町の弁護士チョ・ドゥルホ|第14話 あらすじ&感想

町の弁護士チョ・ドゥルホ

【主な登場人物】

チョ・ドゥルホ:弁護士、元検事/パク・シニャン

イ・ウンジョ:クムサン法律事務所の弁護士/カン・ソラ

シン・ジウク:検事、ヨンイルの息子/リュ・スヨン

チャン・ヘギョン:ドゥルホの元妻、クムサン法律事務所の弁護士/パク・ソルミ

シン・ヨンイル:ドゥルホの元上司、ジウクの父、ソウル中央地検検事長/キム・ガプス

チャン・シヌ:クムサン法律事務所代表/カン・シニル

チョン・グンモ:テファグループ会長/チョン・ウォンジュン

ファン・エラ:ドゥルホの事務所の事務長/ファン・ソクチョン

ペ・デス:DS金融社長/パク・ウォンサン

マイケル・チョン:チョン会長の息子/イ・ジェウ

キム・テジョン:クムサン法律事務所の弁護士、シヌの忠実な部下/チョ・ハンチョル
__________

第14話

男はウンジョを人質に取る。
ドゥルホが登場し「彼女を離せ」と怒鳴る。
「狙いはイ・ソジョンか帳簿のどちらだ?燃やすから離せ」と言い、帳簿を見せる。
中身を確認させろと言う男に、「イ・ミョンジュンを殺したな?」と確認するドゥルホ。
帳簿を破りながら、火の中に放り込む。
デスがドゥルホを止めようと暴れ、男にもナイフで切られそうになり、慌てたエラが誤ってデスのお尻にスタンガンを当ててしまいました。
ギャー!!!

そんなドタバタの中、ドゥルホがウンジョを奪い返し、男ともみ合いになる。
そこへ銃を持った刑事とジウクが登場。
男は無事逮捕された。
ジウクが「帳簿は?」と聞き、ドゥルホが火の中の帳簿を示す。
燃えていく帳簿を見つめるジウクとドゥルホ。

ジウクが真犯人を捕まえたことを父に報告するが、父は無視。
帳簿が燃えたことも伝える。
帳簿の行方に気をもんでいる父を安心させたくて報告したのだが、父はこちらもスルー。
そこへチョン会長から電話。
ヨンイルは帳簿が燃えたこと、ミョンジュンの事件は会長を巻き込まないように処理することを伝えた。

空港。
ソジョンが海外へと旅立ち、ドゥルホが見送る。
ドゥルホの手には1枚の紙が。
「保管証」と書いてある。

実はドゥルホはソジョンから帳簿を託されていたのだ。
燃やした帳簿はデスの集金簿でした!
だから、あんなに必死で止めようとしたのね(笑)

ミョンジュンの事件は個人的な恨みとして処理され、チョン会長や帳簿の話が全く出てこないことがエラから報告される。
「本物の帳簿はどこにあるんでしょう?」とウンジョが聞くと、ドゥルホは「さあ、どこにあるんだろう」ととぼける。

チョン会長、ヨンイル、シヌが集まる。
帳簿は燃えた。
ドゥルホが持っているということはまずありえない。
ひとまず帳簿のことはほっとしつつ、チョン会長はドゥルホへの怒りで発狂寸前だった。
「次に私を怒らせたら、そのときは本当にぶっ殺す」と声を荒らげる。

ドゥルホがキム議員という政治家を訪ねる。
チョン・グンモリストの話をする。
キム議員も噂は知っているが、リストだけでなく口座、金額、日付などをすべて併せて立証しなければ意味がないと言う。
それをやったら力を貸していただけますか?と聞くと、「本当に持っているのかね?」と興味深げな態度に。
キム議員を訪ねた理由はリストに名前がなかったから。
「相手にされなかったから寂しいのでは?」と言い、ドゥルホは部屋を出た。

帰り道で「パワーキング」というエナジードリンクの不買運動を呼びかける1人の女性に会う。
警察に怒られている彼女を助けたドゥルホ。
「頑張ってください」と励まし、名刺を渡す。

ウンジョが銀行で返済をしていると、突然客の1人が泡を吹いて倒れた。
パワーキングを飲んだようだ。
救急車で運ばれるまで、ウンジョが世話をする。

そんな話を事務所でしていると、さっきの不買運動の女性がドゥルホを訪ねてきた。
弁護士より消費者センターに相談した方がいいとドゥルホが促すが、女性はどうしてもドゥルホに助けてほしいと言う。
ウンジョが「ぜひお引き受けします」と返事をし、ドゥルホにパワーキングを販売しているヨンウォンフードはテファの系列会社であることを伝える。

女性の話を聞いてみることにした。
女手一つで育てた娘は優しくて勉強熱心ないい子だったこと、テスト勉強のために何日もパワーキングを飲んでいたこと、ある日泡を吹いて倒れ、そのまま亡くなったこと、カフェインの過剰摂取による嘔吐で肺がふさがったのが死因だったこと……などを語る。
不買運動を始めたが、ことごとく警察に阻止され、相談に行ったクムサンでも断られたと言う。
チョン会長やクムサンの手が回り、八方塞がりだったのであろうこの女性に胸を痛めたドゥルホは、引き受けることを決意した。
泣いてお礼を言う女性。

パワーキングについて調べているうちに、「青少年の健康とパワーキング」という論文の存在を知ったドゥルホ。
論文の著者はオ・ミョンチョルという教授だった。
ドゥルホはこの名前が帳簿にあることに気づく。

