純情に惚れる|第16話(最終話) あらすじ&感想

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キャスト

カン・ミノ(ゴールドパートナーズ アジア総括本部長):チョン・ギョンホ

キム・スンジョン(ヘルミア カン会長秘書):キム・ソヨン

イ・ジュニ(ヘルミア 法務チーム長):ユン・ヒョンミン

マ・ドンウク(スンジョンの彼・刑事):チン・グ

第16話(最終話)

治療の副作用に苦しむミノ。

生きているから苦痛を感じるんだと自分に言い聞かせて耐える。

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会社更生法の適用を申請したヘルミア。

ニュースでは筆頭債権者であるゴールド社とヘルミア社の間で、誰を管財人に選任するかで激しく対立していると報じられている。

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ヘルミアは、管財人に企業再建の経験が豊富なチョ元頭取を推しているが、ゴールド社はすでに破産部の判事を懐柔しているので、イ理事で決まりでしょうと言うユン理事。

ミノは「最後まで諦めずに頑張ろう」と理事たちに声をかける。

理事たちはミノに感謝の気持ちを伝える。

ミノも「今まで俺についてきてくれてありがとう」と理事たちにお礼を言う。

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停職は免れたが、女性青少年課に回されてしまったナ刑事。

ウシクからジュニが管財人に選任されることを知らされる。

2人で話をしているうちに、ウシクの袖のボタンが外れていることに気づいたナ刑事は、背中越しに手を回してボタンを留めてやる。

顔が近づき、ウシクは思わずナ刑事の頬にキス。

ナ刑事はセクハラだと怒り出す。

この2人、もしかしたらアリかもね(笑)

そこへ廃車業者を見つけたという連絡が来る。

業者は事件の日、ジュニが故障車を持ってきたと白状した。

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人知れず治療を続けているミノ。

が、拒絶反応が強まったせいで、バイタルが徐々に悪化している。

「今より血圧が上がれば昏睡状態になる」と言うチョ医師。

ミノは「望みが残されてる限り、何でもやる。耐えてみせる」と生への強い意志を見せた。

「患者が頑張ってるのに医者が負けられん」とチョ医師も諦めない宣言。

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ジュニを逮捕するには、ドンウクの血痕がついているであろうあの腕時計がどうしても必要だった。

手に入れるためにはスンジョンの力を借りる以外、方法がないと考えたナ刑事は、ついに事件の真相をスンジョンに話すことにした。

ドンウクの事件は事故ではなく、殺人事件であること。

ジュニ父は犯人をかばって自殺したこと。

彼が命を捨ててまで守りたかった人、そう、それはジュニ。

顔をこわばらせながら、「信じない」とナ刑事の言葉を突っぱねるスンジョン。

が、ドンウクが捜査の末にジュニが原料問題の黒幕だと突き止め、その事実を隠蔽しようとしたジュニに殺されたのだと聞かされ、受け入れざるを得なくなる。

立っていることもできないほど激しく動揺し、声を上げて泣くスンジョンの背中をさするナ刑事。

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所長がミノにランチをごちそうしてくれる。

彼はカン代表のせいじゃないと伝えたかったのだと言う。

ろくでなしと戦っても勝ち目はない。

だから、仕方がないと。

「俺だって汚いことをしたさ」と言うミノに、

所長は「でも、我々を守ろうと戦ってくれた」と笑う。

「工場を代表してお礼を言いたい。本当に感謝しています」

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スンジョンがナ刑事から事件の真相を聞いてしまったことを知ったミノ。

傷ついているであろうスンジョンを階段で待っている。

「今日ぐらいは『お疲れさま』『よく頑張った』と優しく労ってほしかった。でも、君に譲るよ」とミノ。

「俺が幾ら頑張っても、君の心の傷は増えるばかりだ。俺はその傷を少しも癒やしてやれない」

「そんなことはありません。代表がいてくれて、私はとても幸せです」とスンジョン。

ミノは「本当?」と嬉しそうにスンジョンを抱きしめる。

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スンジョンがミノを怒っている。

どうやら耳掃除をしようとして鼓膜を破りそうになり、爪を切ろうとして、何度も肉まで切ってしまっているらしい。

ミノは子どものころ、泣くと、お母さんが耳や爪の手入れをしてくれたのだと言う。

スンジョンを慰めるために、同じことをしてあげようとして失敗したのだ。

「深刻な状況でも、あきれてつい笑っちゃう」と笑い出すスンジョン。

「とにかく笑ってくれて良かった。一瞬でも辛いことを忘れてほしい」と喜ぶミノ。

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翌朝、スンジョンはジュニの部屋に時計を奪いに行くことを決意する。

