シンデレラと4人の騎士<ナイト>|第16話(最終話) あらすじ&感想

シンデレラと4人の騎士<ナイト>

【主な登場人物】

カン・ジウン:カン会長の次男の息子/チョン・イル

カン・ヒョンミン:カン会長の長男の息子/アン・ジェヒョン

カン・ソウ:カン会長の三男の息子/イ・ジョンシン(CNBLUE)

ウン・ハウォン:女子高生/パク・ソダム

イ・ユンソン:カン会長の秘書/チェ・ミン

パク・ヘジ:ヒョンミンの幼なじみ。ヒョンミンが好き/ソン・ナウン(Apink)

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第16話(最終話)

臨時株主総会。
カン会長の解任案に対する投票結果が読み上げられる。
反対は52%、賛成は46%。
解任案は否決された。

反対票が上回るはずがない。
そう、ユンソンが反対票を投じたのだ。
会長夫人がユンソンになぜ?と信じられない表情で聞くと、ユンソンは「これが奥様を止める唯一の方法だったから」と答えた。
やっぱりユンソンは会長や孫たちを裏切ってなかったのね(TωT)

肝移植の手術が無事に終わり、会長は回復室に移された。
が、ジウンはアレルギーのショックを起こし、意識が戻らない。
ハウォンたちは、ジウンが死の危険性があると承知の上でこの手術に臨んだことを知る。
泣き崩れるハウォン。

会長は無事に回復へと向かった。
入院中に妻と秘書が起こした出来事に激怒し、ユンソンに、株式放棄の念書を書いて去れと命じた。
妻への離婚届も渡すように指示。
ユンソンが会長に、会長夫人が自分の母であること、私のためにやったことなので母は悪くないということ、責任は自分が取ることを伝える。
驚く会長。

ハウォンは意識が戻らないジウンのそばを片時も離れようとしない。
そんなジウンのことが会長にも知らされ、ヒョンミンが会長をジウンの病室に連れてくる。
ヒョンミンをジウンの病室に残し、ハウォンに車椅子を押すよう指示する会長。
ハウォンは自分のせいで会長が倒れたのだと思い、申し訳なさと罪悪感でいっぱいだったこと、無事に手術が済んだら消えるつもりだったことを伝え、謝る。
そして、未来もお金も必要ないし、今までの報酬も返すと申し出た。
会長はハウォンにその覚悟を確認する。
切実にお金が必要なときが来ても、すべてを諦めてジウンを選べるのかと。
ジウンへの思いを貫けないなら、簡単に口にするなと釘を刺した。

何日も眠り続けるジウンをかいがいしく世話するハウォン。
トイレの中でだけ号泣し、病室では明るく振る舞う様子なども会長はそっと見ていた。

そんな中、ハウォンは義母から父のことで連絡を受ける。
父が事故を起こし、相手が示談金600万ウォンを要求しているとのことだった。
渡さなければ、父は刑務所行きになってしまう。
義母は工面したくてもできず、やむにやまれずハウォンにヘルプを求めてきたのだ。

奇しくも会長が例えた「切実にお金が必要なとき」に直面したハウォンは悩みに悩み抜いた結果、父を助けることを選択した。
ジウンはついに目を覚ましたが、ハウォンがジウンの前に姿を現すことはなかった。

カン会長の病室に夫人がやってきた。
離婚届と指輪を置いて去ろうした夫人。
会長を愛したことにウソはなかったが、ユンソンに会い、母になってしまったと謝る夫人に、会長は「罪の意識を感じながら生きろ」と冷たく言い放つ。
夫人がユンソンの事実を伝える。
母の暴挙を阻むために反対票を投じ、会長と孫たちを守り抜いたのだということを。
この会話をヒョンミンが聞いていた。

ジウンが退院し、ハヌルの家に戻ってきたが、そこにハウォンの姿はなかった。
ハウォンの実家近くのバス停で待っていると、示談金を払い、釈放された父とハウォンが一緒に帰ってきた。
「ただそばにいてくれ」と懇願するジウンに、ハウォンは、自分のためにジウンより未来を選んだのだと、お金目当てだったのだと精一杯強がり、涙を堪えて去って行った。

