第46話
ソルランはミョンノンには家柄のいい女性がお似合いだからと身を引く覚悟を決める。
気持ちを確かめ合ったと思っているミョンノンは、ソルランが自分を避けていることが理解できない。
呼び出し、あのときのことを覚えていないのかと確かめる。
が、ソルランは何もなかったかのようにとぼける。
武寧王が改めてミョンノンに自分の気持ちを確認したかと問う。
心を捧げる女人への気持ちが変わらないなら、約束通り身分の合わない女人だったとしても許すと言う。
太子は再びソルランを呼び出し、再び覚えていないのかと聞く。
忘れるはずなどないと答えるソルラン。
ソルランは自分と太子様は身分が違いすぎることを理由に距離を置いていたことを告白。
ミョンノンはこの気持ちが独り善がりなもので、ソルランは太子である自分を拒めずにいるだけなのか不安だったと告白。
「私が先にお慕いを」と言うソルラン。
驚くミョンノン。
ソルランは太子様が私を女人として見てくださるずっと前からお慕いしていたと告げる。
私を百済の財産だと言われたときもだと。
その気持ちを胸に秘めていたと知り、ソルランを抱きしめるミョンノン。
王様が許してくれるはずがないと言って泣くソルラン。
そんなソルランにミョンノンは言う。
私を信じるのだ。
私が本気だとわかれば王様は許してくれる。
だから、お願いだ。私を避けないでくれ。
おまえに遠ざけられると生きてゆけぬ。
私を救うと思ってくれ、と。
トリムは黒い指輪の持ち主を見つけるための秘策として、テウンに同じ指輪を10個作るように指示する。
相変わらずマックムを探しているソルラン。
スベクヒャンは自分に内緒でマックムという女性を探していることが気に入らない。
そして、ついにマックムがペク・カの使用人だったことを突き止める。
自分を信じるふりをして母のことを探っていたソルランに腹を立て、姉より先に自分がマックムを探してみせると誓う。
マックムはクチョンに会ったという人からクチョンには2年ほど会っていないと聞かされる。
クチョンの住んでいた村は盗賊に襲われ、村ごと焼かれた。
クチョンの家族がどうなったかの真相は不明だと。
それでもチェファがどこかで生きているはずだと信じるマックム。
クチョンはチンム公と接近したか確認され、任務を伝えられる。
チンム公が狩りで仕留めた獣であつらえたという襟巻きをスベクヒャンに持ってくる。
自ら首に巻いてくれるチンム公。
そんな姿を武寧王が見てしまい、2人の関係を懸念する。
チンム公を呼び出す。
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第47話
武寧王にどんな女人が好きか聞かれ、美しく声と肌がきれいな女人がいいと答えるチンム公。
心を寄せる相手はいないことも伝える。
武寧王は、ミョンノンにはどんな身分の女人であっても心から愛する人なら許すと言い、一方、チンム公には自分が決めた女人と結婚するように言っているんですよね。
愛する人と幸せになってほしいのも親心。
家柄や容姿などの優れた「一流の」女人と結婚させたいのも親心。
王様は実の息子、育ての息子、どちらも同じように愛しているんですよね。
チンム公がスベクヒャンに心を寄せているわけではないと知り、安心する武寧王。
チンム公がクチョンに話をしている。
スベクヒャンは偽の王女だと。
初めはユンに復讐するためその女を利用するはずだった。
だが今はその女が目障りでならぬ。
生きようと悪あがきする姿が目に余るのだ、と。
でも、そんな邪悪な女が哀れでもあると言うチンム公。
その女の心をつかんだら翻弄してやろうと思っていたが、今は放っておこうかとも思っていると。
耳の聞こえないクチョンにだからこんな秘密も話せるんですよね。
おまえが勝ったら、王宮を案内してやるから、私が勝ったら、傷のことを知りたいと言うチンム公。
ヨン達率はチンム公に王になるための手段としてスベクヒャンと結婚することを提案する。
そして、今晩書庫へ来てくださいと言う。
夜、チンム公が書庫へ行くと、そこにはスベクヒャンがいた。
ヨン達率の計らいらしい。
2人は仲むつまじく本を選びおしゃべりを楽しむ。
が、そこへたまたま本を取りにきた武寧王がその様子を見てしまう。
激怒する王様。
即、チンム公を呼びつけ、二度とスベクヒャンに会ってはならぬと怒鳴る。
王様がそこまでして2人を引き離そうとするのは、2人が血を分けた兄妹だから。
でも、真実を知らないチンム公はこんなにも怒るのは、自分をそれだけ憎んでいるからだと考える。
いつもは余計なことを言わないホン内官が「チンム公が哀れです。お気の毒でなりません」と泣きながら訴える。
王様のことは憎くても、王女が哀れで、王女を利用するのをやめようと思っていたのは本心。
それなのに、王様から疫病神のように扱われたことで、また邪心が動き始めたチンム公。
スベクヒャンを強引に抱き寄せ唇を奪う。
キムンを巡っての会議が行われている。
ヨン達率らは、スニムンに刺客を送ろうと提案。
へ佐平は、スニムンも以前は民を守る徳の高い王だったので、百済にキムンを献上することが民を守る良策だと悟らせるのがいいのではと提案。
スニムンを説得するためにトリムのような者をキムンに送ることを王様に進言する。
トリムのような者とは?
