第43話 ハナ!
ユンチャンの会社を訪れたウンソン。
ソル会長の犬、裏切り者。
どんなに優しくされても信じないとユンチャンに攻撃的なウンソン。
信じろとは言わない。
だが、おまえには俺が必要なはずだと言うユンチャン。
ウンソンの狙いはファンソ醤油を取り戻すこと。
ユンチャンの狙いはSSを奪うこと。
ユンチャンは言う。
金も権力もあるソル会長にたった1つ足りないもの、それはウンソンの実力だと。
会長が欲しがる会社を俺と作ろう。
俺たちが力を合わせれば相手がSSでも倒せる。
ユンチャンにソル会長へ復讐する理由を聞くウンソン。
理由は2つあると答えるユンチャン。
1つは、俺を騙して利用したこと。
もう1つは、ビジネスとは関係ない個人的なこと。
俺を利用しろ。
俺もおまえを利用する。
目的が同じだから手を組むんだ。
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ドヒョンはウンソンが女だと知ったが、今さらどうしようもないと悟る。
苦悩の表情を浮かべるドヒョン。
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チャン会長が朝早くソウルの自宅に戻ってくる。
厄介者が来たとばかりに嫌な顔をするチョンランたち。
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ユンチャンと手を組むことを決意したウンソン。
でも、信用するわけじゃないと契約書を差し出し、あくまでもビジネスパートナーなのだということを強調する。
ユンチャンからの握手も拒み、計画がすべて成功してからにと言うウンソン。
うなずくユンチャン。
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ラゴンに社名変更の件でソル会長と話をしたか確認するチャン会長。
新体制の立ち上げで忙しくてそれどころではないラゴン。
ファンソ醤油という名前を守ろうとする気などさらさらないラゴンにチャン会長は激怒し、おまえが信じられんし、頼りにならないと叱る。
チャン会長自らソル会長に申し入れると言う。
それを知ったソル会長はラゴンに何が何でも阻止するようにと指示する。
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ユンチャンと手を組むことにしたと母と姉に報告するウンソン。
裏切られた相手だからと心配する2人。
が、ウンソンはもう母と姉以外は誰も信じないと言う。
そして、実力で待令熟手になったのに、女だからと否定されたことが納得できない。
性別は関係ないと証明したい。
男じゃなく女としてやり遂げる。
そのためにはユンチャンとでも手を組むと強い意志を見せた。
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ウンソンはまず自分を取り戻すことから始める。
チャン・ハナという名前で女性として住民登録をし、
ちゃんとした女性になるために、トップモデルをたくさん育ててきた先生から指導を受ける。
ウィッグとスカート、ハイヒールでウォーキングの練習を積むハナ。
20年以上男性のふりをしてきた彼女が短時間で女性らしい立ち居振る舞いを身に着けるには、相当な努力が必要だった。
が、次に公の場に出るときには女性として、チャン・ハナとして出たいという思いから、必死で頑張る。
ついにやってきたチャン・ハナとしてお披露目の日。
母と姉は初めて女性らしく変身したハナを見る。
美しいなんてもんじゃない。
今まで男性として生きてきたことが信じられないほど女性らしく、光り輝いていた。
ハナが本来の姿に戻れたことをみんなが喜ぶ。
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ユンチャンはウン室長(今まで秘書と書いてきましたが、こういうポジションだったようです)に、新会社はハナの女性らしさを生かそうと話す。
ファンソは男にこだわるが、この会社は反対に女性らしさをアピールする。
男になりすまし追放された待令熟手が、女性らしさを武器に再起するなんておもしろいと答えるウン室長。
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ウンソンが失踪して以来、芸術的センスを失ってしまったドウン。
ネットで悩み相談をすると、思い通りになる男を探しましょうという回答が寄せられる。
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今後ファンソやSSに近づくことになれば、ドヒョンとも会うだろう。
未練は残っていないのかと心配するハミョン。
ドヒョンはラヒの結婚相手でSSグループの息子。
ただそれだけ。
私の目標は1つだけで、それ以外のことは考えないと答えるハナ。
一方のドヒョンは、ウンソンが女だったと知って以来、頭の中はウンソン一色になっていた。
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思い通りになる男について考えれば考えるほど、ラゴンのことばかり思い浮かべてしまうドウン。
えー!
韓国では兄嫁の弟との結婚なんて許されないと思うんですけどねぇ。
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チャン会長のことが煩わしくてたまらないラゴンとチョンラン母子。
ラゴンはおじいさまとは決別すると宣言する。
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ソル会長とは全く連絡が取れないので、直接会いに行ったチャン会長。
が、ソル会長に会う気は全くない。
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ラゴンはPB(プライベートブランド)でプレミアム商品を出し、SS醤油の名を広めるという企画を提案する。
ファンソのレシピで造る醤油は時間がかかるので、手っ取り早く他社に造らせて、初年度の実績を出そうということらしい。
キム秘書も社員たちもラゴンの安易な考えにあきれる。
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SS醤油がPBを募集していることを知り、応募しましょうと言うハナ。
締切は今週。
時間がないのに大丈夫なのかとユンチャンが心配するが、ハナには秘策があった。
1年前。
ウンソンが待令熟手として初めて造った醤油は、ウンソンが実は女だと知られたあと、不吉だという理由で廃棄処分されることになった。
が、ウンソンを応援してくれていた巨済支社の醤油廃棄担当キム部長は、あんなにおいしい醤油を捨てることなどできないと、すべて保管しておいてくれたのだ。
今もまだ保管されていることを願いつつ、保管してあるはずの揚州へ向かうハナたち。
醤油はあった。
恐る恐るカメの中の醤油を味見してみるハナ。
味は変わっていないどころか、むしろ深みが出ておいしくなっていた。
風雨や日光が醤油の熟成を速めてくれたらしい。
自然が私の醤油を最高の味にしてくれたと嬉しそうなハナ。
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ウンソンと表記したり、ハナと表記したりして混乱されるかもしれませんが、あくまでも過去のウンソンはウンソン、現在のウンソンはハナと区別して書いていきたいと思っています。
ウンソンしか知らない人にとってはウンソンだし、ハナだと分かっている人にとってはハナだし。
私なりに区別したいので、どうぞご理解くださいね。
さて。
ハナが女性として本来の姿に生まれ変わりました。
本当にキレイです。
おいしい醤油を造るのに女も男も関係ない!
ハナがそれを証明する日を心待ちにしています。
ファイティン!
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