適齢期惑々ロマンス~お父さんが変!?~|第47話~第48話 あらすじ&感想

適齢期惑々ロマンス~お父さんが変!?~

【主な登場人物】

ピョン・ハンス:「アッパ食堂」経営/キム・ヨンチョル

ナ・ヨンシル:ハンスの妻、ピョン家一男三女の母/キム・ヘス

チャ・ジョンファン:テレビ局PD/リュ・スヨン

ピョン・ヘヨン:ピョン家長女、弁護士/イ・ユリ

アン・ジュンヒ:アイドル出身の俳優/イ・ジュン

ピョン・ミヨン:ピョン家次女/チョン・ソミン

ピョン・ジュニョン:ピョン家長男/ミン・ジヌン

ピョン・ラヨン:ピョン家三女/リュ・ファヨン

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「お父さんが変」見始めました。
あらすじを丁寧に追うのはやめて、ざっくりのあらすじを紹介して行こうかなと思ってます。
備忘録的に(笑)
よろしければ、ご参考になさってくださいませ。
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第47話~第48話

イム・ジョンファを探して、近隣の聞き込みをしているヘヨンとジョンファン。
が、彼がどこに引っ越したのかを知る人は全く出てこない。

ユンソクがジュンヒのファンに生卵や粉を投げつけられた。
ミヨンが「やめてください」と言い、父の前に立ちはだかった。
「どれだけお金を巻き上げたの?」と言うファンに、ミヨンは「そんなんじゃない」と返したが、ファンたちは「詐欺師め」と罵りながら去って行った。

ひどい目に遭った父を気遣うミヨン。
そこへヘヨンとジョンファンも駆けつけた。
惨めな父の姿にショックを受ける2人。
帰宅した父を見て、妻と家族も絶句した。
ヘヨンがこれは明らかな暴力だ、第三者に暴力を振るわれることはないと激怒。
が、父はジュンヒのファンが怒るのは当然だと言い、何もしなくていいとヘヨンに頼んだ。
今回の記事を書いたのも前回父の記事を書いた記者だと分かる。

ユンソクが妻の顔色が悪いことに気付き、心配する。
起訴状が届いたので、じきに裁判を受けることになるとユンソクは妻に伝えた。

ジュンヒからの着信があったことに気付いたミヨン。
記事のことで電話をくれたのだろうと思い、「大丈夫ですか?」とメールを打つ。
が、思い止まり、消してしまう。
入居確認書を捨てていたミヨンです。独立は見送りってことかな。

ジュンヒもまたネット記事をチェックしながら、ミヨンに電話しようとしてためらっていた。
そこへアメリカの母から電話。
母も記事を見てかけてきたようだ。
最初から説明すると言うジュンヒ。

両親に今日は外に出ない方がいいと言い、記者にインタビューを求められたらはっきり断るように指示するヘヨン。
断った上でヘヨンの名刺を渡すように、と。
父はジュンヒを非難する書き込みがないかと心配する。
ジョンファンとジュニョンが、同情する声が大きいから大丈夫だと伝えると、父は嬉しそうに笑った。

ヘヨンはジョンファン両親に説明に行こうとしていた。
ちょうど義両親はネットニュースを見ながら、ひどい人がいると話をしていた。

ジョンファンは両親に鎮静剤を飲ませる。
母は1億を失った話よりひどい話?と聞く。
ヘヨンは、アン・ジュンヒという俳優が偽物の父親に騙された話がネットで騒がれていることを知っているかと義両親に聞き、その記事の主人公は私の父ですと告白した。
そして、前科を隠すため、35年間友達の名で暮らしていた父を謝罪した。
たった今、夫婦で話題にしていた醜聞がヘヨンの父のことだったとは。
ジョンファン両親はひどく驚き、憤慨した。
ヘヨンも最近知ったばかりなのだとフォローするジョンファンだったが、父はすぐに知らせず、ましてやヘヨンの実家に行っていたことを激怒する。
ヘヨンは父の罪が傷害致死であることにまで触れ、濡れ衣とはいえ、法的には明らかな前科者であり、その事実を知ったときには死にたい気持ちだったと語った。
どんな弁明もするつもりはありません。
騙して結婚したことになり、どんな決定を下されても従います。
損害賠償請求もできます。
……と、ただただ真摯な態度で謝罪した。