連絡を受けたミノ、ナ刑事、ウシクもジュニのマンションへ向かう。

スンジョンの突然の訪問に驚くジュニ。

管財人になったら、ヘルミアを救ってほしいと言う彼女に、ジュニは「仕事の話だったのか」と寂しそうにつぶやく。

駐車場で問題が起きたという連絡を受け、部屋を出るジュニ。

ナ刑事たちの仕業です。

その隙にスンジョンは腕時計を探す。

ジュニが戻る直前に腕時計を見つけ、無事持ち出すことに成功。

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管財人に選任されたジュニが意気揚々とヘルミアに乗り込んでくる。

入口では多くの記者たちが彼を取り囲み、若くして成功を収めたジュニに、その秘訣を尋ねる。

まさに幸せの絶頂であろうジュニ。

そこへ「おい、人殺し」と言いながら、入ってきたのはミノ。

「彼の秘訣を教える。親友を殺してまでゴールド社に尽くす忠犬精神さ」

さらに、ナ刑事たちが入ってきて「殺人容疑で緊急逮捕します」と逮捕状を見せる。

「物証がないだろう」とまだ強気のジュニだったが、腕時計を見せられ、顔色が変わる。

スンジョンが持ち出し、すでにマ先輩の血液が検出されたことを告げるナ刑事。

ジュニは大勢の記者たちの前でたくさんのフラッシュを浴びながら手錠をかけられた。

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ハン本部長に「おまえらを道連れにする」と言うミノ。

テレビをつけると、ミノがゴールド社に在籍していた当時のヘルミア倒産計画を暴露したことが報道されていた。

さらに、ヘルミア社がゴールド社に損害倍諸請求を行う訴えを起こしたことも報道される。

これはミノが会社を守るために事前に計画していたことだった。

「それでは代表が実刑を受ける」とユン理事たちは反対したが、

ミノは「自業自得だよ。俺よりも会社のことを考えろ」と言い、指示に従うよう彼らに課していた。

これでゴールド社から管財人は出せなくなる。

更生させるフリだけして、時期を見て潰すつもりだったゴールド社はヘルミアに手出しができなくなった。

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スンジョンに「胸を張って君と生きるためにも過去の責任をとる」と言うミノ。

「俺はどん底に落ちる。それでも君にはそばにいてほしい」

「もちろんよ。一緒にいます」と微笑むスンジョン。

しばらく会えなくなるならと、夜通し遊ぶことにする2人。

楽しく幸せなひとときを過ごしたあと、ベッドに並んで横たわる。

「あのリスト。戻ってきたら一つずつ実行しましょ」とスンジョン。

「次に会うときもあの階段にいる。君を待ってる」とミノ。

眠ってしまったスンジョンの寝顔を見つめながら、ミノは「思ってる以上に待たせるかも。長い間会えなくても、笑顔で過ごせよ。君らしくな」とつぶやく。

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「いってらっしゃい」と検察へ向かうミノを笑顔で送り出すスンジョン。

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ヨンベとミノに対する暴行もジュニの指示によるものだったことが確認される。

「殺人容疑の次は傷害の教唆よ」とジュニに言うナ刑事。

原料問題も食品医薬品安全庁が洗い直すことになったし、背任の容疑もある。

背任と聞き、驚くジュニ。

ゴールド社がジュニを訴えたのだ。

「あなたを守ってた検察も有罪にすると息巻いてるわ」とナ刑事。

ゴールド社はジュニ1人に罪を押しつけるつもりだった。

切り捨てられたジュニ。

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スンジョンがジュニに会いに来る。

スンジョンは泣きながら、ほかの誰でもない親友のドンウクをどうして殺せたのかと聞く。

「ドンウクだからだ」と答えたジュニ。

「彼の安い正義感の前では、俺たちの24年間は無意味だった」と。

「私といる時、罪悪感はなかった?」と聞くスンジョンに、

「勝てば、上に行けば、罪など消える」と言うジュニ。

こうなったのは自分が悪人だからではなく、無力だからだと言うジュニ。

「あなたは一体何が欲しかったの?結局、友情が壊れただけよ。ドンウクの人生が奪われただけ」と声を荒らげるスンジョンに、ジュニは顔を歪ませ、一筋の涙を流した。

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ミノに執行猶予がついたという情報が入り、喜ぶ秘書たち。

が、その背景に病気が関係していることが分かる。

病気?

