元カレは天才詐欺師~38師機動隊~|第14話 あらすじ&感想

元カレは天才詐欺師~38師機動隊~

【主な登場人物】

ヤン・ジョンド:天才詐欺師/ソ・イングク

ペク・ソンイル:市庁税金徴収3課課長/マ・ドンソク

チョン・ソンヒ:ソンイルの部下/スヨン(少女時代)

ノ・バンシル:38師機動隊、財布/ソン・オクスク

チャン・ハクチュ:38師機動隊、飛ばし/ホ・ジェホ

チョン・ジャワン:38師機動隊、キーボード/コ・ギュピル

チョ・ミジュ:38師機動隊、花/イ・ソンビン

チョン・ガプス:市長/アン・ネサン

サ・ジェソン:刑事/チョン・インギ

__________

第14話

近所の人と囲碁をしていたチェ会長にサ刑事が声をかける。
会長は、この男がパン・ピルギュと交流のある収賄で捕まった刑事だと分かったようだ。
サ刑事は話があるが、タダで聞かせるわけにはいかないと50億ウォンを要求。
が、会長は税金も払えない人間だと断る。
「この情報さえあれば、チョン市長を牛耳れますよ」とサ刑事はさらに煽った。
それでもなお「私ごときがどうやって市長を牛耳るのか」と言い、市長を尊敬しているとまで言う会長。
サ刑事は「まだお困りではないようだ」と言い、ジョンドが出所したことを伝え、帰って行った。
会長の表情がわずかに曇る。

バンシルが精肉店の倉庫にワン会長を連れてきた。
会長は出迎えに来なかったジョンドの耳をつまみ、笑いながら小言を言い続けた。
そこへソンイルが登場。

チェ会長に呼ばれ、チョン市長が食事の席にやってくる。
部屋に入ると、会長はすでに別の男と食事中だった。
それが市長候補のウ・スミョンだと分かり、市長の顔色が変わる。
ウ候補が席を外すと、「どういうことです?」と市長は不愉快そうに会長に聞いた。
会長は「例の詐欺師が出所したことをご存じですか?」と言い、ペク・ソンイルを見張るように指示してきた。
そして、現段階で市長とウ候補は僅差だから、前回の選挙より多くのカネを出すと言った。
市民を食い物にするような発言の会長と、それを甘受している市長とのやりとりをウ候補は部屋の外で聞いていた。

会長が帰り、市長とウ候補が会話を交わす。
資金が足りず、家を担保に入れたと言うウ候補に、市長は会長にカネを工面してもらいに来たのかと聞く。
すると、ウ候補は1000億もの税金を滞納する人の顔を見に来たのだと答えた。
そして、当選したら、まずあの人の滞納税を徴収すると宣言。
特権をなくしたい。
だから、市長も徴収局を作ったのでは?
そう熱き信念を語るウ候補に、青二才が何を言うというような顔で笑う市長。

「ワン会長を動かすならただ頼むだけじゃなく、説得してください」とキム専務がソンイルに言う。
ジョンドとノ先生も見栄を張らないでとか、ウソもダメ、回りくどいのもダメなどと山のようにアドバイス。
それらを踏まえ、ソンイルがワン会長に向き合った。
目的はチョン市長の落選。
理由は落選すれば、チェ会長の滞納税を徴収できるから。
今の世の中は豊かな人には義務より権利を強調し、貧しい人には権利より義務を強調する。
権利と義務はみんなに平等にするべき。
そう主張したソンイルの言葉がワン会長の胸に響いたようだ。

会長は早速ソンイルの指示通りに動き始めた。
まず、公共福祉に50億ウォンもの寄付をする。
そして、収監中に、私の財産は私だけのものではなく、自治体があったからこそサンジングループは成長できたのだと考えたと記者会見でコメント。
すると、ソンイルの予想通り、市長の方から会いたいと連絡を取ってきた。
雑談で親しくなり、会長は来る市長選ではあなたに投票するつもりだと言う。
「カネはお持ちですか?」と聞き、「カネは出しても、あれこれ要求する気はありません。あなたの弱みを握って、市政を妨害するようなこともありません」とチェ会長との違いを強調してみせた。

一方、チェ会長のもとにはジョンドが訪問。
そして、滞納税1000億を必ずもらうと宣言した。
ジョンドの生意気な態度に笑いながらも、相当気分を害した様子の会長。

ソンイルはワン会長に、チェは我々を狙う、我々はチェのカネを狙うふりをして別の手を使うと説明した。

おじいさんが釈放され、食堂に戻ってきた。
食堂にはジョンドやソンイルたちみんなが集まり、おじいさんの孫娘のダミと遊んでいた。
クッチン建設を潰して、再開発計画を白紙に戻し、食堂を救う。
詐欺師たちはそう心に誓っていた。

チェ会長がアン理事と食事をしている。
クッチン建設のチャ・ミョンスとチョ・サンジンは正座したまま、うなだれ、食事もさせてもらえない。
店をめちゃめちゃにし、ひどい嫌がらせをしても立ち退かないマソク洞の住民たち。
さっさと強制撤去ができないミョンスたちに会長は激怒していた。
言い訳ばかりの2人に対し、今や会長の左腕はアン理事が担っていた。
1000億を奪うと宣言しに来たジョンドのことも「お任せください」と言うアン理事。

