第55話
武寧王の傍らにいる王女がわが娘ソルヒであることが信じられないクチョン。
ソルヒが王女としてそこにいること。
死んだと思っていた娘が生きていたこと。
何もかもに混乱するクチョン。
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ナウンのことで自分を守ってくれたチンム公にお礼がしたいと言うスベクヒャン。
チンム公は「王女の心をいただきたい」と言い、抱きしめる。
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ソルランは、スニムンが妹ヤンアの死後、暴挙がひどくなったことを知る。
ある夜、寝付けない王と言葉遊びをするソルラン。
美しいものをかわりばんこに言い合う遊び。
そのやりとりの中でスニムンが妹の舞の美しさを思い出している様子に気づく。
そこで、ソルランはスニムンに洗濯物干し場を通るよう仕組んでもらい、そのときを狙って華麗な舞を舞う。
思惑通り、美しく舞うソルランにヤンアの姿を重ね合わせたのか、スニムンはしばし微笑みながら舞に見とれ、ソルランの元へ行き、冷たい手を握る。
そこへ思いがけない人が登場。
そう、連絡もなく突如予定を早めてキムン入りしたミョンノンだった。
へ佐平はソルランが早くもスニムンの心をつかんだようだと満足げだったが、ミョンノンの心は荒れていた。
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突然やってきたミョンノンにスニムンは「またさらうかも」と挑発。
ミョンノンは「冬景色を見に来ただけだ」と言う。
そして、ソルランを土産に欲しいと言い出す。
しかし、ソルランが「私は王様のお世話をする女官です。いくら百済の太子様でも従えません」と拒否。
スニムンはその言葉にまたソルランへの信頼が増した様子。
そのかわり案内をすると申し出て、それをスニムンも許可する。
2人きりになったミョンノンとソルラン。
ミョンノンは王様や民にどう思われてもいいからソルランを連れて帰ると言うが、ソルランは手柄を立てるまでは帰らない、太子様のために手伝いたいと残ることを主張する。
スニムンは自分のことを亡き妹のように思っているだけで女人としては見ていない。
だから、信じてほしいと言うソルラン。
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トルデの妻はトルデが出ていったきり、何の連絡もないため意気消沈の日々。
ある夜、ふらふらと夜の町を歩いていて、偶然お腹をすかせた愛らしい男の子に出会う。
クチョンと一緒に暮らしていたあの子だ。
やはり大事にしてもらっていない様子。
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チンム公から王女はキムンから歩いてきたのだと聞かされるクチョン。
かんざし1つで来たと聞き、やはりソルヒだと確信する。
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夜も寝付けないほど怯えきっているスベクヒャン。
部屋の前に立つ女官さえも信じられず外に追い出す。
その隙に王女の部屋へ入り込んだクチョンは、眠るわが子を見つめて愛しそうに涙を流す。
ふと目を覚まし、父の姿を見て驚くソルヒ。
「夢よ」と言うソルヒの言葉に首を振る父。
「父さん、生きていたのね」と互いの無事を確認し、涙を流して抱き合い、喜び合う2人。
クチョンは身振りで、母と姉の消息を尋ねる。
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百済からの親書をたたきつけ、今すぐ燃やせと激怒するスニムン。
でも、ミョンノンには王様の優しさに感謝していると偽りの心を話す。
スニムンの本心をミョンノンに伝えるソルラン。
そして、必ずやスニムンの心を変えてみせると訴える。
王様からスニムンに時間をやるか、戦を仕掛けるかの判断を委ねられているミョンノンだったが、ソルランの思いを信じ、時間をやるという選択をする。
いったん百済に引き上げることにしたミョンノンは、長く待たせないでくれと言い残して去って行く。
人知れずそっと遠くから見送るソルラン。
忘れることなどできない愛しい人が自分と血を分けた兄であるという事実と必死に戦っている。
実ることのない気持ちを完全に封印し、王様と太子様の悲願を叶えてみせると誓うソルランだった。
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ソルヒとクチョンがとうとうご対面を果たしました。
母と姉の消息を尋ねられてソルヒが何と答えたのかが非常に気になります。
死んだとでも答えたかも。
ソルランの切ない思いを知らないミョンノンは、自分だけが思いを募らせているのだと寂しく感じているようです。
本当は同じだけ、いや、それ以上にソルランはあなたを愛しているのだと伝えたい!
てか、あなたたちは兄妹ではないと早く知らせたい!!!
スベクヒャンたちが兄妹だと知られる方が先かな。
王様が2人を引き裂くために暴露せざるを得ないのではないかと。
ま、厳密に言えば、スベクヒャンとチンム公も血のつながりはないし、ソルランとミョンノンにも血のつながりはないんですけどね。
あー、じれったい(笑)
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