第30話 一夜限りのシンデレラ
寮に戻ってくるウンソン。
ユンチャンが心配して待っていた。
「向こうの家族と縁が切れると思う。ファンソから出ていくべきだ。会社に害を及ぼす人たちを放っておけない」と言うウンソン。
「ファンソが大事なんだな。秘密を打ち明けるはずだったのに、がっかりするよりファンソを心配している」とユンチャン。
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ドヒョンの悩みを解決してやると言ったものの、やっぱり今は女であることを告白できるような状況ではない。
「どうやって解決するんだ?」とウンソンの解決策を楽しみにしているドヒョンの手を握り、「ごめん。命の恩人の悩みを解決できない」と謝る。
最初は怒っていたドヒョンも、「解決できないのが辛い」と言って落ち込むウンソンに何も言えなくなる。
女に戻るのは無理かも知れない。
もしかしたらずっとこのままかもと、不安になるウンソン。
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ドヒョンが「SSコレクションのイベントには来てくれるよな?」と確認するが、
忙しいと言って断るウンソン。
ドレスを着て行けるかもと楽しみにしてたあのイベントです。
どうしても来てほしいと食い下がるが断るウンソン。
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チョンランがソル会長に株の譲渡のことを話す。
「すべての権限を失うことになるのに?」と、驚くソル会長。
チョンランは何か手はないかと助けを求める。
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ウンソンが女に戻れるタイミングを逃したことを心配する母と姉。
「先延ばしするだけだ」と言うウンソンに、「表に出たら注目を浴びる。一生自由がなくなる。あなたの人生はどうなるの?」と泣く母。
「そのかわり夢が叶っただろ。僕にはファンソがある」と明るく笑うウンソン。
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ハミョンが母に、今日はドレスを着てパーティに行く日だったのだと教える。
ウンソンの恋のお相手が、ウンソンを招待したのだと。
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SSコレクションの懇親会もパーティもラヒが司会をすることになっていた。
肝心のドヒョンはまだ来ない。
ユンチャンが来て、ソル会長と話をする。
会長は「今回は俺が折れる。ウンソンは失脚させない。おまえにも彼を攻撃するように命令しない」と言う。
ユンチャンは「感謝します」と頭を下げる。
会長は「寂しい思いをさせるな、二度とな」と言う。
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バーで飲みながらウンソンを待っているドヒョン。
「来ないと自分も行かない」とウンソンの留守番電話に言う。
そんなウンソンの元へハミョンが大きな箱を抱えてやってくる。
箱の中身はドレス。
何ともないように振る舞ってはいるが、本当は悲しいはずだと感じていたハミョンが、弟に1日だけシンデレラになったら?と提案する。
ドレスを着て、ハイヒールを履き、きれいなメイクを施し、ロングヘアのウィッグをつけたウンソン。
本当に本当に本当に美しい。
バーでつぶれかけているドヒョンの隣に座る。
あまりにもウンソンに似ているので、ドヒョンは「もしかして・・・」と言いかけるが、そんなはずないと慌てて否定。
「知り合いに似ていらっしゃるので」と言いつつ、ウンソンを凝視する。
お店の人が「最後の曲だからみんなフロアに出て踊りましょう」と声をかけ、ウンソンとドヒョンも踊るように促される。
見つめ合って踊る2人。
ウンソンにとっても、ドヒョンにとっても夢のような幸せの時間・・・。
曲が終わっても2人は手を握り合い、見つめ合ったまま動けずにいた。
「あなたのご親戚の中に僕の知り合いがいるかと思って。とてもよく似ているんです。その人の名前は・・・」と言いかけたそのとき店にドウンが入ってくる。
我に返り、慌てて店を飛び出して行くウンソン。
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トイレから出てきたラヒが慌てて歩いてきたウンソンとぶつかる。
ラヒだと気づき、思わずバッグで顔を隠し、走り去る。
ラヒは怪訝な顔で後ろ姿を見つめ、落ちていたイヤリングを拾う。
そこへドヒョンが走ってくる。
さっきの女を追いかけてきたのかといぶかしく思うラヒ。
今のは知り合いによく似た女性だが、知らない人だと言うドヒョン。
パーティにも出ず帰ってしまう。
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急いで寮に戻ると、部屋にウンソンがいない。
