キャスト
カン・ミノ(ゴールドパートナーズ アジア総括本部長):チョン・ギョンホ
キム・スンジョン(ヘルミア カン会長秘書):キム・ソヨン
イ・ジュニ(ヘルミア 法務チーム長):ユン・ヒョンミン
マ・ドンウク(スンジョンの彼・刑事):チン・グ
第4話
幼いころの回想シーン。
ミノの母のお葬式。
チョ医師が「他人に尽くして生きた立派なご両親だった」とミノに言うが、
ミノは「父さんは世界で一番マヌケな人だったと覚えておく」と答える。
彼はそのとき非情な人間になると誓ったのだった。
20年後、残忍な怪物になったミノ。
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また夢を見た。
「もう休んで。どうか安らかに」
そう言いながら、涙を流す女性。
目が覚めたミノは、棒付きキャンディをくわえながら、当てもなく夜の街を歩く。
はっと我に返ると、全く知らない場所にいる。
が、不思議なことに、そこはドンウクがスンジョンと一緒に住もうと約束したあの家の前だった。
ここがどこなのかの手掛かりを探して歩いていると、階段でうずくまって泣いている女性がいる。
スンジョンだった。
なぜここにいるのかと互いに驚く2人。
やがて、ミノはスンジョンがつけているチョウチョの髪飾りを見つける。
夢に出てくる女性はスンジョンなのか?
確かめるためミノはスンジョンを抱きしめてみる。
しっくり来たのでしょう。
「君は集中治療室で俺を抱きしめて泣いただろ?」とミノ。
「見舞う理由はないし、家族以外は面会謝絶です」と答えるスンジョン。
「だよな」
首をかしげながら別れる2人。
ミノはあの曲を着信音にしたみたいです。
「なんであの曲なのよ」と不満そうなスンジョン。
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チニャンデパートとの契約が切れることをカン会長に報告するジュニ。
何が何でも再契約させろと言うカン会長。
が、ゴールドパートナーズ側では、再契約を失敗させて、中部工場の売却に追い込むよう企んでいた。
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ミノが派遣理事としてヘルミアに出社する。
出迎えたスンジョンを見て、心臓が高鳴るミノ。
なぜこいつを見ると妙な気分になる?
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部屋のインテリアから、書類の分類の仕方など、あらゆることに難癖をつけるミノ。
違法でなく、上司に必要なことなら何でもすると言ったスンジョンに、
「その条件に合う仕事を命じるから絶対に失敗するな。しくじれば即クビだ」とまくし立てた。
車に乗り込もうとするミノ。
スンジョンは「お待ちください」と言って、閉まるドアに手をかけた。
その瞬間、スンジョンは扉に指を挟まれてしまう。
血を流し、痛がるスンジョン。
そんな彼女を見ているミノの目から涙が溢れてくる。
驚くスンジョン。
ミノ自身もそんな自分に驚いていた。
君がケガをしてなぜ俺が泣く?
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スンジョンの元に『パンプキンクラブ』から「ご注文の品ができました」とメールが届く。
心当たりのないスンジョン。
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ミノの夢。
ミノは頭から血を流して道路に横たわっている。
ふと誰かの腕が見える。
魚のイラストが描かれた腕時計……。
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ジュニがケガをしたスンジョンを心配して朝早く病院に連れて行く。
仲良さそうな2人を見て、面白くないミノ。
「友達をやめろ」と言うミノに、「ならば大切に扱ってください」と食ってかかるジュニ。
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ミノはスンジョンに、フランス企業の担当者が韓国企業と契約するため現地視察に来るから、それに同行するよう指示する。
誰がどんな契約をするのかは知る必要がないと言うミノ。
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チニャンデパートとフランスの化粧品会社プレール社との契約をミノが進めていることをカン会長に報告するユン理事。
しかも、今日プレール社の担当者をチニャンデパートに案内しているのはキム秘書らしいと。
「キム秘書たちを業務妨害で捕まえろ」と怒鳴るカン会長。
が、実はキム秘書が案内をしているのは偽物だった。
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チニャンデパートのヘルミアに入ろうとする一行に視察の目的を尋ねるスンジョン。
「我々はプレール社の人間で、チニャンデパートと独占契約の話がある」と答える担当者に、スンジョンは案内を断った。
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ミノは、別の場所で無事にチニャンデパートとプレール社の契約を済ませていた。
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偽物を案内させたことを隠し、スンジョンのせいで契約がパーになったと責めるミノ。
クビにすると怒鳴り散らし、スンジョンもそれを受け入れた。
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ユン理事は、キム秘書が視察を止めたと嬉しそうにカン会長へ報告する。
