町の弁護士チョ・ドゥルホ|第11話 あらすじ&感想

町の弁護士チョ・ドゥルホ

【主な登場人物】

チョ・ドゥルホ:弁護士、元検事/パク・シニャン

イ・ウンジョ:クムサン法律事務所の弁護士/カン・ソラ

シン・ジウク:検事、ヨンイルの息子/リュ・スヨン

チャン・ヘギョン:ドゥルホの元妻、クムサン法律事務所の弁護士/パク・ソルミ

シン・ヨンイル:ドゥルホの元上司、ジウクの父、ソウル中央地検検事長/キム・ガプス

チャン・シヌ:クムサン法律事務所代表/カン・シニル

チョン・グンモ:テファグループ会長/チョン・ウォンジュン

ファン・エラ:ドゥルホの事務所の事務長/ファン・ソクチョン

ペ・デス:DS金融社長/パク・ウォンサン

マイケル・チョン:チョン会長の息子/イ・ジェウ

キム・テジョン:クムサン法律事務所の弁護士、シヌの忠実な部下/チョ・ハンチョル
__________

第11話

あの飛び降りの1か月前。
ウンジョの義父ホン・ユンギはチョン会長に大事な話があると直談判したが聞いてもらえなかった。
半年前にも「どうか助けてください」と訴えたが、とりつく島もなく、1日前にはトイレにいる会長に直談判。
驚いた会長が尿で靴を汚し、会長は助けてほしいなら、あんたのせいで汚れた靴をなめろと言い、義父は屈辱に耐えながらその靴をなめたのだった。

そんな背景がありつつの屋上での訴えだったんですね。

大勢の報道陣の前で屋上から飛び降りたドゥルホと義父だったが、マットの上に着地したため、無傷。
チョン会長に一言とドゥルホがインタビューを求めるが、それは後日ということになる。

会長と2人きりで話をするドゥルホ。
下請けいじめについての説明を求めるが、会長は幾つもある関連会社のことなどすべて知っているわけではないと答える。
必ず釈明してもらうと言い、最後に「出来損ないの息子の帰国はいつですか?」と聞く。
「さっさと捕まえたい」と言い、去って行ったドゥルホにチョン会長は怒り狂う。

そのころウンジョ義父は警察で事情聴取を受けていた。
工事代金を払ってもらえないこと、その金額は20億にも上ることを訴える義父。
そこへドゥルホが合流し、さっきの飛び降りは自殺ではなく、握手しようとして足が滑っただけだと刑事に説明した。

工事代金の未払いが原因の飛び降り事件のことがニュースになり、チョン会長は怒り心頭。
そこへシヌが到着する。
テジョンも一緒だった。
シヌは工事代金未払いの件ですぐに示談交渉をすると言うが、会長が求めているのはそんなことではなく、ドゥルホの始末だった。
すると、テジョンが示談交渉は得策ではないと言い出す。
話が分かるヤツだと会長に気に入られる。
シヌが何だコイツ、私を差し置いて、みたいな怪訝な顔をしてました。

ドゥルホが改めてウンジョ義父に話を聞く。
未払いの工事代金は20億以上あり、毎日債権者が押しかけてくるので経営どころではない現状だということ、給料も滞納し、社員も多数辞め、会社の物品も取り押さえられていること、銀行からはもうお金を借りられないので、サラ金に手を出したら取り立て屋が妻の職場にまで押しかけてくるようになったこと……。
そんな現状を全く知らなかったウンジョはショックを隠しきれない。

シヌはホン・ユンギ(ウンジョ義父)の違法行為になる部分を調べ、個人的な不正と思わせる部分だけを公表すると話す。
ドゥルホの対応について聞くと、チョン会長は「私が始末します」と答えた。

なぜこんなにも未払いが増えたのか実態を聞くと、テファのあくどい手口が見えてきた。
リベートの負担も大きく、20~30%もあり、それを渡さないと仕事をくれないのだと言う。
さらには接待に冠婚葬祭など、仕事をすればするだけ借金が増えていくような苦しい現状に逃げ道はなかった。
家族なのになぜ相談してくれなかったのかとウンジョが泣く。

