花たちの戦い～宮廷残酷史～｜11話　あらすじ＆感想

登場人物

ヤムジョン：キム・ヒョンジュ

仁祖（インジョ）：イ・ドクファ

嬪宮カン氏：ソン・ソンミ

ソヒョン世子：チョン・ソンウン

チャンニョル王妃：コ・ウォンヒ

キム・ジャジョム：チョン・ソンモ

ナム・ヒョク：チョン・テス

 

第11話　毒入り菓子

王妃とのお茶の時間。

王妃がヤムジョンとイ淑媛に安産を祈っていると声をかける。

ヤムジョンはイ淑媛に、私みたいに娘を産んではダメよと笑う。

イ淑媛は、昭媛様は今度こそ息子をお産みにと。

イ淑媛のお腹は日増しに大きくなっていた。

それを疎ましく感じるヤムジョンだったが、実はヤムジョンに対抗するため、お腹が大きく見えるような腰巻きを着けているだけだった。

ヤムジョンの女官がまた毒入りのお菓子をイ淑媛に届ける。

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ヒョンイクが用立てた夫婦は6組。

ヤムジョンは自分が疑われないために、毒入りのお菓子を毎日食べている。

今度こそ失敗は許されないと、まさに命がけだった。

ジャジョムはヒョンイクを呼び、今度の件がうまくいったら、内医院に入れてやると言う。

大喜びのヒョンイク。

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ジャジョムが王様に訴える。

清に援軍を送らなければ、清は明を討つ前に朝鮮を攻めるであろうと。

だが、もし清に援軍を送って、明が勝ったら？と王様。

直ちに軍を返し、清を討てばいいと言うジャジョム。

私に兵権をお与えください。

必ず成功してみせます。

どうか私を信じてください。

キム・インに合図を送るが、インは知らんぷり。

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王様はキム・インに兵権は与えぬと言う。

インは兵権は形だけで、援軍の指揮権はイム・ギョンオプにと助言する。

イムは元々、親明派なので、決して明を攻撃しない。

要求通り、兵を送れば、清の免責は免れる。

イムは明を討たぬから、民の恨みも買わない。

それでも清がとやかく言ってきたら、イムに責任転嫁すればいい。

インの言葉に、一石二鳥だと大笑いで浮かれる仁祖。

が、そのうち笑いは涙に変わる。

余の恨みを晴らす者はいないのか？と。

世子と嬪宮は異国の風習に染まり、重臣どもは勝手なことを言うばかり。

ご辛抱くださいとキム・インは王様をなだめる。

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明を襲撃するためイム・ギョンオプが出兵する。

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カン氏は世子が指揮を執るべきでは？と怒りの声を上げる。

手柄を立てれば、清も世子様を解放せざるをえないはず。

そう考えない王様のことが理解できないと声を荒らげる。

が、世子は言う。

帰ったら、父上の王座が脅かされてしまう。

父上をお守りできるなら、私は満州の地に埋もれてもいい。

仁祖に聞かせてやりたいですぅぅぅ(TωT)

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嬪宮は広大な荒野に馬を走らせ、朝鮮を立て直せるのは世子様だけだと悔し涙を飲んでいた。

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ポンニム大君が、人質は私1人で十分だから、お帰りくださいと世子に訴える。

が、世子は1人だけ生き残ればいいと言う。

それが私でもおまえでも、どちらかが生きて、父上の恨みを晴らさねばと。

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ジャジョムは、キム・インにイムが指揮を執ったことに不満を漏らす。

都元帥とは名ばかりにすぎん。

焦りは禁物だとイン。

一介の内官だったおまえを尚膳にしたのは私だぞとジャジョム。

インは、焦るなと申し上げましたと言い、去って行く。

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イ淑媛が流産した。

毒に侵されたと言う御医。

激怒する王様。

王様はヤムジョンの仕業だと思い、怒鳴り込んでくる。

が、ヤムジョンも同様に毒に侵され、数日死線をさまよっていた。

おまえも毒を盛られたのかと驚き、ヤムジョンを労ろうとする王様。

ヤムジョンはすねて、疑うなんてあんまりだと泣く。

そして、毒を盛った人間が王妃であると王様に思わせる。

王妃だとは決して言わず、王妃をかばうそぶりも見せつつ、いっそこのまま王様の胸の中で死んでしまいたいと泣きながら、王妃に罪を着せるヤムジョン。

本当に恐ろしいです。

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ヤムジョンにまんまと騙された王様は、ヤムジョンが出産するまで王妃を慶徳宮に移すことにする。

王妃は父に言われた言葉を思い出していた。

宮殿では息を潜めていろと。

死なずに済むだけで幸いだと思うのだ。

その言葉に従い、耐えてみせますと心に誓う王妃だった。

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慶徳宮へ移る王妃を見送りながら、ヤムジョンはしてやったりの顔。

私を恨まないで。

本来王妃になるべきは私なの。

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まだ幼い王妃が、ヤムジョンの餌食になってしまいました。

かわいそうに。

イ淑媛の赤ちゃんもかわいそうです。

ヤムジョンはこんなふうに邪魔な人間を殺しながら、成り上がっていくつもりなのでしょうか。

何だかなぁ。

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