ヘヨンは義両親への説明と謝罪を終え、改めて父の濡れ衣を晴らしたいとジョンファンに宣言した。
人に理解されないことの歯がゆさ、無念さを痛感し、父のことをようやく真から理解できたのだ。

ヘヨンが職場に着くと、職員たちがこそこそと面の皮が厚いなどと陰口を叩いているのが聞こえた。
仕事もほかの人に回された。
ヘヨンは職場を辞めることを決意し、辞表を提出。
上司は一応引き留めてくれたが、ヘヨンは父の再審のため辞めようか迷っていたところだったからと躊躇することなく去って行った。

ジュンヒのマンション前にもたくさんの報道陣が張り込んでいる。
ジュンヒを心配してマンションまで来たものの、記者たちに怖じ気づき、付近をうろうろしていたミヨンを本部長が見つける。
本部長はミヨンに厚かましいと言い、謝罪するミヨンに容赦なく罵声を浴びせ続けた。
本部長はユンソクが本物の父のフリをしてジュンヒを利用し、ミヨンもそれを知っていたと思っているようだ。
二度と姿を見せるな、法的措置を執ると厳しく言い捨てて帰って行った。

本部長はジュンヒに会社が正式な発表をするまで何もするなと指示。
ジュンヒはユンソクと家族をかばい、「俺は精神的にも物質的にも全く被害に遭ってないし、彼らを侮辱することは望まない」と本部長に訴える。
言う通りに公表してくれなかったら、もう契約更新はしないとまで言った。

ミヨンもジュンヒも相手のことが心配でたまらない。
ジュンヒはテブが見張っていて、マンションを出ることも、連絡をすることもできない。
ミヨンもまた何度も電話をしようとしながら、そのたびに躊躇していた。

そんなミヨンだったが、思い切ってテブに電話をかけた。
「アンさんは大丈夫ですか?」と言うミヨンに、テブは「ジュンヒさんは大丈夫だ。何も心配するな」と答える。
ミヨンからの電話だと気付いたジュンヒは、テブの脇から「俺のことは心配するな。心配なら直接電話しろ」とミヨンに訴えた。

家族は妊娠初期のボミに大きな衝撃を与えまいと携帯電話を取り上げたり、テレビを見せないようにしていたが、ボミはすでにネットニュースをチェック済みだった。
ボミは義兄がそうするしかなかった立場を理解し、私もミナのためならそうすると言う。
ボミはむしろミナが傷つくことを恐れていたが、賢いミナもまたユンソクをしっかり理解していた。

ラヨンにチョルスから今日中に上着を返してくれとメールが来た。
一番会いたくないときなのに。
ラヨンがしぶしぶ出ていくと、チョルスはラヨンの顔を見るなり「大丈夫?」と聞いてきた。
上着は口実だったのだ。
チョルスはラヨンがこのことが原因で別れようと言ったことを理解し、そんなことが理由なら別れていなかったと伝えた。
ラヨンは会長に両親のことを侮辱されたとき、普段なら怒って反撃したが、事実を知った直後だったから何も言えず、逆に父に当たり散らしたことを告白。
チョルスは「僕に言えばいいのに」と答えた。
こんな父を持った私で本当に大丈夫なのかとラヨンが聞く。
チョルスは、君は僕が会長の息子でも大丈夫?と返した。
ラヨンが頷くと、チョルスはラヨンにキスをした。

イム・ジョンファの連絡先を知っている人がいないか、聞き込みを続けていたヘヨン。
偶然立ち寄った食堂のおばさんが隣町に引っ越したことを知っていた。
おばさんはK修理店へ行ってみなさいと教えてくれた。

が、ヘヨンがK修理店を訪ね、声をかけると、その人はイム・ジョンファではないと言い張った。
彼は弁護士が捜し回っているとの連絡をすでに受けていたのだ。
ヘヨンは彼がイム・ジョンファである証拠をつかみたくて、郵便物の宛名を見ようとするが、阻止されてしまう。
声をかけたとき、男はヘヨンに「どなたかな?」と聞いた。
誰かが訪ねてくることをすでに知っていたような返答に違和感を感じたヘヨンは、ジョンファンに彼がイム・ジョンファであることが分かる方法はないかとヘルプを求めた。

