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元カレは天才詐欺師~38師機動隊~|第11話 あらすじ&感想

元カレは天才詐欺師~38師機動隊~

【主な登場人物】

ヤン・ジョンド:天才詐欺師/ソ・イングク

ペク・ソンイル:市庁税金徴収3課課長/マ・ドンソク

チョン・ソンヒ:ソンイルの部下/スヨン(少女時代)

ノ・バンシル:38師機動隊、財布/ソン・オクスク

チャン・ハクチュ:38師機動隊、飛ばし/ホ・ジェホ

チョン・ジャワン:38師機動隊、キーボード/コ・ギュピル

チョ・ミジュ:38師機動隊、花/イ・ソンビン

チョン・ガプス:市長/アン・ネサン

サ・ジェソン:刑事/チョン・インギ

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第11話

チョン市長とアン局長がパン社長に呼び出された。
行ってみると、そこにはチェ・チョルの姿もあった。
驚く市長たち。

おじいさんの食堂での食事を終えたジョンドは、「ありがとう、行ってくるよ」と運転手に声をかけ、車を降りた。
ん?誰?

食事を終えたチェ会長がパンに席を外すよう指示。
チェ会長と市長の2人で話をする。

一方、ジョンドが向かった先はパン社長の家。
玄関でピルギュの妻に「キム・ギョンエの息子です」と名乗ると、妻は気まずそうな顔をした。

市長とチェ会長を待つアン局長とパン社長。
そこへパンに電話。
妻が「キム・ギョンエの息子が来た」と伝えたのでしょうね。
パンは慌てて自宅へと帰っていった。

チェ会長は今回の詐欺のことをすでに知っている様子で、それをなぜ報告しなかったのかと市長を責めていた。
「娘が関与している可能性があるからですか?」と。
え?
娘?
ソンヒは市長の娘だったの?
おおお。そうだったのか~~~~っ!

ほかに市長の代わりは幾らでもいる。
今回のような失敗は繰り返さないでください。
チェ会長は市長をそんなふうに脅した。

帰宅したパン社長は、キム・ギョンエの息子が子どもたちを騙した詐欺師だと知り、笑い出した。
そして、母親の復讐のために近づいたのかと聞いてきた。
ジョンドは「母だけじゃない。ヤン班長は私の父です」と答えた。
母の件はこちらにも落ち度があったかもしれない。
でも、父は違う。
ジョンドはそう言い、ミナの骨董品を現金化したことを伝えた。

そこへミナから電話。
ソンイルが滞納金を完納したと伝えたあの電話です。
なるほど、そういう時間軸ね。

500億が税金として支払われたと知っても、パンは全くもって余裕。
市長とは親しいから、返してもらえるのだとジョンドに笑顔で言った。

そこで、ジョンドがソンイルに電話。
「そのカネは渡せない」と言ったあの電話です。

ジョンドはパンに、カネを取り返したければ謝罪をしろと要求した。
パンはジョンドの母に濡れ衣を着せ、担当刑事だった父には収賄の罪を着せたのだそうです。
「生意気なヤツめ」と強気な態度のパン社長。

ジョンドがノ先生に電話で「計画通りにお願いします」と電話をかけると、先生は5分後に実行すると答えた。
残された時間が5分だと知り、さすがのパンも態度を変える。

父の裁判の日。
有罪の判決が出て、泣き崩れる若きジョンドにパンはこう言った。
「あまり心を痛めるな。世の中はこういうもんだ」

あの日の言葉を返すと言い、ジョンドがパンに同じ言葉を放つ。
パンは必死で謝罪し、ジョンドの足にすがりつき、ひざまずきながら許しを請う。
が、ジョンドは許さなかった。

ジョンドの指示で、ノ先生はミナから奪った500億もの大金をビルの屋上からばらまいた。
宙を舞う紙幣。
突然空から降ってきた大金に街を歩く人々は驚き、奪い合うようにカネを拾い集めた。
その様子はテレビニュースで大きく報道され、世間の知るところとなった。

ジョンドがノ先生にお礼の電話をかける。
今までワン会長に頼まれて協力してきたことを明かし、これからは頼らないでと言うバンシル。
「もう連絡しません。お元気で」とジョンドは答えた。

ジョンドの家で酒を飲むソンイル。
ミジュが空き瓶や食べかすを片付け、これでお別れだと告げた。
ジョンドの裏切りを知ったミジュやハクチュも頭を抱えることしかできずにいたのだ。
あとは捕まらないように逃げるだけ。
ミンシク先輩、カン先輩、ミョンホたちに会わせる顔がないと嘆くソンイルに、ミジュは「人のためになったからいいじゃない」と笑った。

チェ会長が市長に会いに来た。
ばらまかれた大金の出所がどこか捜査が始まれば、自分の身も危ない。
だから、ピルギュを切り、彼の子どもたちも刑務所に入れるとチェ会長は宣言した。
また、市長の身を守るため、1課のペク課長とアン局長も切られることに。
2人はサ刑事の釈放を頼んだ罪で逮捕された。
チェ会長はさらに税金徴収局の廃止まで市長に要求する。

ハクチュがノ先生のオフィスを張り込み、戻ってきたところを強面の男たちと共に襲撃した。
が、ノ先生の取り巻きの方が断然強く、ハクチュたちはぼこぼこに。
ハクチュから連絡を受けたソンイルも駆けつけるが、彼は撃退されることなく、オフィスに通された。

ノ先生はジョンドがどこにいるか知らないし、自分は会長の指示に従っただけだと涼しい顔で答えたが、「あの人なら知ってるかも」と意味深な言葉をソンイルに投げかけた。
ジンソクを騙したとき、ある人からジョンドが危険だから助けてほしいと電話があったのだと言う。
「会長はジョンドの味方だけど、私はあなたの味方よ」
バンシルはそう言いながら、電話の再生ボタンを押して部屋を出て行った。

「ジョンドを助けに行ってください」と言うその声が誰の声かソンイルはすぐに気付いた。
トクペの声だった。

すべてトクペとジョンドに仕組まれたことだったと気付いたソンイルは、トクペの警察署を訪れ、彼に殴りかかった。

屋台で飲むソンイルとトクペ。
トクペはジョンドの父の後輩だったのだと話し始めた。
ジョンドの父がチーム長でサ刑事とトクペの3人でチームを組んでいたのだと言う。
最高のチームだったが、やがてチーム長の妻がウヒャングループのマルチ商法で罪を着せられ、パンに丸め込まれたサ刑事がチーム長を収賄で捕まえた。
復讐のために詐欺を企てたジョンドもサ刑事に逮捕された。
そんなジョンドを気の毒に思いながらも、ソンイルは30年来の友達が自分を騙したことを許せずにいた。

チェ会長が車を降り、どこかへ向かって歩き出した。
車の中からジョンドが見ている。

第11話の感想

トクペが絡んでいたんですね。
確かにジョンドが詐欺に引っかかり、トクペが犯人を見つけてやろうかって話になり、滞納者に税金を払わせるって話になっていったんですもんね。
サ刑事が言ったように、偶然ではなく仕組まれた出会いだったわけで、そこに親友トクペも絡んでいたと。
ほうほう、なるほど。
もちろんトクペにソンイルを陥れてやろうなんていう悪意はなく、あくまでも駒の一つとして提供したに過ぎないんだけど、それでも利用したことは事実。
ソンイルはショックだっただろうな。
とにもかくにもジョンドはパン・ピルギュから500億ものカネを奪うことに成功しました。
次はいよいよチェ・チョル。
どんなふうに戦うのかお手並み拝見です。
ソンイルとの関係がどうなるのかも見物ですね。

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