町の弁護士チョ・ドゥルホ|第10話 あらすじ&感想

町の弁護士チョ・ドゥルホ

【主な登場人物】

チョ・ドゥルホ:弁護士、元検事/パク・シニャン

イ・ウンジョ:クムサン法律事務所の弁護士/カン・ソラ

シン・ジウク:検事、ヨンイルの息子/リュ・スヨン

チャン・ヘギョン:ドゥルホの元妻、クムサン法律事務所の弁護士/パク・ソルミ

シン・ヨンイル:ドゥルホの元上司、ジウクの父、ソウル中央地検検事長/キム・ガプス

チャン・シヌ:クムサン法律事務所代表/カン・シニル

チョン・グンモ:テファグループ会長/チョン・ウォンジュン

ファン・エラ:ドゥルホの事務所の事務長/ファン・ソクチョン

ペ・デス:DS金融社長/パク・ウォンサン

マイケル・チョン:チョン会長の息子/イ・ジェウ

キム・テジョン:クムサン法律事務所の弁護士、シヌの忠実な部下/チョ・ハンチョル
__________

第10話

スビンのベッドで目覚めたドゥルホ。
はっと我に返り、昨夜のことを思い出す。
酔っ払ったドゥルホはスビンに会いたくてたまらず、マンションに行ってしまったのだ。
気まずそうにキッチンへ行くと、ヘギョンが不機嫌そうな顔で迷惑だと文句を言ってきた。
謝り、すぐに帰ろうとしたが、起きてきたスビンがパパに抱きつく様子を見たヘギョンが食事を勧める。
食卓にはキムチ鍋。
ママは辛い物が苦手なのに、どうして今日はキムチ鍋なの?と聞くスビンに、ドゥルホは、パパの大好物なのだと教える。
ママがパパのために作ったの?と嬉しそうなスビンです。
当然ママはイエスとは答えなかったけど(笑)

そこへ書類を取りにシヌがやってきた。
慌てて隠れるドゥルホ。
3人分の食器を見て、ドゥルホが来たのだと気づいたシヌは「失望したぞ」とヘギョンを厳しくたしなめた。

隠れていたドゥルホは本棚にあった1冊のアルバムを開く。
幼いスビンやそのころのドゥルホやヘギョン。
さらにはもっと昔の写真もあった。

ここで10年前にタイムスリップです。

エラは当時捜査官。
司法修習生のウジンとヘギョンに検事としての心構えを教えていた。
そこへ「イカれ検事」という異名を持つ先輩検事のドゥルホが登場。
2人を連れて現場へと乗り込んでいった。
荒々しい男たちでごった返す現場で、ひるむことなく勇敢に戦い、次々と検挙していくドゥルホをヘギョンは恐怖に震えながら見つめていた。
と、そのとき、1人の男がヘギョンに割れたビール瓶を突きつけ、人質にとる。
身を挺して助け出してくれたのはドゥルホだった。
ヘギョンは一瞬で恋に落ちたって感じです。
検事として法廷で熱弁を振るう姿も羨望の眼差しで見ていました。

ヘギョンの誕生日。
その日もいつも通り残業。
晩ごはんもいつも通りスンデスープの店。
ドゥルホは食事中も書類から目を離さず、会話すらない。
そこへケーキを持ったエラが登場。
ドゥルホが用意したものだった。
思いがけないサプライズに感激した様子のヘギョン。

で、ここからリアルラインに戻ります。

ケーキと一緒に笑う2人の写真がアルバムに貼られていた。
じっと見つめながら、当時が甦るドゥルホ。

食事を終えてマンションを出ると、シヌが待っていた。
「スビンに会うな」と警告する義父。

ウンジョが毎日インスタントラーメンばかり食べているドゥルホの健康を心配して、朝食とコーヒーを買ってきた。
それを見ているうちに、ドゥルホはまた過去を思い出す。

再びタイムスリップします。

ヘギョンがドゥルホの家を訪れ、冷蔵庫に食材や料理を次々と補充する。
毎日スンデスープとインスタントラーメンばかりだからと、ドゥルホの健康を心配して持って来たのだ。
自分の体を心配して、1人暮らしの独身男の部屋にやってきたヘギョンに、「おまえ俺が好き?」と聞いたドゥルホ。
「好奇心ならやめておけ」と。
すると、ヘギョンは「違います」と恥ずかしそうに答えた。
好奇心ではない、という意味の「違います」です。
言うまでもないですが、念のため(笑)