ソンイルが考えた案で行くことになり、ジョンドはすでに助っ人を頼んだと言う。
助っ人?
ソンイルは本当に信頼できる人間なのかと心配するが、ジョンドはパンとチェを死ぬほど憎んでる人だと涼しい顔。
現れた助っ人、それはマ・ジンソクだった。
ジンソクはソンイルに握手を求めるが、「こいつはダメに決まってる」とソンイルは即却下。
それでもジョンドは大丈夫だ、信じてよと繰り返した。

最初の一手をマ社長にお願いしようということになる。
実は、先日チョ・サンジンを訪ねていったのがジンソクだった。
ジンソクがやるべき仕事は強烈なカネのニオイを振りまくこと。
なぜなら、予想外に羽振りのいい人を見ると気になるはずだから。
チョを巻き込む目的は融資詐欺。
クッチン建設はチェ会長のものだが、代表はチャ・ミョンスで、財務管理はチョ・サンジンが担当していた。
この2人を組ませて、売上額を水増しし、銀行から違法に融資を受けさせる。
それをマスコミに流せば、クッチン建設は潰れる。
そんなシナリオだった。

というわけで、早速ジンソクはサンジンの行く先々に出没し始める。
いいゴルフ道具、いい腕時計、いい車。
パン・ピルギュという後ろ盾をなくしたジンソクが、なぜこんなにもリッチな生活をしているのかがサンジンは興味津々。
思った通り、ジンソクを食事に誘ってきた。
どう再起して稼いだのか情報を共有しようと言うサンジンに、ジンソクは散々焦らしたあとで渋々(のフリでpp)融資詐欺の話を教えた。
クッチン建設は先生とお友達のチャ代表が管理していて、会長は何もしていない。
確かにその通りだとサンジンが思ったそのタイミングで再開発の話を出し、今が絶好のチャンスだと言う。
兆単位のカネが手に入る、と。

一方のチャ・ミョンスにはミジュが女を武器に近づく。
バーで飲んでいるところを誘い、外に連れ出したところでハクチュが登場。
殴って拉致し、ヒモで縛って監禁した。
ジャワンが同じように縛られて監禁されている男の役でその場にいて、ハクチュやソンイルたちが本気でジャワンをぼこぼこに殴る。
その様子を見て震え上がるミョンス。
強面の男たちはチェ会長の指示でやっていると告げ、5000万の横領がバレたからもう生きて帰れないと脅した。
そこへチェ会長から今回だけは許すという電話が入る。
「今度横領が発覚したらそのときは消す」と脅し、ミョンスを解放した。
実際のミョンスの横領額は1億。
それをあえて5000万だと言うことで、残りの5000万がバレたらどうしようと不安にさせることが目的だった。

ソンイルが言う。
現実に不満を抱かせたり、不安にさせたりすると、ワニの口に入るんだ。
面白いだろ、これが詐欺だ。
詐欺師たちが苦笑する。

アン理事がチェ会長にジョンドたちの狙いが融資詐欺だと報告する。
2年前の協力者が情報提供してきたのだと言う。
2年前の協力者?
詐欺師たちの中に裏切り者がいるってこと???

会長が「ヤツらのアジトはどこだ?」と尋ねた。

ソンヒをジョンドが待っていた。
ジョンドは市長を巻き込むことでソンヒのことを心配していた。
「もしチョン市長がチェ会長と縁を切って、ワン会長とも組まなかったらどうするつもり?」とソンヒが聞く。
「まだ考えていない」とジョンド。
ソンヒは、そうなることを心から願っていた。

倉庫で1人作業をしていたソンイル。
席を立ち、顔を洗っていると、ジンソクからサンジンがやると言ってきたと電話が入る。
売上額の水増しを指示するように言い、デスクに戻ると、そこに思いがけない人が座っていた。
なんとチェ会長だった。
「あなたがペク・ソンイル課長ですか?会うのは初めてですね」と笑う会長。

ソンヒと話をしているジョンドにソンイルから戻るようにと電話が入る。

急いで倉庫へと戻るジョンド。

第14話の感想

いやー、チェ会長が倉庫に来るなんて死ぬほどビックリです。
私がこんなに驚いたんだから、ソンイルはもっともっと驚いただろうな。
てか、なんでここが分かったの?
2年前の協力者って誰のこと?
2年前のジョンド逮捕劇の裏には仲間たちの誰かが関わっていたってこと?
???
ラストまであと2回。
チェ会長に融資詐欺だとバレちゃったから、またふりだしに戻るのかな?
それとも?
ということで、急いで次に行ってきます!
ではでは。
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hacchi

『冬ソナ』以来、韓国ドラマにのめり込んで早15年以上。その間に見てきた膨大な数のドラマの情報を踏まえつつ、私独自の視点に基づいた自由な切り口で、ドラマを紹介していきます。

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