第49話
マックムはソルランに名前を呼ばれ、思わず道を引き返す。
が、チェファをご存じで?と声をかけられ、戻ってくる。
ソルランはチェファの無実の罪を晴らそうとしている役人だと嘘をつき、真実を話すように言う。
マックムは一緒に加林(カリム)に行ってほしいと頼む。
加林に向かう途中マックムとソルランはクチョンとすれ違うが、気づくことなく通り過ぎてしまう。
マックムに会えなかったチンム公は王宮へ向かい、武寧王に伴侶を早く見つけてくださいと頼む。
スベクヒャンとのことを油断させるための戦略ですね、恐らく。
その足でスベクヒャンの元を訪れ、マックムの居場所が分かったことを伝える。
加林に着き、当時の屋敷を訪れるマックムとソルラン。
クモの巣だらけのチェファの部屋に入り、チェファについて語るマックム。
チェファは百済一の美人で誰もが一目で心を奪われたこと。
チェファの侍女になると、人生が好転するとみんなが侍女になりたがったこと。
清らかなお嬢さまだったこと。
佐平だったユンと恋に落ち、毎日ユンがどれだけステキな人かを話してくれたこと。
結婚したら連れて行ってやると約束してくれたこと。
そんな幸せな時期にある秘密を持っていたこと。
それはとても大切で美しい秘密。
ところが、ある日父ペク・カが謀反を起こし、佐平はペク・カに自害を命じたこと。
焼き払われたカリム城。
火の海でマックムはチェファから逃げるように言われ、逃げてしまったこと。
そのときクチョンがチェファを背負って逃げるのを見たこと。
クチョン?
父の名が出てきたことで、マックムの話すチェファが自分の母と同一人物だと確定した。
マックムはお嬢さまの大切な秘密が木の下で眠っていると言って、穴を掘り、箱を取り出す。
箱の中から出てきたのは赤ちゃんの産着。
これがお嬢さまの秘密ですと言うマックム。
つまり、加林城が焼き払われたとき、チェファは身ごもっていたのだ。
震え出すソルラン。
その子が生きていれば21歳になったはず。この産着を渡したいと泣くマックムの話を聞くソルランも涙が止まらない。
証拠にしたいので産着を借りたいと申し出るソルランに、貸す代わりにチェファを探してほしいと頼むマックム。
亡くなったと言い出せず、探す約束をするソルラン。
同じころ、へ佐平からチェファのことを聞いた王妃。
武寧王がスベクヒャンを寵愛する理由に納得し、今後は自分も王女に優しくすると言う。
一方のスベクヒャンはチンム公とともにマックムの屋敷に行ったが、当然会えずじまい。
ナウンはならず者たちを訪ねていた。
そこでスベクヒャンがソルランの追跡を命じたことを知るんでしょうね。
産着をなでながら、改めて両親を思うソルラン。
「父さんは母さんの命の恩人なのね。火の海から母さんを救った。私も救ってくれたのね。私の父さんは1人だけ」とクチョンへの愛を噛みしめる。
我こそがスベクヒャンだ!と思ったというよりは、今まで知ることのなかった母のこと、自分の出生に関する真実を知ったということに留まっている気がします。
少し落ち着いたころ、現実がじわじわ見えてくるのでしょう。
ソルヒはどうするんだろう。
きっとまた小賢しい手口でソルランを丸め込むんだろうけれど。
くー。
気になる気になる。
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