キャスト
ソ・ジョンフ (28歳/ヒーラー&便利屋):チ・チャンウク
チェ・ヨンシン (27歳/ インターネットメディアの記者):パク・ミニョン
第14話
師匠の死を知ったら暴走するであろうジョンフをデヨンたちが止めに来る。
ミンジャの指示だった。
デヨンと数人の男たちがいたが、制止を振り切り、車に乗って行ってしまったジョンフ。
ミンジャはムンホに、ムンシクを殺しに行くはずだから止めてほしいと依頼する。
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病院に行き、安置室に入るジョンフ。
ためらいながら扉を開け、勇気を出して白布をめくる。
師匠の顔を見て、あふれる涙が止まらなくなる。
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ミンジャからの依頼を受け、ムンホが病院に入ると、ムンホに気づいたユン刑事が声をかけてくる。
「私がユン・ドンウォンです」と。
ユン刑事に連れられて、安置室へと向かうムンホ。
途中、医師たち数人が倒れている。
止める医師たちをジョンフが殴ったわけです。
そこにジョンフの姿はなかった。
「ヨンジェさん」と声をかけるムンホに、「知り合いですか?」と尋ねるユン刑事。
ユン刑事は、なぜこんなに早く知ったのかと不思議がるが、ムンホは「家族のような人なので」と答える。
泣きながら「あとは俺に任せて」とヨンジェにつぶやく。
ユン刑事はヨンジェ事件の担当者に、誰かが病院に来たはずだと伝えてくれと電話をかける。
物音がしたので覗いてみると、ムンホの姿が消えていた。
ユン刑事は、「今日から全員サイバー攻撃に備えるぞ。遅くても明日中に必ず客がやってくる。目当てはキ・ヨンジェの供述調書だ。捕まえるぞ」と語気を荒らげる。
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師匠との思い出があれこれ脳裏をよぎり、涙が止まらないジョンフ。
追いかけてきたムンホがジョンフの前に立ちはだかる。
「あんな奴らのために殺人犯になるのか」と言うムンホ。
ムンホは殴られても、膝蹴りされても、必死でジョンフを止めようとする。
「じゃあ、俺はどうすればいい?」と言うジョンフに、
「俺が見つけてみる」と答えるムンホ。
「今、教えてくれよ。俺ができることは何もないだろ。どうすればいいのか教えてくれよ」と泣き叫ぶジョンフ。
「俺もだ。俺も20年以上何もできず辛かったんだ」とムンホも叫ぶ。
「俺に時間をくれ。必ず見つける」
ジョンフは自分が師匠を呼んだからこんなことになってしまったと後悔し、自分を責めていた。
「泣けばいい。泣けよ」とムンホ。
車に乗り込むジョンフにムンホは「約束する。あいつとその背後にいる奴らまで、必ず罰を与えてやる。俺を信じろ」と言うが、
「俺を止める以外に何ができる?」と聞くジョンフ。
ムンホはそれ以上ジョンフに言う言葉が見つからず、力なく扉にかけた手を離す。
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自宅で取材を受けるムンシク。
「おしどり夫婦」と言われ、ミョンヒも笑顔で写真に収まる。
心からの笑顔には見えません。
「透明性や信頼性」という言葉を使い、「私は隠し事ができないんです」と言うムンシクを冷ややかな目で見ているミョンヒ。
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ムンホがボンスはしばらく休むとみんなに報告する。
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ヨンシンがムンホに、キム・ムンシクに会いたいので、弟である先輩が頼んでくれませんかと依頼する。
「弟じゃない。もう兄弟じゃない」と言うムンホ。
ヨンシンは「実は奥様に会ってみたいんです」と言う。
いろんな記事に「永遠の愛」とか「おしどり夫婦」だと書かれている。
私が持つ女性的な感性で考える限り、彼のような一途な人なら、そこまで悪い人ではないのではと思うと言うヨンシン。
ムンホは「考えてみる」と答える。
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ミンジャが師匠の写真を前に、酒を飲み、ハッキングに取りかかる。
狙いはユン刑事の懸念通り、ヨンジェの陳述調書。
ユン刑事は過去に何度も見たミンジャの手口に、半ば喜んでいるようだった。
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回想シーン。
ミンジャは4歳の息子の最期も看取ることができなかった。
刑事の仕事を優先したミンジャ。
夫からは「それでも母親か」と罵られる。
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ジョンフに動画を送る。
「あんたの師匠の陳述内容を入手したわ。私も見たけど、陳述ではなく、あんたへのメッセージかと」とミンジャ。
依頼を受けてイ・ソンチョルを殺したのかと聞かれ、
「そんな依頼は受けない。人が人を殺したら、人でなしになってしまう。人間のまま死なないと、向こうで会いたい人たちに顔向けできない」と答えている師匠。
そして、まるでジョンフに向けて言うかのように、カメラ目線で続ける。
「一つ後悔していることがある。もう少し早くヒーラーを辞めて、好きな人や子どもたちと犬1匹、猫2匹、金魚3匹を飼いながら生きれば良かった」
そう言って笑う師匠。
ミンジャは師匠の遺言を受け、このままパク・ボンスとして生きるよう勧める。
が、ジョンフは「もう遅い。彼女は全部知ってる。俺の正体を」と言う。