シャワールームから音がしたので、「聞きたいことがある」と言って、扉を開けようとする。
そこへウンソンが何食わぬ顔で出てくる。
いつもと変わらないウンソンを凝視したまま固まっているドヒョン。
ドヒョンは、偶然出会った女性がウンソンに似ていたことを話す。
「そう」と答えたウンソンだったが、ドレスを入れた箱が部屋に置きっぱなしのままだったことに気づく。
ドヒョンも見慣れぬ箱の存在に気づき、ウンソンはあわててドヒョンを部屋から追い出す。
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いよいよウンソンのファンソ代表就任記者会見の日がやってきた。
たくさんのカメラの前で堂々と決意を述べるウンソンを誇らしげに見つめるチャン会長。
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ヒョソンに猫なで声で電話をかけてくるチョンラン。
どうやら覚書を取り返そうとしているらしい。
ヒョソンの家になかったということは、持ち歩いているに違いないと考えたチョンラン。
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ソル会長が秘書にファンソの株主を集めて総会を開くよう指示する。
チーム長には内密に、と。
ユンチャンには自分が折れると言ったくせに、本当の心の中は全く違うことを考えていたソル会長。
ファンソもおまえもあきらめるつもりはない。
ウンソンとの仲を引き裂き、おまえら2人を敵同士にしてやる。
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例の医者がファンソにやってくる。
ラヒに会いたいがために、ファンソの研究所の担当医になったのだ。
彼を見つけ、慌てて逃げるウンソン。
ラヒとあの医者が知り合いだったことを知るウンソン。
2人をのぞき見ているところにユンチャンが声をかける。
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ヒョソンに会いに来たチョンラン。
いろいろな話をしながらも、ヒョソンのバッグを狙っている。
そこへハミョンの悲鳴が聞こえ、ヒョソンは慌てて出ていく。
その隙にバッグを奪って逃げるチョンラン。
ラゴンが合流し、バッグの中身を探る。
追いかけてきたヒョソンとハミョン。
ハミョンはラゴンへの怒りが抑えきれず暴力をふるい、2人は取っ組み合いの大げんかになる。
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この2家族のけんかがチャン会長の耳に届く。
今回のトラブルの原因は、両家で交わした覚書にあると知る会長。
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家族を集めるチャン会長。
「先に言い出したのは誰だ?」と聞くと、ハミョンが「ラゴンの母さんです」と答える。
チョンランもチョンラン母もあれこれ言い訳を並べるが、会長は激怒していてとりつく島もない。
「判を押したんだろう。自分の言動には責任を持つべきだ。強制的に責任をとらせてやろう」と言う会長。
そして、「内容をすべて履行しろ」と宣言する。
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弁護士に助けを求めるが、「私は会長に従います」とあっさり断られるチョンラン母子。
眠れずに家族4人で作戦会議をする。
恐らく会長はファンソの長男であるラゴンには強く出られない。
だから、朝になったら会長を訪ね、情に訴えろと言うチョンラン母子。
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ユンチャンが寮に戻ると、ソファでウンソンが寝ていた。
抱き上げてベッドに寝かせるユンチャン。
頭をなで、ウンソンのおでこにそっとキスしてから部屋を出て行った。
目を開けたウンソン。
まさか兄貴は僕が女だと気づいてる?と不安そうな顔になる。
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ウンソンのドレス姿、本当にきれいでした。
ハミョングッジョブ(笑)
でも、落としたイヤリングを拾ったのがラヒだったのが、何とも不吉です。
女の勘は鋭いですからね。
しかも、あの医者がファンソの担当医になるなんて。
ウンソンに気づいて声をかける、なんて日がそう遠くない将来にやってくるのでしょう。
それにしても、相変わらず往生際の悪いラゴン親子。
会長から履行を宣言されても、きっとなんだかんだ理由をつけて居残るんじゃないですかね。
さっさと出ていく潔さを見せてほしいものです。
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