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元カレは天才詐欺師~38師機動隊~|第9話 あらすじ&感想

元カレは天才詐欺師~38師機動隊~

【主な登場人物】

ヤン・ジョンド:天才詐欺師/ソ・イングク

ペク・ソンイル:市庁税金徴収3課課長/マ・ドンソク

チョン・ソンヒ:ソンイルの部下/スヨン(少女時代)

ノ・バンシル:38師機動隊、財布/ソン・オクスク

チャン・ハクチュ:38師機動隊、飛ばし/ホ・ジェホ

チョン・ジャワン:38師機動隊、キーボード/コ・ギュピル

チョ・ミジュ:38師機動隊、花/イ・ソンビン

チョン・ガプス:市長/アン・ネサン

サ・ジェソン:刑事/チョン・インギ

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第9話

文化財庁職員役のソンイルは、店にいたミナに「何か買いましたか」と接触。
連行されていく店主役のバンシルはソンイルに「誰のおかげで生活できると思ってるのよ。横流ししてるってバラしてやる」と叫んでいた。
ソンイルは「ウソですから」と言いながら、ミナに名刺を渡した。

アン局長からの電話で市庁に戻ったソンイルは、局長からシムチーム長が2課の新課長になると報告を受けた。
彼は局長と同じ大学出身で、今回の抜擢もかなりのスピード昇進のようです。
今晩、一緒に飲まないかと局長が誘うが、断るソンイル。
局長はシムチーム長に「公務員が詐欺を働くのはダメだよな」と意味ありげにつぶやいてました。

外出したソンイルを局長が追いかける。
刑事に詐欺だと電話をかけている場面に偶然居合わせたソンヒが、ソンイルに知らせようと電話をかけるが、あいにく彼は娘と通話中。
通話しながら倉庫へと向かい、局長の尾行にも全く気付かずにいた。
ソンヒは局長に急ぎの決済があると電話したが、外出中だと一蹴されてしまう。
困り果てたソンヒは、ミジュに電話しこの状況を伝えた。
ジョンドたちは大慌てで、証拠隠滅のため、捨てたり隠したり燃やしたりの作業を開始した。

ソンイルは倉庫に到着し、ようやく娘との電話を切る。
入れ替わりでジョンドの電話がつながった。
ジョンドは局長に尾行されていること、彼が警察に通報したことを伝え、引き返すようにと急いで指示。

入口まで引き返し、辺りの様子をうかがっていたソンイルに1人の男が声をかけてきた。
ジェソンの部下だった。
そのままソンイルはジェソンのところへ連れて行かれた。
局長が呼んだ警察ではなく、ジェソンの部下に捕まったってことです。

なぜこの刑事が自分を呼んだのか意味が分からず戸惑うソンイルに、ジェソンは「ジョンドをどこまで知ってる?」と聞いてきた。
ジョンドに踊らされると、俺の二の舞になる。
ジョンドはバカなふりをしながらずっと俺をぶち込むために狙ってきたんだ、と。
ジェソンはジョンドがジェソン兄の名義で架空口座を作ってカネを振り込み、賄賂をでっち上げたと訴えた。
そして、偶然出会ったと思っているなら、それはとんでもない間違いだと言ってきた。
詐欺師が公務員を手伝うなんてありえない。
あんたはジョンドと組んでるんじゃなく、ジョンドに騙されてるんだ。
用が済めば捨てられる。

倉庫にソンイルが戻ってきた。
何度電話をかけても出ないソンイルを心配したとジョンドが文句を言う。
警察に捕まったわけではないことが分かり、ジョンドはほっとした様子だったが、ソンイルは自分を心配するジョンドを素直に受け入れられなくなっていた。

ジェソンはジョンドがジェソンを陥れた証拠を見つけ出すようにと小型の録音機(かな?)をソンイルに渡していた。
ジョンドを信頼していいのか、利用されているだけなのか。
ソンイルは答えを見つけられず、葛藤し始めた。

ソンヒが局長に呼び出され、ペク課長が何をしてるかどこまで知ってるのかと聞かれた。
何のことかととぼけたが、コーヒーを出す手が震え、かちかちと音を立ててしまう。
局長はグルだと確信した。

パン社長が公開税務法廷のことで局長を訪ねてきた。

ソンヒは局長が詐欺のことをパンにバラすかもしれないと懸念し、ソンイルに電話。
が、ソンイルは出ない。
そこでミジュの電話を通じて、ジョンドに今から会いたいと連絡した。
会おうと言われたからとすぐに出かけようとするジョンドが気に入らないミジュ。
バンシルは、ミジュがジョンドに片思いしているのだと気付く。

