元カレは天才詐欺師~38師機動隊~
【主な登場人物】
ヤン・ジョンド:天才詐欺師/ソ・イングク
ペク・ソンイル:市庁税金徴収3課課長/マ・ドンソク
チョン・ソンヒ:ソンイルの部下/スヨン(少女時代)
ノ・バンシル:38師機動隊、財布/ソン・オクスク
チャン・ハクチュ:38師機動隊、飛ばし/ホ・ジェホ
チョン・ジャワン:38師機動隊、キーボード/コ・ギュピル
チョ・ミジュ:38師機動隊、花/イ・ソンビン
チョン・ガプス:市長/アン・ネサン
サ・ジェソン:刑事/チョン・インギ
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第4話
刑事に扮したソンイルが家に入ろうとしている。
その様子を車の中から見ていたのはソンヒ。
またソンイルをつけてきたのだ。
彼女は警察に「詐欺です」と電話をかけた。
ドッキがお金を下ろして家に戻ってきた。
刑事に扮したソンイルがドッキの家にやってきた。
突然やってきた警察に驚くドッキ。
ソンイルは詐欺の件で通報があったからと言うが、ドッキは警察に届けていないと言う。
え?
段取りと違う展開に慌てるソンイル。
ジョンドが「もしや会社のどなたかでは?」と、ドッキじゃない別の人からの通報だったのではないかと助け船を出すが、パニクっているソンイルはとにかく怪しい言動を繰り返す。
強引に「署まで同行願います」とドッキを連れ出そうとしたため、ドッキはソンイルが本物の刑事じゃないのではと怪しみ激しく抵抗。
ジョンドが、簡単な調書を取れば終わりだし、刑事さんの言うとおり警察には行くべきだと、またもやナイスアシストをしてくれたので、ようやくドッキも了承する。
が、3人で玄関に着くと、なんとそこにソンヒが立っていた。
なぜソンヒが?
またもや予定外の事態に慌てふためくソンイル。
「課長、どういうことですか?早く行かないと警察が来ますよ」と言い、ドッキにもジョンドが詐欺師であることを教えてしまう。
「グルだったんだな」とドッキが怒り出し、ソンイルが「説明させてください」と弁明していると、警察が到着。
ソンイルとジョンドは手錠をかけられ、連行されてしまう。
被害者であるドッキと、通報者であるソンヒも同行を求められ、車に乗り込んだ。
手錠をはめられ、力なくうなだれたソンイルがジョンドとともに警察署の中へ連れて行かれた。
ドッキとソンヒは迎えが来るまで入口で待つように言われる。
一方、ドッキの留守宅にはハクチュが忍び込んでいた。
ソンヒの通報でやってきた警察が到着するが、ハクチュが何食わぬ顔でいたずら電話では?と答える。
ハクチュはドッキが引き出した大金を持ち出し、ミジュの車に乗り込んだ。
入口で待っていたソンヒがはっとする。
通報したときには名乗っていないのに、さっきの警察官が自分の名前を知っていたことに気付いたのだ。
ソンイルとジョンドは警察署の中を通り抜け、また外に連れ出された。
ミジュの車が2人を拾う。
ハクチュとバンシルも乗っていた。
ソンヒはさっきの警察官が偽物だと気づき、警察署内を探し回ったが、2人の姿はすでにどこにもなかった。
ソンイルは何が起こったのか全く理解できず、狐につままれたような顔をしている。
「これが詐欺だよ」とジョンドたちが笑った。
事態の意味を理解し、ようやくソンイルの顔もほころんだ。
ドッキがジョンドたちに「カネを返してほしければ騒ぎたるな」と脅される。
また倉庫へやってきたソンヒ。
ソンイルはソンヒを飲み屋へ連れ出し、事情を説明した。
ソンヒはこんなことは絶対にダメだと大反対。
公務員だから許せないとかじゃなく、課長のことが心配なのだ、と。
ソンヒは自分がジンソクの税金を徴収してみせると宣言し、店を出て行った。
店を出ると、そこにはジョンドが。
2人の会話から当時ソンヒは美術専攻の学生だったことが分かりました。
美術をやっていたのに公務員になったソンヒを不思議がるジョンド。
ソンヒはジョンドに騙されてから、抽象的なものが嫌になったのだと答えてました。
課長は正直な人。
あなたとは全く違う。
もう偶然会っても話しかけないで。
ソンヒは毅然とした態度でジョンドにそう告げた。
ソンヒは2課のカン課長に協力を求め、2課と3課の合同でジンソクの滞納金徴収に取りかかることになった。
あの手この手で正面突破を試みるが、全く歯が立たない。
一方、ジョンドは不動産を使ってカネを騙し取る作戦を仲間に告げる。
時が経っても絶対に開発されない土地をジンソクに売るというのだ。
バンシルの土地なら重病人でも買うというほど絶大な信頼を持つバンシル。
ジョンドは彼女に地主になってほしいと頼む。
バンシルが会社に戻ると、刑事のジェソンがいた。
「ジョンドと一緒に詐欺を働いたな」と悪い顔で言う刑事。
ソンヒはアン局長にも協力を求めたが、元々ジンソクと手を組んでいる局長は相手にしない。
理不尽さを感じながら、部屋を出るソンヒ。
バンシルは土地を購入してくれたものの、この件から手を引くとジョンドに告げる。
警察沙汰に巻き込まれたくはないのだ。
ジョンドがこの役目はあなたにしかできないと説得するが、バンシルの気持ちを変えることはできなかった。
バンシルはワン会長が信用しているというのも怪しいと言い、本当の目的は何なのかとジョンドに聞いた。