リベートを渡した相手は、テファハウジングの対外協力役員という肩書きのイ・ミョンジュンという男だということが分かる。

チョン会長もその男を捜していたが、どうやら雲隠れしているようで見つからずにいた。

テレビニュースを見て、ウンジョ義父がこの事務所にいるのではと押しかけてきた債権者たち。
ホン社長を責め立て、事務所にある金目の物を代わりに持ち帰ろうと騒ぐが、ドゥルホに「いいかげんにしろ」と怒鳴られる。
ドゥルホは債権者たちに自分がテファから金をもらって支払うと約束する。

そこへ母から義父に電話。
ついには家や家具までもが差し押さえられてしまったとのこと。

落ち込むウンジョが川辺を見つめている。
ドゥルホが声をかけてきた。
飛び込むのかと心配したようです。
ウンジョは実の父のときにも借金に苦しみ、同じような経験をしたのだと語りました。

どうしてこんな人生なのかしらと嘆くウンジョに、ドゥルホは「それが人生だ。波があるからみんな乗り越える」と答えた。
そして、「親を支えてやれ。よく食べて、よく寝て、大声で歌うのもいい」と言い、ウンジョは泣きながら笑った。

ドゥルホは本当に温かい人です。

住むところを失った両親を家に連れてきたウンジョ。
肩身が狭そうな義父。

リベートをもらったイ・ミョンジュンは工事の担当者でもあるので、自白を取る必要がある。
雲隠れしているミョンジュンを、デスたちはすでにフィリピンなど海外に御逃亡したはずだと言うが、ドゥルホはまず家から調べようと言う。

そんな思案をしているところにヘギョンがやってきた。
飛び降りのニュースを見て、いても立ってもいられなかったようです。
あらあら( ̄▽ ̄) ニヤ

「いつまでスーパーマンを続ける気か分からないけど、スビンのためにそうすべきか一度考えてみて」と言うヘギョン。
本当にスビンのことだけを考えて心配してるのかな?
いや、そうじゃない気がします。
そんな顔してる、絶対。

帰宅したヘギョンはスビンの寝顔にキス。
枕元にあった絵日記を読むと、パパがスーパーマンのように空を飛んでいる絵が描かれ(ニュースで見たんだって)、「また困ってる人を助けたのかな」と書いてあった。

ヨンイルとチョン会長が飲んでいる。
会話からヨンイルを次期検事総長にするため、チョン会長が相当お金をかけてあれこれ手を回したことが分かります。
「ドゥルホさえいなければ」と言うチョン会長に、ヨンイルは「所詮ザコです。無視してください」と答える。

ジウクの部屋に寄ったヨンイル。
例の飛び降りニュースのことを見たかとジウクに聞く。
ジウクは最近自分がどうすべきか混乱してると父に嘆く。
ヨンイルは馬に目隠しする理由は、隣を走る馬を見て怖じ気づくからだと言った。
ドゥルホを見ずに、自分の道を突き進めという意味なんでしょうね。
父の求めるジウクの進むべき道がよく分からないけれど。

ミョンジュンの家の前で張っていると、1人の女性が家の鍵を開けて中に入っていった。
出てきたその女性を追いかけるドゥルホたち。
ユシンと手を組み、うまくマンションの中に入ることに成功したしたドゥルホは、その女性を待っていた人物を見て驚愕する。
なんとチョン会長だった。
後にその女性はイ・ミョンジュンの妹イ・ソジョンで、チョン会長の愛人だと分かります。

ウンジョ義父がテファを相手に訴状を出したことをシヌがヘギョンとテジョンに報告する。
ヘギョンが「私が担当します」と手を挙げたが、父はすでにテジョンに任せたと言う。
敗訴したらうちもテファも大ごとだから、慣れているテジョンの方がいいと父は言うが、ヘギョンは本当の理由を知りたがる。
父はそんなものないと言い、逆にドゥルホを家に入れたヘギョンに心が揺れる可能性があると指摘した。
「私に言わせれば、お父さんの方が揺れてるわ」とヘギョン。

自分の知らない間に父とテジョンが話を進めていたことを不満に感じるヘギョン。
テジョンに「今後は状況を報告して」と指示する。
了解しつつも「最近チョ弁護士のことになるとピリピリしすぎだ」と指摘するテジョン。
省略したけど、前回ヘギョンはテジョンがドゥルホを呼び捨てにしたことをすごく怒ったんですよね。
ドゥルホに対して侮辱するような発言が気に入らなかったのか、ドゥルホの元妻である自分が侮辱されたようで嫌だったのか。
とにかくテジョンはドゥルホを潰すことに大賛成派の人です。
したたかで野心が強そう。
早速ウンジョ義父以外の会社には手を打ったとチョン会長に報告してました。

