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ヒーラー|チ・チャンウク パク・ミニョン ユ・ジテ 第8話 あらすじ&感想

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キャスト

ソ・ジョンフ (28歳/ヒーラー&便利屋):チ・チャンウク

チェ・ヨンシン (27歳/ インターネットメディアの記者):パク・ミニョン

キム・ムンホ (37歳/ 地上波放送局の記者):ユ・ジテ

第8話

ミョンヒが昨夜のことを思い出している。

ムンシクの部屋から出てきたヒーラーの腕をつかみ、「ジュンソク。ジュンソクよね?そうでしょ?」と叫んだミョンヒ。

ムンシクが部屋の奥から声をかけ、その隙にヒーラーが逃げていく。

ジュンソクだと言ったミョンヒだが、「20年も前に死んだジュンソクが現れるわけない」と我に返る。

「私ったら……」と泣き出すミョンヒに、

「ジュンソクとそんなに似てたのか?」とムンシクが聞く。

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昨日の男は泥棒で、自分を見て慌てて逃げるところだったのだとミョンヒに説明するムンシク。

「変なこと言ってごめん」と謝るミョンヒ。

彼女はムンシクに、ジュンソクの奥さんの連絡先を調べてほしいとお願いする。

「息子がいたよな?」と聞くムンシク。

ソ・ジョンフ。

12月生まれだからジアンより1つ年上。

今28歳だと答えるミョンヒ。

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ヒーラーがミンジャに、なぜこの家の奥さんが父を知っていて、写真も持っているのかと尋ねるが返事がない。

「答えたくないなら直接聞いてみる。ソ・ジュンソクの息子ですが、奥さんは誰ですか?と」と。

代わりに師匠の声が聞こえてくる。

彼女はチェ・ミョンヒ。

あの写真に写っている唯一の女性。

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ジョンフは学生時代、問題児だった。

両親がいなくておばあさんと住んでいる。

父親は自殺をした。

だから、ひねくれるのも無理はない。

先生もクラスメイトもそんなジョンフを理解してやろうと、腫れ物に触るように扱っていた。

「俺が一番嫌いなことは、人間の”理解”と”関心”だ」

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師匠を待っているヒーラーにヨンシンから電話。

ヨンシンは唐突に「東と西ならどっち?」と聞いてくる。

「昨日贈り物をもらって、上に報告しなきゃいけないんだけど、どこまで報告すべきか悩んでて」と言う。

ただただ「東か西か」と詰め寄られ、意味も分からないまま「東」と答えたボンス。

「やっぱりそうよね」と言うヨンシン。

「遅れてもいいから朝ごはんを食べてきて」

電話が切れる。

「俺が一番嫌いなことは、人間の”理解”と”関心”だった」

過去形になったようです。

それはヨンシンに世話を焼かれていることがイヤじゃないってこと。

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ジョンスが「サムデー」にやってくる。

ムンホの一番弟子だと名乗ったので、ヨンシンはムンホのことを聞き出そうとする。

相手がヨンシンだと知らず、「代わりにチェ・ヨンシンのことを教えてくれ」と言うジョンス。

グラマーか清純系か金持ちか。

そこへムンホがやってきて、ジョンスは今、話している相手がヨンシンなのだと知る(笑)

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接待の動画をムンホと部長に見せるヨンシン。

「入手経路は?」とムンホ。

情報提供者は以前から取材をしてきた人物で、やっと会えたのだということ、先輩が権力を使ってこのネタを横取りするのではないかと怖いということを正直に話すヨンシン。

ムンホはヨンシンに一任すると約束する。

ヒーラーだと告白したヨンシン。

「もしかしてご存じですか?」

「知ってる」とムンホ。

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先ほどの電話から、ヨンシンがムンホに動画のことを報告しようとしていることを知り、慌てて出社してきたボンス。

ムンホの部屋で一緒にいる2人を見つけ、制止を振り切り、部屋に飛び込む。

話をはぐらかすために、「ファン社長の行きつけのクラブを突き止めたんです」と騒ぎ立て、それがルナムーンであることを告げる。

そのとき、接待の画像を流していたムンホのパソコンにメールが届く。

そこに書かれていたのは、ヒーラーのアドレス。

凍り付いたように驚くヨンシン。

「送り主はヒーラー?」

ボンスは「店名はどこに書いておきましょうか?」と話に割り込み、わざと書類を落とす。

拾いながら、そっと机の下に盗聴器を仕掛ける。

部屋から出される部長とボンス。

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警察のサイバー捜査官も、凄腕のハッカーも突き止められなかったヒーラー。

