元カレは天才詐欺師~38師機動隊~
【主な登場人物】
ヤン・ジョンド:天才詐欺師/ソ・イングク
ペク・ソンイル:市庁税金徴収3課課長/マ・ドンソク
チョン・ソンヒ:ソンイルの部下/スヨン(少女時代)
ノ・バンシル:38師機動隊、財布/ソン・オクスク
チャン・ハクチュ:38師機動隊、飛ばし/ホ・ジェホ
チョン・ジャワン:38師機動隊、キーボード/コ・ギュピル
チョ・ミジュ:38師機動隊、花/イ・ソンビン
チョン・ガプス:市長/アン・ネサン
サ・ジェソン・刑事/チョン・インギ
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第3話
刑事のドクペがジョンドとソンイルを車に乗せる。
ソンイルはジョンドにジンソクの滞納金60億を任せるという選択をしたのだ。
あくまでも税金。
妙なマネはするなと釘を刺すソンイル。
ドクペも「今度詐欺を働いたら、刑務所にぶち込んでやる」と脅した。
朝、ソンイルが出勤してくると、テレビ局のクルーがソンイルの撮影に来ていることを知らされる。
1課の課長と間違えているのではないかと思うソンイル。
が、テレビ局のお目当ては強面で体のデカイ方のソンイルだとのこと。
なぜ?と思いながら、席に着くと、早速テレビ局の人間がソンイルに挨拶してきた。
思わず挙動不審になるソンイル。
なんとそれはジョンドだったのだ。
おどおどするソンイルとは対照的にジョンドはテレビ局の人間として堂々と振る舞い、ソンイルを外へと連れ出した。
ソンヒが出ていく2人の後ろ姿を見ていました。
今のはまさか……という顔で。
ジョンドがチームを結成すると言い、まず通称「飛ばし」の元へソンイルを連れて行く。
彼の名はチャン・ハクチュ。
ソンイルがジョンドの携帯電話の情報を聞きに行った肉の加工所にいた男だ。
次は「キーボード」。
チョン・ジャワンという男で、ジョンドとは刑務所で知り合ったらしい。
サイトを作ったり、ハッキングしたりが得意だ。
次は「花」。
すでにジョンドと動いているチョ・ミジュという美女だ。
人を見る目に長け、その美貌も武器にしていた。
ミジュはソンイルを見るなり、「クズとは組まない」と言い放つ。
最後は「財布」。
危ない場所だから1人で行くとジョンドが言うが、ミジュに無能扱いされたばかりのソンイルは、一緒に行くと言って聞かない。
「財布」はノ・バンシルという怖い女性の金貸しだった。
事務所へ着くと、男が半べそで連れ出されてきた。
一気にびびるソンイル。
結局、ソンイルはジョンドにすべてを任せることにした(笑)
ジョンドはバンシルの厳しい言葉にひるむことなく、軍資金がいると言い、62億を要求した。
プラス2億ですね。
生意気だと一蹴したバンシルに、ジョンドはあっさり引き上げようとしつつ、「ワン会長は人を見る目がない」とつぶやいた。
ワン会長?
