第13話 目撃者
ミニョクがグァンスに、事故のあった日、ユジョンがぶつかりそうになったというトラックを探すよう指示する。
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キスをしたミニョクとユジョン。
ユジョンはもののはずみだと言う。
はずみじゃないと言うミニョク。
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投げたワイングラスで指を切るセヨン。
病院に行った方がいいと言うドフンに、「今夜一緒にいてくれる?」と聞くセヨン。
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朝、ベッドで目が覚めたドフンは隣にセヨンがいないことに気づき、飛び起きる。
2人は一線を越えるようなことはしていないような。
服を着たままだったしね(〃∇〃)
本当にミニョクと結婚するのかと問うドフン。
「私の世界では私はミニョクと結婚するの。愛なんていらない」と答えるセヨン。
「僕の世界では僕と恋愛を?」
「イヤ?」
昨日のことを気にも留めていないかのように振る舞うセヨンに「辛いときは辛いと。平気なふりはしないでほしい」と言うドフン。
「会合があるの」と言って出ていくセヨン。
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抜け殻のような顔をしたユジョンにコーヒーを渡すミニョク。
ユジョンはキスのことをどう受け止めたらいいか分からずにいる様子。
ミニョクは「勝手に忘れるな。はずみじゃない」と言い、「おまえに会わないと何も手につかない」とストレートに自分の気持ちを伝える。
そして、漢南洞の奥様の契約書を渡し、「おまえの手柄だ。アン・ドフンに持っていけ」と言う。
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契約書をドフンに渡すユジョン。
ドフンのデスクに置かれた「常務アン・ドフン」というネームプレートをなでながら、「欲張るのは見苦しいわよ」と言う。
転職は不本意だったと言い訳するドフン。
「あなたは自分の意思でのし上がった。その代価は当然自分で払うべきよ。被害者面しないで。虫酸が走るわ」
「望みは何だ?代償か?」
「代償?どうすれば代償になる?私から子どもを引き離し、父さんを死なせたことはどう償わせたらいい?みんなに聞かなきゃ。あなたの親にもね」
「カン・ユジョン!」と怒鳴るドフン。
「代償を受け取ってあげる。きっちりとね」
ドフンは感情を爆発させ、机の上のものを放り投げる。
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高速道路の料金所で働いていたときの先輩に頼み事をするユジョン。
父が失踪した日、下り線の車が戻ってきたときの画像を頼んでいた。
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社長の具合が悪いと言って、ユジョンを家に連れて行くグァンス。
足首の炎症が原因で熱が出たらしい。
ユジョンは包帯を巻いたミニョクの足を愛しそうになで、顔の汗を拭いてやる。
ふとそばにあったオルゴールに手を伸ばすユジョン。
ふたを開け、ぜんまいを回すと「触るな」と怒鳴るミニョクの声。
ミニョクはそこにいたのがユジョンだと気づき驚く。
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オルゴールは亡くなった母のもので、音が鳴ると思い出しそうで怖かったのだと話すミニョク。
母が亡くなったのは自分のせい。
母はどれほど俺を恨んだか。
俺のせいで立ち去れないみたいだったと言うミニョクに、ユジョンは「そんなことで子どもを恨む母親はいません。よく分からないけど、去る人はいつでも去ります。立ち去れなかったのではなく、きっと社長のおかげでこの家にいられたんです。社長が苦しんでたら、お母様が悲しみます。私も子どもがいました。だから、私を信じて」と言う。
帰ろうと立ち上がったユジョンの手を引き、胸に顔を埋め「少しだけここにいろ」と泣くミニョク。
優しく背中をなでるユジョン。
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契約書にサインをするミニョクとセヨン。
にっこり微笑み握手を交わすところをたくさんのカメラが写真に撮る。
ミニョクは『嵐が丘』を読んだことを告げる。
「愛から始まった復讐は悲劇に終わる。でも、俺が知りたいのはその反対の場合だ。復讐から始まった愛はどうなる?考えてみろ」
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ドフンがユジョンに写真を投げつける。
パーティの日、ジェハに侮辱され、怒ったミニョクがジェハを殴ったときのものだった。
マスコミに流されそうだったところを自分が止めたと言うドフン。
そして、会社のためジェハさんに謝るようミニョクに伝えろと言う。
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ユジョンはミニョクには言わず、自分でジェハの元へ謝りに行く。
土下座し「私のせいなので私がお詫びします」と言うユジョンに、ジェハは酒を注がせる。
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帰宅すると家の前にミニョクが。
まだ足を痛がるミニョクを心配するユジョン。
資金投資契約書を渡し、もう遅いのでこれでと家に入る。
気を引くために足を痛がっていたミニョクだが、ユジョンが心配してくれないので、普通に歩き出す。
そんなミニョクの後ろ姿を見て笑っているユジョン。
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検事の先輩のところへ行くミニョク。