この時点では、まだチニャンデパートとプレール社が契約したことを知らないヘルミアです。
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プレール社のフリをした男性と食事をするミノ。
彼は、スンジョンが自分たちを偽物だと気づいていたと報告する。
事を荒立てずに、最後まで賢く案内役を全うしたスンジョンを高く評価し、彼女のような立派な秘書のやる気をくじくなんて理解できないとミノを批判した。
スンジョンは全部気づいていたのに一言も反論せず、クビを受け入れたのだと知るミノ。
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クビになったスンジョンは、屋台で思う存分焼酎を飲む。
帰り道、千鳥足で長い階段を上っていたが、ふと足がもつれてよろけてしまう。
さっとスンジョンを抱きとめたのはミノだった。
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翌朝、スンジョンは帰り道で何かがあったような気がするものの、全く思い出せない。
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亡くなったドンウクあてに電話がかかってくる。
席を外していると嘘をつくナ刑事。
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机にあった『パンプキンクラブ』のはがきが気になり、店を訪れたミノ。
そこには夢で見たのと同じ魚のイラストが描かれた腕時計があった。
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チニャンデパートがプレール社と契約をしたことを知ったカン会長。
スンジョンに一杯食わされたと勘違いし、激怒する。
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辞表を出しに来たスンジョンを見つけ、カン会長はいきなり平手打ちをする。
「二度と秘書として働けなくしてやる」と暴言を吐くカン会長。
何が起きたのか事情がよく飲み込めないスンジョンだったが、ジュニが外に連れ出してくれる。
ミノは、自分のせいでスンジョンがこんな目に遭っているのだと気づいたものの、ただ傍観するだけだった。
大丈夫だと明るく笑うスンジョンを切なそうに抱きしめるジュニ。
「もう少しだけ待ってくれ。俺が正してみせる。君を笑顔にする」
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呆然としながら部屋に戻ると、部屋のインテリアが変わっていた。
書類もミノが指示した通りに分類されている。
スンジョンのデスクには心臓病の本が置かれ、勉強したあとが見られた。
スンジョンを探しに部屋を飛び出すミノ。
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スンジョンはナ刑事との待ち合わせ場所に向かっていた。
追いかけてきたミノが声をかけるが無視。
と、突然ナイフを持った男がスンジョンに襲いかかる。
男はドンウクが時効直前に逮捕したことを逆恨みしていたのだった。
ナ刑事が男にピストルを向けるが、相手はひるまない。
すると、ミノが自分のはめていた腕時計を外し、男に投げた。
それはドンウクが凶器を持った犯人の気をそらすためによくやっていた行動だった。
男が受け取り損ね、腕時計は壊れたが、ミノは見事に男を封じ込めた。
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2000万ウォンの時計が壊れたのだから、視察の件は帳消しだとスンジョンに言うミノ。
そんな言い方しかできないミノに憤慨するスンジョンは、「これで理事との縁も切れます」と言い、去って行く。
ミノは「やろうと準備してたものがあるのに」と叫ぶが、スンジョンは戻ってこない。
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帰り道『パンプキンクラブ』からの電話を受けるスンジョン。
ドンウクがスンジョンに内緒で婚約指輪を用意していたことを知る。
お友達が受け取ったと言うので、メモを見ると、そこにはミノの名前があった。
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急いでミノの元へと向かうスンジョン。
ふと昨夜の記憶がよみがえる。
ミノはよろけたスンジョンを抱きとめたあと、「苦しいときにそんなに強がるなよ。悪かった」と言って、鼻をトントンと人差し指で叩いたのだ。
指をケガしたスンジョンを見て、涙を流したミノ。
幼いころ、やけどをしたスンジョンを見ながら、ドンウクも涙を流していた。
頭が混乱するスンジョン。
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メモにあった住所でタクシーを降りると、そこは将来ドンウクと一緒に住むつもりだったあの家だった。
なぜ?
スンジョンはますます混乱する。
すると、家からミノが出てくる。
ミノはここに越して来たのだと言う。
スンジョンが思わず叫ぶ。
「あなたは誰?一体誰なのよ!」
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スンジョンが混乱し始めました。
ナ刑事もミノとドンウクが同じ行動をとったことに「?」となっています。
ま、一番戸惑っているのはミノ自身なわけですが(笑)
スンジョンに対するこの感情をミノはどう理解し、どう対処していくんでしょうね。
気になる気になる。
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