それはソルランのことだった。
偽スベクヒャン事件の際もソルランが百済の危機を救ったし、スニムンの刺客にもいち早く気づいたのがソルランだったことを挙げ、ソルランが適任であることを訴える。
しかし、王様はできぬと言う。
王妃が目をかけているだけでなく、ミョンノンが心を寄せる女人がソルランだと王様は気づいていたのだ。
指輪を女官たちに配り、誰かに指輪のことを聞かれたら自分からもらったと言うよう伝えるトリム。
自分の元へ指輪のことを訪ねてくる者、それこそがサドに指輪を渡した人間だと考えていた。
スベクヒャンもある女官の指輪に気づき、それをどうやって手に入れたのか質問する。
気になって仕方がないスベクヒャンは懿花園を訪れる。
トリムの指にもあの黒い指輪。
一瞬目に留めるが何も言わず花だけ選んで帰っていく。
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第48話
指輪のことを訪ねたのは王妃とスベクヒャンだとテウンに話すトリム。
そして、自分の元に訪ねてきたのはスベクヒャンだと。
でも、サドに指輪をやったのがスベクヒャンかどうかはまだ分からない。
2人の関係とサドの手に渡った経緯を調べなければと言うトリム。
ミョンノンとソルランは日に日に距離を縮めている。
2人が仲良くしている姿は本当に微笑ましくて見ているだけで嬉しくなります。
商人たちとの会話から、武寧王が1年前にやってきた王女を寵愛していることを知るマックム。
「お嬢さまを忘れ、ほかの女との娘をもうけたのね」と苦々しい表情。
また、クチョンには家族がいたことも知る。
クドゥルモクへ行くのは今年はやめにすると言うマックム。
使用人のチェオクに代わりを頼み、品物は惜しむことなく持っていけと言う。
どうやらペク・カの使用人だった者たちに施しをしているようです。
逃げるときヘ・ネスクからもらった銀子を元手に裕福な暮らしをしていますが、それをちゃんと分けているところが彼女なりの贖罪なのでしょう。
それにしてもマックムはいとうあさこさんに似てるよね(笑)
マックムを知る者を見つけたと言うミョンノン。
トリムが同じ指輪を持っていることが気になるスベクヒャン。
トリムをへ佐平の手下かもと言い出し、慌てるナウン。
その通りですけどね。そして、あなたの侍女ナウンもね(笑)
ナウンは、あれは安物だと言ってスベクヒャンを安心させる。
懿花園からの品物は不吉に感じるからすべて捨てよと言うスベクヒャン。
間違ってチンム公からもらった蘭まで捨てようとしたナウンに、それは捨てるなと言う。
その言葉を聞きにやりとするチンム公。
スベクヒャンは何かが起こっていると不安でいっぱい。
姉はマックムを探し、誰かが自分のことを探っている。
何とかしなくてはと焦り、チンム公にマックムを探してくれるよう頼む。
マックムを知る者に会い、マックムのことを聞くソルラン。
彼は今でも彼女に会っていると言い、例の施しの話をする。
住んでいる場所は知らないが、年に1度の施しの日が明日だと言う。
チンム公の手下がチェオクにマックムのことを聞く。
話さなければ、元主人に話すと脅される。
テウンがへ佐平に指輪を見せ、作戦のことを説明する。
関心を示したのは王妃と王女だということも話すが、王妃の潔白を示したいへ佐平は、すぐにナウンを呼ぶよう指示する。
ナウンに指輪のことを聞くトリム。
王女さまの指輪にそっくりですと答えるナウン。
この指輪の持ち主が死んだサドだと知り、サドが王女様に心を寄せていたことを話す。
王女様はサドのことをただの僕だと考えていたはず。
また、最近金さえ払えば何でもするうような輩を雇い、よく外出していたことも告げ、また外出することがあったら、探ってみると言う。
ナウンが去ったあと3人は、彼女が嘘をついているようには思えないと話す。
ただ、へ佐平は、嘘を隠す最良の方法は真実の中に嘘を入れることだと言い、ナウンに見張りをつけるよう指示する。
ナウンのためにも嘘をついていないことを証明しなればと話すトリムとテウン。
テウンが12歳でピムンに来たナウンの思い出を語る。
そして、もしおまえの命が危なくなったら逃げるのだと言う。
驚き、死で忠誠を示すのでは?と問うナウンに、
それが何になる。食えもせんと答えるテウン。
おまえだけは命を軽んじてはならんと言うテウンに、
教官……と言って涙を流すナウン。
テウンは、すぐ泣くか弱い娘がよく訓練に耐えたなと笑う。
王様がミョンノンに心を捧げる女人はいるのかと再び問う。
見つけましたと答えるミョンノン。
しばらくして再び尋ねたときにも気持ちが変わっていなければ、そちの選んだ女人を伴侶にしてやるつもりだと言う武寧王。
明日マックムに会うとなったら、急に不安になるソルラン。
1人でいたくないとトルデの家に押しかけ大はしゃぎ。
夜、寝ているトルデ妻に独り言のように語るソルラン。
ソルヒが正しいなら悲しいし、嘘だったら怒りを抱くかも。
何のために確かめようとしてるのかな。
やっぱり会わない方がいい。
そう決意したものの、朝になり、やはり出かけることにしたソルラン。
クドゥルモクへ行く前にマックムに挨拶するチェオク。
元主人に知らされることを恐れ、マックムが自分の主人だとチンム公の手下に教える。
気が変わり、クドゥルモクへ行くことを決めたマックム。
訪ねてきたチンム公と入れ違いになる。
ソルランが待つ場所へとやってきたマックム。
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さあ、いよいよソルランが真実を知る時が近づいてきました。
ドキドキするぅ。
でも、そうなってくると、再び問題が発生するわけですよね。
そう、2人が兄妹であるという大問題が。
いや、正確には違うんですよ。
武寧王の実の息子はミョンノンではなく、チンム公ですから。
ただ、兄妹の件が解決したとしても、ミョンノンの実の父東城王を殺したのがソルランの祖父ペク・カであるという事実もかなりの障壁ですよね。
ううう。
どうなってしまうのでしょうか。
早く続きが見たいです。
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