「そんな彼がなぜ先輩にメールを?不思議だわ」と言うヨンシン。

顧客として依頼したのかというヨンシンの質問に「そうだ」と答えるムンホ。

ヨンシンはヒーラーに動画を頼んだのもムンホだったのだと誤解する。

あれこれ質問攻めにするヨンシンに、インタビューの練習かのごとくダメ出しをするムンホ。

なぜスター記者が、B級記者を調べるのか。

なぜ守ってくれたり、DNAを調べたりするのか。

疑問だらけのヨンシン。

「腕も論理もないが、覇気があるな」とムンホ。

彼は地上波のテレビ局を辞めて、自分の新聞社を作りたかったので、この新聞社を買い取る前に記者1人1人について調べたのだとごまかす。

DNAについては「何のことか」ととぼけ、守ってくれたことについては、「これから俺のために働く駒だから大切にしなきゃ」と涼しい顔で答えた。

「ほかに質問は?インタビュー対象者が話す気になった。ここで攻めないと」と言うムンホに、「もういいです」と言うヨンシン。

ヨンシンは、今までのヒーラーの行動がすべてムンホの依頼によるものだと知り(いや、実際は違うわけですが)、昨日ヒーラーに話したことが恥ずかしくてたまらなかった。

ヒーラーに会ったという言葉を聞き、「顔を見た?」とムンホ。

「いいえ。でも、情けないなという顔で見てたはずです」とショックを隠しきれない顔で答えるヨンシン。

盗聴器から2人の会話を聞いていたヒーラーとミンジャ。

「さすが記者ね。あんな嘘が瞬時に出るなんてすごい」とミンジャが舌を巻く。

ヨンシンの悲しそうな後ろ姿を見ながら、ため息をつくヒーラー。

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サンスがムンシクにヨンシンについての調査結果を渡す。

保護されたのは5歳。

何度か養子に行っては捨てられ、8歳でチェ・チスの養女になった。

彼はヨニの担当弁護士。

最初に保護された場所は、ソウルの新堂洞……。

みるみる顔色が変わり、部屋に入ってからは異常なほど取り乱すムンシク。

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回想シーン。

全身傷だらけで病院のベッドに横たわるミョンヒが、「ジアンを見つけて」とムンシクに懇願している。

ムンシクが警察に行くと、ゴミ収集車の運転手に発見されたというジアンが保護されていた。

ムンシクを見て、安心したように泣きながら抱きついてきたジアン。

ムンシクもそんな彼女を抱きしめる。

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そんな光景を思い出し、もはや立っていられないほどのムンシク。

若き日のジュンソクが現れ「なぜあのとき連れて帰らなかったんだ?」とムンシクに聞く。

「ジアンがいたら、ミョンヒはギルハンを忘れられず、おまえのところには来ないと思ったんだろ?図星か?」と笑う。

「どうして?」と言う声に振り向くと、そこにはギルハンがいる。

「友達だったのに。友達を裏切るなんて」

激しく動揺するムンシクの様子をこっそり秘書が見ている。

慌てて電話をかける秘書。

92年にいなくなった娘が意図的に近づいているようで、すでにムンホとは深く接触していると報告。

電話の相手は例のバーテンダーだった。

彼は自分が育てている者の中でトップクラスのムンシクが、針一本で割れてしまう風船人形のようになってはならんと言う。

「芽のうちに摘みます」と答える秘書。

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ヨンシンにヨニのインタビューを指示するムンホ。

ボンスにはカメラマンとして同行するよう指示。

動画を刑事に渡したいので知り合いはいないかと部長に尋ねたムンホに、ファン社長を監視していた刑事を紹介するヨンシン。

ユン刑事のことですね。

ムンホはジョンスをここで働かせてもいいかと部長たちに打診する。

彼はなぜここに来たのかをムンホに正直に話したようで、「僕はスパイです」と名乗る(笑)

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ボンスの運転でカフェに向かうヨンシン。

徹夜で動画のチェックをしていたヨンシンはすぐに眠ってしまう。

カフェに着くと、店の前には怪しげな男たちがうようよ。

警戒しているボンスをよそ目にヨンシンが男たちの元へ走っていく。

彼らはヨニを守るためチョルミンが声をかけた前科者たち。

ヨンシン父を慕う者たちが一肌脱ごうと多数集まっていたのだ。

幼いころからかわいがってもらった前科者たちとの再会にヨンシンは大喜び。

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カメラを組み立てているヒーラーにミンジャから連絡が来る。

