キャスト
カン・ミノ(ゴールドパートナーズ アジア総括本部長):チョン・ギョンホ
キム・スンジョン(ヘルミア カン会長秘書):キム・ソヨン
イ・ジュニ(ヘルミア 法務チーム長):ユン・ヒョンミン
マ・ドンウク(スンジョンの彼・刑事):チン・グ
第11話
2時間待たされた挙げ句にやってきたのはジュニだった。
「このたびチュノ社を買収したゴールド社のイ・ジュニです」
ジュニは、新製品のサンプルの期限は来週で、提出ができなければ繰上償還してもらうと言う。
しかも、仮差し押さえなどの強制執行を受けた場合は、契約を解約することができるとのこと。
「どこかで見た光景だな」とミノ。
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帰り道、ミノは「完全に油断してた」とウシクに愚痴るが、スンジョンには口止めする。
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食品医薬品安全庁を担当していたのは誰だったのかと聞くミノに、ジュニだと答えるスンジョン。
ミノは何事もなかったかのような顔をしていたが、スンジョンはユミから、担当庁が厳しくて認可が下りないそうだと聞いていた。
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ヘルミアの全システムを把握しているから、どこを狙えばいいのか手に取るように分かるとどや顔のジュニ。
ハン本部長も「ジェームズ・カンの悔しがる顔が楽しみだ」と笑う。
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ジュニはヨンベ周辺の監視を依頼している男に、ミノの私生活についても調べさせる。
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問題があったことを隠し、仕事に没頭しているミノの体調を気遣うスンジョン。
薬とカモミール茶を持って行くが、部屋に入るとミノは目を閉じて休んでいた。
眠っているのだと思い、毛布をかけてやるスンジョン。
突然しゃべり出すミノ。
「辛そうなのに何の力にもなれなくてもどかしいんです」と言うスンジョンに、ミノはスンジョンの手を取り、自分の頬に当てる。
以前、スンジョンを見たとたんにバイタルが安定したとチョ先生が言っていたことを思い出したのだ。
「究極の薬だ」と言い、気持ち良さそうに目を閉じるミノ。
このシーンのミノはどの表情もかわいくてきゅんきゅんさせられます♡
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ヨンベは順調に回復している。
が、妻の方はもう移植しか手がないらしい。
手術のお金もないので、私が死んだら子どもたちのことを頼むと言い、今後はまっとうに生きてと懇願する妻。
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ナ刑事がヨンベの元へ陳述書を持ってくる。
事件のことはこれで終わり。
ナ刑事も「これからは家族のためにまっとうに生きて」と言う。
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所長から生産ラインが止まったとスンジョンに電話。
主要成分のハーブを作る業者が納品を拒否したのだと言う。
早速スンジョンはミノと共に業者に向かう。
が、ここもジュニの手が回っていた。
業者は長年ヘルミアと裏取引をしてきたので、それをネタに脅されたのだ。
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ミノたちの元へ今からゴールド社が会社に乗り込んでくるという連絡が入る。
やってきたジュニを見て驚くユン理事たち。
急いで駆けつけたミノに、ジュニはかつてのミノがやったのと全く同じような態度でミノを攻める。
「2週間やる。投資金を繰上償還するか、新製品の権利を譲れ」とジュニ。
さらに、自分がゴールド社の派遣理事になると言い、「俺の秘書にキム室長をもらう」と言う。
ミノは「彼女は渡さない」と言うが、スンジョンは「やります」と答える。
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ジュニに呼ばれたスンジョンは辞表を出し、「あなたから離れてカン代表をサポートするわ」と言う。
「そこまでするのか」と言うジュニに、
「あなたのサポートはしたくない」と答えるスンジョン。
ジュニは「その言葉を後悔させてやる。ヤツが落ちていく姿を隣で見てろ。君がどんな顔をするか楽しみだ」と言い、辞表を破り捨てる。
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笑顔でミノの元へ戻ってきたスンジョンに、ミノは「余計なマネは二度とするな」と怒鳴る。
「俺を守るのはよせ。戦うのは俺に任せろ」と。
「辛そうだったので、お荷物になりたくなかったんです」と謝るスンジョン。
部屋を出るスンジョンの後ろ姿に向かい、ミノは「お荷物なもんか。人生の贈り物だ」とつぶやいていた。
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詐欺団を検挙したチョ刑事。
トラックにぶつかったのに、すねから流血しながら逃げようとした者がいたことをナ刑事に報告する。
すねにケガ?
