上流社会|第11話 あらすじ&感想

jrsk14上流社会

SBS 全16話 2015年

演出:チェ・ヨンフン

脚本:ハ・ミョンヒ

出演:ユイ(AFTERSCHOOL) ソンジュン キム・ヒョンシク(ZE:A) イム・ジヨンほか

最高視聴率:10.1%

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【主な登場人物】

チャン・ユナ(テジングループ 末娘)/ユイ(AFTERSCHOOL)
チェ・ジュンギ(ユミンデパート 代理)/ソンジュン
ユ・チャンス(ユミンデパート 本部長)/パク・ヒョンシク(ZE:A)
イ・ジイ(ユナの親友)/イム・ジヨン
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第11話

「頭の中を整理したい」と言い、立ち去ろうとしたユナ。
ジュンギがつかんだ手を振り払う。

ジュンギは家に戻り、ユナが引き出しの中の写真を見たことを知る。
慌ててユナの後を追った。

車の中で写真と髪飾りを手に呆然としているユナを見つけたジュンギ。
ユナもまたジュンギを見つけ、車を降りてきた。

ユナの尋問のような質問が始まる。
チャンスとの見合いの日になくした髪飾りを持っているのはなぜ?
偶然拾った。

初めて挨拶したときに横目で見たのは私を知ってたから?
見覚えがあった。

いつ調査を?
チャンスがお見合いをする前に頼まれて。

では、エレベーターで会ったときには気づいてたのね?
行きと帰りの様子が全然違ったから変だと思った。

テジン会長の娘だと知ったのは?
チャンスがデパートで君に気づいたとき。

では、ジイのために食事に誘ったときも知ってたのね?
知ってた。

なのに、あんな態度だったのはなぜ?
探りを入れただけ。
手応えも感じなかった。

まさかお母さんも?
違う。

お父さんの話は計算内?
少しな。

なぜ知らないフリを?
素性を知らないと思わせた方が君のガードが緩むから。

目的は何なの?
君との結婚だ。
逆玉を狙った。

「残酷な正直さね。最初からそう言えば良かったのに」とユナ。
ジュンギは「気を惹くために特別なことはしていない。あのときの君は相手が誰でもすぐ落ちたさ」と答えた。

みるみる目に涙が溢れてくるユナ。
「誓ってもいい。あなただから、チェ・ジュンギだから愛したの」

侮辱したジュンギに「人間のクズだわ」と言い、ユナは車に乗り込んだ。
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興奮しているユナを心配し、ジュンギが運転を代わると申し出たが、ユナは聞かずに車を走らせた。
が、駐車場を出てすぐに事故を起こしてしまう。
車がぶつかる大きな衝撃音を聞き、ジュンギが駐車場から飛び出してきた。
心配するジュンギに「触らないで」と冷たい態度のユナ。

ユナは兄が亡くなり、後を追いたかったがジュンギに恋したことで、頑張る勇気が生まれたことを伝える。
これが愛の力なのね、愛って素晴らしいと思ったのだと。

去って行くユナを止めることもできず、呆然と立ち尽くすジュンギ。
はっと何かに気づき、ユナを追いかけたが、ユナを乗せたタクシーに追いつくことはできなかった。
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チャンスとホテルに入ったジイ。
気まずい2人。
チャンスに面白い話をしてとリクエストすると、チャンスはカエルとサソリの話を始めた。

サソリが「泳げないから対岸まで背中に乗せて」とカエルに頼むが、「君は僕を刺し殺すに違いない」と言い、カエルは断った。
サソリが「刺せば、僕も溺れる」と言うので、カエルは乗せてあげることにした。
それなのに、結局サソリはカエルを刺した。
瀕死のカエルが理由を聞くと、サソリはこう答えた。
「仕方なかった。性だから」

この話、別のドラマで聞いたことあります。
童話なんですかね。
映画の中でこの話が出てくるものがあるそうです。
高校時代のチャンスとジュンギもポップコーンを食べながら見てたので、その映画で知った話なんでしょうね。

「俺もサソリと同じ。おまえを傷つけてしまうかもしれない」とチャンス。
「傷つくのは私1人じゃない。サソリもカエルと一緒に溺れて死ぬもの。一緒なら構わないわ」とジイ。

チャンスがジイをベッドに押し倒す。
「まだ引き返せる」とチャンスが言うが、ジイは「もう覚悟したの。怖くないわ」と答えた。
「1つだけ約束して。ごめんは言わないと」

おおお。
2人は結ばれたわけですね。
祝福してあげたいけれど……。

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ユナ母がまたお酒を飲んでいる。
離婚のことを弁護士に相談し始めているが、夫の方に動きはない。
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今日からここで暮らすと父に挨拶したイェウォン。
父は空港の免税店への進出は決まったか?と言い、その件をユナに任せると言い出した。
父はイェウォンとユナを競わせるつもりなのだ。
それが父のやり方だった。
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ユナ母がお酒を持って夫の部屋に行く。
再三言っても飲酒をやめない妻にあきれ果てる会長。
なぜ離婚に応じてくれないのかとユナ母。
会長は「離婚しなくても他人同然だ」と言うが、ユナ母は「他人同然と他人は違う」と訴える。
「それじゃあ、離婚しよう。できるもんならしてみろ」と会長。