汚された店前を掃除するユンソク。
そこへ例の記者がインタビューを求めてきた。
ヘヨンに言われた通り、きっぱりと断るユンソクだったが、記者は家族全員が身元洗浄に協力したのだろうと詰め寄った。
弁護士である長女、ジュンヒのマネージャーをしていた次女……。
自分のことはともかく子どもたちにまで罪が及び、世間のさらし者になることは何があっても避けたい。
ユンソクは「すべて話したらそのまま書いてくれますか?」と確認し、正式なインタビューに応じることにした。

知人のお見舞いに来たユジュが病院で義母を見つける。
義母は検査の結果を聞きに来たのだ。
ユジュは神妙な面持ちの義母に気付き、診察についていく。
ヨンシルは乳房に腫瘍が見つかったということで、組織検査の必要があるとの診断が下された。
悪性の可能性も否めないという。
ショックを受けるヨンシルだったが、家族にはしばらく黙っていてとユジュに頼む。
ユジュは了解した上で、そのかわり病院に行くときは一緒に行くことを約束させた。

ヘヨンにヘルプを求められたジョンファンが一芝居打つ。
署名活動をしている体でイム・ジョンファに協力を求めると、彼はしっかり「イム・ジョンファ」とサインしてくれた。

ネットにユンソクの単独インタビューの記事が上がる。
ジュンヒばかりでなく妻子まで欺いていたという内容だった。

ヘヨンが驚いて家に戻ってきて、勝手にインタビューに応じた父を責める。
家族全員が共犯だと書くと脅されたことを明かすが、ヘヨンはそんな話を信じ、連絡もしなかった父を嘆く。
ネットは父1人への非難の嵐。
父はそれでもおまえたちさえ無事ならいいと答えた。
ヘヨンはそんな父の態度にブチ切れた。
「いつも我慢してばかりで正直に辛いとか嫌だとか無念だとか言えないの?子どもや他人のことばかり考えてないで、自分のことも考えて。父さんはバカなの?」
ヘヨンが父を思って怒っていることを理解し、兄妹たちも泣いている。
「35年も私たちのために生きて、なぜ私たちに何もさせてくれないの?絶対に目撃者を見つけて、父さんの濡れ衣を晴らす」
ヘヨンは泣き叫んだ。

ミヨンが父にひどいことを言って分別がなかったと謝罪した。
父はミヨンがジュンヒのことをあれだけ心配してくれてありがたかったと答えた。

テブがマンションを出てきた。
記者たちが一斉にジュンヒに駆け寄り、テブはジュンヒをかばいながら車に乗せた。
実はこのジュンヒは偽物で、本物はその隙にピョン家へと向かっていた。

「ただいま。お元気でしたか?」
食事をしようと食卓に集まっていた家族たちは突然やってきたジュンヒに驚く。
家族たちに見つめられ、ジュンヒは「初めて来た日を思い出す」と言う。
「あ、2番目がいない。反省イスは?」そんなジュンヒの言葉にみんなは思わず笑った。
心配してると思って寄ったと言い、俺のために嫌な思いをさせて申し訳ないと謝るジュンヒ。
罪悪感は持ってないからみんなもそうしてください。
俺は何も損してない。
おじさん、おばさん。
それに1番目、3番目、4番目、チーム長。
ジュンヒはみんなのことを呼び、内緒で来たからもう帰りますと、すぐに家を出て行った。

見送るユンソクに「なぜインタビューを?」と気遣うジュンヒ。
ユンソクは「来てくれてありがとう」とお礼を言った。
「俺も家族が無事で安心しました」

ミヨンが「少しだけ出かけてくる」と言い、家を出て行った。

そのころヘヨンは再びイム・ジョンファを訪ねていた。
「煩わせてすみません。イム・ジョンファさんですよね?」と言い、動かぬ証拠である署名を見せる。
イム社長もこれには観念した。
ヘヨンはイ・ユンソクの事件のこと、当時目撃したと証言をしたことに言及し、覚えていますね?と聞いた。
イム社長は「大昔の事件だろう。それにイ・ユンソクは30年も前に死んだ」と答えた。
「まだ生きています。私はユンソクの娘です」

