第61話
クチョンは元々、高句麗の刺客だったと言うへ佐平。
役に立つので自分の元へ置き、ペク・カを探るために送り込んだと。
耳が聞こえず、口もきけないが、嘘は言わぬ男なので、手紙は信じられると言う言葉を聞き、武寧王は「王女は余を2年間も騙していたのか」と激怒する。
王様はクチョンを探すよう命じる。
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へ佐平はスベクヒャンに、自分がよく知る者に似ていると言う。
その者も叶わぬ夢を見ていたと。
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スベクヒャンは王様のこと、へ佐平のこと、ソルランのことでがんじがらめになっていた。
昼間から酒を飲まずにはいられないほど、不安でたまらぬ様子。
訪ねてきたチンム公に、ソルランをどんな手を使ってでも追い出さなくてはいけないと言うスベクヒャン。
女官が急に闡庇司に就くなどおかしい。
へ佐平と王妃がソルランを使って自分を狙っているに違いないと。
ソルランのことを気に入り、かわいがってきたチンム公なので、スベクヒャンがそこまで彼女を恐れるには理由があるはずだと考える。
2人の間に自分が知らない秘密があるなら話してほしいと言うチンム公。
もちろんスベクヒャンは言わない。
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ソルラン家族が襲われたとき、チンム公がキムンに来ていたことを突き止めたソルラン。
が、証拠がない。
家の近くでソルランに出会い、お茶に誘うチンム公。
チンム公はソルランの笑顔を見ながら、こんなに純真な子が何かを企んでいるなど信じられないと思う。
チンム公が酒に酔い寝てしまったあと、部屋を探るソルラン。
そして、蓮の灯籠に獏がついているのを見つける。
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チンム公の側近ウチを呼び出し、自分のように上の者を上手に使って世渡りすれば、もっと高い地位に就けるとそそのかすソルラン。
そして、チンム公のことを探る。
でも、ソルランの本当の目的はここでウチからチンム公のことを聞き出すことではなかった。
長くチンム公に仕えたウチなら、ソルランがチンム公について探っていることを報告するであろう。
探られていることを知ったチンム公は、証拠を隠そうとするはずだと考えたのだ。
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ソルランがチンム公について調べていることを知ったミョンノンは彼女を呼び出す。
そして、なぜチンム公を疑っているのか聞き出す。
ミョンノンが疑っているのも実はチンム公だった。
が、王様が数珠を贈るほど大事にしていること、兄弟のように育ったことを思うと、証拠もなく捕らえることなどできないと言う。
ソルランはウチに仕掛けた罠のことを話す。
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ソルランの思惑通り、ウチはチンム公にソルランが探りを入れてきたことを報告する。
王女の母を殺した件についても何か知っているようだと言うウチ。
心を許してかわいがってきたソルランの裏切りに憤慨するチンム公。
ヨン達率は、証拠を隠すために、襲撃した者たちをいったん故郷へ返すことにする。
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その手下たちをすべて捕らえたミョンノン。
ソルランは投獄された者たちを見て、あのとき家族を襲った者たちだと確信する。
そして、父を殺したのもこの者たちなのだとこみ上げてくる怒りに震えていた。
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チンム公とヨン達率は、太子を攻撃するために思案中。
自分たちで罪を犯し、代償を別の者に払わせようと企む2人。
「誰に?」と聞くチンム公に、したり顔で「1人いる」と答えるヨン達率。
へ佐平のことでしょうかね。
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今まで見たことのないダークなチンム公の顔を見て、かなり複雑な様子のソルラン。
情にほだされていては、王様に危険が及ぶかもしれないと、ミョンノンにも強く訴えていました。
それは自分自身にも言い聞かせていた言葉なのかもしれませんね。
そうそう。
外でソルランの(あるいはソルラン父の)帰りを待つ男の子。
手をこすりながらも待ち遠しそうにしている男の子を微笑ましく見ているトルデ妻は、「うちの子になるかい?」と聞いてました。
おじさんもいいけど、やっぱり母のぬくもりに惹かれていくんだろうな(笑)
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