hacchi 
上流社会
SBS 全16話 2015年
演出：チェ・ヨンフン
脚本：ハ・ミョンヒ
出演：ユイ（AFTERSCHOOL） ソンジュン キム・ヒョンシク（ZE:A） イム・ジヨンほか
最高視聴率：10.1％
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【主な登場人物】
チャン・ユナ（テジングループ 末娘）／ユイ（AFTERSCHOOL）
チェ・ジュンギ（ユミンデパート 代理）／ソンジュン
ユ・チャンス（ユミンデパート 本部長）／パク・ヒョンシク（ZE:A）
イ・ジイ（ユナの親友）／イム・ジヨン
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第１話
ユナはユミンデパートの食品売り場でアルバイトをしている。
テジングループの末娘であることは隠していた。
両親、兄、2人の姉、そしてユナの6人家族。
お金持ちではあるが、温かい家族の絆や愛情はまるで感じられない殺伐とした中でユナは育った。
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ある日、ユナはわがままな客に言いがかりをつけられ口論になる。
上司に叱られるが、私は悪くないと強気な態度を崩さない。
そんなユナに上司は、契約社員になりたいと頑張るジイを見習うようにと言う。
ジイはユナの親友だ。
裕福ではないが、明るくて純粋ないい子だった。
ユナはジイにも自分の素性は話していない。
ジイはユナも自分と同じような境遇だと思っている。
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上司は会長のバカ息子が本部長になり、売上ががた落ちだとジイたちに愚痴る。
本部長になったのはチャンス。
ユミンデパートの次男だ。
会議で兄に売り上げが下落していることを指摘され、悔しがる。
チャンスは兄ではなく、自分が後継者の座に就くつもりでいた。
一発で大逆転するため、テジングループの娘と結婚しようと企む。
そして、今日の見合い相手がまさにその娘だった。
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チャンスにはいつもそばで支えてくれる親友であり、有能な部下がいる。
ジュンギだ。
彼はあまり裕福とは言えない家庭で育ったため、上昇志向の強い男だった。
両親は貧しいながらも愛情深い人たち。
が、貧しければ幸せになれないとジュンギは考えていた。
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ユナの姉イェウォンは、テジン製薬の代表だ。
イェウォンが会社に着くと、入口前で「沈黙の殺人者アスベスト。アスベスト入りのベビー用品」と書かれたプラカードを持った人が立っている。
ユナの兄ギョンジュンは、テジングループ副会長。
彼はプラカードの件で姉に会いに来ていた。
「僕は父さんの息子。姉の1人ぐらい簡単に潰せる。有害性を知ってた証拠が出たらアウトだ」と姉に警告する。
「それを決めるのは父さんよ」とイェウォン。
「父さんは自分の権威に挑む者は誰だろうと容赦しない。自分は例外だと思わないことね」
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美容整形外科で父の愛人ソラと鉢合わせした母。
言い寄ってくる女たちを私が追い払ってるから、本妻の座を守れるのだとソラに言われ、母は屈辱的な思いをさせられる。
帰宅し、会長に「女遊びはいいけど、囲うのはおやめに」と言うと、「黙認する見返りとして本妻にした。不満なら出ていけ」と怒鳴られる。
「私だって別れたいですよ」と口答えした母に、父は食卓の食べ物を床にぶちまけ、「王は私だ。服従以外は許さない」とさらに怒りをあらわにした。
「私は王妃です。もう我慢しません」
母も堪忍袋の緒が切れたように出ていった。
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母の唯一の心のよりどころは、ギョンジュンだけ。
後継者をギョンジュンにすることが母の夢だった。
母親思いの優しい男性のようです。
ちなみに、彼は離婚したばかりみたい。
アメリカに留学している息子がいるそうです。
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ユナは母が用意した洋服を脱ぎ捨て、下品な服に着替える。
髪型もメイクも派手なものに変え、ガムを噛みながらお見合いの席へと向かう。
ジュンギとエレベーターが一緒になります。
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お見合いとは思えないいでたちで現れたユナを見て、「親に反対されてる恋人がいて、俺に振られたいんだろ」と言うチャンス。
「振ってほしい」とため口で頼むユナにチャンスは腹を立てる。
「俺が一番嫌いなものは、バカにされることと利用されることだ」と言い、「今後俺の前に現れるな」とユナの頭にコップの水をかけた。
早速母に、恋人がいるのに見合いに来たと報告するチャンス。
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ジュンギはホテルで女と会う約束をしていた。
家柄のいい女だと思って付き合っていたが、よく調べたら、さほど好条件だというわけではないことが分かり、別れ話をしに来たのだ。
「君の父親の会社じゃ俺がもったいない」
ジュンギは冷たく女を振った。
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トイレで泣きながらメイクを落とすユナ。
