登場人物
ヤムジョン:キム・ヒョンジュ
仁祖(インジョ):イ・ドクファ
嬪宮カン氏:ソン・ソンミ
ソヒョン世子:チョン・ソンウン
チャンニョル王妃:コ・ウォンヒ
キム・ジャジョム:チョン・ソンモ
ナム・ヒョク:チョン・テス
第15話 キム・ジャジョムの帰還
ヒョンイクは医官としての知識の高さを僉正(医官の長)にアピールし、機会を与えてくださいとすがるが、相手にしてもらえない。
ヤムジョンは王妃が戻ってきたことで、怒りが高じ、寝込んでいた。
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ヤムジョンは、息子を連れてくると言い、ふらふらの体で大殿へ向かう。
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相変わらずヤムジョンの子スンソン君を猫かわいがりの仁祖。
王妃にこの子を大事に育ててくれと頼む。
王妃はキム昭容に子育てを任せては?と言うが、それはできぬと答える仁祖。
キム昭容には徳がない。
母親として失格なのだ。
扉の外で王様のその言葉を聞き、怒りに震えるヤムジョン。
誰の子かもご存じないくせにと冷たい顔で笑う。
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イ淑媛がヤムジョンに、悪事はいつか白日の下にさらされると言う。
そうでないと、死んだ私の子が浮かばれない。
王様が知ったらどうなるか。
今から覚悟しておきなさいと高笑いする。
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世子と嬪宮に嬪宮の実家を弔問することを許可してほしいと王様に伝えるパク・ファン。
が、仁祖はそれを聞いて怒り出す。
余が嬪宮の魂胆を知らぬとでも思うのか。
父の供養を口実にして帰国し、自分の勢力を集めるつもりなのだ。
仁祖は、葬儀は無事に終わったから心配は無用だと伝えるようにとパク・ファンに言う。
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ジャジョムが世子に王様が許すとお考えですか?と言う。
断る理由がありませんと答える世子。
ジャジョムは、王様が憎むのは嬪宮様ではなく、世子様なのだと言う。
イムが明に投降したのはなぜか?
清が世子様に責任を問うているのが王様の計略だとしたら?
ジャジョムは、忠誠を尽くしたが死地に追いやられた自分のことを話し、王様は他人の命など眼中にないのだと訴える。
民は世子様の帰国を待っている。
新しい国を作るのです。
このままでは世子様も私も一生帰国できません。
が、世子はジャジョムの言葉を制し、たとえ一生戻れずとも、私は父を守りますと声を荒らげる。
あー。
毎度のことながら、王様に聞かせてやりたいですよね。
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嬪宮が世子の態度を立派だったと褒める。
ジャジョムは信頼が置けない。
ですが、あの者の言葉に一理あるのは事実。
王様の誤解が深まる前に何としてでも帰らなければ。
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ジャジョムはマブデ(清の将軍)に高価な品を贈り、朝鮮を懐柔するには王を替えねばならぬと言う。
イムの投降は王様の指示。
世子様を疑うのは筋違いだと。
本当に伝えていいのですかとためらう通訳。
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ソルチュクの家で小さな女の子を見つけたヒョンイク。
ヤムジョンが産んだ子だと気づき、私に引き取らせろと持ちかける。
早いとこ消えなと追い返されるヒョンイク。
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イ淑媛の女官の兄もヤムジョンの子を見つける。
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ヤムジョンがその女官を呼び出す。
ヤムジョンは女官の容姿を褒め、運良く王様の承恩を受ければ、あなたも淑媛になれるのだと持ち上げる。
さらに、高官の娘である自分と庶民の娘であるイ淑媛のどちらについた方が得かということを悟らせる。
兄を人知れず殺すことなどたやすいことだとほのめかし、兄妹そろって死にたくなければ私に従いなさいと迫る。
女官は言われた通りにしますと答える。
ヤムジョンは、これでこの女官を信じたわけではない。
賢い女だからしばらくは静かにしているだろうが、ヤムジョンが王様の寵愛を得られなければ裏切るはず。
始末するのはそのときでいいと考えていた。
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ジャジョムが清から帰ってきた。
王様は、余の身代わりに死地に赴かせてすまぬと謝る。
泣いて感謝するジャジョム。
お互い思ってもいないことを!
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ジャジョムが王様から酒を注いでもらう。
一杯目は、忠誠心を祝って。
二杯目は、生きて戻ったことを祝って。
三杯目は、お答えを聞いてからいただくと言うジャジョム。
ドルゴンが世孫様を送れば、世子様と嬪宮様を一時帰国させてもいいと言っていたので、お2人のカン家への弔問をお許しください。
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ジャジョムがヤムジョンと話をする。
ヤムジョンは強気な態度で、私を王妃に、息子を王にしてくださいと迫る。
今、約束してくれなければ、潔く身を引きますと言い、毒を飲む覚悟があることを示す。
そして、キム様は私がいなければ何もできないと言う。
私はあんな老人など容易に誘惑できる。
必ずや王様を私の操り人形にしてみせると不敵な笑みを浮かべた。
さすが私の娘とジャジョム。
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ヤムジョンは母に、ジャジョムに私を殺さなかったことを後悔させてやると言う。
私が王妃に、息子が王になったとき、真っ先に毒を飲ませるのはジャジョムよと。
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幼いソクチョルが清にやってきた。
嬪宮は世子様が戻るまで、主としてここをしっかり守るように、弟を支えてあげるようにと伝え、泣きながら抱きしめた。
ソクチョルとの別れを惜しみつつ、8年ぶりに嬪宮と世子は故国へ戻る。
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ヤムジョンが王様の許可も得ず、王様の部屋に入っていく。
そして、世子様の帰還を望んでいた国中の民が大喜びしていると無邪気な顔で言う。
たちまち不機嫌になる王様。
ヤムジョンはさらに、難しい政は世子様に任せて、のんびり余生を・・・と言い、王様を怒らせる。
怒り出した王様に驚いてみせるヤムジョン。
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ヤムジョンの小芝居にすっかり踊らされている王様です。
世子と嬪宮の帰国は大きな波乱を起こすんでしょうね。
何が起きるのかドキドキです。
ジャジョムはヤムジョンに釘を刺すつもりで訪れたのに、逆にやり込められたじたじでした。
逆らうより、共に目標へ立ち向かう方が得だと思ったようです。
逆転するチャンスを待つことにしただけでしょうけどね。
そんなチャンスは巡ってくるのか?(笑)
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