ハウォンの気持ちが分からないと嘆くジウン。
「苦しませるなら別れた方がいいのかな?」とつぶやくと、ソウが「好きだからそう思うんだろ?」と答えた。
つまり、ハウォンも同じ。
おまえのことが大好きだから、おまえのために身を引こうとしているのだと。

ジウンが会長の部屋を訪れる。
ハウォンを母と同じ目に遭わせようとしている会長に、たとえ両親と同じ辛い結末が待っていたとしても、それでもいいからハウォンと歩みたいと訴えた。
祖父に土下座までするジウン。
ジウン母を追い出したあとの息子とジウンを重ね合わせ胸を痛める会長です。
意識が戻らないジウンの世話を続けていた健気なハウォンのことも思い出しています。

会長がハウォンを呼び出し、孫たちのことを聞く。
ヒョンミンは不真面目に見えても、実は誰よりも優しくて純粋な人。
悩んでいるときには笑わせてくれるし、女たらしじゃなく、本当は一途。
ソウは思いやりがあって、温かくて、一緒にいると安らげる人。
遊び人に見えても、自分の哲学を持っていて、世間の厳しさも知っている。
2人のことをこんなふうに表現したハウォンに、会長はジウンについても聞く。
何も言えないハウォン。
すると、会長は「これから知っていけばいい。2人の交際を許そう」と言ってくれた。
が、ハウォンは会長の指摘した通り、切実にお金が必要になったとき、ジウンを選べなかったこと、ジウンの元から逃げたのは私自身の選択だったことを告白した。
会長は約束の3か月までにはまだ時間があるから、いつでもハヌルの家に戻ってきなさいと言ってくれた。
それでも、ハヌルの家に戻るつもりは全くないハウォンです。

会長がジウンに父の形見を渡す。
それは母とお揃いの指輪だった。
母が持っているはずの指輪を「愛する女性にはめてやれ」と会長は言うが、ジウンは母が持っているのを見たことがなかった。
でも、この指輪には見覚えがある。
ハウォンが母の形見だと言って大事にしていた指輪だと気付いたジウン。

ハウォンに頼まれ、ヒョンミンがハウォンの荷物を届けに来た。
綺麗な靴が入った箱を渡すヒョンミン。
これは会長の結婚式のとき、ヒョンミンがハウォンに履かせた靴だった。
怒ってハウォンが投げ捨てたこの靴。
置いて帰った靴を持って来たことでヒョンミンが「シンデレラかよ」と笑い、「好きな人のもとへ行きたいと思ったときに履いていけ」と言ってくれた。

ジウンが遺族協会へ問い合わせをすると、ちょうどジウンを探している人がいるとのこと。
その人との待ち合わせ場所に行ってみると、現れたのはハウォンの父だった。
ジウンがすべての事実を知る。
ハウォン母はジウン母を助けようとして逃げ遅れたこと、息子に渡してほしいと指輪を託されたこと、亡くなったときに母が握っていた指輪を母の形見だと思ってハウォンが大事にしていたこと……。
さらには、母たちの葬儀を一緒にしたことも父から聞かされた。
はっとするジウン。

母の葬儀の日、ジウンは泣いている女の子に白いバラを渡し、涙を拭いてやったのだ。
ジウンは腕につけていた腕章を渡し、ハウォンは髪につけていた髪飾りを渡す。
2人は将来これを相手に返そうと約束したのだった。

あのときの子がハウォンだった!
ジウンはハウォンとの強い縁を痛感する。

ハウォンもまた父からこの事実を聞き、ジウンとの運命を確信した。

ジウンとハウォンが会うことになる。
ハウォンはヒョンミンからプレゼントされたあの靴を履いてます(TωT)
幼いころに交換した髪飾りと腕章を返し、そして、お互いの指にジウン両親の形見の指輪をはめ合った。
もう迷いはない。
2人はキスをした。