先輩はひざが粉々だったのに。
すぐに科捜研に問い合わせると、ドンウクをひいたのはトラックよりバンパーが高い乗用車だと思うとのことだった。
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他の業者も納品を拒んでいる。
繰上償還するしか方法がないが、金を調達できそうにない。
そこへユン理事がある方法を提案する。
それはセール除外品である「天后」というブランドを30%引きで売るという方法。
ブランド価値は下がるがすぐに現金が入るはず。
ミノはそれをやることにする。
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ナ刑事がミノの家にやってきて、ドンウクをひいたのはトラックではなかったことを告げる。
ミノは再び「俺の中には別の人間がいる」と言うが、ナ刑事は信じない。
あれこれ話をしているうちに、ミノはスンジョンのことが好きだとナ刑事に告白。
「断固として反対するわ」とミノを蹴り飛ばすナ刑事。
怒って帰ろうとしたナ刑事に「腕時計だ」と叫ぶミノ。
「変わった絵の腕時計をしたヤツが事件に関与してる。金魚?魚?熱帯魚のような絵だ。それ以上は分からない」
半信半疑といった顔でミノを見つめるナ刑事。
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ヨンベの周辺を調べさせていた男から、ヨンベが病室から姿を消したと連絡が入る。
そんなジュニをヨンベが物陰から見ている。
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秘書同士での会話。
最近悩み事があると言うスンジョン。
ある男性のことがかわいそうに思えて、頭から離れないのだと。
ミルもユミもそういう男を選ぶべきではない、母性本能をくすぐられているなら同情にとどめるべきだと釘を刺す。
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ウシクは早速ミノにそのことを報告。
「どこかのダメ男が哀れな姿を見せたせいで、彼女は愛と同情を混同してるんです」と。
「誰なんだ」と慌てるミノに「知りませんよ」と答えるウシク。
ウシクもその相手がミノだとは思っていないみたいです(笑)
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「天后」が量販店で70%引きで売られているとの情報が入る。
ゴールド社がヘルミアはつぶれるから商品を売り払えとデマを流しているとのこと。
これでは完全に赤字。
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スンジョンはミノに言う。
「代表のお父様は危機に陥るたびに債権団に頭を下げたそうです。自宅が競売に出されたことも幾度となくありました。まだ行けますよ。これからです」と。
「そうだな」とミノ。
「新製品を早く完成させて売るしかない」
ミノはスンジョンと業者探しに奮闘し始める。
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スンジョンが過去の資料から、以前ハーブ農園と契約した例があることを調べだした。
早速その農園へ出かけるミノとスンジョン。
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ウシクが高校生に絡まれ、殴られた挙げ句に財布を取られる。
現れたナ刑事があっさり撃退してくれる。
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ウシクは『パンプキンクラブ』のチラシを見せ、「その腕時計をした人が現場にいたそうです」とナ刑事に伝言。
ウシクは頼もしいナ刑事に心を奪われたようで、「袖クル」を試みるが失敗する(笑)
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ハン本部長がジュニに、ミノたちがハーブの提供先を見つけたことを報告。
「大事なことを見逃してた」と言うハン本部長。
「カン会長の秘密兵器がジェームズの右腕になった」
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農園で組合長を待つ間、観光でもしたらどうかと提案されるミノとスンジョン。
思いがけずキレイな花が咲き乱れる農園でのんびりした時間を過ごすことになった2人。
「今になって思えば、あの日が私たちの初デートでしたね。
休まず生きてきたミノさんの息抜きになればと思いました。
束の間の休息が蜃気楼だと気づいていたら、どんなに良かったか。
分かっていたら、少しでもあなたの力になれたのに。
大切な瞬間は過ぎ去ると分かっていたのに、なぜ私は忘れていたんだろう」
こんなスンジョンの言葉が語られました。
どういう意味?
なんだか悲しい未来を示唆しているようでイヤなんですけど。
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帰りの車の中で眠ってしまうスンジョン。
路肩に車を止めて、スンジョンの寝顔を見つめるミノ。
「どこにも行くな」と鼻をつつく。
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いつもの階段を上るミノとスンジョン。
突然ミノが鼻血を出し、スンジョンが大慌て。
ウシクの言葉を思い出し、ティッシュを鼻に詰めた自分の姿を哀れに見えないか?と聞くミノ。
「かわいそうというより笑えます」と言い、声を上げて笑うスンジョン。
楽しそうな2人を苦々しい顔で見ているジュニ。
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農園との契約の日。
農園に着くと、何やら様子がおかしい。
聞けば、有機農園なのに農薬が検出されたと何者かが虚偽の通報をしたのだと言う。
問題が解決するまで納品は無理。
手を回したのはもちろんジュニだった。
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会社でジュニとすれ違うミノ。
「農園の人を巻き込むな」と言うミノに、「あきらめが悪いと周りの人が不幸になる。おまえを助ける人間はドン底に落としてやる」と答えるジュニ。
「俺も昔はこんな顔だったのか」とミノ。
「彼女は俺を真人間にしたが、君は怪物になった。誰が愛する?怪物になった男を」
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ミノが家に帰ると、家の前でスンジョンが待っていた。
「地方の業者も全部だめだった」と言うミノ。
でも、「どうにかなる。心配するな」と笑う。
そんなミノに「辛いときは言ってください。心が壊れる前に」と言うスンジョン。
「どうして1人で抱え込むんですか?最近寂しそうで代表がかわいそうです。見ていられません」
「本当にダメな男だな」とため息をついて天を仰いだ次の瞬間、ミノは「ダメ男は俺?」ととんでもなく嬉しそうな顔になる。
「君も俺を好きだと解釈していいのか?」
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ミノの私生活について調べさせていた男から受け取った書類にドンウクの写真を見つけ、驚くジュニ。
ミノの心臓のドナーがドンウクだと知ってしまった。
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ジュニが次から次へとミノを攻撃してきます。
ほんと憎たらしいったらありゃしない。
今度はドナーの秘密をスンジョンに知らせるんでしょうね。
スンジョンのミノへの気持ちが封印されてしまいそうで怖いです。
早く誰かジュニの腕時計に気づいて!
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