とたんにバンシルの目の色が変わる。
ワン会長とは刑務所で仲良くなったと言うジョンドの言葉が信じられないバンシルはキム室長(刑務所でジョンドにリストを預けた男です)に確認の電話。
すると、「ジョンドの面倒を見てやってくれ。会長を救った命の恩人がジョンドなんだ」とキム室長は答えた。
市庁に戻ってきたソンイルに、さっきの人は誰かとソンヒが聞いてきた。
お金を要求されていないか、と。
「知り合いに似てたので」と言ってました。
ジョンドが詐欺師だと知ってるのね。
「ジンソクの件は諦めましょう」と言うソンヒ。
課長に辞めてほしくない、好きだから、と。
「俺には妻がいる」と笑ってました。
もちろんソンヒがそんな意味で「好き」と言ったわけじゃないことも分かってるわけで(笑)
ソンイルは「簡単に諦めないでくれ」と切り出した。
取り柄のない課長は守らなくていい。
諦めてばかりいると、自分を偽ることに慣れてしまうから、と。
ハクチュの倉庫にミジュ、ジャワン、バンシルと娘であり秘書のジヨンがやってきた。
遅れてジョンドがやってきて、高額滞納者に詐欺を働いて税金を払わせるという計画を持ちかけた。
分け前は10%、つまり1人1億2000万。
はした金だと言い、バンシルが帰ろうとすると、ジョンドは「全額でどうです?」と聞いてきた。
63億4700万、全部どうぞ、と。
そこへソンイルが大分遅れて合流した。
「クズを再利用してください」とジョンドはバンシルに言った。
早速、詐欺素人のソンイルの訓練が始まった。
電話詐欺、当たり屋、偽造……。
練習を繰り返し、ソンイルの腕は確実に上がっていく。
って、ヾ(ーー )ォィ
ジョンドから倉庫へ来るようにとソンイルに連絡が入る。
ソンイルは気付いていなかったが、実はソンヒが家の前で張っていた。
前日ジョンドたちと一緒にいるソンイルを見かけたのだ。
ソンヒはこっそりソンイルの車を追いかけた。
ジンソクのプロフィールや行動パターンなどがそれぞれのメンバーから報告される。
携帯のハッキングは難しいこと、土地と賭けゴルフが好きなこと、酒は飲まないし、女好きではないことなどが確認された。
ならば、大好きな土地で騙したいところだが、不動産の情報を流しているノ・ドッキという人物がいるので、それは難しいことも分かった。
が、ジョンドは「なら、味方に引き入れよう」と言い、ミジュにドッキの事務所に就職すること、ジャワンに口座情報を集めることを指示する。
そこへまたまた大分遅れてソンイルが合流した。
こっそりついてきたソンヒが「課長」と声をかける。
ソンヒはジョンドとミジュにも「久しぶり。元気そうね」と声をかけた。
ソンヒはジョンドだけでなく、ミジュとも面識があるようです。
ソンヒが現れたこと、さらにはジョンドとミジュを知っていることに驚きつつ、「課長は詐欺に遭ってるんです」と言うソンヒをとにかく外へ連れ出したソンイル。
彼らが詐欺師だと知ってはいるが、ある作戦のために手伝ってもらっているのだと説明した。
納得できないソンヒは、「奥さんとジウン(娘ね)を愛してるなら、あの男と組むのはやめて」と言い残して帰って行った。
ジョンドはかつてソンヒを騙すために近づいたそうです。
恋愛感情はなくカネ目的だったとジョンドがソンヒに言っている過去シーンがありました。
ソンヒはジョンドが本気で好きだったようで、相当傷ついたみたい。
ちなみに、カネ目的だったのに、ソンヒは貧乏だったので、結局お金を巻き上げられたりはしなかったようです。
詐欺に使う携帯電話がいっぱい入ったスーツケースをがさごそ漁っていると、ソンヒと一緒に写った写真が幾つか出てきました。
懐かしそうな目で眺めるジョンド。
この優しい目を見ると、恋愛感情がなかったなんてウソって気がします。
その下からジョンドが両親と撮った写真も出てきたのですが、父を見て、急に暗い表情になったジョンドです。
ほんと何があったんだろう……。
ジュワンがドッキの口座から100ウォンずつ引き出す。
ドッキは携帯に100ウォンずつ引き出されたという通知が絶えず入ってきて止まらないので大慌て。
そこへ金融監督院に扮したハクチュが、個人情報が流出したようだと電話。
マニュアルの指示に従うようにと言い、全額下ろして家に保管するよう指示した。
うちの者を派遣するから、と。
急いでお金を下ろしてくるドッキ。
派遣されてきた男のふりでジョンドがやってきた。
ほかの口座も下ろすように言うと、さっき下ろしたカネが満額入ったバッグを置いたまま、ドッキとミジュは銀行へと向かった。
刑事に扮したソンイルが家に入ろうとしている。
その様子を車の中から見ていたのはソンヒ。
またソンイルをつけてきたのだ。
彼女は警察に「詐欺です」と電話をかけた。
第3話の感想
ますます面白くなってきました。
テンポよく展開していくし、詐欺の内容も分かりやすい。
詐欺なのだから、騙すための罠が幾重にも仕掛けられるわけだけど、そこを理解しやすく描いているのがすごくいいです。
ややこしくて意味分かんない!って思ってしまうと、一気に興味がそがれてしまうので、ね。
登場人物のキャラもいいし、くすっと笑えるシーンの分量もちょうどいい。
今のところ、そんな印象です。
楽しみ楽しみ。
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