ソンヒは局長がバラすかもしれないから、ここで手を引いた方がいいと忠告したが、ジョンドは何もないから心配するなとさほど気にしていない様子。
ソンヒは真剣に聞いてくれないジョンドに苛立ち、「また口先だけ。責任感がないのね。だから、周囲の人を傷つける」と言いながら席を立った。
ソンヒの腕をつかみ、「おまえには口先じゃなかった」とジョンドが訴える。
その手を振り払いながら、ソンヒは別れの日、別れようだけじゃなく詐欺師だと打ち明けた理由を求めてきた。
そこへ偶然コーヒーを買いに来たホソクが登場。
ソンヒを代表の妻だと勘違いしたホソク。
明日の昼はスンジ・ハイ、夜は妻と食事だと言っていたからとホソクが言うと、ジョンドはソンヒにそっと演技を頼んだ。
ケンカをしている体で話し始めたジョンドにソンヒも探り探り「スンジ・ハイと契約しないの?」と言ってみた。
昼の予約を明日にしてほしいとドタキャンされたが、明日はホソクとの約束があるから断ったのだと説明するジョンド。
ソンヒはホソクに「あなたのせいで契約を逃しました。主人は1000億より代表を優先したんです。だから、明日の夕食は豪華な食事をごちそうしてください」と文句を言った。
ジョンドがソンヒの演技に笑う。

ソンヒの懸念は的中。
局長はパン社長に詐欺のことを伝えていた。
しっぽをつかんだが、次の標的が分からないので、万が一に供えて用心するように言われたパン社長はすぐホソクに電話した。
父から詐欺に用心しろと言われているらしいホソクの電話を素知らぬ顔で聞いているジョンド。
ホソクはスンジ・ハイとの契約が流れたのは自分のせいだから、投資させてもらいたいと申し出た。
友達として付き合いたいんだと断るジョンドに、ホソクはどうしても投資したいと譲らない。
ジョンドの思う壺(笑)
ホソクは明日の会食は夫婦同伴でと言い、帰って行った。

ソンヒが帰宅すると、家の近くでジョンドが待っていた。
電話番号を知らなくてと言い、ごちそうしてって何だよとおかしそうに笑う。
そして、明日は夫婦で会食だと伝える。
ソンヒは私を巻き込まないでと必死に断るが、ジョンドは無理だったんだと答える。
怒っているソンヒの声を背中に聞きながら、にやにやしている嬉しそうなジョンドです。

ソンイルが次の指令を出す。
ノ先生には一番高価な骨董品を1つ購入するようにと指示。
ジャワンとチェ秘書(バンシルの娘のことね)には、まがい物を準備させる。
それが終わったら、文化財庁の職員役のソンイルやジャワン、チェ秘書が骨董品店の店主からカネをもらっている現場をわざとミナに見せる。
カネになるなら手段を選ばない人間だということを見せつけるためだ。

次のシナリオはミナと親しくなるということ。
ソンイルは骨董品が入っている大きな箱を手に持ち、ミナと今まさに偶然を装って出くわそうとしていた。
が、その直前、なんとパン・ピルギュが現れた。
とっさに顔を隠したが、すれ違う瞬間、パンにぶつかってしまったソンイル。
気付かれたかと慌てたが、パンは6年前に会ったソンイルのことを覚えていない様子だった。
とりあえず、今日のところは計画を中止することに。
パンは娘に最近周囲に妙な人はいないかと聞いていました。

ジェソンに言われたことが頭から離れないソンイル。
パンから500億を奪ったら、ジョンドが持ち逃げするはず。
ソンイルは用が済んだら捨てられる。

ソンイルは思いを断ち切るかのようにジョンドのマンションを訪ねた。
そして、ジェソンに呼び出されたこと、ジョンドに利用されて捨てられると言われたこと、録音機を渡されて濡れ衣の証拠を録音したら、あとは任せろと言われたことなどをジョンドに伝えたソンイル。
すると、ジョンドは「バレたか。刑事の言う通りだ。おじさんを利用してる」と答えた。
ソンイルの顔が暗く曇る。
何だって?

第9話の感想

思った通り、ソンイルはジェソンのせいで不安に苛まれてしまいました。
ジョンドを心から信用できず、裏切られるのではという不安で常に怯えています。
自分を助けてくれたジョンドがそこまで悪いヤツだとは思えない。
とはいえ、彼は天才的な詐欺師だ。
一旦芽生えた疑念は消えることなく、考えれば考えるほど大きく膨らんでいくようです。
で、思い切ってジョンドに聞いてみたら、あっさり認めた、と。
いや、きっと冗談だって話になって、ソンイルがおいおい焦ったぜ、みたいなことを言うのかなとは思うんですが、ジョンドは何か大きな行動に出ようとしているので、それがまんざら信憑性のない話だとも思えないから怖いです。
根っからの性悪なわけじゃないし、きっとソンヒへの気持ちも本物だったんだと思うし、500億を奪ったとしても、それはソンイルを陥れるためではなく、別の目的のために致し方ないのだとは思うんです。
とはいえ。
とはいえ、ですよね。
ジェソンはミジュを呼び出していたようです。
ジョンドへの片思い、ソンヒへの嫉妬がミジュを悪い方向へ走らせなきゃいいけれど。
ちょっと心配(TωT)

ではでは。

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