ユナ母は「私との夫婦生活に何の愛着もないのね」と言い、「なら、私も男を作っても?」と聞いた。
当然「ダメだ」と答えた会長。

会長が妻に言う。
「おまえはもう守るべきものがないと言うが、ほかにまだあるだろう。
おまえはいつしか自分を消した。
自分を守れ。
離婚したら、自分を失う。
会長夫人としての人生まで失ったら、守るべきものが本当になくなるぞ」と。

会長はなんだかんだ言っても、妻を大事に思っているんじゃないでしょうか。
本来は優しい人らしいしね。

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引っ越しパーティが明日になったことをソヒョンに告げるイェウォン。
ソヒョンは姉に「ユナの彼は女を財産で選び、物足りないと別れるそうよ」と報告する。

どうやらミンジョンに電話番号を教えたのはソヒョンみたいですね。
友達の親戚から聞いたとか言ってたので。

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「誓ってもいい。あなただから、チェ・ジュンギだから愛したの」
ユナの言葉を思い出し、1人涙を流すジュンギ。
彼はティファニーのペアリングを用意していた。

ユナとの別れに泣いているのは、大物を逃した涙じゃないよね?(笑)
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泣くだけ泣いたあと、ユナはジュンギへの復讐を誓う。
「あなたの夢は私の現実。期待してて。潰してやる」

両親に反対されても結婚すると宣言してたのに、たった一晩で手のひらを返したように態度を変えたユナです。
まさに愛が憎しみに変わったんでしょうね。
それにしても、変化が速すぎて、ユナに共感できそうにないわ~。

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ジイがユナの会社で仕事を始める。
マーケティング部CS戦略チーム。
ジイは「下から読んでもイ・ジイです」といつものように明るく挨拶した。
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チャンスは母にジイと別れたと告げる。
「また彼女を苦しめたら、黙ってないぞ」
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ユナに呼び出されたチャンス。
イメチェンしたユナに「失恋でもしたか?」と軽口を叩く。
ユナは以前チャンスが「意図的ならどうする?」と聞いてきたことを指摘し、「知ってたんでしょ?」と聞く。
知ってたことを認めた上で「第三者が本人に教えられるわけがない」と答えたチャンス。
同じような目に遭ったのであろうチャンスに、なぜジュンギを解雇しないのかと聞く。
自分もジュンギを利用したからお互い様だと答えたチャンス。
が、「さすが友達ね」と言うユナの言葉には「友達じゃない」ときっぱり否定した。

チャンスが「ジュンギを倒すなら冷静になれ」とアドバイス。
すると、ユナは、ジュンギをクビにしてほしくて呼び出したわけじゃない。
彼とチャンスとの間の溝を確かめて、それを利用するためだと答えた。
「私の環境が欲しくて近づいたから、その環境を使って踏みにじってやる」
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ジュンギがイェウォンと会う。
ジュンギはユナと別れたことを告げ、それも踏まえてご判断をと申し出る。
ジュンギからの条件はお金、肩書き、環境。

イェウォンは、ユミンの免税店の担当者がテジンの出店を渋っているので、それを解決したら、最高の待遇をすると答えた。
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ジュンギと入れ違いでユナがイェウォンの部屋を訪ねる。
初仕事は空港の免税店への出店。
今夜姉妹3人で飲む約束をする。
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昼休み。
社員食堂でランチしようとしていたジイにチャンスから電話。
同僚たちと食べると言っていたが、結局チャンスと食べることにしたジイ。
時間がないので、屋台のトッポッキやおでんを食べることに。
神経質なチャンスは屋台の食べ物を不衛生だと拒否したが、ジイのために我慢して付き合う。
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チャンスにユナから免税店を早く出店させてとの依頼。
分かったと答え、ジュンギに電話をしようとしたが、その手を止める。
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同じころ、ジュンギもテジンを入れない理由を担当者に探っていた。
他社より高いマージンを要求していることが理由だと分かり、テジンの要求を飲み、プロモーションを任せることと商品券イベントを開くことを提案。
担当者は「それなら悪くない」と早速進める方向で動き出す。
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すぐに出店が決まり、イェウォンが会長に意気揚々と報告する。
が、結果を出したことを褒められるどころか、「容易に決められるのに今まで何をしてた?」と怒られる。
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ユミンとテジンの契約の日。
ユナに指名されたジュンギが契約に来るが、待てど暮らせど担当者は現れない。
2時間以上も待たされた挙げ句、担当者が出張中だったとの説明を受けたジュンギはそれがユナの嫌がらせであることに気づき、ユナのオフィスへと向かう。
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ソラがジュンギ母にクビにしろと言われたことを告げ、テジングループと何かトラブルがあったのかと聞いてきた。
ソラの愛人がテジンの会長だと知り、驚いたジュンギ母。
その場で「今すぐ辞めます」と申し出た。
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ジュンギが「君の仕業だな」と言うと、ユナはあっさり認めた。
「君が何をしてもすべて受け止めるから、壊れるな」とジュンギが言うと、ユナは冷ややかに「余計なお世話よ」と答える。