先輩は写真を見せ、「Kホテルは狙われてるらしい。会長の危篤説はセグァン社が流したとか」と言う。
写真には土下座し、酒を注ぐユジョンが写っていた。
「その女はひき逃げ犯だよな?一体何を?」と聞く検事。
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ユジョンに写真を見せ「なぜ勝手なマネをした?」と激怒するミニョク。
「会社が困った状況だと」
「アン・ドフンが?」
「私のせいだから。私が謝れば……」
「なぜいつも自分のせいにするんだ。おまえを連れて行った俺が悪いんだ」
「謝りたかったんです。社長の代わりに何かしたかった。お酒?注ぎます。土下座もします。社長を助けられるなら、何でもない」
土下座ぐらい平気だと言うユジョンに、俺が承知できないと怒鳴るミニョク。
行こうとするユジョンの手をつかみ、「教えてくれ。俺のためなのか?」
「ただ何となく気になったんです。私が迷惑をかけているみたいで気になっただけです。ただそれだけ」
手を離すミニョク。
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会長が家に戻ってきた。
まだ具合が悪そうだが、ミニョクが投資を成功させたことにご満悦の様子。
チェ弁護士がドフンのことをソ・ジヒの事件を担当した検事だったと会長に報告。
さらに、ミニョクがその事件を調べているようだとも伝える。
会長はすぐさまユジョンを呼びつけ、ミニョクと別れるように言う。
そこへミニョクが登場し、この状況に怒り、ユジョンを連れ出そうとする。
「申し訳ありません。すみません」と謝り、出ていくユジョン。
ミニョクはグァンスに捕まえられ、ユジョンを追うことができない。
会長はドフンに「君は彼女の扱い方を知っているとか。後始末を頼む」と言う。
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ユジョンを追いかけてきたドフンは「ミニョクに関わるな」と言う。
「私に忠告するのは身の程知らずよ」と答えるユジョン。
そして、「ありがとう。ブレスレットよ。あなたが父さんの保護者になってた。手を回したかと思ってたけど良かった」と言う。
これ、どういう意味かしら。
ユジョンは何かつかんだのかもしれませんね。
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「彼女をほっといてくれ。今度こそ俺が守る」と父に宣言するミニョク。
「セヨンの前だぞ」と父。
「構いません。どうせ結婚はしますから」とセヨン。
「結婚はしない」
「それが可能かしら?ジヒでさえ追い払われたのに、彼女を殺した女が嫁げるはずがない」
「おまえが嫁ぐこともない。こんな結婚なんかしない。彼女をほっといてくれ。次は許さない」と言い放つミニョクに、怒りながら胸を押さえる父だった。
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強がってはいるものの、愛するミニョクに傷つけられ、心は穴だらけのセヨン。
そんな彼女を本気で心配するドフン。
セヨンはドフンの肩にもたれて泣く。
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ユジョンの家の扉を叩くミニョク。
扉の向こうで「帰って」と言うユジョンに「同じ過ちは犯さない。おまえがいなきゃダメなんだ」と言うミニョク。
「大人げないですよ。私の気持ちは二の次?」
「気になるんだろ?」
「ええ、気になりますよ。でも、それだけ。社長を利用してるの。ドフンと別れたのがやりきれなくて利用してるのよ。だから、もう帰って」
「代行、開けろ。頼むから開けろ」とドアをしつこく叩くミニョク。
「社長に会うと辛くなるんです。忘れたいのに社長が思い出させるから」
「出てこい。顔を見て話そう」
「やめてください。私は分かったんです。事故が起きたときドラム缶だけじゃないと分かってたの。私が確かめに行っていたら、ジヒさんは今ごろ社長のそばにいたはず。あのとき私は幸せだった。幸せが壊れそうで、何もないはずだと信じてしまいました。見るのが怖くて逃げたんです。だから、ジヒさんは私が殺しました」
泣き崩れるユジョン。
「社長に会うたびに思い出すの。罪悪感で苦しくて社長に会うのが辛い。本当にこれ以上は会いたくありません」
「帰るよ。帰るからもう苦しむな」
そう言いながらも、その場を立ち去ることがなかなかできないミニョク。
会いたい気持ちと苦しめたくない気持ちとが交錯して切ない。
それはユジョンも同じだった。
恐らく本当に会いたくないわけじゃない。
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グァンスがトラックを見つけたと報告する。
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ジヒの納骨堂に泣きながら謝るユジョン。
「欲を出してごめんなさい」と。
「ダメだと分かっているのに1日だけ、たった1日だけでも社長を受け入れたかった。ひどいと分かっています。分かってるのに手を取りたかった。ごめんなさい」
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バスに乗るユジョンを誰かが引き下ろす。
ユジョンを後ろから抱きしめたのはミニョクだった。
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このドラマは本当に切なくて、何度も何度も涙が溢れてきます。
登場人物たちの思いが丁寧に描写されているので、痛いほど気持ちに寄り添えるんですよね。
だから、切ない。
だから、胸が痛む。
この4人にハッピーエンドはあるのかな。
ハッピーになってもらわないと、私、廃人になってしまいそうです。
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