キャスト
カン・ミノ(ゴールドパートナーズ アジア総括本部長):チョン・ギョンホ
キム・スンジョン(ヘルミア カン会長秘書):キム・ソヨン
イ・ジュニ(ヘルミア 法務チーム長):ユン・ヒョンミン
マ・ドンウク(スンジョンの彼・刑事):チン・グ
第6話
ジュニの父は中部工場の警備員。
スンジョンの父は副社長。
幼いころからジュニはスンジョンに憧れながら、自分が惨めで近づけずにいた。
そんなジュニに反して、いつもスンジョンのそばにいたドンウク。
ドンウクが言う「俺のお嬢さん」という言葉に憧れていた。
いつも一歩遅れている自分。
ドンウクがいなくなり、やっとスンジョンのそばにいられるようになったのに、
スンジョンを抱きしめるミノを見て、また出遅れたような不安を感じるジュノ。
「俺を置いて行くな。いいな」と言うと、ミノは再び意識を失った。
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付き添いの女性を見たとたん、呼吸と脈拍数の数値が正常に下がったと言う医師の言葉を聞き、それは秘書のことかと尋ねるチョ医師。
ウシクが来たので、スンジョンは帰宅することになる。
家まで送るジュニ。
階段のところで所長が待っていた。
久しぶりに話をするスンジョンとドンウクの父。
所長は、中部工場が売却されたら故郷に帰るつもりだと言う。
その前にスンジョンを安心できる男に嫁入りさせたいと思っている。
「ジュニはどうだ?」と言う所長。
「ジュニならドンウクも私も安心して嫁がせられる」
「変なことを言わないでください」と言いながらも「嫁入り支度は任せろと言う所長の優しさに涙を流すスンジョンだった。
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トラックにぶつかったヨンベ。
何とか一命は取り留めたものの、昏睡状態に陥っていた。
ヨンベの家は借金で火の車だったが、数か月前に完済していたことが分かる。
原料の件で儲けたのだろうと言うナ刑事。
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ジュニはカン会長から中国支社に行くよう指示される。
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チョ先生は、術後、好みや性格が変わり、特定の状況で心臓が反応するミノの症状に対し、「細胞記憶現象」だと告げた。
それは、ドナーの性格や好みが移植者に転移する現象のこと。
「おまえの意思で解決できる問題ではなさそうだ」と言うチョ先生に食ってかかるミノ。
チョ先生は「心は思い通りにはならない。例えば、愛」と言い、ミノのスンジョンに対する行動を指摘する。
「俺が彼女を好きだとでも?」と言い、笑い転げるミノ。
「口実を作ってその人に近づこうとするなら、それは愛だ」と言うチョ先生。
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カン会長の奥様から呼び出されるスンジョン。
秘密の頼み事を依頼される。
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書類を落とし、床にばらまいてしまったスンジョン。
それを拾ってやるジュニ。
そんな2人を見ながら、イライラが高まるミノ。
チョ先生の言葉を全否定するかのように、書類を作り直すようにと意地悪くスンジョンに指示をする。
ジュニに「なぜ彼女の周りをうろつくのか?」と文句を言うと、ジュニははっきりと「私はキム秘書が好きなのです」と答えた。
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スンジョンに対する気持ちを愛だと認めたくないミノは、その後もスンジョンに暴言を吐きまくる。
そのくせちょっとスンジョンに優しくされると、心臓が高鳴り、骨抜きになってしまうのだった。
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ヨンベの車からは血痕の反応も、修理したあとも出なかった。
「黒幕は別にいる」という言葉を思い出し、裏で操っている人間を探すことにするナ刑事。
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ミノが倒れたことで、世論を動かす計画が水の泡になってしまったと嘆くユン理事。
「債権買収に対して再度仮処分を訴えろ」と言うカン会長。
が、それをすることにより、ずさんな経営実態が表面化してしまうと懸念する理事たち。
会長は「あいつらを倒せるなら、自分の身を切ることぐらいいくらでもやる」と捨て身の覚悟だった。
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会長の最後の悪あがきにミノたちも対策を立てる。
ミノは、マスコミにヘルミアの放漫経営を暴露することにする。
取材の日、スタッフの車が事故に遭い、急遽スンジョンがスタイリストの代わりをすることになる。
メイクをしてもらい、ネクタイを結んでもらうミノ。
スンジョンの顔が至近距離に迫り、心臓はもはや破裂しそうなほどの高鳴りだった。
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取材の中で父のことを聞かれたミノは、「父が理想家だったから、経営権を失ったのだ」と答える。
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取材が終わり、スンジョンと一緒に階段を上るミノ。
ミノが「あの家は君にとって特別なんだろ?もう家に呼びつけたりしない」と言う。
スンジョンは「始めは抵抗があったけれど、もうこだわるのをやめる」と答えた。
さらに、ミノは、「彼は君のどこに惚れたんだ?」と質問。
恥ずかしがりながらも、スンジョンは「公転の意味が分かったと言っていました」と答える。