「マジか?本当に?」と嬉しそうににやつくドゥルホ。

その後も、忙しいドゥルホのためにヘギョンは食事とコーヒーをそっと差し入れてくれたりしてました。

刑事のように現場に乗り込んでは、危険な目に遭っているドゥルホが心配でたまらないヘギョン。
「無茶しないでよ」と言いながら、ヘギョンが涙目で抱きつくシーンや、カムジャタンの店でのプロポーズのシーン、子どもができたと報告された日のシーンなどがプレイバック。

で、リアルラインです。
幸せだった日々に思いを馳せるドゥルホ。
ヘギョンもまた同じようにあのころを思い出していた。

再び過去シーン。
結婚してからもドゥルホは仕事一筋で、帰宅も遅く、ヘギョンはずっと寂しい思いをしてきたようです。
向こう見ずなドゥルホのことが心配で心配で、心配させるばかりで全然言うことを聞いてくれないドゥルホにヘギョンは不満を募らせていったのかも。
もちろんドゥルホはヘギョンを心から愛していたし、スビンのこともかわいがっていたんだけど、ドゥルホが気づかないうちに、2人の間の溝がどんどん深くなっていたんですね。

ある日、スビンへのプレゼントとヘギョンへの花束を抱えて帰宅したドゥルホ。
「寂しい思いをさせてごめん」と謝り、週末は3人で遊びに行かないかと提案する。
行きたい場所はドゥルホが育った施設。
が、施設だと知ったとたんヘギョンの顔色が変わる。
「嫌よ。みっともない」とヘギョンが言い、「俺が育った施設や、俺を育ててくれた神父がみっともないか?」とドゥルホが聞く。
ヘギョンは「また振り出しよ。歩み寄るのはムリね」と言い、もらった花束をドゥルホに突き返した。

さすがに「みっともない」はひどいよね(TωT)
ま、とにかく、その後放火殺人事件が起き、イルグが罪を着せられ……の流れに突入するわけですね。
チョン会長に手を出すなとヨンイルに指示されたのに言うことを聞かず、結果的にドゥルホは会長、ヨンイル、シヌらの罠にはめられ、収賄罪で逮捕されてしまいました。
チョン会長は国内外に膨大な金額の裏金を持っていて、クムサンはその手助けをしているので、すべてが明るみに出たら、クムサンも危ない。
それで義父であるシヌはクムサンを守るためドゥルホを捨てたわけです。
ヘギョンも、父さんや会社が巻き込まれる、あなたが見過ごせば済む問題だと説得したけれど、ドゥルホは「チョン会長の悪事を黙ってろと言うのか?」とその手を止めなかった。
つまり、ヘギョンはドゥルホが自分たちやクムサンを裏切ったと思っちゃったようですね。

ここからはリアルラインです。

昨晩エラと一線を越えてしまったのではないかと心配したデスが、エラに確認し、激怒される。
事務所にやってきたウンジョが2人の言い争いを「痴話げんかに見える」と笑い、デスがエラやドゥルホとの出会いについて語り始めた。

7年前に初めて会って以来、デスは数々の悪事に手を出し、そのたびにドゥルホの世話になってきたんですって。
いつも助けてもらったから、これからは一生支えるつもりだと言ってました。

ウンジョが友達の話として融資についてデスに相談する。
聞いているうちにお金に困っているのはウンジョなのだと気づいたデス。
ドゥルホが断った客が山ほどいるからと紹介してくれることになった。

