第69回
やってきたソルランを追い返そうとするテウン。
将徳からもしソルランが来たら、追い返すように言われていたとのこと。
テウンは太子様がソルランを特別に思っているからだと勝手に察していた。
それも間違いではないけれども(笑)
王様のかねてからの願いは漢水を取り戻すこと。
手伝わせてほしいと何度も何度も土下座して頼むソルラン。
やがてテウンが折れる。
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勇敢に戦うソルラン。
チンム公は得意の弓矢でミョンノンのピンチを救う。
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夜。
ミョンノンの元を訪れるチンム公が、なぜ私を連れてきたのかと聞く。
私が戦死するのをお望みで?
笑うミョンノン。
寂しいので友が必要だったと答える。
それだけですか?
チンム公はミョンノンの真意をはかりかねていた。
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ソルランを見つけたチンム公が声をかける。
私はおまえのせいですべてを失った。
敵と誤っておまえを斬るかもと脅す。
そして、以前クチョンについて聞かれたことを持ち出してきた。
ソルランは、捕らえた者たちがその者(クチョン)を逃したと言っていたが、それは一体何者だったのですかと聞く。
自分が捕らえようとしたのは高句麗の刺客。
それと狩り仲間(クチョン)に何の関係があるのかと言うチンム公。
同一人物だとは全く考えていないチンム公です。
高句麗の刺客?
ソルランも父が高句麗の刺客だとは想像していません。
誰の情報です?とソルラン。
が、それがプヨンの情報だとは言うはずもなく、おまえとは親しい間柄ではないと話をやめるチンム公。
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テウンがソルランの前で「夜中は太子様を見張る者も居眠りをするらしい」と何気なくつぶやく。
(笑)
そっと忍び込み、寝ている太子様の剣に手ぬぐいを結びつけるソルラン。
女人の品を携えた者は必ず生きて帰れると、以前ミョンノンが言っていた言葉を覚えていたのだ。
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戦は続く。
ソルランも男の兵に紛れて戦っていたが、とうとう見つかってしまう。
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ヒョプチュクを手に入れて、無事帰還する百済の兵たち。
太子様万歳、チンム公万歳と喜ぶ民。
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ミョンノンの帰還にさすが百済の太子だと絶賛する王様たち。
命の危険にさらされても毎度私を救う者がいたと話すミョンノン。
それはチンム公。
チンム公は兵にも慕われていたと言い、そんなチンム公の手柄を称え、王族に戻してはどうかと申し出るミョンノン。
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戻ってきたチンム公に会わせてほしいと泣いて頼むプヨン。
その声を聞き、会えるよう取りはからうソルラン。
生きて戻ったので褒美が欲しいと言うチンム公。
本当の名前を教えてほしいと言う。
が、この期に及んでもまだスベクヒャンだと名乗るプヨン。
チンム公は王様からもらえる褒美に、プヨンの解放を求めるつもりだと言う。
王宮の外へ連れ出し、遠くで静かに暮らすと。
一生償いながら生きていきたいと言って抱きしめるチンム公を振り払うプヨン。
彼女が泣くほど会いたかったのは、愛ではなく、あくまでも自分を王妃にしてくれるチャンスのある唯一の人だからのようですね。
チンム公は「償う」という言葉を使ってはいるけれど、プヨンをずっと気にかけ続けているのは哀れみや償いの気持ちだけではないような気がします。
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太子様のおかげで初めて人間らしいことをしたと嬉しそうなチンム公。
酒を一気に飲み干し、太子の座を返上すると言うミョンノン。
あなたが太子の座に。
笑顔だったチンム公の顔が一転。
私をからかうのですかと険しい表情になる。
すると、ミョンノンの口から驚くべき言葉が発せられる。
私は王様の息子ではない。
王様の息子は私ではなくチンム公です。
そして、数珠のこと、チンム公が斬られたとき王様が自分の血を飲ませたことを話す。
戸惑うチンム公にミョンノンはひざまずく。
「王様のご子息よ。今こそミョンノンの名を取り戻し、太子の座へ。どうかお願いです」
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チンム公はミョンノンの言葉をとても受け入れることができず、1人悩み続ける。
そりゃそうですよ。
今日の今日まで自分の父親を殺した憎き相手だと思って生きてきたんですから。
王様を憎むことで生きてこられたようなチンム公なのに、その死ぬほど憎い相手が実の父だと言われ、はい、そうですかと受け止められるはずがない。
やがて、このもやもやした気持ちは怒りとなる。
王様に会いに来たチンム公。
ただならぬ様子に急いでミョンノンを呼びに走るホン内官。
チンム公は寝ている王様に剣を突きつける。
気配に気づき目を覚ます王様。
チンム公は王様を殺し、自分も死ぬと宣言。
「父ではないと言ってください」と絶叫するチンム公に、「殺してくれ」と涙を流す王様。
王様はそちを守るため、先代王の息子を殺したくなるのを何よりも恐れたのだと言う。
そちを外に置けばそちを救えて、先代王の息子も救えると考えたと。
王様の口から事実だと聞かされたチンム公は、「殺してやる」と叫びながら暴れる。
叩きつけた箱の中から散らばった何枚もの紙。
それは幼いころからのチンム公の姿が描かれた絵の数々だった。
王様はいつもいつもチンム公のことを陰ながら見つめてきたんですね。
本当にすまないとひれ伏して泣く王様を見ながら、
「あなたは私の父ではない」と絶叫し泣き叫ぶチンム公だった。
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王様の部屋の外ではホン内官、ミョンノン、ソルランがこの様子を聞いていました。
驚くソルラン。
ミョンノンがこの少し前に、ソルランの故郷で一緒に暮らそうと誘っていたんですが、その意味を理解したでしょうね。
でも、これでソルランはミョンノンへの気持ちを拒む必要がなくなったわけです。
実の兄が母と父を殺したという事実も相当受け入れがたいですけどね(TωT)
チンム公は自分の気持ちに整理をつけて、太子になる覚悟を決めるのかな。
どうなるどうなる???
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