残忍に、
時にワイルドに……。
最初から最後までいろんな魅力を
見せ続けてくれます。
とにかく。
次から次へと新たな波が押し寄せて、
ラストまで一度たりとも
気を抜けないストーリー展開に、
どっぷりハマっちゃうこと間違いなし!
ヴィンチェンツォ+チャヨン
VS
バベル+ウサン
の闘いがどう決着を迎えるのか?
そして、金塊は
無事ヴィンチェンツォの手に入るのか?
はたまたヴィンチェンツォとチャヨンに、
愛は芽生える???
などなど。
その答えはぜひ本編でご確認くださいませ。
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画像と動画キャプチャは、
公式サイトよりお借りしました。
感謝!
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