キャスト
カン・ミノ(ゴールドパートナーズ アジア総括本部長):チョン・ギョンホ
キム・スンジョン(ヘルミア カン会長秘書):キム・ソヨン
イ・ジュニ(ヘルミア 法務チーム長):ユン・ヒョンミン
マ・ドンウク(スンジョンの彼・刑事):チン・グ
第5話
引っ越し作業が行われている。
前の家主を無理矢理説得してこの家を手に入れたのに、何かが足りないと気になるミノ。
ふと家の外に出てみると、家の前にスンジョンがいる。
なぜここに?とお互いに驚く。
「あなたは誰?一体誰なのよ!」と叫ぶスンジョン。
そんなスンジョンにデコピンして、「カン・ミノだ」と答えるミノ。
なぜこの家にいるのかと尋ねると、気に入ったから買ったのだと言う。
「私のケガで泣いたり、鼻を触った理由は?」と矢継ぎ早に質問するスンジョン。
泣いた理由は、術後、涙もろくなったから。
鼻は無意識に触ったとのこと。
頭の中が混乱しているスンジョンは、指輪のことも聞く。
店からスンジョン宛てに届いたはがきを見て、用があったから店に寄り、ついでに受け取ったのだと説明するミノ。
「それだけ?」と聞くスンジョンに、「婚約者に逃げられたのが恥ずかしいのか?」と憎まれ口を叩くミノ。
さらに、ドンウクの悪口を重ねる。
スンジョンは指輪を受け取り、その場を後にする。
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秘書仲間に別れを告げに来たスンジョン。
ミノは会長に撤回してもらうと言い、スンジョンの手を引き、会長の元へ連れて行く。
まだ激怒したままのカン会長。
裏切っていないことを説明しろとスンジョンを促すミノ。
カン会長は、「彼女が裏切っていないのだとしたら、おまえにとっては役立たずのはず。
それなのに肩を持つのは不自然だろう」と言う。
「信用できる秘書だと分かったからだ」と答えるミノ。
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会長の誤解が解け、スンジョンのクビが撤回された。
「これでやっと肩の荷が下りた」と何やら嬉しそうなミノ。
ミノは、宿命と呼べるほど秘書の仕事が好きなのに、それを奪ったことが嫌だったと言う。
思いがけないミノの言葉に少し驚きながら、スンジョンは「スパイは嫌だ」と条件を出す。
「了解」と答えるミノ。
そのまま病院に付き合うように指示し、ついでに顔の検査もしようと言う。
チョ医師が「今日は検査の日じゃないのに」と言っていたので、カン会長に平手打ちされたスンジョンの顔を心配して、わざわざ連れてきたみたいです。
ミノは、移植してから、突然涙が出たり、心臓がバクバクすることを心配して、チョ医師に相談するが、検査の結果、特に異常は見られなかった。
小さな女の子の患者をあやすスンジョン。
「あんな表情もするのか」とつぶやいて、彼女を見つめているミノを、チョ医師がニヤニヤしながら見ている。
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チニャンデパートの一件以来、ヘルミアは取引先が激減していた。
残っているのはクラウンデパートのみ。
そこへ、ユン理事が、クラウンが前向きに契約を検討しているとの吉報を持って飛び込んできた。
大株主がぜひ会長と会って話をしたいとのこと。
すぐに席を設けたものの、行ってみると、そこにいたのはミノとハン・ジヒョンだった。
2人は大株主の代理人だと言う。
ミノは、中部工場の売却を進めると宣言する。
理事たちが許可をしないから、実行できないはずだと言うカン会長に、
ミノは、ヘルミアが売却されても、理事全員の雇用を約束すると理事たちに提案すると言う。
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ナ刑事、ジュニ、スンジョンの3人でスンジョンの復職を祝う。
帰り道のバスの中で、ジュニは「昔に戻ってみる?」と言い、ラジオのイヤホンの片方をスンジョンに渡す。
高校生のころ(?)の回想シーン。
授業中に2人でこっそりラジオを聞くジュニとスンジョン。
あのときと同じように、1つのものをスンジョンと共有する幸せを噛みしめるジュニだった。
長い階段を2人で上りながら、「出会ったころのあなたは冷たかった。なぜ?」と質問するスンジョン。
そこへ電話。
ジュニは「君が大好きだから、不釣り合いな自分に腹を立てた」とつぶやいていた。
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秘書仲間と楽しそうにランチを食べるスンジョン。
思わず足を止め、スンジョンに見入ってしまうミノ。
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カン会長は理事たちに、彼らの弱みを示す証拠品を渡す。
それらを示すことで、ゴールド側に寝返ることのないように牽制してきたのだ。
中部工場の売却は絶対に阻止すると言うカン会長。
世間に訴えて世論を味方につけるとのこと。
カン会長は、そのために労働組合を動かすと言う。
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ウシクと楽しそうに話をしているスンジョン。
ミノは笑っているスンジョンを見ると、つい微笑みながら彼女を見つめてしまう。
俺には冷たいのにおまえには笑顔だと、ウシクにその秘訣を聞くミノ。
ウシクはプレゼントで取り入っては?と提案。