何も言わないジョンドに、この土地は別れの挨拶代わりにあげると言い残し、帰って行った。
ため息をつくジョンド。
帰宅すると同時に、刑事のジェソンがジョンドの家を訪ねてきた。
部屋に上がり込み、「不動産屋のじいさんをカモにしたそうだな」と不敵な笑みを浮かべる。
とぼけるジョンドの頬をつまみ、「追われるようなことはするなと言ったはずだぞ。父親みたいになりたいか?」と言う。
笑っていた顔はやがて鬼のような形相に変わり、頬をつまんでいた手は平手打ちに変わる。
父は不正を働いた刑事。
そういう家系なのか?とジョンドを侮辱し、殴る。
ジェソンは今捕まえてもすぐに出所してしまうだけだから、次はデカイ仕事をしろと煽った。
バンシルが抜けたので、ジョンドは作戦をやり直すことに。
ジンソクの趣味の賭けゴルフで騙すことにした。
早速、ミジュはジンソクが通っているゴルフ練習場に就職。
ハクチュが点検と称して、ゴルフ練習場のスクリーンに細工をし、ジャワンが作ったリモコンで自由に操作できるようにした。
ジンソクを騙す大事な役はソンイルが担当することになった。
ソンイルがゴルフの練習していると、ジンソクがやってきた。
ソンイルの姿を見つけて、珍しいものを見たような顔でにやつく。
ジンソクはソンイルに「貧乏人の来る場所じゃない」などと嫌みを言い続けた。
「親子揃って出来が悪い」と言われたソンイルはついに腹を立て、「俺と賭けをしよう」と宣戦布告した。
もし負けたらもう追い回さないとソンイルが言い、ジンソクは1ホール100万で勝負することを受け入れた。
ミジュのリモコン操作で面白いようにソンイルがナイスショットを連発。
ジンソクはボロ負けした。
ミジュが何かを動かしたのを見つけたジンソクが、受付のミジュのところへやってきた。
とっさにリモコンをドリンクの中に突っ込み、何もしてないととぼける。
ジンソクは怪しい証拠を見つけることができず、この悔しい結果を受け入れるしかなかった。
ソンイルは大勝ちしたが、公務員だからカネを受け取ることはできないと言い、ジンソクを食事に誘う。
ソンイルとジンソクの食事の席。
そこへソンイルにどこからか電話が。
席を外しつつ、その内容をわざとジンソクに聞かせるように話をする。
どうやら土地の儲け話を持ちかけられているらしい。
場所は華城ニュータウン。
ジンソクは聞き耳を立てた。
すっかり興味津々のジンソクは、戻ってきたソンイルから情報を聞きだそうとすり寄ってきた。
内輪の話だと言い、渋るソンイル。
焦らして焦らして焦らした挙げ句、秘密は守るという約束で口を開いた。
電話の相手は都市開発係長をやっている後輩。
華城ニュータウンの開発計画が公式発表される前の今がチャンスだと教えてくれたのだ。
土地の値段は5倍になると言う。
「そんなうまい話があるか」と笑い出すジンソクだったが、そのままトイレへと席を立った。
ソンイルがすかさずジョンドに「電話しに行った」とメール。
ジョンドと一緒にいたドッキの元にジンソクから電話が来た。
ドッキは指示通り、間違いなく跳ね上がるから、すぐに有り金を注ぎ込め、こんなチャンスは二度とないとジンソクに助言。
信頼するドッキに太鼓判を押され、ジンソクはその土地を買うことを決めた。
アン局長がソンイルに懲戒委員会が2週間後に開かれると告げた。
ソンイルは賄賂の通報をしてきたのがジンソクで、家宅捜索の情報を流したのは局長だろうと指摘した。
そんなことをしてわが子に対して恥ずかしくないのか?
局長は恥ずかしくないと答え、賄賂を理由に解雇に追い込んでやるとソンイルに宣言した。
ソンイルが局長を「テウク」と呼んでました。
2人は同期なのかな。
長いものに巻かれた局長は出世し、正義を貫くソンイルは課長止まりってことなのでしょう。
突然ジンソクが市庁にやってきた。
今から華城の後輩のところへ行こうと言うのだ。
本来の約束はあさってだというのに。
ジンソクは騙そうとしている人間は約束の日に合わせて用意周到の準備をしているので、予定を狂わせることでウソを見破ることができると言う。
ソンイルは仕事が忙しいなどと抵抗してみたが、強引に引っ張られた。
車の中から後輩(ジョンドだけどさ)に電話し、今からジンソクとそっちへ向かう、1時間半後に着くと伝える。
爆睡中だったジョンドはなかなかソンイルの言葉の意味が理解できずにいたが、ようやく状況を察して飛び起きた。
ドッキがジョンドの詐欺について刑事のジェソンに通報してきた。
急いで支度をして、車に飛び乗ったジョンド。
車の中からジャワンに今すぐサイトを作るようにと指示。
あさってに向けて準備をしていたジャワンも急な指示に文句を言っているようだ。
ジョンドが「失敗したら、俺たち全員終わりだ」と言ったそのとき、トラックがジョンドの車に突っ込んできた。
頭から血を流すジョンド。
第4話の感想
オーマイガー!
そうでなくても時間がないというのに、ジョンドがまさかの交通事故に遭ってしまいました。
車はつぶれ、ジョンドも頭から血も流しているし、このまま華城へ行くことなんてできそうにない感じ。
うまく切り抜ける代替案はある?
……あれこれ考えてないで、先を急ぎます(笑)
ではでは。
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