ジュンギはあの日あれだけ質問を重ねたのに、大事な質問が抜けてたことを指摘。
ユナ自身もそれが何かを察し、「聞くだけ無駄だから。愛してないでしょ」と答えた。

「僕も質問が」と切り出したジュンギ。
「僕を愛してるか?」
「いいえ」
「僕が何も知らないと思ってたときは愛してた?」
「ええ」

ここで壁ドン!о(ж>▽<)y ☆きゃ~!

「それが本当なら今も僕を愛すべきだ。
それが愛だ。
僕の間違いを頭では許せなくても、心では許すべきだ」

「1つだけ聞かせて。
なぜ認めたの?
どうして嘘を突き通さなかったの?」

「愛してるから。
嘘をつけなかった。
愛してる。
いつからかは分からない。
ごめん。
君をほかの令嬢と同類だと思ってた。
ところが、違った」

そう本心を語ったジュンギだったが、一度閉じてしまったユナの心が開くことはなく、冷たい目で「この業界から干してやるわ」と告げた。

ジュンギはイェウォンに誘われ、テジンに入社することになったことを報告。
普通の人なら断るだろうが、「愛より日々の生活が大事」だと言うジュンギに「私の環境を利用して苦しめてあげる」とユナ。

「期待してる。僕を許すな」と言い、ジュンギは部屋を出た。
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チャンスに会社を辞めることを報告したジュンギ。
ジュンギはチャンスを傷つけたこと、そして今後も心を許すのは無理なことを告げる。
チャンスも自分の階級意識に気づき、それを乗り越えられないであろうことを認めた。
その上で、ジュンギを引き留める。
「怒って幼稚なこともしたけど、もう吹っ切れた」と。
が、ジュンギの気持ちは変わらなかった。

「少し離れたら僕を理解するかもしれない」とジュンギが言うと、
「しないよ、この野郎。友情を利用しやがって」とチャンス。

本音で話してます。
決して嫌みでも、卑下しているわけでもなく、お互いがお互いを理解しつつも、自分がそこへ歩み寄ることはできないということなんですよね。

ジュンギはいつかチャンスが言った「言葉で表現しないのには理由が2つある」という言葉に対し、「1つだと思う」と言った。
それは「無駄だから」。
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ジュンギの好物を作って待っていた母。
食の進まない息子を心配する。
ジュンギはユナと別れたことを母に告げる。
母は自分が会長の愛人宅で家政婦をしていたことが別れの原因だと思い、自分を責める。
母のせいじゃないと労るジュンギ。
意気消沈している息子に母は胸を痛めた。
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ジイと焼酎を飲むユナ。
ジュンギに会って動揺したことを素直に白状する。
「本当に愛してるのね」と笑うジイ。
ジイは愛より生活が大事だと言ったチェ代理の気持ちが痛いほど分かるとユナに語った。
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帰宅したチャンスに母が写真を見せる。
ジイと一緒に屋台ランチをしたときのものだった。
まだ別れていないことを指摘されるチャンス。
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そのころ、ジイは大家さんに突然出ていってと言われ困惑していた。
5倍の家賃を払うと言う人が現れたとのこと。

チャンス母の嫌がらせでしょうね。

第11話の感想

すべてがバレ、思った通り、ユナは完全にジュンギをシャットアウトしてしまいました。
髪を切り(って言うほどバッサリでもないのが笑えるんだけどpp)、とげとげしい鎧をまとった感じのユナ。
ジュンギのことを「干してやる」と宣言したときのあの冷ややかな目には、正直ビックリです。
あんなに大好きだったのに、一瞬でここまで嫌いになれる?って驚くばかり。
愛してた分、反動が大きいのかもしれないけれど、ちょっと共感しづらいところではあります。

そういう意味では男同士の方がずっとマシ。
チャンスもユナと同じように、ジュンギの本心を知ってショックだったはずだけど(付き合いが長い分、余計にね)、それでも憎しみ合い、足を引っ張り合うような関係にはならなかったもの。
ユナも少し冷静になったら、ジュンギを理解できるのだろうと信じているけれど、それはそうたやすいことではなさそうです。

ジイにチャンス母からの攻撃が始まりました。
家を追い出されるぐらいじゃ済まないんでしょうね。
チャンスにジイとの別れを決意させるほどの決定打が必要なわけですから。
辛いな~。
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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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