オ・ミョンチョル教授を訪ねる。
死因との関連性は立証されていないと責任逃れする教授に、5000万ウォンもらいましたねと急所を突くドゥルホ。
法廷で証言をするよう頼むが、教授は断る。
「罪悪感から自由になるか、取り調べを受けて刑務所に入るか決めてください」
ドゥルホの言葉に苦悩する教授。

エラ、デス、ウンジョがスポーツジムを回ったり、ネットをチェックしたりしながら、副作用についての証言をかき集める。

ドゥルホがヨンウォンフードの訴訟を起こしたことがシヌに報告される。
テジョンはチョン会長が知ったら、また激怒するはずだから、手を打つべきだと言い、ヘギョンは「私が担当します」と名乗りを上げた。
シヌはテジョンにやらせると言うが、ヘギョンが手伝うと食い下がる。
私情を挟まない自信があると言い、結局はシヌが折れた。

再び教授を訪ねたが、やはり証言できないと言う。
「あと何人死ねば気が済むんだ?」と怒鳴るドゥルホ。

裁判の日。
ドゥルホ+ウンジョがクムサンのテジョン+ヘギョンに会う。
ヘギョンが自ら志願したことを伝える。
ドゥルホが「テファだけでなくクムサンも巻き込まれるぞ」と忠告すると、ヘギョンは思い通りにさせないために担当になったのだと答えた。

担当医が証人席に着く。
女子高生ハン・ユラはカフェイン中毒だったこと、海外でもエナジードリンクの死亡事例があること、カフェインの1日の推奨摂取量は400mgであること、パワーキングは1本に300mgものカフェインが入っていることなどを証言する。

ヘギョンはそれを受け、パワーキングのカフェイン300mgはカフェモカ2杯分と同じであることを説明し、「カフェモカ2杯で死にますか?」と聞いた。
母親も知らない特異体質だったのでは?というのがヘギョンの見解だった。

ユラの友達、パワーブロガーなどが証人として出てきたけれど、ヘギョンたちの方が優勢な感じです。

そこへ教授が証人としてやってきてくれた。
ヨンウォンフードに依頼されて論文を発表したこと、一般的な成分が入っているだけなのに健康補助食品として発表したこと、カフェインは一般的なものの3倍以上入っているのに、副作用については言及しなかったことを証言した。
「懺悔として取ってもいいですか?」とドゥルホが聞くと、教授は女子高生が亡くなったことを知り、責任を感じていたと謝罪した。

予想外の強烈パンチを食らい、ヘギョンたちは真偽については次の裁判で明らかにすると申し出た。
裁判長が次の証人に誰を申請するかと聞くと、ドゥルホは親会社であるテファのチョン会長を指名した。
テジョンの言葉を遮り、ヘギョンが「同意します」と答えた。

チョン会長が告発されたことを父に報告するジウク。
ヨンイルはまたドゥルホが相手だと知り、怒りをあらわにする。
ジウクは「私に捜査させてください」と願い出た。

この事態を知ったチョン会長は激怒。
相手がドゥルホだと知り、今すぐ始末すると騒ぎ立てるが、シヌは国民が注目してるし、記者にすぐ感づかれるはずだから危険だと、何とか会長を説き伏せた。
とにかくどんな手を使ってでも勝つと約束する。

ネットでも副作用の声が多々聞かれるようになり、店でもパワーキングを買わない人が増えてきた。

そんな中、ヨンイルがドゥルホをバーに呼び出す。
ドゥルホは帳簿を持っていることを臭わせ、力を貸してくださいと言う。
総長を目指すなら、チョン会長を出頭させて、徹底的に調べるべき。
取引をしたいときはいつでも連絡くださいと伝えた。

チョン会長が助けを求めて裏金を渡した人たちに声をかけるが、こんなときにはみんな素知らぬふり。
電話に出てももらえない。

ようやく電話に出たペク議員を食事に誘うが、ドゥルホがペク議員に裏金の話で脅すと、彼も会長との食事をキャンセルした。

ジウクがチョン会長に出頭命令を出すと父に報告。
ジウクは父を守ると言い、1日でも早くチョン会長との縁を絶つべきだと説得する。

ドゥルホがチョン会長に会いに来た。
ドゥルホの顔を見て激怒する会長に、ドゥルホは小馬鹿にしたように余裕の表情。
「ボロ儲けする秘策を裁判で証言してください。根回しはやめろと忠告したくて来ました」と言うドゥルホに、会長は「この野郎」と飛びかかろうとするが付き人たちが必死で押さえる。

ドゥルホはそんな会長を尻目に「ペク議員をキャンセルさせたのは俺だ」と言いながら、後ろ手でパワーキングを会長に投げた。

第14話の感想

また新たな訴訟が始まりました。
ドゥルホVSチョン会長。
ヨンイルもチョン会長と決別する気がありそうな感じだったけど、どうなるんだろ。
彼の目的は検事総長になること。
そのためにチョン会長に付き、彼の言いなりになってきた(いや、言いなりではなく、利用してやってるらしいけどさ)わけですよ。
ということは、こんな崖っぷちのチョン会長より、帳簿を持ってるドゥルホと取引した方が得策?と考えるかも。
なーんて。
凡人の頭では彼らの緻密に練られた思惑をうかがい知ることはできかねますわ(笑)

考えてもしょうがないので、続きを見ることにします。
ではでは。

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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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