ミヨンがジュンヒの姿を求めて探し回る。
そんなミヨンを屋上から見ていたジュンヒが「屋上に」とメールを送った。
ミヨンは会えないと言っておきながら、笑えるでしょ?とジュンヒを追いかけて走り回った自分を恥じる。
そして、ものすごく心配だったと伝えた。
ジュンヒが、そんなに心配なのになぜ電話しないのかと聞くと、声を聞いたら耐えられなそうでと答えた。
「来てくれて感謝します」と言うミヨンに、「それだけか?走ってきたのに」とジュンヒ。
「会いたかったです」
「もっと待つか?」
「いいえ」
後ずさりするミヨンに、ジュンヒが一歩前へ近寄る。
「違うんだろ?」
そう言いながら、ミヨンにキスをした。
ジュンヒの手がミヨンを強く抱きしめ、ミヨンもまたジュンヒをしっかりと抱きしめた。
号泣ぅぅぅぅ(TωT)

__________

イム・ジョンファにイ・ユンソクが生きていること、自分がその娘であることを告げたヘヨン。
イム社長は30年も前に死んだと思っていたユンソクが生きていると知り、驚く。
ヘヨンは父のインタビュー記事を見せ、他人の身分を借りるという罪は犯したが、過去の濡れ衣だけは晴らしたいのだと訴えた。
が、イム社長は知らないと言い張る。
一度は目撃したと証言したのになぜ?
ヘヨンが聞くと、ユンソクを助けるために証言しようとしたが、偽証罪に問われると聞き、すぐに撤回したのだと答えた。
答える義務はないと言い、戻ろうとしたイム社長にヘヨンが言う。
すでに時効が過ぎた事件であり、どんな証言をしても偽証罪には問われない、と。
偽証と言われ、余計に怒りをあらわにするイム社長は「帰れ」と声を荒らげた。

ヘヨンが帰宅すると、ラヨンが裁判所からの公判期日の通知を受け取っていた。
裁判は来週の月曜日。
罰金を払う程度で済むと思っていたミヨンとラヨンは、裁判を受けると知りショックを受ける。

子どもたちはヘヨンから今後の流れについて説明される。
もし実刑が下れば収監されるし、執行猶予がつけば家で過ごせる。
ヘヨンはどちらになるか五分五分だと話した。
収監される可能性も高いと知り、ラヨンは、ジュンヒに減刑の嘆願書を書いてもらえないかと言い出した。
父がそれを受け取るはずもないが、せめてヘヨンが弁護することを許可してもらおうと子どもたちはみんなで両親の部屋へ行った。
が、父は改めてそれを拒否した。
35年間一瞬たりとも堂々としたことがなく、いつも罪悪感で恥ずかしかったと父は言う。
堂々と罪を償い、恥ずかしい歳月から逃れたい。
子どもたちは涙を堪えて、父の意志を尊重することにした。

一方、ジョンファンの両親はどうすればいいのかと途方に暮れていた。
この結婚は詐欺だと言うジョンファン母。
父はため息しか出ない。
あんなに反対したのになぜ止めたのかと母が文句を言い、父はなぜ最後まで反対し続けなかったのかと妻を責める。
そんな2人の口論を聞き、ジョンファンが義父は無実なのだと訴えた。
ヘヨンが再審請求して濡れ衣を晴らそうと動いていることも伝えるが、母は信じられずにいた。

ヘヨンがジョンファン、ジュニョンとランチ。
食べながらさらっと辞表を出したことを伝える。
最初は驚いていたが、辞めて正解だと2人はヘヨンの決断を褒め称えた。
ヘヨンは目撃者が見つかったが、陳述を拒んでいると明かし、兄に父と目撃者の記録を片っ端から集めてくるよう依頼した。

ヘヨンはイム社長を説得するため、再び社長の店を訪れたが、店は閉まっていた。

ジュンヒはミヨンとのキスを思い出し、にやにやが止まらない。
大物俳優同士の結婚というビッグニュースのおかげで、ジュンヒのマンション前に張り込んでいた記者たちはいなくなったようだ。
ジュンヒは演技の練習を早々に終え、ミヨンに会いに出かけた。

