第40話 一年後
ドヒョンが父の交換条件を受け入れたため、
すぐに釈放されたウンソンは、急いで家に向かう。
ユンチャンはソル会長の部下たちに監禁され、
部屋から出られず、誰とも連絡が取れない状態。
秘書が中国行きのチケットとパスポートを渡し、
出国するように言う。
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家に着くと、キム秘書がチャン会長からの指示で中には入れられないと言う。
キム秘書もウンソンが実は女だったことにショックを隠しきれない。
ウンソンの到着がチャン会長に伝えられる。
ヒョソンはウンソンに罪はないと泣きすがる。
ハミョンもまた弟を罰するようなことはしないでくださいと懇願する。
ウンソンの元へ向かう会長。
初めて会ったときから現在までの様々な場面が、
会長の頭の中を駆け巡る。
会長にとって特別な存在だっただけに、
余計裏切りがショックであり、容易に受け入れられるものではない。
涙を流しひざまずいて頭を下げるウンソン。
ヒョソンとハミョンが懸命にウンソンをかばう。
ウンソンはどれだけ会長に憧れ、尊敬していたか、
どれだけファンソを愛しているか涙ながらに訴えたが、
チャン会長は、ウンソンのチャン一族からの破門を命じる。
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ラゴン、チョンラン母子の罵声を浴びながら、
家を追い出されるウンソンたち。
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ドヒョンは正直にラヒを愛していないことを告げる。
そして、それでもいいのかと聞く。
そばにいられるだけでいい。
待つわと答えるラヒ。
ウンソンを助けるため、ラヒと結婚する覚悟を決めるドヒョン。
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1年後。
ファンソは「SS醤油」と社名が変わり、ラゴンが社長に就任した。
売却されて危機に陥ったファンソをSSのソル会長が救ってくれたという形になっている。
チャン会長はファンソの名が消えたことをまだ知らない。
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ドウンはウンソンのことで胸を痛めていた。
ドウンの言葉から、女であることがばれたウンソンは世間から相当な非難を浴びたことがうかがい知れます。
ドウンはウンソンがどんな事情で男のふりをすることになったのか、
そして、そのせいでどれだけ苦労をしてきたのか、
どうして誰も気にしないのかと1人腹を立てていた。
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カメを眺めながら、ウンソンのことを思い出しているチャン会長。
そこへラゴンが訪れる。
SSの傘下に入ってもファンソ醤油であることを忘れるなと言うチャン会長。
すでにSS醤油になったことを隠したままのラゴン。
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ソル会長の援助を受けず、
消息がつかめずにいたユンチャンが帰国する。
自分で会社を立ち上げ、海外で資産をかなり増やしたらしい。
早速ウンソンの行方について秘書に調べさせるが、
1年前から姿を見た者はいないと言う。
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イタリアに遊びに来たドウン。
ドヒョンとラヒの会話を聞き、夫婦とは思えない他人行儀な様子に驚く。
ドヒョンは心の穴を埋めるように、仕事に没頭している。
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ウンソン母を見つけ、すぐ会いに行ったユンチャン。
しかし、母はウンソンを裏切った男だと思っているので冷たい態度。
当然ウンソンの行方も知らないと言い張る。
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ウンソンはハミョンと共に海辺の町で暮らしていた。
一言も話さず、ただ一日中浜辺に座り、海を眺めているウンソン。
自分の殻に閉じこもり、笑いもせず泣きもせず。
世間に対する恐怖だけが残っている。
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ラゴンはSS醤油の社長に就任して初めて出す商品に、
ウンソンがレシピを考えた醤油を使おうとしていた。
反対するキム秘書。
待令熟手の商品を販売するなら、同意を得てください。
でないと、定款違反になると。
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ラゴンはウンソンの住民登録を抹消してやると家族に言う。
この世から消し去れば、定款も何も関係ない。
そうだそうだと盛り上がるチョンラン母子。
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ウンソンの母を尾行するように指示するユンチャン。
そして、ついに浜辺で海を見つめるウンソンを見つける。
少しだけ驚いたような表情でユンチャンを見上げたウンソンだった。
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嘘がばれ、何もかも失ってしまったウンソンです。
正直、チャン会長に失望しました。
ウンソンが家族を思う優しい気持ち、温かい人間性を見て、
待令熟手にふさわしいと判断したのだと言っていたじゃないですか。
ウンソンがファンソの財産や地位を欲して、男のふりをしたわけじゃないことも理解できるはず。
ドウンが言うように、騙したことを責めるのではなく、
どんな思いで男のふりを続けたのか、
その苦悩についても考えてあげてほしいと思いました。
待令熟手になるまで、ラゴンに何度も殴られたことだって知ってるじゃない、チャン会長!
並大抵の男子以上の強い精神力で勝ち取った待令熟手の座なのに、
あっさり破門してしまうなんてひどすぎます(TωT)
ううう。
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