2度目の二十歳|第13話 あらすじ&感想

nmhc12度目の二十歳

全16話

脚本:ソ・ヒョンギョン

演出:キム・ヒョンシク

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主な登場人物:ハ・ノラ(主婦・ウチョン大学1年生)・・・チェ・ジウ

チャ・ヒョンソク(演出家・ウチョン大学演劇学科教授)・・・イ・サンユン

キム・ウチョル(ノラの夫・ウチョン大学心理学科教授)・・・チェ・ウォニョン

キム・ミンス(ノラ夫妻の息子・ウチョン大学1年生)・・・キム・ミンジェ

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第13話

「最初は友達でも満足だった。
でも、今は違う。
ハ・ノラ。
ノラのことが好きだ」

手紙を読んでいたノラがふと顔を上げると、そこにヒョンソクがいた。
ヒョンソクはノラが初恋だったことを告白。
驚くノラ。

キラキラ輝いていて、明るくて、堂々としていて、可愛かった。
そして、俺が韓国最高の演出家になると断言してくれた。
おまえは俺の恩人なんだ。

そう言われても、ノラは言ったことをまるで覚えていなかった。
俺の人生を変えたくせにと言いながら、がっかりするヒョンソク。
なぜこれをくれたのかと聞くノラに、
ヒョンソクはおまえが俺にとって大事だという証拠だと答えた。
そして、自分がどんな人間だったか忘れないでくれと言った。

温かい気持ちになるノラ。
ヒョンソクはノラを思いながら「踏ん張るんだ」とつぶやいていた。

家に帰ると、ウチョルが離婚はしないと言い、破った証書を見せた。
理由は2つ。
1つは、自己愛性パーソナリティ障害だという誤解を解きたいから。

ノラがその障害について語った症状はまさにウチョルそのものでした。
ワロタ~ヾ(*>∀<)ノ゙キャハハッ

今のあなたは私を理解しようとしない。
離婚するしないも自分だけで決めてる。

それには答えず、2つ目の理由は今の君を見てるからだと続けた。
会話にならないことが問題だったが、今の君とは話すことができるとウチョルは言う。
大学に入ったのは離婚を避けるため。
今も未練があるだろう。
出会いを思い出せ。

ノラは海水浴場でのウチョルとの出会いを思い出す。
前日のダンスパフォーマンスで転び、ケガをした足にウチョルは薬を塗ってくれたのだ。
気弱な大学生が同級生の女の子に恋するという映画のワンシーンについて語るウチョル。
映画を真似て、ノラがウチョルにダンスを教える。

ノラは薬を塗ってくれたウチョルの優しさが嬉しくて、幼いころに死んだ父のように感じたのだと言う。
でも、守ってくれたのはあの時だけだった。

ドイツでは若い妻を恥だと思い、ノラの存在を隠していたウチョル。
ノラは言葉も分からない異国で、韓国人と交流を持つこともなく、ウチョルの助けがなければ何もできない生活を送っていた。
ノラが昔の自分を失った原因はウチョル。

ウチョルはミンスのことを考えろと、最後の砦のようにミンスを持ち出してきた。
ノラはミンスにもう一度考えを聞いてみるわと答えた。

両親の会話をミンスは聞いていました。

登校してきたノラ。
ユニョンがやってきて、ヒョンソクはノラのことが好きだという話になる。
ノラは心配してくれるのは、初恋だからだと答える。

ユニョンがヒョンソクに「ノラのことが好きなのね。だから、そばに置きたいんでしょ」と単刀直入に突っ込む。
図星だったのでたじろぐが、「それより今後ノラはどうする気なんだ」と逆に質問する。
その言葉を聞き、離婚のことも知っているのだと気づくユニョン。

イジンはノラに会うことをためらい、結局授業を臨時休講にする。
ウチョルの部屋へ行き、「どう暮らしたらあげると言われるわけ?」と疑問をぶつける。
「あなたへの未練って本当?」とウチョルのすべてに疑心暗鬼。
ウチョルも「あげる」という言葉をノラが言ったことが信じられない。
さらに、ウチョルは離婚はまだ決まっていないと言い出した。

ノラが離婚すると言っているのに、ウチョルがまだ決まっていないと言うとはどういうこと?
イジンは「私に別れようと言ってるの?」と詰めより、「あなたをここの教授にしたのに」とつぶやく。
ウチョルは自力で勝ち取ったと思っていたが、実はイジンが裏で手を回していたのだ。
馬鹿にされたと怒り出すウチョル。

イジンの授業が休講になり、スンナム、スンヒョンと共に外でビールを飲んでいたノラ。
そこへヒョンソクが来て、急ぎの用があるから来いとノラの手を引いていく。

途中でカセットテープを聞いてみたかという話になり、レコーダーがないから聞けないと答えたノラに、レコーダーを貸してくれるヒョンソク。
2人で片耳ずつイヤホンを使い、懐かしい音楽に思いを馳せる。
「いつから私のことを好きだったの」とノラが聞くと、ヒョンソクは「暇なときにでも記憶をたどれ」と答えた。

