町の弁護士チョ・ドゥルホ
【主な登場人物】
チョ・ドゥルホ:弁護士、元検事/パク・シニャン
イ・ウンジョ:クムサン法律事務所の弁護士/カン・ソラ
シン・ジウク:検事、ヨンイルの息子/リュ・スヨン
チャン・ヘギョン:ドゥルホの元妻、クムサン法律事務所の弁護士/パク・ソルミ
シン・ヨンイル:ドゥルホの元上司、ジウクの父、ソウル中央地検検事長/キム・ガプス
チャン・シヌ:クムサン法律事務所代表/カン・シニル
チョン・グンモ:テファグループ会長/チョン・ウォンジュン
ファン・エラ:ドゥルホの事務所の事務長/ファン・ソクチョン
ペ・デス:DS金融社長/パク・ウォンサン
マイケル・チョン:チョン会長の息子/イ・ジェウ
キム・テジョン:クムサン法律事務所の弁護士、シヌの忠実な部下/チョ・ハンチョル
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第16話
チョン会長に検察の入口前で倒れるよう指示したのはヨンイルだった。
マスコミが注目してるので、取り調べが始まったら簡単には出られない。
意識不明だということにすれば、捜査は中断されるはず。
家族や役員にも秘密にするようにと指示する。
医師に成りすまして病室へと向かったドゥルホが病室から出てきたヨンイルを見つける。
病室をそっとのぞくと酸素マスクをして横たわるチョン会長が見えた。
シヌがドゥルホを虚偽告訴罪で訴えろと言い出した。
父がまたチョン会長側についたことに驚くヘギョン。
クムサンを守るためだから黙って従えと言う父。
実は昨日チョン会長からヨンイルが考えたシナリオ(入口で倒れるってヤツね)を聞かされたシヌ。
会長はヨンイルを信用しないほうがいいと言う。
彼の株やお金をしっかり握っておくようにと忠告される。
ヨンイルはシヌに自分の借名口座を処分したいと言い、シヌはそのかわりクムサンに捜査の手が及ばないようにしてほしいと頼む。
シヌは万が一、約束を破ったら検事長の借名口座が公になると警告。
ヨンイルはシヌに脅されたことで「身の程知らずめ」とつぶやいてました。
下に見てたのね。
甘い汁を吸いながら、お互いに弱みを握り合い、うまく共存してきた3人の均衡がここへ来て一気に崩れ始めました。
今のところヨンイルが一歩リードか?
ジウクが虚偽告訴のことでドゥルホを呼び出す。
虚偽告訴?
こんなおかしな話はない。
これにはジウクも納得。
ドゥルホはおまえがやらなくても俺がすべて暴くと言い、チョン会長から賄賂をもらった人たちの集まりでの盗聴器音声を渡す。
早速聞いてみるジウク。
チョン会長が本当に意識不明なのか確かめるため、エラとデスが病院で潜入捜査。
会長の息子マイケルが帰国して父の病室へと向かう。
眠る父の枕元で遺言状の心配ばかりいると、意識不明のふりを続けていた会長がたまりかねて飛び起きた。
「おまえは父親のことより遺産が大事か!」と怒鳴る会長を見て、秘書たちもビックリ。
マイケルが父親はぴんぴんしてたと電話する声をトイレで張り込んでいたデスが録音に成功する。
ヨンイルがデスクの鍵付きの引き出しからある1冊のノートを取り出す。
4年前にチョン会長が脱税目的で幽霊会社を作り、その社長にヘギョンを据えていたんですね。
ヨンイルはシヌにヘギョンの名をはずしておいたと言い、シヌに恩を売っていました。
でも、実は……!
