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花たちの戦い~宮廷残酷史~|9話 あらすじ&感想

kyuutei登場人物

ヤムジョン:キム・ヒョンジュ

仁祖(インジョ):イ・ドクファ

嬪宮カン氏:ソン・ソンミ

ソヒョン世子:チョン・ソンウン

チャンニョル王妃:コ・ウォンヒ

キム・ジャジョム:チョン・ソンモ

ナム・ヒョク:チョン・テス

 

第9話 王と嬪宮の不和

民の「嬪宮様、万歳」という大喝采。

カン氏は民たちの喜ぶ様子を見ながら、これは世子への声援だと感激し、笑顔で手を振る。

民は世子を忘れてなかったという喜びを胸に、息子の元へ急ぐカン氏。

が、宮殿に着くと、すべての門が閉ざされていた。

馬に乗ってやってきた嬪宮に対する王様の仕打ち。

蛮族の風習に習ったとなれば、清に染まったと馬鹿にされると王様は考えたのだ。

門の前で待ち続けるカン氏たち。

嬪宮の父がたまりかね、実家へ帰ろうと促すが、ソクチョルに会うまではここを一歩も動きませんと言うカン氏。

私が何をしましたか?

なぜ王様はこんな仕打ちを?

 

王妃が王様に、対面も保てぬほど息子に会いたかったのでしょうと言う。

静かに。

穏やかに。

でも、しっかりと。

王妃の言葉に王様も気持ちを動かし、門を開ける。

キム尚宮がかごに乗るよう促すが、歩いて行くわと歩いて進んでいく嬪宮。

王妃とソクチョルの姿を見つけ、駆け寄る。

私が母よと愛らしいソクチョルを抱きしめる。

 

仁祖はまだ怒りが収まってはいない。

パク・ファンが言っていたドルゴンが世子をかわいがっているということも気に入らない理由の一つだった。

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ヤムジョンがヒョンイクに地方で暮らす若く健康な夫婦を探しておくように依頼する。

もしまた生まれた子どもが娘だった場合、息子と取り替えるつもりだった。

同じ時期に息子が生まれるためには、何組もの夫婦を探さなくていけないとヒョンイクは嫌がるが、ヤムジョンにゴリ押しされる。

さらに、ヤムジョンはヒョクの母親を探すように言う。

面倒を見ようとしているならやめろと言うヒョンイクだったが、ヤムジョンは始末を依頼。

ヒョンイクは恐ろしい依頼を2つも持ちかけてきたヤムジョンに肝を冷やし、ジャジョムに告げ口する。

が、ジャジョムからもそう言われたのならそうしろと言われてしまう。

ジャジョムは手下にヒョンイクを見張るように依頼する。

いずれは始末しなくてはと。

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カン氏はソクチョルを愛しそうに抱きしめ、もう二度と手放さないと誓う。

清へ旅立つ日、初めてお乳をあげた。

それを思い出し苦難に耐えてきたカン氏。

二度とこんな屈辱を受けぬよう、清に負けない強い国を作る。

この思いが女傑と言われるほどパワフルな行動の原動力になっていたのだ。

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嬪宮に会いに来た王妃。

嬪宮に遠慮し、上座に座ろうとしない王妃に、嬪宮が困っているから座るようにと促すヤムジョン。

ヤムジョンのでしゃばった行為を不機嫌そうに見つめるチャン貴人たち。

嬪宮は王妃に内命婦の長として規律をもって厳しくお取りまとめくださいと言う。

規律が緩むと側室たちの争いが増し、王様を悩ませることになるからと。

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嬪宮はソクチョルを清につれていくと言う。

王妃が王子を産んだら、この子は見捨てられる。

カン氏は清に取り入ってでも世子様を王位を継がせると揺るぎない態度を見せる。

が、その態度は王様をますます怒らせてしまうことになる。

ソクチョルを無理矢理奪い取られ、号泣するカン氏。

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王妃はキム尚宮に嬪宮を助ける方法はないかと尋ねる。

が、王様の意向に反することはやめた方がいいと諭される。

王妃は嫁のことにさえ何もしてやれない自分の無力さを思い知る。

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民が嬪宮を大きな歓声で出迎えたと聞かされる仁祖。

仁祖はカン氏が王妃への挨拶を口実に自分の悲哀を民に知らせるために帰ってきたのだと考える。

馬で来たのは世子の入れ知恵か?

いや、世子が王座を狙うはずがない。

そのつもりなら世子が来たはず。

それとも。

世子を王にするため、自ら戻って親子の仲を裂こうとしたのか。

だから、馬に乗って、わざと余を怒らせたのかも。

嬪宮の帰国の裏を読み、しまいには、余は王位に就く資格などなかったのだと王になったことを悔いて泣き出す仁祖。

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礼服を用意し、自分が愛用している髪飾りを嬪宮に贈る王妃。

王妃は、王様はあなたが帰ったあとで後悔するでしょうと優しく静かに言う。

嬪宮はそんな王妃の優しさを噛みしめ、王妃が国母となり、この国と王室は本当に幸せだと答えた。

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王様に世孫に会わせてくださいと訴えるカン氏。

自分の罪は存じておりますと言い、地面にひざまずき頭を下げる。

自分の罪を分かっていると言った、けしからんと怒る王様。

扉が開き、キム・インに抱かれたソクチョルが出てくる。

カン氏が駆け寄ろうとしたその瞬間、キム・インはまた部屋の中に戻ってしまった。

これが王様の答えなのだ。

カン氏はそれ以上何を言っても無駄だと悟ったのでしょう。

感謝いたします。

世孫に会えましたゆえ喜んで旅立ちますと叫び、立ち去る。

部屋の中では、心にもないことをと怒っている王様。

カン氏は用意されていたかごに乗らず、馬に乗ろうとする。

が、家臣たちに止められ、かごに乗り、清へと戻っていった。

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ヒョンイクは若い夫婦を探しに行き、ある夫婦にもし息子が生まれたら、その子を両班の子にしてやると持ちかける。

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王様が来ないなら私が行くと言い、ヤムジョンはキム尚宮の力を借り、王様が寝ている部屋へ忍び込む。

驚く仁祖。

が、怖いもの知らずで、まっすぐに思いをぶつけてくるヤムジョンを喜んで受け入れる。

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王の愚弄ぶりが情けないったらありゃしません。

いつものことですが、疑心が疑心を生み、そんな王の態度は家臣の尊敬と信頼を勝ち得ることなど到底できないといった感じです。

カン氏、本当にかわいそうでした。

愛らしいソクチョルとあんな形で離ればなれにならなくてはいけないなんて、どれほど胸が張り裂けるような思いだったことか。

15歳の健気な王妃。

彼女も荒波の中でどんどん腹黒くなっていくのでしょうか。

ずっとこのままでいてほしいけれど、そんなわけにはいかないんでしょうね。

ある意味、すごい楽しみです( ̄▽ ̄) ニヤ

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