早速ミノはスンジョンをブランドバックの店に連れて行き、バイヤーへの贈り物を見立ててほしいと頼む。
相手の好みや年齢を聞くが、「君と同い年だから好みで選べばいい」と答えるミノ。
「まさか私に買う気ですか?」と気づくスンジョン。
またどこかへ連れて行かれるのではないかといぶかるスンジョンに、怒り出すミノ。
「迷惑をかけたから、これからは仲良くしたいだけだ」と言うものの、スンジョンは警戒。
さらに「普通の女ならブランド品でベッドに直行だ」と思わずつぶやいたミノにどん引きし、丁重に断り去って行く。
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ドンウクをひいた旧型プライドの車両照会が終わり、怪しい車の中に、ヘルミアの元社員がいることが分かる。
原料問題で指名手配されていたヨンベだ。
「ひき逃げじゃなくて殺人かも」と言うナ刑事。
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プレゼント作戦に失敗したミノは、再びウシクのアドバイスで、引越祝いを開くことにする。
スンジョンら秘書たちを招待するが、あの家に入りたくないスンジョンは、ジュニに風邪だと偽って呼び出してもらうよう頼む。
すると、ジュニは本当に風邪を引いて辛そうにしていた。
ミノの家には行かず、ジュニの元へ駆けつけたスンジョン。
秘書のミルとユミが、この家はスンジョンの亡くなった婚約者が気に入っていて、将来2人で買おうと約束していたのだと話す。
だから、来たくないのだろうと言う2人。
あの婚約者が亡くなったと知り、驚くミノ。
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「婚約者に逃げられたか?」など、スンジョンに言った暴言の数々を思い出し、切ない表情を浮かべるミノ。
スンジョンに何か言いたい。
でも、何を言えばいいか分からない。
悶々としながら家の近くをうろうろしていると、スンジョンがジュニと一緒に歩いてきた。
自分よりジュニを選んだのだと知り、面白くないミノ。
「明日、労働組合が本社に来るから、人事情報をまとめてくれ」と言い、去って行く。
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手配車両が見つかったとの知らせが入り、ナ刑事たちは急いで賭博場にいるヨンベの元へ向かう。
ヨンベに、原料のすり替えをマ刑事に気づかれて殺したのかと詰め寄るナ刑事。
「俺はただ指示に従っただけだ。黒幕は別にいる」と言うヨンベは、逃げようとして大通りに飛び出したところ、走ってきたトラックにぶつかってしまう。
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ミノがまた夢を見ている。
頭から血を流し道路に横たわるミノ。
そばにある携帯電話からはあの曲が流れている。
手を伸ばして電話に手を触れたとたん、画面にヒビが入る……。
驚いて目を覚ますミノ。
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ハン・ジヒョンから問題発生を知らせる電話が入る。
カン会長は、中部工場売却の件で国民感情を煽る気らしく、労組との交渉の場にマスコミを入れるとのこと。
強く出れば世間が反発するし、弱腰なら攻撃に失敗する。
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スンジョンは頼まれていた労働組合の人事情報に、彼らの思いをまとめたものも添えていた。
家族のこと、彼らがどんな生き方をしてきたのかなどが細かく記されている。
スンジョンは、ミノの父である前会長と従業員が築き上げた中部工場を失うことは、前会長の功績を失うことになるとミノに言う。
それは敵討ちにはならないと訴えたが、ミノが労組の人たちへの強硬な姿勢を崩すことはなかった。
ミノの態度に腹を立てて殴りかかろうとした1人の男性を、入ってきた中部工場の所長が止める。
「大丈夫ですか?」と丁寧に声をかけてきた所長を前に、ミノの心臓は突然高鳴り、ミノはそのまま意識を失ってしまう。
所長はドンウクのお父さんですものね。
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病室で目を覚ましたミノはふらふらと歩き出す。
駆け寄ってきたスンジョンの頬に手を伸ばしながら「行くな」と弱々しくつぶやくミノ。
「俺を置いて行くな」
そう言いながら、ミノはスンジョンを抱きしめた。
そんな2人を見てしまうジュニ。
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いやー。
盛りだくさんな内容でした。
相変わらず口が悪く、ひねくれ者のミノですが、気づくとスンジョンのことばかり目で追ってしまっているといった感じになってきました。
恋ですね、これは完全に(笑)
好きな女の子につい意地悪をしてしまう小学生のようなミノ。
でも、時々見せる不器用な優しさにスンジョンも気づき始めているようです。
2人の距離はまだ全然縮まっていないですけどね。
スンジョンを抱きしめるミノを見て、ジュニが切ない表情を浮かべてました。
横取りされてなるものか!と、ジュニも今後ますます積極的にアプローチを開始するんだろうな。
スンジョンの気持ちを揺らすのはどっち?
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