キャスト
ソ・ジョンフ (28歳/ヒーラー&便利屋):チ・チャンウク
チェ・ヨンシン (27歳/ インターネットメディアの記者):パク・ミニョン
第15話
幸せな夜を過ごしたヨンシンとボンス。
朝、目が覚めても、隣にヨンシンがいる。
ボンスはこの夢のような時間を思う存分楽しむことにする。
何をするにもヨンシンにくっついて回る甘えん坊なボンスです(笑)
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ヨンシンが帰ったあと、ジョンフがミンジャにつぶやく。
「本物と偽物が分からなくなってきた。本当の俺って何だろうな」と。
「考えないで。考えると、問題が起きるから」とミンジャ。
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ジョンフはビールを持ってムンホの元を訪れた。
ヨンシンが家にまで来たことを話すジョンフ。
「君の正体を話したのか?」とムンホ。
「話してないけど、知ってた」と答えるジョンフ。
ジョンフは、彼女が何も聞いてこないのでどこまで話そうか考えてると言う。
本当の俺について何も。
本当の名前さえ。
ジョンフの言葉を聞き、「好きなんだな。だから、言えない。俺も理解してくれ。ミョンヒさんとジアンが好きで言えなかったんだ」と言うムンホ。
ジョンフは、まず師匠の敵を討ちたい、そのあとで父さんの濡れ衣を晴らして世間に知らせたい、そしてヨンシンに実の母を生きていることをいつ話すべきか知りたい、と言う。
ムンホは、彼女もミョンヒさんも安全なときに話すべきだと答える。
つまり、すべてが片付いたら。
ムンシクや背後の人間まで一掃する方法は1つしかない。
君とヨンシンの父親が使っていた方法だ。
俺とやってみないか?
勝算は、君がいれば5割だ。
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ムンシクはあの事件以来、御大の下に入ったが、独立するに当たりつけられたのが今のオ秘書だった。
2人はコインの表と裏のような関係。
汚いことはすべて秘書がやり、ムンシクは善人として生きている。
本人も自分を本当の善人だと思い込んでいるので、ムンホもよく騙されたと言う。
ヨンジェのお葬式で涙を流すムンシク。
ジョンフは師匠のお骨をこっそり持ち帰る。
ムンシクの手に渡るのがイヤだったのだ。
そのうち南太平洋にまいてやるとジョンフ。
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ジョンスが対談の台本を手に入れ、ムンホがそういう放送を行うこともムンシク側に伝えた。
準備は万端。
ユン刑事の取材に行く予定のヨンシンは、こちらを手伝わずに取材を続けるように指示するムンホ。
「フリーの記者を呼んだから、手伝ってくれるか?」とヨンシンに待ち合わせの場所を教える。
ボンスはしばらく休職することが伝えられる。
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待ち合わせ場所に現れたのは、ボンスだった。
「ソ・ジョンフです。今日お世話になるフリーの記者です」と、初めて本当の名前をヨンシンに告げた。
そして、チェ記者が警察署に入るときにこっそり同行させてほしいと願い出た。
ヨンシンは「もう一度お名前を」と言い、
「ソ・ジョンフ。1987年12月生まれ」と答える。
「遅くなってごめんね」とジョンフが言うと、ヨンシンは「やっと会えたのね」と喜びつつ、「でも、許さないわ」と足を蹴る。
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ジョンフはヨンシンにヘアピン型の無線機をつける。
警察署の入口で入署の手続きを済ませたヨンシンと一緒にジョンフも無事入り込むことに成功。
サイバー捜査室のユン刑事の元を訪れるヨンシン。
サイバー捜査室ではサーバーを分離するという話をしている。
それをやられては外部から警察システムにアクセスすることができなくなる。
その前にパソコン1台をこっちのものにしなくてはということで、ジョンフが急いで作業にかかるが、すでに外部への接続も止まっていた。
つながるのが1台はあるはず。
その1台は恐らくユン刑事のパソコン。
が、ユン刑事は今、ヨンシンと話をしているので、そのパソコンにジョンフが近づくことはできない。
あと4分で侵入できなければ終わりだとミンジャ。
2人の会話がヘアピン越しに聞こえることが面白くてニヤニヤしていたヨンシンだったが、突然「私、ヒーラーに会ったんです」と言い出し、「あ、今の男!今、通り過ぎた男性です」と部屋を飛び出した。
ユン刑事もヨンシンを追いかけ、部屋を飛び出して行く。
その隙にジョンフはユン刑事のパソコンを使い、ミンジャへアクセスすることに成功。
ヨンシンの無謀な行動を叱るジョンフ。
「恋人のせいよ」と言い、「でも、楽しすぎる」と笑い出すヨンシン。
ジョンフは「恋人」という言葉が嬉しい。
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秘書がジョンフの入国記録を調べると、6日にモスクワから帰国していたことが分かる。
が、それ以前に「サムデー」に入社していたことを示す写真がある。
入国記録まで改ざんするとは、とムンシク。
やはりジョンフ母との待ち合わせ場所に現れた男がヒーラーであろう。
彼はパク・ボンスという偽名で「サムデー」に入社。
「サムデー」を買い取ったのはムンホ。
そこにはジアンもいる。
ムンシクはダブルエスから送られてきたミョンヒとヨンシンの会話を聞く。
2人が直接コンタクトを取っていたことに驚き、憤慨するムンシク。
親なしで1人で大人になったジョンフ。
前科者だらけのところで育ったジアン。
「それじゃあ、社会になじめないだろう」とムンシクが言う。
「指導するんですか?」と秘書。
「そうだ。それが道理だろう」とムンシク。
