上流社会
SBS 全16話 2015年
演出:チェ・ヨンフン
脚本:ハ・ミョンヒ
出演:ユイ(AFTERSCHOOL) ソンジュン キム・ヒョンシク(ZE:A) イム・ジヨンほか
最高視聴率:10.1%
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【主な登場人物】
チャン・ユナ(テジングループ 末娘)/ユイ(AFTERSCHOOL)
チェ・ジュンギ(ユミンデパート 代理)/ソンジュン
ユ・チャンス(ユミンデパート 本部長)/パク・ヒョンシク(ZE:A)
イ・ジイ(ユナの親友)/イム・ジヨン
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第12話
大家さんから突然立ち退きを迫られたジイ。
ユナが一方的な契約破棄で大家さんを訴えると迫る。
大家さんは「悪いのは立ち退きを頼んできた人よ」と捨てゼリフ。
ジイにはそれが誰なのか見当がついていた。
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母にジイとまだ付き合っていることを責められたチャンス。
恐らく母の嫌がらせを受けているであろうジイを思い、チャンスは「もう会わない」と母に降参宣言をした。
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引っ越したくてもお金がない。
ジイは今日まで挫折せずに生きてきた理由は、今必要なお金に困ってたからだと語る。
遠い未来の心配じゃなく、目の前にあるお金の心配をしながら生きてきたのだ。
本部長と会って、現実を忘れていたと言うジイ。
「現実は夢に勝るものよ」
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ジイはチャンス母に電話をかけ、明日の昼に会社まで来てほしいと願い出た。
チャンスにも「もう恋愛映画の撮影は終わり。現実に戻ります」とメールした。
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ジイのメールを読むチャンス。
頭の中ではジュンギに言われた「階級意識を乗り越えられない、ジイとは結婚できない」という言葉が巡っている。
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3姉妹で飲む約束をすっぽかしたユナにイェウォンが文句。
友達にトラブルが起きたと伝えると、縁故入社させたことをたしなめてきた。
すかさずジュンギを入れたことを指摘するユナ。
姉はユナとは関係なくスカウトしたのだと主張。
その中で、ユナが兄から「対外秘」の書類とUSBを託されたことを告げる。
「兄さんと姉さんのケンカや、兄さんの死と関係がある」と言うユナに、
「私が殺したと言いたいの?」と声を荒らげる姉。
あの裁判にテジンが勝ったのは、こちらに非がないからじゃなく、相手に証拠がなかっただけ。
これがあれば相手が勝ったのだとユナは訴えた。
兄は過ちを認め、賠償金を払って、会社を建て直そうとしたのだ。
そんなことをしたら、その前に会社は潰れるとイェウォンは反論。
何も分からないくせに口を挟んできたユナを全否定の姉。
ユナは経営には興味がなかったが、仕事をやり遂げたいという勝負欲が芽生えたと告げた。
「兄さんが私に残した理由を突き止める」
すると、イェウォンはギョンジュンの死を自殺だとほのめかした。
ユナにあれこれ託し、あのタイミングで旅行に出かけたなんてそれしか考えられない。
ユナは姉の言葉に怒り出し、「それこそUBSと関係あると思うけど」と反論した。
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ホン執事がユナ母にギョンジュンのことで新たな報告をする。
ユナへの株の売買に関わったチョン・ソンホが国内にいること、ギョンジュンは彼の口座を借りたこと、カネの動きを調べていること……。
もしギョンジュンが生きているなら、口座を使う可能性があるのではと考えていた。
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ホン執事がユナにジュンギをもう忘れろと声をかけてきた。
知っていたことに驚くユナ。
ソヒョンが触れ回っているらしい。
ユナはホン執事に「母さんをなぜ愛してるの?」と聞く。
「愛してない」とホン執事。
「嘘よ」とユナが言うと、彼は「嘘で愛を守る人もいる」と答えた。
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チャンスが免税チームにテジンを出店させろと命じるが、すでに決まったとの返事。
その旨をユナに知らせるチャンス。
ユナは中国の免税店にも出店させてと頼む。
ジイが家を追い出されそうになったことも伝えるが、チャンスは「結婚に関して、俺は無力だ」と答えることしかできなかった。
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会社の入口で一緒になったジュンギとジイ。
ジイは本部長と別れたことをジュンギに告げた。
2人でエレベーターに乗り込み、扉が閉まる。
と、再び扉が開くと、そこにはユナが立っていた。
ジュンギを見つけ気まずい空気になる。
一度は乗るのをやめたユナだったが、「乗らない理由がないわ」と言い、結局乗り込んできた。
そこへチャンスからユナに電話。
ユナに頼まれた件を検討するよう指示しておいたとのことだった。
そっとチャンスのことを思うジイ。
ジイが先に降り、息が詰まるような空気の中、ようやく2人が降りる階に着いた。
先に降りたユナに後ろから声をかけたジュンギ。
ジュンギは、バイトの記事を流したのが自分であることを告げ、謝った。
理由を聞くと、独立を止め、自社で働かせたかったからだとジュンギは答えた。
僕にできる精一杯の思いやりだったと。
ふーん、そうなんだ。
彼の意図がイマイチよく分からなかったんですよね。
ジュンギは、独立を考えてお金を用意していると言っていたユナを子どもだと思っていたこと、独立を阻止したいと思ったことを伝える。
そう思っていながらも、自分の考えを言わなかったのは、ユナに嫌われたくなかったから。
「覚えておけ。
相手の本心を探る判断基準は自分に合わせるかどうかだ。
魂胆がある人は好かれようとする」とジュンギ。
「今は魂胆がないからアドバイスを?」と皮肉るユナ。
「いや、応援してるんだ」とジュンギ。
「なぜ?」
「分かるだろ」
ジュンギが寂しそうにそうつぶやいた。
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チャンス母が約束通り、お昼にジイの会社にやってきた。