ジュンギは再びエレベーターでユナと一緒になる。
さっきとは別人のような顔のユナに驚くジュンギ。
エレベーターを降りたユナは人にぶつかり、バッグを落とす。
飛び散った中身を慌てて拾い、足早に立ち去るユナ。
ジュンギは髪飾りが落ちているのを見つけ、ユナを追うが見失ってしまう。
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ウンジョン財団慈善バザーの準備会場。
チャンスの母も参加していて、ユナ母に「恋人がいたんですね」と見合いの件を暴露。
やんわりとユナをかばうような口ぶりだったが、言葉の端々からは嫌みが感じられた。
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ギョンジュンの息子を元気づけてやるためニュージャージーへ行こうと思っていたユナ母だったが、会長の指示で飛行機のチケットが取れない。
弟からはテジンの広告が打ち切られないよう、義兄を説得してほしいと頼まれる。
母は運転手のホン執事に「人生が恥ずかしい」と言い、サングラスで涙を隠して泣いた。
夫に服従しなければ、孫にも会えず、弟の会社にも迷惑をかけてしまう。
そんな非力で自由の利かない自分が情けなかったんでしょうね。
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帰宅し、夫に「許してください」と謝る母。
夫はにこりともせず「下がれ」と冷たい態度のままだった。
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ジイはジュンギがこの売り場に戻ってくることが嬉しくてたまらない。
以前、外国人が売り場に来て困っていたとき、ジュンギが助けてくれたのだ。
名前を聞かれ「イ・ジイ」だと答えると、ジュンギは「下から読んでもイ・ジイ」とつぶやいた。
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ユナが見合いのことを母に謝るが、母はユナの話をろくろく聞こうともせずビンタする。
見合いが最初から嫌だったことを話そうとすると、再びビンタ。
母は、叩かれても泣きもしないユナをおぞましいと言う。
「私を困らせるのはいつもあなた。生まれたときからずっとそう」
「父さんの浮気は私のせいじゃない。八つ当たりして、愛のムチだと弁解してるなんてとても卑怯だわ」
母はユナがそう言うと、あなたは常に相手を打ち負かそうとしてると怒鳴る。
ユナは泣きながら、この家で暮らすために努力してると訴えるが、努力はいいから早く結婚して出ていくようにと母。
実の母だとは思えないほどユナに冷たい母です。
どうやら母は占いを信じているみたい。
「特に長男は末の妹と一緒にいると運気が下がる。末の妹の気が強いので食われてしまう」と言われてました。
ギョンジュン命の母は、それもあってユナを毛嫌いしているのでしょう。
だからって忌み嫌い、諸悪の根源をすべてユナのせいにするなんてひどすぎます。
母親なのに。
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こんな時に会いたくなるのは、親友のジイだった。
ジイはジュンギのデスクをせっせと片づけている。
そこへジュンギ登場。
ジイは帰ると言いながら、ジュンギの後をついて歩く。
黙ってただただついてくるジイ。
ジュンギは「出ましょう」と言い、売り場から外へ出る。
嬉しそうにジュンギの後をついていくジイをユナが見つけ、声をかけた。
「鶏足と焼酎よ」と買ってきたものを見せると、「やめて、そんなの食べないわ」と恥じらうジイ。
ジュンギはユナを見てエレベーターの子だと気づきます。
ジイが「彼女もここで働いています」と紹介し、ユナが「はじめまして」とにこやかに挨拶。
が、ジュンギはユナを無視し、ジイにだけ挨拶して帰って行った。
その態度にかちんと来たユナ。
わざわざジュンギを追いかけて「私を知ってます？」と声をかけた。
「3度の偶然は運命と言うが、僕は運命を信じない。
僕は選択をするだけだ」というジュンギのナレーションが入りました。
ハデハデメイクが1回目、メイクを落としたあとが2回目、そして今……ということですね。
ユナは理不尽なことをされたら黙ってはいられないタイプみたい。
トラブル多そう（笑）(^^ゞ
第１話の感想
4人の主人公たちを取り巻く環境が大まかに分かりました。
ユナは財閥の娘だけれど、家族の愛情に恵まれていない。
チャンスは次男坊だが、自分が会社を継ぎたいと狙っている。
ジュンギは貧しいが、愛情深い両親の元で育つ。
チャンスとジュンギは親友だが、会社では上司と部下の関係。
ジュンギは対等な関係のフリをしながら、チャンスから一歩引いたところを自分の立ち位置にしている。
チャンスもどこかでジュンギを忠僕だと思っている。
ジイも裕福ではない。
でも、あの明るく素直な性格は、恐らく優しい両親に育てられた証拠なのかなって気がします。
ジュンギ母はユナ父の愛人ソラの家の家政婦をしてました。
あんなにいい両親に育てられたら、ジュンギも優しい人間に育ちそうなものだけど、お金持ちに対する劣等感がハンパないって感じです。
チャンスが親友だから余計にそう感じるのかもね。
親がお金持ちだっただけで、大した苦労もせず恵まれた暮らしができる奴ら。
お金がなければ幸せにはなれないと思っているジュンギなので、女性のこともキャリアアップの踏み台にしか考えていないみたいです。
ユナがカモにされそうで怖いな。
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