スンジョンは驚く。

ミノから「階段で待ってる」とメールが届き、スンジョンは急いで駆けつける。

今にも消え入りそうなほど弱々しい姿のミノがそこにいた。

ミノはスンジョンの頬に手を伸ばそうとしたが、そのまま意識を失ってしまう。

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救急車で運ばれたミノ。

心停止となり、除細動器が運ばれてくる。

何度も心臓にショックを与えられるが、ミノの目が開くことはなかった。

……。

__________

スンジョンがウエディングドレスの打ち合わせをしている。

え、スンジョンが結婚?と思った瞬間、ウシクとナ刑事が手をつなぎながら入ってくる。

結婚するのはこの2人でした~(笑)

婚約パーティには所長も来てくれることになり、「これで全員揃う」と嬉しそうなナ刑事。

「だけど、肝心な人が……」と言いかけたウシクの言葉をナ刑事が遮り、スンジョンを気遣うように慌ててごまかす。

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ミノが心停止となったあの日から数か月という月日が経ったらしい。

みんなそれぞれに新しい人生を歩み、頑張っている。

「私たちの幸せがあなたのおかげかと思うと、ものすごく会いたくなります。お元気ですか。あなた」

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婚約式に向かうスンジョン。

階段を下りると、いつぞやのようにタイミングよくタクシーがやってくる。

ん?まさか?

店では予約が被ってしまったということで、屋外の席が用意されていた。

キレイなお庭に施された素敵な会場。

みんなが大喜びする中、奥に人の気配が。

立っていたのは、おおお、ミノだった!

о(ж>▽<)y ☆きゃ~!号泣!!!

ミノは得意の所長のものまねで挨拶をし、和気あいあいとみんなで食事を楽しむ。

現在はアメリカで仕事をしている様子です。

「愛に時間を惜しまない」という宣言通り、愛する人のためにはこうしてちゃんと時間を作っているようですね。

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来週にはまた渡米しなくてはいけないということで、わずかな時間を満喫しようとする2人。

キスをし、見つめ合い、笑い合う。

「この先、あなたと共に生き、あなたを愛します。惜しみなく愛し合おう。人生はとても短いから」

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ミノが生きていてくれて本当に本当に嬉しかったですぅぅぅ(TωT)

心停止しちゃったときには、正直ダメだったのかとあきらめかけたワタクシ。

愛の力が奇跡を起こしたんですね。

いやー、良かった良かった。

ナ刑事とウシクにもおめでとう、です(笑)

うんうん、ホントに面白かったです、このドラマ。

「オススメしたいドラマ」の一つに加わりましたね。

実によくできているストーリーだったと思います。

ま、何と言っても、最高のオススメポイントはミノ役チョン・ギョンホのかわいらしさですけどね(笑)

復讐だけを胸に生きる怪物でありながら、心は傷ついた9歳のままだったミノ。

冷徹さの中にある悲哀とか、心臓移植後の変化とか、スンジョンへのストレートな愛情表現とか、まさにミノはシーンによって別の顔になるわけですが、ギョンホはそれを見事に演じていたと思います。

カン・ミノはチョン・ギョンホにしかできなかっただろうな。

『ごめんね、愛してる』での彼も、私にとっては忘れられない役だったけれど、この『純情に惚れる』もきっとこの先、彼を語る上で外せないドラマになることでしょう。

ジュニ役のユン・ヒョンミンも楽しみな俳優さんですよね。

『恋愛の発見』ではジュニとは全く別の顔を見せてくれてます(笑)

スンジョン役のキム・ソヨンも以前から大好きな女優さんです。

ちなみに、一番好きなドラマは『検事プリンセス』。

って、語り始めたら止まらなくなっちゃうんでね。

この辺で終わりにしたいと思います。

私のつたないあらすじ&感想を最後まで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました<(_ _)>

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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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