車に乗せたものの、どこへ行こうかが決まらない。
早く帰らなくてはいけないとミヨンが言い、ならば遠出はできないし、どこへ出かけても人目が気になる。
結局、ジュンヒのマンションでパスタを食べようということになった。
ジュンヒはミヨンが暗い表情なのが気にかかっています。
ジュンヒはミヨンの前でカッコよくボンゴレを作ってやるつもりだったが(スマホでカンニングしながら作るつもりだったらしいけどww)パスタのストックもなければ、冷蔵庫も空。
あるものはインスタントラーメンのみ。
ということで、2人はジュンヒが作ったラーメンを食べた。
待っている間にミヨンは「柔道」と書かれたメモが小箱に入っているのを発見。
ジュンヒが精神科で治療を受けたときの処方だと告白した。
振り払いたい考えをこの紙に書いて箱の中に入れる。
ミヨンはジュンヒが自分と同じように苦悩していたことを改めて知った。
ジュンヒは「俺は全部さらけ出した。おまえも俺に秘密があったらダメだぞ」と言い、表情が暗い理由を尋ねた。
ミヨンはほんの少しでも悪いと思わないと約束させてから、父の裁判日が決まったことを伝えた。

ヨンシルとユジュが病院へ。
医師は早く手術をした方がいいと言い、来週の水曜日にしようと提案してきた。
前日から入院になると言う。
夫の裁判は来週の月曜日。
実刑が下ったら、私まで家を空けるわけにいかないとヨンシルは手術の延期を申し出るが、ユジュが反対する。
ユジュは義母の体のことを思って、水曜日に決めないならお義父さんに話しますと言い、ヨンシルも最後はそれに同意した。

チョルスが父に独立宣言。
ラヨンに別れろと言ったことに文句を言い、辞表を出した。

ジュニョンが父とイム・ジョンファについて調べてきた内容をヘヨンに報告。
父は前途有望な柔道選手だったが、国体直前にこの事件に巻き込まれ、選手生命を断たれたのだ。
「国家代表になるのが夢だ」と語る若き日の父の写真と記事を興味深くヘヨンは眺めた。
一方、父と一緒に柔道をしていたイム社長は、父と同じ階級。
父がいつも上だったが、この事件のおかげで彼が国体に出たらしい。
ヘヨンはイム社長の店が休みだったことを兄に告げた。

朝早く家を出て、イム社長の店の前で待機するヘヨン。

ユンソクとヨンシルは市場へ出かけた。
漬け物を漬けると言い、大量に野菜を買い込んで帰宅した。
父がしばらく留守になることを想定して漬け物を仕込もうとしているのだと感じたラヨンは、「食べない」と号泣。
ミヨンが「毅然としていよう、父さんのためだ」とラヨンを優しく抱きしめてなだめた。

漬け物作りを開始しようとしていると、ヨンシル母が手伝いに来た。
3人でただ黙々と漬け物を仕込む。
大量の野菜と格闘し、ようやくすべての仕込みが完了したとき、ユンソクがヨンシル母に「すみません」と謝った。
義母は「私に謝ることはないわ。楽な気持ちで裁判を受けてきなさい。裁判を受けてから、あんたもヨンシルも安心して暮らしなさい」と答えた。
号泣ぅぅぅ(TωT)

ヘヨンは何時間も待っているが、一向にイム社長は現れない。

ユンソクがおかずを抱えてジュンヒのマンションにやってきた。
以前のように冷蔵庫がユンソクのおかずでいっぱいになった。
ジュンヒは「なぜインタビューを?自首も止めたのに」と言うと、ユンソクは「俺はいつになく気が楽だ」と答えた。
35年ぶりに初めて堂々と外出もした。
夜中に悪い夢も見ないし、よく眠れると笑う。
ジュンヒが使っていた部屋は空けてあるから、いつでも来いと言う。
そして、ジュンヒの父ハンスの墓の地図を渡し、近くの療養所にハンスのおばがいることも伝えた。
今でも最高に頑張ってるが、より多くの人に認められて愛される俳優になれ。
今までありがたかったし、申し訳なかった。
罪を少しでも償ってくる。
ユンソクが泣きながら、でも晴れがましい顔でそう言うと、ジュンヒも「気が楽になったあと戻ってきてください。俺も感謝してます」と答えた。

ユンソクが帰宅すると、すでに食事の支度ができていた。
子どもたちが準備してくれたようだ。
ヘヨンはまだ張り込み中だ。
ヨンシル母たちも来た。
悲しい空気にならないよう、みんなで努めて明るく振る舞った。

仕込んだ漬け物を分けながら、ヨンシルは弟夫婦に今まで隠してきたことを謝る。
理解していると答えるヨンシクたち。
ヨンシルは、夫が裁かれる姿を見せたくないから法廷に母を来させないでほしいと頼む。

