第59話
クチョンとソルラン、男の子は3人でクチョンの家に戻ってくる。
母を殺した男のそばにいるソルヒを連れ戻したいと願うクチョンだったが、ソルランは母を殺したのは王様じゃないと訴える。
そんなある日、武寧王が狩りに出かけるという噂を聞きつけたクチョンは、森で王様と対峙。
護衛を連れず1人で森にいた王様はクチョンと1対1の戦いとなる。
激しい戦いの末、刀を落とした王様にとどめを刺すかと思われたが、クチョンは王様にひざまずき、手紙を差し出す。
頭を下げ、泣いているその男から手紙を受け取り、中身を出そうとした瞬間、ミョンノンと護衛が登場し、クチョンは逃げる。
保護された王様は手紙を雪の上に落としてしまい、護衛の者がそれをうっかり踏みつけてしまう。
雪で手紙の文字がにじむ。
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王宮で手当を受ける王様を心配する王妃とスベクヒャン。
スベクヒャンは、以前取り逃がした刺客ではないかという話を聞きつけ、ウルミルの言葉を思い出す。
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ホン内官が慎重に乾かした手紙を王様に渡す。
そして、手紙を読んだ王様は驚愕する。
そこには王女がチェファの娘ではあるけれど、王様の娘ではないということ。
命だけは助け、王宮から追放することを請うということが書かれていた。
本当の娘は……。
今ここにいると、クチョンの家の場所を知らせる言葉が続いていたのだが、にじんでしまって全く読めない。
そこへお茶を届けに来たスベクヒャン。
王様はスベクヒャンの顔を怖い顔で凝視し続ける。
不安になるスベクヒャン。
ヨン達率の言葉を思い出し、自分が安心して生きていくにはチンム公を王の座につかせ、王妃となるしかないのだと改めて確信する。
チンム公に「必ず王位を継いでください。そして、私を守ってください」と言い、高句麗の刺客の話をする。
心当たりがあるので、その刺客を捕らえて王様に差し出せば、認めてもらえるはずだと言う。
もちろんその刺客がクチョンであることをスベクヒャンは知りません。
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ウルミルの手下から使いを無事遂行すれば、自由にしてやると言われるクチョン。
ソルランが堂々と王女になるためにも、高句麗と手を切っておくべきだと考えた父は約束の場所に出かけていく。
それがソルヒとチンム公が仕掛けた罠だとも知らずに。
やってきたチンム公が放った手下たち。
彼らと戦ううちにクチョンは、あの日自分の家族を襲った奴らだと気づく。
切られ、血だらけになり、ボロボロの体になりながらも、逃げた手下の1人を追い続けたクチョン。
そして、この手下を放った人間がチンム公であることを知る。
つまり、愛するチェファを殺した男は武寧王ではなく、チンム公であったことを理解したのだった。
利用したとは言え、友として大切に思っていたチンム公が最も憎むべき敵だったとは。
激しい怒りがこみ上げるものの、すでに力尽きてしまったクチョン。
そこへ父を探しにきたソルランが父を見つける。
瀕死の状態の父を見て泣き叫ぶソルラン。
父ははめていた腕輪をソルランにはめ、力の限りを使い「敵、母、チン……」と文字を書く。
母を殺した敵はチンム公であり、この腕輪の持ち主である。
そう伝えたかった父の思いをソルランはどこまで理解したのか?
「もう絶対に離れない」と泣きじゃくるソルランを残し、父は息を引き取る。
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父が亡くなる直前のシーンには号泣でした。
実際には血だらけのクチョンなんですが、そのシーンは夢の中なのか、まるで天国にでもいるように幸せそうな2人。
そこではクチョンも口がきけるんです。
これがまた泣けるんだ(TωT)
「ソルランをこの世で一番愛している」と言う父。
父は高貴なソルランが口のきけない自分を父と慕ってくれたことが不思議でありがたくて、申し訳なかったと話します。
そして、また置いていくことを何度も謝るんですね。
もう号泣ですよ、号泣。
父はまたソルヒの夢枕にも立ち、「忘れないで。おまえは大切な娘だ。父さんと母さんの宝物だ」と言うんです。
目が覚めて、父のぬくもりを感じるソルヒ。
あんたのせいでお父さんは死んだんだからねっ!
自分の欲が父を死なせることにつながったのだといつか知る日が来るのだろうけれど、後悔先に立たずとはまさにこのこと。
ソルランの逆襲も始まりそうです。
ラストが近づいてきました。
わくわく。
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