第60話
父の亡骸を弔うソルラン。
父の帰りを待つ男の子と一緒にトルデの家に行く。
大好きなおばさんの料理を食べ眠りにつくソルラン。
そこでトルデとマングの会話を耳にする。
妙な落書きのせいでスニムンに密偵のことがバレたこと。
太子様の手柄を邪魔するヤツがいるのかもしれないということ。
急にヨン達率がキムンへ行くと言い出したこと。
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チンム公は刺客を取り逃がしたことをスベクヒャンに報告する。
最近、王様が自分を見る目が以前と変わったことに気づいているスベクヒャンは、「何があっても守ってくださいますか?」と確認する。
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ソルランはある決意を持って王宮へ戻る。
そして、王様に闡庇司(チョンビサ)へ就きたいと申し出る。
闡庇司とは、後宮部の事件を調査する部署のこと。
キムンでの手柄に対する褒美としてそれを認める武寧王。
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ソルランは王妃へ病気療養から戻ってきたことを報告しに行く。
ホントは病気療養じゃないけどね。
戻ってきた姉に驚き、不満そうなスベクヒャン。
「私にウソをついた」と文句を言うソルヒに、「あんたの許可はいらない」と言うソルラン。
ソルランは、スニムンに密偵のことをほのめかした者がいると聞いたことをソルヒに話す。
偽王女事件のときもソルヒが黒幕だったので、今回もそうではないかと言うソルランに、「私じゃないわ」と言うソルヒ。
「もし関わっていたらあんたを追い出すわ」と断言するソルラン。
ミョンノンの心を傷つけることより、王位を継ぐのを阻まれることの方が良くないと判断したんでしょうね。
驚くスベクヒャン。
でも、その前にやることがあると言うソルラン。
両親を殺した敵を探し出すと。
それを終えたら、王宮を出るかと聞くソルヒに、「王女には興味がない」と答えるソルラン。
ソルランは父が亡くなったことを言わなかった。
ソルヒは父が生きていることを言わなかった。
もう亡くなったんだけどね、あんたのせいで!
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最初にやりたいこととして、スベクヒャンの母を殺した者を探したいと申し出るソルラン。
王妃は、以前から襲撃者たちを探していたミョンノンに相談するように言う。
ミョンノンの元を訪れるソルラン。
ミョンノンはそっけない態度だが、この件について知っていることを話してくれる。
獏の刺繍が入った布きれを見せ、それは家族を失い、医者の家に倒れていた男が持っていたものだと言う。
父のことだと気づくソルラン。
なぜ獏の刺繍があるのか。
ミョンノンは、ピムンを装った者、あるいは虚勢を張る者の仕業ではないかと考えている。
心当たりがあるので、ソルランが調べたら同じ者かどうか確認しようということになる。
ミョンノンはソルランとの縁はもう終わったと言う。
もちろん2人とも本当に心が離れたわけではない。
ソルランはこれで良かったのだと自分に言い聞かせている。
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王様が手紙を差し出した男の人相書きをテウンに作らせる。
へ佐平を呼び、手紙を見せ、この手紙の信憑性は差し出した者に寄ると言い、人相書きを見せる。
手紙の内容を信じていなかったへ佐平だが、人相書きに描かれていた男を見て驚愕する。
チェファと一緒に暮らしていたクチョンだと王様に伝えるへ佐平。
この者こそ王女を育てた養父であると。
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ソルランは、父から託された数珠を調べてもらう。
すると、王様か高官しか持てないとても高価なものだと分かる。
しかも、別の数珠と1対で作られたものだと言う。
1対で作られた数珠は大切な人と分けて持つ。
例えば、夫から妻へ、父から子へと贈られることが多いとのこと。
この数珠と似たものをどこかで見たことがあるような気がしたソルランは、それが王様の数珠であることに気づく。
となれば、ミョンノンに贈られたのではないか。
すぐにミョンノンに確認しにいくソルラン。
しかし、王様からもう1対の数珠を贈られたのはミョンノンではなく、チンム公だと知る。
そう、チンム公こそが武寧王の本当の息子だからね。
いつも優しく温かく接してくれたチンム公がそんな残忍なことをするはずがない。
チンム公の笑顔を思い出しながら、信じられずにいたソルラン。
だが、父である東城王を殺したペク・カはチンム公にとって敵であることと、息を引き取る前に父が書いた「チン……」という文字。
それらから、やはり、数珠の持ち主はチンム公なのであろうという結論にたどり着く。
ソルランはチンム公が通る道にわざと数珠を落とし、チンム公の反応をそっと物陰から観察。
「これはあの男にやったはず」と言うチンム公の言葉を聞き、確信するソルランだった。
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またまた大きく話が進展しました。
数珠探しがこんなにスムーズだとは思わなかったな(笑)
でも、チンム公が敵だと分かったら、その先はどうなるんだろう。
ミョンノンが心に秘めている犯人もチンム公なのかしら。
そのことを王様に言う?
愛する人を殺したのがわが息子だと知ったら?
おおお。
まだまだ問題は山積みですな。
それと、トルデの奥さん。
突然ソルランが見知らぬ男の子を連れてきて驚いていましたが、愛らしい顔の男の子がすっかり気に入った様子でした。
そういえば、一度おばさんと男の子は町で偶然出会ってましたよね。
子どものいないトルデ夫婦の養子になるのかな~。
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