それは、離れようとしても近づいてしまうという意味。
まさにチョ先生が言っていたことだった。
スンジョンがミノに言う。
「お父様を恥じないでください。父を恥じるべき人間は私です」と。
ミノのことも悪い人じゃない、心が傷だらけの人なんだと気づいたと言う。
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親戚のおじ、おばが父と一緒にジュニのマンションにやってくる。
優秀なジュニに息子の就職の世話をしてもらおうと思って来たらしい。
が、ジュニは「母さんの手術代も貸してくれなかった人たちだぞ」と声を荒らげ、お金だけ渡して行ってしまう。
ジュニが親戚たちからも蔑まれ、惨めな思いをして育ったことがうかがい知れます。
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ハン本部長がミノにスンジョンの監視をしていないことを責める。
カン会長は中国支社の幹部会議に出席していることになっているが、実は会議など予定にないとのこと。
「会長宅に監視をつけたら、あなたの秘書が出入りしている」と言うハン本部長の言葉に驚くミノ。
ミノはスンジョンを尾行する。
すると、スンジョンは病院に入っていった。
そこはがんセンター。
病室にはカン会長の名前。
すべてを悟り、病室に入っていくミノ。
そこには排泄も満足にできなくなっているカン会長の姿があった。
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「こんなふうに死ぬために汚いマネをしてきたんですか?」と怒鳴るミノ。
ショックを隠しきれない様子です。
ミノは「これから何が起こるか覚悟しておけ。おむつのことまで世間にバラし、笑いの種にしてやるから」と大声で罵るが、まだ幼い息子がそれを聞き、「父さん、死んじゃうの?」と言って泣き出してしまう。
病室を出るミノ。
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追いかけてきたスンジョンに「危篤だと公表されそうで怖いのか?」と冷たく言い放つミノ。
「少し落ち着いてから」と心配するスンジョンの胸ぐらをつかみ、
「優しいふりをするな。裏でおじを助けながら、俺の心配を?」と怒鳴る。
「遊んでくれたら、理性を取り戻せそうだ」と言うミノに、
「誘惑はできませんが、私で良ければ遊びますか?」と答えるスンジョン。
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カン会長がテム法律事務所と頻繁に接触していることを知るジュニ。
テムは経営権の継承と相続を任されている事務所だった。
ジュニは会長の体調が思わしくないことを察する。
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スンジョンは、アメリカにいる長男を父親に会わせたいという奥様の依頼を人として断れなかったとミノに話す。
中部工場のためでもあると言う。
私が愛した人たちと思い出のある場所。
私が両親を亡くしてひとりぼっちになったとき、家族のように癒やしてくれた人たち。
あの工場は彼らにとっても大切な場所なんです。
自分自身と家族が生きてきた証。
彼らの存在そのものなんです。
……そんなスンジョンの言葉に「悪いな。俺の頭には数字しかない。おじの死によるヘルミアの損失や株価の下落だけだ」と言い、「じゃあな」と去って行くミノだった。
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ミノがまた悪夢を見ている。
頭から血を流して道路に横たわる自分の傍らに誰かが立っている。
誰なんだ?
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カン会長ががんセンターに入院していて、病状が深刻であることをハン本部長に話すジュニ。
ジュニは理事たちを呼びつけ、「カン会長からゴールド社へ鞍替えする気はありませんか?」と切り出す。
そして、会長が末期の大腸がんであることを告げる。
この件を検察に知られたら、債権買収に対する仮処分の訴訟は失敗に終わるはず。
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ネットにカン会長の病気のことが報じられる。
同時に理事会では、代表理事の解任が可決。
ミノが到着したときには、ジュニの先導ですべてが終わっていた。
ゴールド側に寝返った理事たち。
思い通りになったものの、ミノの気持ちは複雑だった。
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ミノは足早に歩くスンジョンを見つける。
彼女は会長の息子たちを別荘に連れて行こうとしていた。
スンジョンは、ミノが記者に暴露したのだと思っている。
ミノもそれを否定しない。
スンジョンは「期待もしていませんでした。でも、なぜかがっかりしています」と言い、赤信号をよく確認もせず、横断歩道を渡り始める。
車にひかれそうになり、危機一髪ミノが助ける。
「何を考えてる?」と怒鳴るミノ。
心臓が高鳴る。
チョ先生の言葉が頭の中でよみがえる。
この気持ちは本当に愛なのか?
確かめるためミノはスンジョンにキスをする。
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ミノは会長の姿が相当ショックだったようです。
金のことしか頭にないと口では言っているけれど、本当は死と直面しているおじにショックを受けているのだと思います。
移植前のミノなら、喜んで万歳三唱でもしたかもしれないけどね。
スンジョンにキスをしたミノ。
この気持ちが愛だと自覚しちゃうのかな~(笑)
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