驚くミンジャに、ジョンフは「俺といると辛くなることは知らない。死ぬかも知れないことは……。俺には何もできない」と言い、力なく「もう寝るよ」とコードや携帯電話のバッテリーをすべて抜いた。
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何日も連絡が取れないボンスを心配して、人事記録カードに記された家を探すヨンシン。
が、そんな住所はどこにもなかった。
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メールや留守電を送り続けているが、何の反応もないボンス。
思い詰めたヨンシンは「待つと言ったから避けてるの?待たないから心配しないでと言えば良かったのかな。待つと言ったことを取り消そうかな」とメッセージ。
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今週末、ムンシクの対談が生放送されるので、時間差攻撃を仕掛けようと言うムンホ。
質問の答えを受けて、10分以内にそれに対する放送をするのだと。
そのためには前もって質問内容を知る必要がある。
脚本があるはずだと言い、スパイであるジョンスに脚本を手に入れるよう命じる。
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ヨンシンにミョンヒの携帯番号を教えるムンホ。
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ミョンヒがムンシクの部屋に忍び込む。
机の引き出しを開けようとするが、すべて鍵がかかっていて開かない。
ふと机の下にあるボタンを見つけ、押してみる。
すると、本棚が動き、その奥からモニターが3台現れた。
驚くミョンヒ。
そのとき携帯電話が鳴る。
ヨンシンからの取材依頼だった。
「サムデー」の記者だと名乗り、キム・ムンホ社長からこの番号を聞いたと伝えるが、ミョンヒはムンホがテレビ局を辞めて、「サムデー」の社長になったことを知らなかった。
ヨンシンは、ソウル市長の席は本当に重要なので、誰よりも知ってる方の考えを知りたいと訴えた。
「あなたの声は聞き心地がいいわね」とミョンヒ。
好感触に浮かれるヨンシンだった。
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車もバイクも使った形跡がないので、ヒーラーは家にいるはずだと判断するミンジャ。
翌朝、カフェにやってくる。
「男には注文したくない。女性の店員は?」と言い、2階から下りてきたヨンシンを「お嬢さん、注文したいの」と呼びつける。
有無を言わせず、ヨンシンを座らせるミンジャ。
そして、「私の声を覚えてない?」と聞く。
「お母様」と叫ぶヨンシン。
全否定するミンジャ。
ミンジャはヨンシンに「携帯を貸して」と言い、何やら作業を始める。
「あいつは6日間も家にこもってる。近所の店という店に聞いてみたけど、料理どころか水1本すら買ってない。私じゃあいつの家に入れない。方法は1つよ。あいつにドアを開けさせるしかない」
「今の私の話が理解できる?」と聞くと、
ヨンシンは「あの人は大丈夫ですか?何かあったんですか?あの人の居場所を教えて」と涙を流し、必死な様子で聞いてきた。
「その目が見たかったの」と言い、携帯電話を差し出すミンジャ。
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迷路のような建物内を携帯画面を見ながら進んでいくヨンシン。
長い時間歩いてようやくたどり着いた最後の扉。
でも、開ける方法が分からず、ボンスを呼んでも返事がない。
カバンから聴診器などの道具を取り出し、金庫破りの要領で鍵を開けようと試みるヨンシン。
「医務室」と書かれた札を動かし、見事、扉を開けることに成功する。
中に入り、ベッドにいるボンスを発見するが、声をかけても目を覚まさない。
ようやく目を開けたボンス。
夢だと思っているようで、あれこれ心配するヨンシンに「寒い」とつぶやく。
ヨンシンはボンスの布団に入り、温めてやる。
小さな子どものようにヨンシンに抱きついて眠るボンス。
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目を覚ますと、ヨンシンがおかゆを作っている。
これが夢ではないことに気づき、「ここは君の居場所じゃない。帰れ」と強い口調で怒鳴る。
「夜になってしまったから、朝が来るまでここにいさせて」と言うヨンシン。
おかゆを食べさせようとするが、ボンスは自分で食べる。
まだふらふらな身体。
それでも、無理矢理ヨンシンにコートを着せて、追い返そうとする。
コートを脱ぐヨンシン。
「怖いもの知らずだな」
「あなたは怖くないわ」
「俺の素性を知ったら、そうは言えない」
「構わないわ」
「バカだな」
「帰さないで。私を帰したら、一生泣くはずよ」
「俺は君を傷つけるかも」
「いいえ。あなたは決して私を傷つけないわ」
ボンスに抱きつき、「私を離さないで。お願い」と言う。
ボンスの目から涙が溢れる。
ヨンシンを抱きしめる。
ボンスの涙を拭きながら、ヨンシンはボンスにキスをする。
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おおお。
ヨンシンとボンスがついに……о(ж>▽<)y ☆きゃ~!
ジョンフがこのまま堂々と愛を貫き通せるように、とにもかくにも父の濡れ衣を晴らさなくちゃ。
頑張れジョンフ、頑張れムンホ!
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