ムンホが「ヨンシンへの個人的な接触を禁ずる」という警告をしてきたとのこと。

「なんだそれ」と面白くないヒーラー。

完成したカメラを覗くヨンシンのおでこをつつき、「個人的な接触だ」と笑う(笑)

ミンジャは師匠が「あなたはフルーツとチョコ、どっちが好きか知りたい」と言っていたことを報告。

ヒーラーは首をかしげる。

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カメラテストだと言い、カメラの前に立つヨンシン。

「2人の片思いの相手に振られ、取材に来ている女性をごらんいただいています」と話し始める。

最初の相手には、駒だとはっきり言われ、2人目には妄想好きな女だと思われている。

もうきっぱり忘れましょう。

そう語りながら、涙が溢れ、声を詰まらせるヨンシン。

ヨンシンを見つめるボンスをチョルミンがにらみつけている。

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ヨニのインタビューが始まった。

将来大統領にもなれるような議員にかわいがられたら、人生を逆転できるとファン社長に言われたと言うヨニ。

人生逆転を狙って、拒否せず、お偉い方を接待したのかと聞くヨンシン。

答えないヨニ。

質問を変えようとしたヨンシンに「知らないから、そんなふうに聞けるんです」とヨニは言う。

「彼らの怖さを知らないから。彼らは自分のものを守るためなら何でもする。それが彼らの常識だ」と。

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ヒーラーに師匠から電話が来る。

「チョコとサツマイモ、どっちがいい?」と聞く師匠に、「俺に会う気なんて最初からなかったんだろ」と怒るヒーラー。

家の前にいると言う師匠に会いに行こうとしたヒーラーに、チョルミンがお土産を持たせようと声をかける。

ショーケースに並んだケーキを見ているうちにはっと何かに気づくヒーラー。

今日は自分の誕生日だったのだ。

師匠の質問の意味を理解し、「まったく、あのおっさん……」とつぶやく。

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ヨンシンにムンホから「早く来てくれ」と電話が来る。

急いで指定された場所へ向かうヨンシン。

が、それは秘書がサンスに依頼して作らせた偽の電話だった。

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ムンホの電話に少年から電話が来る。

「女1人のために家族を裏切ってはいけません」

秘書がその辺にいた学生に依頼してました。

ヨンシンの身に危険が及ぶことを察知し、慌てて携帯に電話をするが、偽ムンホの指示通り、ヨンシンは電源を切っていた。

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師匠に会いに向かっていたヒーラーにミンジャがこの状況を説明する。

ヨンシンは変声機ではめられたのかもと。

ヨンシンのリュックについている位置追跡装置を調べ、ハジュにいることが分かる。

急いで車を走らせるヒーラー。

ミンジュがムンホにも知らせる。

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ヨンシンが指示されたビルに入り、動いている1台のエレベーターで10階へと向かう。

が、そのエレベーターは秘書が事故を起こすよう細工していた。

急降下したり突然止まったりする壊れたエレベーター内で恐怖に震えるヨンシン。

ヒーラー(といってもボンスのままです)がエレベーターを叩くと、ヨンシンが「助けてください」と返事をする。

一刻を争う状況の中でヒーラーは見事ヨンシンの救出に成功。

ニット帽で顔を覆われ、助けてくれたのが誰なのか見えないヨンシンだったが、ヒーラーであることを確信していた。

「助けてくれてありがたいけど、下手したらあなたも死んでたのよ」と言うヨンシン。

「先輩に報酬をもらっていても、あなたは命の恩人です」

ヒーラーは黙って去ろうとしたが、降ってきた雪に足を止める。

「独りになってからは人間に何も望まなくなった。だから、誰かに誤解されても気にしなかった。今まではそうだった」

ヒーラーは戻ってきて、ヨンシンの帽子を少しだけ上げて、そっとキスをした。

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いやん。

めちゃめちゃドキドキしちゃうキスシーンでした♡

8歳のときから心を閉ざしたままだったヒーラーが、ヨンシンと出会ったことで、誰かに理解されたり、関心を持たれることがイヤじゃなくなり、逆に誰かに誤解されたままではイヤだと思うようになったわけです。

固く固く閉じていた心の扉をゆっくりゆっくり開いていくヒーラー。

彼が今後どんなふうに変わっていくのか興味津々です。

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