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師匠が亡くなった日の朝、秘書が会っていたのはパク・ギジョンという巡査長で、ユン刑事の下に2年ついていた男だった。
ヨンシンはユン刑事にヒーラーと接触したときの話をダラダラと語り、時間稼ぎ。
その間にヒーラーはパクの住むアパートを物色し、トイレタンクから他人名義の通帳数冊、薬が入った小瓶(ソンチョル、ファン、師匠が飲まされた毒ですね)などを見つける。
携帯に秘書と会っている画像が届いたパクは急いで自宅に向かう。
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ユン刑事にムンホから電話。
ユン刑事は、ムンホがヒーラーだと名乗った者を家族のような人だと言っていたので、参考人として呼ぼうと思っていたのだと言う。
「彼を殺した犯人を捕まえたいんです」とムンホ。
ムンホはある情報を手に入れたと言い、パクの架空口座の画像を送る。
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ユン刑事たちがパクを探し、動き出す。
ムンホはすべての情報を提供する代わりに、犯人検挙までの取材をさせてくださいと申し出る。
署内で殺人事件が起き、容疑者は刑事。
上が喜ばないようなことを取材させたら始末署では済まない。
「だから、隠すつもりですか?」とムンホ。
慌てて自宅に戻るパクの画像が届き、ユン刑事は覚悟を決めたように「だから、俺は妻子を持たないんだ」とつぶやいた。
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早速ヨンシンがユン刑事に同行取材を開始。
家に着いたパクは大事なものが奪われたことに気づき、家の電話からオ秘書に電話するが、すぐに切られてしまう。
逃げようと荷物をまとめ始めたところをヒーラーが捕まえる。
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ユン刑事とヨンシンたち取材班がパクのアパートに到着。
通帳などと縛られたパクが発見され、パクはその場で逮捕された。
その一部始終を報道したヨンシン。
ジョンフがヨンシンに「お嬢さん、暇?」と声をかける。
消えた2人。
ジョンスはまたしても置いてきぼりを食らいました(笑)
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「サムデー」がキ・ヨンジェの追悼番組を放送している。
1980年、大学生だった彼は友達と海賊放送をしていた。
当時、新聞やテレビで報道されなかった事件を彼らはラジオ放送で報道し、リスナーたちは録音して人々に伝えた。
しかし、彼は政府が禁止した話をしたせいで逮捕され、11年以上収監された。
今回、彼が拉致された後、警察署内で殺されたニュースは報道されなかった。
彼を殺害したのは、その警察署で勤務していた刑事。
家で発見された証拠品には彼の死因と同じ毒物や、大金を受け取っていたことを記す架空口座通帳などがあった。
誰がどうしてパク容疑者にこんな大金を?
パク容疑者が逮捕直前に電話をしている通話の内容が公開される。
「何とかしてください」と切羽詰まった声で頼むパクに、電話相手は非情にも電話を切った。
電話相手とパクが会っている監視カメラ画像。
この人物は、今回ソウル市長選挙に出馬宣言したキム・ムンシク候補の秘書である。
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ミョンヒがこのニュースを見ている。
ムンシクに「ヨンジェは死んだのね」と言うと、ムンシクは「ショックを受けそうで言えなかったんだ」と答える。
部屋からムンシクを追い出し、再びパソコンを開くミョンヒ。
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ムンホは、この世には悔しい死を遂げても、報道されない人がたくさんいると言い、最後に「私たちはあなたのことを忘れません」と番組を締めくくった。
ヨンシンと一緒に見ていたジョンフ。
「あなたはいい人たちに恵まれている。この前会った女性、師匠もそうだし、私も」と言うヨンシン。
ジョンフはヨンシンを抱きしめながら、師匠との思い出に浸る。
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放送を見たとムンシクからムンホに電話。
警察に捕まったオ秘書が何かしゃべったら大丈夫かなと言うムンホに、
「おまえこそ大丈夫か?大義なんかであの2人をものにしたつもりか」と言うムンシク。
「あの2人には手を出すな」と声を荒らげるムンホ。
「あの2人にも悪夢を見させたいか?おまえらはいつも丸く生きず、敵を作ろうとする」とムンシク。
「この電話は宣戦布告か?」
「俺はあの放送を宣戦布告だと思ったいたが」
兄の高笑いを聞きながら、爆発しそうな怒りを懸命にこらえるムンホだった。
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朝、出社しようとしていたヨンシンにミョンヒから話をしたいという電話が来る。
感激しながら「1人で行けます」と答えたヨンシンだったが、家を出ると、ムンシクが迎えに来ていた。
遠慮するが、強く勧められ、おずおずと車に乗り込むヨンシン。
ヨンシンは、子どものころのトラウマで、時々、車が暗い夜道を飛ばしている夢を見たりすると言う。
その言葉に顔色が変わるムンシク。
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ムンシクはヨンシンをどこへ連れて行くつもりなのでしょう?
「指導」とやらをするつもりなのかな。
うー。
心配ですぅぅぅ(TωT)
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