事務所はたちまち困った人たちで長蛇の列ができ、ウンジョも大忙し
帰ってきたドゥルホに事情を説明するウンジョ。
ドゥルホは「俺のこと、無料で人助けするいい人だと思ってる?」と聞く。
「無実の人が悔しい思いをして、悪人がのさばるのが嫌なだけだ」と言うと、「同じことでは?」とウンジョ。
ウンジョもドゥルホのように弱者を助ける弁護士になりたいと言い、でも、お金も稼ぎたいと本音を告白。
ドゥルホは「好きにしろ」と言ってくれる。

ドゥルホが先輩であるチェ元大法官とチェ検事長との食事会に参加する。
チェ元大法官というのは、かつてチョン会長と対立し、はめられ、大法官を辞める羽目になったという過去を持っています。
チェ検事長というのは、ヨンイルとともに次期検事総長と噂されている人物です。

チェ元大法官もドゥルホもチェ検事長が次期総長になるべきだと思っている。

部屋を出ると、偶然ヨンイルとジウクも同じ店に来ていて鉢合わせ。
2人の総長候補は何食わぬ顔でにこやかに握手。
ジウクはドゥルホに「チェ検事長側にくっついたか?」と嫌みを言う。

疲れて居眠りするウンジョ。
ドゥルホに起こされ、眠気覚ましのコーヒーでも飲もうかと席を立ったそのとき、母から電話。
義父に何かあったらしい。

ウンジョとドゥルホが駆けつけると、テファハウジングの屋上で1人の男性が今にも飛び降りようとしていた。
その男性こそがウンジョの義父だった。
母によると義父は詐欺に遭ったらしい。

ドゥルホが屋上へ行き、興奮している義父に警察ではなく、ウンジョの同僚弁護士だと声をかける。
刺激しないように気を遣いながら、恐る恐る質問する。
義父は、必死に働いたのにお金がもらえないこと、何度も掛け合ったがことごとく無視されたことを訴え、「テファの横暴の犠牲者だ」と叫んだ。
義父の元請けがテファであることを知り、「テファグループが相手なら私にお任せください」と手を差し伸べたドゥルホ。
が、義父はその手をつかんではくれない。
下を見ると、到着したチョン会長が苦々しい顔で上を見上げていた。
「ホンさん、テファグループと話がしたいんですよね?それなら、簡単な方法があります」
ドゥルホはそう言うや否や、義父の手を取り、そのまま屋上から飛び降りた。

第10話の感想

手をばたつかせながら落ちていくドゥルホ。
ウンジョ義父も突然のことに頭の中が真っ白でしょうね(笑)(^^ゞ
下ではウンジョ母やウンジョたちが悲鳴を上げ、チョン会長はあまりの衝撃に腰を抜かしてました。
いや、それぐらいインパクトのある行動です。
マットが敷いてあるから死んじゃうことはないだろうけど、あんな高い所から飛び降りても無傷でいられるのかしら?
ああ、気になります。

さて、今回はドゥルホとヘジョンのことが大きく語られました。
1話で愛のない結婚をしたようなことを言っていたヘギョンですが、なんのなんの。
とんでもなく愛し合って結ばれた2人ではありませんか!
しかも、むしろヘギョンの方が先に恋に落ちた感じでした。
愛し愛され、スビンというかわいい子宝にも恵まれ、まさに絵に描いたような幸せを手にしていた2人だったのに、小さなすれ違いの積み重ねが積もり積もって、2人の関係を修復不能なほどにしてしまったんですね。
うーん。
ドゥルホはドゥルホなりにいい夫として、いい父親として精一杯頑張ったつもりだったんだろうけどね。

ウンジョが当時のヘギョンのようにドゥルホの健康を気遣ってくれました。
ヘギョンと同じようにドゥルホのことを好きなの?
あんまりそんなふうにも見えないけれど。
乞うご期待ってことですかね(笑)

とにもかくにも、飛び降りたドゥルホがどうなったのか気になるので、
先を急ぎます。
ではでは。

_________

「町の弁護士チョ・ドゥルホ」のあらすじ&感想 一覧はコチラからチェック!
第9話
第11話

__________

お帰りの際は応援ポチポチよろしくお願いいたします↓↓↓


韓国ドラマ ブログランキングへ

にほんブログ村 テレビブログ 韓国ドラマへ

スポンサーリンク

 

hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

おすすめ記事