ウンジョ義父の会社の元社員が事務所へやってきた。
給料がもう3か月も支払われていないので、賃金滞納と詐欺で訴えると言いに来たのだ。
ドゥルホは必ず工事代金を回収するから訴訟を保留してほしいと頼むが、聞き入れてもらえなかった。

ウンジョがバイトに行く時間になり、義父を1人にして家を出る。
義父はこのチャンスを待っていたかのように家を出て、病院へと向かった。
そこには工事中に足を折るケガを負った社員が入院していた。
テファが労災申請しなかったために保険も下りず、社長である義父が入院費を負担してた。
社長に感謝する社員。
彼の手を握り「幸せになれよ」と言うウンジョ義父だった。

ジウクが父の監査が中止になったことを知り、「根回しを?」と父に聞いてきた。
「調べても何もないから諦めたんだろ」とヨンイル。
すべてが思い通りだと笑うジウクに、「行動しないと欲しいものは手に入らない」とヨンイルは答えた。
その言葉にジウクも複雑な表情を浮かべてました。
やっぱり根回ししたんか~い?みたいな?(笑)

ジウクがサブウェイの前を通りかかり、働いているウンジョを偶然見かけて驚く。
ドゥルホが給料をくれないのかと聞いてました(笑)
クムサンでは雑用ばかりでコピー機ばかりを見ていたが、今は人を見るようになったとウンジョ。
ジウクが人を見ると、情に流されて、罪から目を背けてしまうと言うと、相手の話を聞くことが私たち法律家の役目だとウンジョは答えた。
いかにもドゥルホに影響を受けているような発言にジウクは「チョ弁護士に染まらないで」と言うと、ウンジョはドゥルホを「ステキな人です」と答えた。
異性としてではないと言いながらも、ドゥルホの素晴らしい点を次々に並べたウンジョです。
まだ「愛」のレベルではなさそうだけどね。

と、そこへ取り立て屋がやってきて、ウンジョにまで借金返済を迫る。
ウンジョのバイトの理由を察したジウクです。
ジウクは検事であることを名乗り、ウンジョを助けてくれた。

義父の監視をさせていたデスの子分からの知らせを受け、ドゥルホが病院から義父のあとをつける。
途中、義父が消えたと大騒ぎのウンジョから電話が入り、一緒に散歩中だと答えてました。
義父はどう見ても死に場所を探して歩いているのだけれど、心配させないためのウソです。

義父が橋から飛び降りようと、身を乗り出したそのとき、ドゥルホが声をかける。

ウンジョがいなくなった義父を心配して電話してきたことを伝えると、父親なのに何もしてあげてないとつぶやく義父。
ドゥルホは、何かをしてあげるのが家族ではなく、いるだけで支えになるのが家族だと思うと答えた。
自分にも娘がいること、娘にはスーパーマンと呼ばれていること、自暴自棄になって人生を諦めかけたけど、娘の顔が瞼に浮かんで復帰したこと……。
ドゥルホは「終わりそうにない今日も必ず終わって、明日が来る」と、ウンジョ義父を励ました。
「ホンさんもスーパーマンでしょ。とても立派です」とドゥルホが言うと、義父は泣きながらお礼を言った。
ホンさんもスーパーマンというのは、従業員の入院費を払っているのを見て、の発言です。

ミョンジュンから話があるとドゥルホに電話。
工事現場に呼び出された。

ミョンジュンを探しながら、入っていくと、突然ドゥルホの頭上から大量の資材が落ちてきた。
その下敷きになってしまうドゥルホ。

第11話の感想

またまた大変なところで終わっちゃいました。
ドゥルホは大ケガを負ってしまったのかしら?
いや、ドゥルホはスーパーマンですからね、きっと大丈夫だとは思うけれど。
資材の隙間からうっすら見えた人影。
あれは誰だろう。
本当にミョンジュン?
テジョンに見えたような気もするし……。

とにかくドゥルホが心配なのにで、次に進みます。
ではでは。
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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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