ヨンイルがこのノートをジウクに渡す。
社長の名前はヘギョン。
そうとも知らず恩を感じていたシヌもお気の毒ですこと。
これでクムサンと取引するかヘギョンを逮捕するかは任せると言う父。
最後に「それを渡したのは私じゃないぞ」という卑怯なセリフを吐きました。
そのあとでジウクはヘギョンを呼び出すんですが(大事なことは何も言わずにね)、クムサンに手を出すときは覚悟しろと検事長に伝えるよう言われました。
あっちからもこっちからも板挟み状態のジウクさんです。
いっつも苦悩してる。
かわいそうに(TωT)
ヘギョンがドゥルホの事務所にやってきた。
クムサンはチョン会長の裏金に相当関わっているらしい。
ヘギョンはスビンがパパみたいな弁護士になりたいと言っていると言う。
「私もあなたみたいにスビンが誇りに思える弁護士や母親になりたい」と言うヘギョンに、ドゥルホは手伝うと答えた。
クムサンを何とか救おうと言ってくれたドゥルホ。
ヘギョンから先に調べるかもしれないからソウルを離れて身を隠すように指示する。
意識不明なふりをしているチョン会長を検察に出頭させるため、ドゥルホたちが病院に乗り込んできた。
警報器を鳴らし、見張りたちを避難させたあとで会長の病室にダミーのベッドを運び込む。
本当はデスを乗せているベッドを運び出したことで、会長が連れ出されたと勘違いした警護の人間たちが総出でベッドを追いかける。
その隙にドゥルホが病室に入り、自力で逃げようか迷っている元気な会長の姿を動画に収める。
ドゥルホはヨンイルに、今から会長を連れて行くのでしっかり調査してくださいと電話する。
計画が狂ったヨンイルは焦りまくり、ジウクに早くヘギョンを逮捕しろと怒鳴った。
スジンがたくさんの子どもたちと楽しそうに遊んでいる。
その様子を笑顔で見つめるヘギョン。
あ、ここは。
思わず涙が溢れてきました。
そう、ドゥルホが育った施設です。
ここで過去に遡ります。
イルグが神父さんが漬けたキムチを持ってドゥルホを訪ねてきたときのシーン。
ドゥルホがイルグにお金を渡して追い返そうとしたけど、イルグが「物乞い扱いするな」と渡されたお金をドゥルホに投げつけたあのシーンです。
それを車の中から見ていたヨンイルは、ドゥルホに「自分の育ちを恥じるな。子どもたちに手を差し伸べてやれ」と言ってました。
そんなふうに温かい言葉をかけてくれたヨンイルなのに、そのイルグに罪を着せるよう指示したことがドゥルホは相当ショックだったようです。
まだチャンスはある、今止まらないと施設にいたころに逆戻りだぞと説得されても、ドゥルホは信念を曲げようとしなかったんですね。
兄のように思っていたヨンイルが、自分を無用になったらいつでも捨てられる駒だと思っていたことを痛感した瞬間だったみたい……(TωT)
会長の取り調べが始まった。
会長はジウクを自分の味方だと思ってなめた態度をとるが、ジウクは「検事はあんたの部下じゃない」と怒鳴りつける。
会長ビックリ!
ヘギョンに出頭命令が出たことをテジョンがシヌに知らせる。
あのときの幽霊会社の社長がヘギョンのままになっていたことを知り、愕然とするシヌ。
ドゥルホが山のようなお土産を持って施設にやってきて、スビンや施設の子どもたちと一緒になって遊ぶ。
夜になり、ドゥルホ、スビン、ヘギョンは川の字になって寝転びながら、星を眺めた。
究極の幸せな姿~。
ドゥルホは明日極秘で記者会見を開くと言う。
ヘギョンは以前ここへ来なかったことを謝る。
そう、ヘギョンは以前ドゥルホが2人を連れて行きたいと言ったとき、みっともないと言ったんですよね。
ここがあなたにとってどんな場所か気づかなかったとヘギョンは言った。
ヨンイルが会長の取調室にようやく現れ、もう罪を償うしかないと言う。
会長はヨンイルが自分に猿芝居をさせて病院に閉じ込め、その隙に借名口座を整理するつもりだったのだろうと指摘。
でも、それを阻止したでしょう?とヨンイル。
手のひらを返したように強気で会長を攻撃するヨンイル。
検察が恐ろしい理由は、法律が味方だから。
法律の恐ろしさを思い知ってくださいと脅した。
会見のため事務所へ戻るドゥルホとヘギョン。
覚悟を決めてはいるものの、やはり内心は不安であろうヘギョンに「俺がついてる」と手を握るドゥルホ。
ヘギョンもその手を振り払わなかったです。
事務所にはすでにマスコミが集まっていた。
手をつないだ2人が事務所への階段を上ろうとしたそのとき。
ジウクがやってきて、横領と脱税の容疑で逮捕するとヘギョンに手錠をかけた。
「やめろ」と怒鳴るドゥルホ。
第16話の感想
おおお。
またまたいいところで終わっちゃいました。
ジウクは父親の言いなり?
ヨンイルの借名口座は整理されないままだった。
会長がシヌに命じたから。
シヌはヨンイルではなく会長の言うことを聞いた。
だから、ヨンイルはヘギョンを逮捕させた。
ま、そういう流れですね。
3人の均衡が崩れ、ヨンイルが一歩リードしているようにも見えるけど、それぞれが逆転のカードを持ってるからまだまだ油断はできません。
てか、そもそも3人は全員悪党だから、誰も助からないけどね(笑)
ジウクがそろそろ父親に反旗を翻してくれないと。
ヘギョンが父を守ることが父にとっても正しい選択ではないと気づいたように、ね。
ドゥルホはどういう会見を開くつもりだったんだろ。
ヘギョンはどうなっちゃう?
いろいろ気になること満載なので、先を急ぎます。
ではでは。
さっき気づいたけど、私ったら第10話を第12話で上書きしちゃったみたいですね。
オーマイガー!
ヘギョンがドゥルホに「みっともない」と言ったシーンが消えてました。
あとで修正しておきます。
もうちょいお待ちを。
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