今晩話をしようと言っていたミンスが帰宅しない。
ミンスは自分に黙って旅行に出かけ、全く連絡の取れないヘミを心配し、家の前で待っていたのだ。
随分長いこと待っていると、ようやくヘミが帰ってきた。
どれだけ心配したかを訴え、大変な状況だけどずっと帰りを待っていたのだと声を荒らげる。
「それじゃ、何が大変か話してくれる?」とヘミ。

ミンスはヘミに打ち明けたようです。
帰宅したときのミンスの顔が晴れやかだったから(笑)

両親を前にしてミンスは「公正証書の通り離婚して」と切り出した。
僕も大人になった。
父さんと母さんのお荷物にはなりたくない。
ミンスなりに考えたことをしっかりと両親に伝えた。

ミンスの言葉を受けて、ウチョルも離婚の手続きを進める覚悟を決めた。

事務所での仕事が終わり、ヒョンソクがスーツを買うのにノラを付き合わせる。
似合いそうなスーツを選ぶノラ。
店の人が「彼女ですか」と聞くと、ヒョンソクは「妹です」と答える。
複雑な表情のノラ。

「プレ・パフォーマンスヘルパー募集」という立て看板を見つけるノラ。
育児経験者、舞踏科出身者を優遇すると書いてある。
プレ・パフォーマンスとは劇の前に子どもを集中させる仕事。
おまえにぴったりだとやたら勧めてくるヒョンソク。
口出ししてくるヒョンソクに文句を言うノラ。
「兄貴なんて失敗した。もう辞めるよ」とヒョンソク。

ヒョンソクは離婚後のノラのことが心配で仕方ないようです。

大学を移籍しようと思うので、力を貸してほしいとウチョルに言われたノラ。
正装をして事務所に来たノラを見て、ヒョンソクとサンエが驚く。
バイトのあとで人と会うのだと言う。
ウチョルが車で迎えに来て、ノラが出かけていった。
サンエは「仲直りしたんでしょうか?」とヒョンソクに聞くが、ヒョンソクは「ありえない」と答えた。

ノラが連れて行かれたのは、ドイツ留学時代の恩師との食事会だった。
まず、ウチョルの同僚?に「彼と同級だそうですが、若く見えます」と言われるノラ。
恩師には「なぜドイツに来なかったのか」と聞かれる。

ウチョルが若いノラを恥じて隠していたことが伺えます。

食事会での会話の中で、恩師がウチョルを褒める。
2000年にアメリカで学会があったとき、ケガをした恩師にウチョルが無理して付き添ってくれたおかげで発表ができたのだと。

2000年。
ノラは祖母が亡くなったという連絡をもらったときのことを思い出す。
まだ幼いミンスは熱を出して寝ていた。
帰国しようとしたノラにウチョルはチケットが取れなかったと言い、学会のため自分だけさっさとアメリカに旅立ってしまったのだ。
号泣しながらノラは、一緒に来てほしいと懇願した。
学会は次があるが、おばあちゃんには二度と会えない。
必死に頼んだが、ウチョルは学位の取得が懸かってると言い、ノラの願いを聞いてくれなかった。

そのことを思い出し、ノラは怒りと悲しみがこみ上げてくる。
何も言わずに席を立ったノラ。
慌てて追いかけてきたウチョルにノラはビンタを2発。
「あんたは教授の肩書きを取った。私の父であり母だったおばあちゃんより大事だったんでしょ」
泣きながらそれだけ言うと、ノラは帰って行った。

ウチョルもさすがに胸が痛んだようです。
ノラのために買ったネックレスも渡せないまま。

ノラはドンチョルの店に行くが、もう店は閉まっていた。
「おばあちゃん、ごめんね」と言いながら、声を上げて泣く。

前を歩くノラの後ろ姿に神妙な顔で「すまない」と声をかけるウチョル。

第13話の感想

ノラとウチョルの出会い、ドイツでの暮らし、おばあちゃんのお葬式に行けなかった理由……。
ようやくその核心部が描かれました。
いやー。
ウチョルって本当に本当にひどい男ですよね。
ノラだから会話にならないんじゃなくて、ウチョルだから会話にならないんだと思いました。
たまにいるよね。
自分の考えが100%正しいと思っていて、どんなにたくさんの人がいろんな角度からそれは間違っていると指摘しても、絶対に認めない人。
せめて自分と違う考え方もあるのだと、他人の言葉に耳を傾けてほしい。
ノラは分かってほしくて何度も何度も何度も何度も訴えたのだと思います。
日常のいろいろなことを。
でも、ウチョルはノラの思いや希望を汲むことなく、すべて自分中心に進めてきたのでしょう。
たった1人の肉親のお葬式にも行かせてやらない夫。
それも自分の欲のために。
ノラの身の上を想像するだけで泣けてきます。

でも、ここへ来て、ウチョルが少し変わってきたように感じます。
ひどいことをしたと心から感じているような表情に見えたけど、違うかな。
なんてったってウチョルだしなー(笑)

最後のシーンは恐らく離婚届を提出してきたところだと思います。
ノラの後ろ姿に謝るウチョル。

ノラとヒョンソクを阻むものは何もなくなったけど、進展はあるのかしら?
ドキドキです(〃∇〃)
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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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