家の前にジュンヒが来て、ミヨンが車に乗り込む。
ミヨンはもし実刑だったら、その場で収監されるらしいと不安がっていた。
嘆願書でも書くんだったと言うジュンヒ。
ミヨンはもし書いたとしても、父は受け取らなかっただろうと答え、その言葉だけでもありがたいとお礼を言った。
ジュンヒは記者もいるし、おじさんにも迷惑をかけるだろうから法廷には行けないと言う。
ミヨンの手を握り、「うまくいくよ」と励ました。

夜遅くになって、ようやくイム社長が店にやってきた。
すぐさま店に入るヘヨン。
イム社長はヘヨンの顔を見て、たちまち不快そうな顔になる。
ヘヨンは何日も待っていたことを告げたが、イム社長は相変わらず話すことはないの一点張り。
ヘヨンの話も聞きたくないと言う。
「ユンソクに俺を責めろと言われたのか?」と聞くイム社長に、ヘヨンは「父は私が会ってることも知りません」と答えた。
再審の話もさせてくれない父。
ヘヨンは、父は濡れ衣を着せられた前科を隠すために身分を偽装したというのに、それが無念じゃないと言っていること、そうでも思わなければ1日も生きていられなかったこと、娘が弁護士なのに弁護をさせてくれないことなどを語る。
そして、他人の名前で生きてきた35年間があまりにも恥ずかしくて、せめて裁判だけでも堂々と受けて、罪を償いたいと思っていること、そんな父のために、残りの人生を堂々と生きられるよう、濡れ衣だけは晴らしてやりたいと思っていることを訴えた。
当時見たことだけ話してください。
社長の一言で35年間、恥と苦痛の中で生きてきた父の人生が少しは報われると思います。
ヘヨンの言葉を聞いてもなお、「何も話すことはない」と言うイム社長。
ヘヨンは明日父の裁判が開かれることを伝え、傍聴だけでもしてくださいませんかと、いらして父の生き様だけでも見てくださいと裁判所の名前を控えたメモを机に置いた。
メモを見て、忌々しそうにゴミ箱に捨てたイム社長です。

ヘヨンが帰宅すると、外でジョンファンが待っていた。
明日は「すべての公訴事実を認めます」しか言えない。
ヘヨンはこんなにも何もできない事件も、辛い事件も初めてだと言いながら、声を上げて泣き出した。
気丈に頑張っているヘヨンだったが、身も心も疲れてボロボロだった。
ジョンファンが優しく抱きしめながら、「うまくいくよ、大丈夫だ、心配ない」と声をかけ続けてくれた。

ネクタイを締め、きちんと正装したユンソクを家族が見送る。

いよいよ裁判が始まった。
ヘヨンは父の希望通り、何ら反論することなく「被告人は公訴事実をすべて認めて、提出された証拠の使用にも同意します」とだけ答えた。

検察の求刑は懲役1年。
傍聴席の家族たちの表情が曇る。
判事がユンソクに「最後に言いたいことはありますか?」と聞くが、ユンソクもまた「ありません」とだけ答えた。
「では、休廷の後、宣告します」

ついにユンソクへの判決が下った。
懲役6か月。
一瞬家族は絶望的な顔になるが、その後2年の執行猶予を与えるという言葉が付け加えられ、家族は手を取り合って喜びをにじませた。

が、ここでユンソクが声を上げた。
「どうして罰を与えないんですか?罰してください、判事」と。
罪を犯してないときは厳しい罰を与えておいて、今は罪を犯したのに、なぜ罰しないんですか?
罰を与えてください。
幾ら殺してないと言っても信じてくれなかったのに、今は罪を認めてるのに、なぜ罰を与えないんですか?
ユンソクは顔を歪ませて訴え、声を上げて泣いた。

ユンソクの隣にいたヘヨンも、傍聴席の家族も父の叫びに泣いた。
記者も聞いている。
記者の後ろにはイム社長の姿もあった。
彼はユンソクの涙の抗議を聞きながら、逃げるように席を立った。

家族が待つ中、裁判を終えたユンソクが出てきた。
喜ぶこともできず、みな一様に無言だった。
物陰からイム社長が見ている。
それにユンソクが気付いた。
イム社長は逃げようとしたが、ユンソクが「ジョンファ」と声をかけると、立ち止まり振り向いた。
ユンソクは旧友を見つけたことが嬉しいのか「ジョンファ。そうだろ?」と微笑みかけた。

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第49話~第50話
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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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