ヒョンミンがハヌルを去ったユンソンを迎えに行く。
会長は夫人にひざまずき花束を渡す。

ヒョンミンはヘジと共にヘジ兄が眠るお墓を訪れ、「おまえの分までヘジを愛する」と宣言。

ハウォンが示談金を工面してくれたことに感謝する義母と義姉ユナ。
家族4人で食事をし、義母とユナはハウォンに優しく接する。

ソウが全国で路上ライブを行うことを決め、荷物持ちとしてマネージャーをもう1人雇うことになる。
ジャヨンだった(笑)

ラストシーンは、ピクニックのシーンでした。
ヒョンミンの隣にはヘジが、ジウンの隣にはハウォンが、ソウの隣にはジャヨンが楽しそうに笑っている。
幸せそうな孫たちの傍らで優しく微笑むユンソン。
そんなハッピーエンドです。

第16話(最終話)の感想

まさにオールハッピーな終わり方でした。
ま、タイトルに「シンデレラ」という言葉がついている以上、ハウォンがシンデレラになることは想像ができていたし、そのつもりで見ていたわけですけどね(笑)
プラス「4人の騎士」ということは3人の孫+ユンソンという意味だろうし、ならばユンソンは最後まで騎士であろうと、会長を裏切ることはないだろうと、こちらも想像はできてましたよね(笑)

ヒョンミンがヘジ兄のことを受け入れ、乗り越え、罪を抱えながらもヘジを愛する道を選んだことは、いい選択だったんじゃないかなと思います。
だったら、最初からあんなに冷たく突き放さなくても良かったんじゃ?とも思うけど、彼が罪の意識と共存していく覚悟を決めるためには10年という長い年月が必要だったってことなんでしょうね。
ヘジを愛する気持ちを優先して、罪悪感を封印していたら、きっとどこかで苦しくなる日が来るはずだし、ヘジを愛する気持ちさえも歪んでいったんじゃないかと思うのでね。
そこにいるだけで後継者という席が転がり込むのではないと実感するタイミングで、ヒョンミンは一気に自覚と強さが芽生えたって感じ。
守るべきものができたとき、人は信じられないぐらい強くなれるんですね。
ただ、ヘジ父が犯罪者になったみたいなのに、この2人の結婚は許されるのか?と思ったり(笑)

ジウンとハウォンの不思議な絆、縁はまさに運命だと思うし、会長からの許しを得た上で結ばれたのは、もう万々歳以外の何物でもないでしょう\(^o^)/

ソウとジャヨンはまだ結ばれたわけではないし、結ばれてほしいって気持ちもそんなにないけれど(笑)、ただソウが失恋で長いこと落ち込まずに済んだのはやっぱりジャヨンのおかげなのかなとは認めます。

ヒョンミンがユンソンを迎えに行ったのも嬉しかったな。
すっかりチェ・ミンさんが好きになった私です。
ただ、ラストシーンは完全にお邪魔感があった~(笑)

会長が夫人とよりを戻そうとしていたことに関しては、あまり納得できないけれど、でも会長が余生を共に過ごすには必要な人なのかな。
夫人がやったことは、確かに捨てた息子への罪滅ぼしだったわけだし、会長への愛が最初から偽物だったわけでもないけれど、でも会長が意識不明の間に、会長の座を奪おうとするなんてとんでもなくひどい話だよね。
許されるとはとても思えないけれど、許すかどうかを決めるのは会長だしね。
会長が許してくれて良かったねって感じでしょうか(笑)

ハウォン義母とユナ。
示談金をハウォンが工面してくれたことで、ウソみたいに感謝し、ハウォンにごまスリスリ状態に変貌していたけれど、正直これは誰が何と言おうと納得できないし、信じていない私です。
あの腹黒母娘がこんなことであれだけいじめていたハウォンを受け入れるとはとても思えないもの。
ま、ハウォンに優しくしておいた方が今後も得なはずだから、このままスリスリしておいた方がいいよと声をかけたいと思います(笑)

いやー、そんなこんなでこの実にファンタジックなラブストーリーを思い切り満喫させていただきました。
4人のイケメンたちを眺めているだけでも大満足(笑)

あくまでも私の個人的な感想ですので、ノークレームでよろしくです。

ではでは。
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第15話
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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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