チャンスと別れることを告げ、もう会いに来ないでくださいと言うジイ。
「じゃないと、情が移っちゃいます。
お母様を好きになったら別れられません。
3回しか会ってないのにもう好きになりました。
お母様はとても魅力的ですよ」
ジイは笑顔でそう言うと、帰って行った。
ジイの思いがけない言葉に「変わった子だわ」とつぶやくチャンス母。
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父に空港の免税店への出店が決まったことを報告したユナ。
昨日すでに報告を受けていた父は「イェウォンに負けたな」と言う。
ユナは誰が手柄を立てたかではなく、成功させたことに意味があると答える。
さらに、上海の百貨店への出店を考えていること、ジュンギと別れたことも報告する。
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ジイが1人でランチを食べているジュンギのテーブルに相席する。
チャンス母に会ってきたこと、家を追い出されそうになったことを伝えるジイ。
別れて正解だと言うジュンギ。
楽しそうに話をしながら食事する2人を見つけるユナ。
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チャンス兄がチャンスにジュンギの話をする。
テジンに移る前に、空港の免税店への出店を指示したこと、彼のことはあの手この手で引き抜こうとしたが、結局カネでは釣れなかったことなど告げる。
さらに、済州島の土地にホテルを建てる予定だが、父はテジンと共同で進めたいとのこと。
テジンとは人脈の多いチャンスを薦めておいたと兄。
「任せて」とチャンスは笑った。
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食器を片づけるときにユナと鉢合わせしてしまったジュンギとジイ。
ジュンギが先に行き、ジイとユナは2人でコーヒーを飲む。
「私も距離を置かなきゃダメ?」とジイ。
ジイはジュンギのことを人として好きなのだと言った。
「私を騙したことは何とも思わないの?」とユナが不満をぶつけると、
ジイはユナだって素性を隠していたと指摘。
「あなたのことが好きだったからよ」と反論したユナに、
「それは彼も同じでしょ」とジイが答えた。
ユナは愛してないのに私とキスをしたのだと、どれだけ傷ついたかを訴えてみせたが、ジイは「最初のキスに愛が必要?本当にうぶね」とユナの訴えを笑い飛ばした。
ジイはチェ代理の気持ちがよく分かると言い、チャンスと別れたこともユナに報告した。
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チャンスがイェウォンを訪ね、済州島のホテルの件を依頼する。
今後はユミンに関することは俺に相談してくださいとチャンス。
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ユナの部屋に資料を届けに来たジイが、ユナの部屋で待つチャンスにバッタリ会ってしまう。
メールで終わりを告げたジイにマナー違反だと文句を言うチャンス。
ジイは「恋愛映画の撮影は終わりました。
撮影後は互いを労われないと」と言い、「お疲れさまでした」と静かに部屋を出ようとした。
そこへユナ登場。
なんとかジイを残そうとしたが、ジイは仕事を理由に出て行ってしまった。
空港の出店はジュンギに出し抜かれたと、行動が遅かったことを謝るチャンス。
自分が優秀だと思っていたけど勘違いだったと言うユナに、「自信を持て」と言ってくれた。
でも、心はここにあらずといった表情。
ジイのことで頭はいっぱいです。
ジイもチャンスのことを考えていた。
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チャンスと部屋を出てきたユナがジイを見つけ、3人で食事をしようと誘う。
「仕事中よ」と断るジイ。
ジイとチャンスは相手をまともに見ることもできずにいた。
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ユナとチャンスが今度はジュンギにバッタリ遭遇。
「辞めた会社の人脈を利用するのはほどほどにな」とチャンスが言い、ジュンギが「分かった」と答える。
エレベーターの中でジュンギはユナのことを考えていた。
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エレベーターを降りたジュンギがジイを見つけ声をかけるが、見るとジイは泣いていた。
チャンスに会ったのだとすぐに気づいたジュンギ。
ジイを飲みに誘う。
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チャンスとユナが食事に行き、ジュンギとジイが屋台で飲んでいる。
ユナがジイを食事に誘うが、ジイは断り、その後電話を無視し続けた。
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会長が帰宅したが、ユナ母は出迎えに行かない。
ユナ母の部屋に行き、「部下や子どもが見てるから、妻としての本分は守れ」と命じる。
すると、「お酒を我慢したから満足して」と答えた妻。
ソラのところへ外泊した会長に、「部下や子どもが見てるから」と今言われた言葉をそっくり返した。
不機嫌になった会長がまたソラの家に向かう。
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食事を終えた会長が突然胸を押さえて倒れる。
ユナ母が病院に駆けつける。
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カエルとサソリの話をしながら歩くジイとジュンギ。
よろけたジイをジュンギが支えたところで、ユナ&チャンスに遭遇。
ジイを心配して来たようだ。
よう鉢合わせする人たちですこと!(笑)
その光景はユナにとってもチャンスにとっても面白くないものだった。
「大丈夫そうね、行こう」とユナ。
その言葉を聞き、今度はジイが「チェ代理、行きましょう」と腕を引く。
すると、チャンスが「ちょっと来い」とジイの腕をつかんだ。
「嫌です」と拒むジイ。
なおも引っ張っていこうとしたチャンスの腕をジュンギがつかむ。
「嫌がってるだろ」
チャンスがジュンギをにらみつける。
第12話の感想
なんだかややこしい感じになってきました。
嫉妬&嫉妬。
ユナとジイの友情にも亀裂が入りそうな展開です。
うーん。
なんか気分悪い。
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第13話へ
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